
第2部
そんな訳で、いつの間にかリレー小説になっていた「偽りの恋人たち」第2部です。第1部を読んでない方は話が全然分からないと思うので、まずは第1部を読んでみてね(^^)
タイミング逃してるなぁ… 投稿者:美紀 投稿日:04月27日(木)23時18分34秒
ええと、何か今更のような気もするんですけど、私もGちゃんは女の子だと思ってます。
せっかくA君と絡むなら、是非とも看病もして頂きとうございますわ。
ってことで、ちょっとだけ。
大迷惑のZ坊を無理に従え、魅惑のレーパーバーン街(???)へと消えたGちゃん。
最初は呆気に取られたA君も、冷静になるにつれだんだん腹が立って来る。
(何だよ、Gのやつ。普通、任務ほっぽって飲みに行くか? 知るかよ、もう!)
でもね、悲しいことに世話焼は彼の性なのよ。ぷんぷんして1人ホテルへ戻ったものの、
Gちゃんの思い詰めた表情がチラついて、どーにもこーにも落ち着かない。
結局、A君はソファかなんかで彼女(?)の帰りを待ってしまう訳なのねー。
明け方、もう勘弁してくれモードのZに説得されて、放蕩娘・Gちゃんようやっとのご帰還。
ためらいがちにそっとドアを開けると、そこには報告書を膝にのっけたまま、
うたた寝するA君の姿が(←可愛い…)。
ほーらこれでまた好感度30%アップよ。Gちゃん当然うるうるで、ランコムかなんかの
ウォータープルーフマスカラもぜぇんぶ流れて、びっくりパンダ状態になってる。
でもって、泣き笑いしながら彼に毛布を掛けようとしたGちゃんの目の前で、
A君大きなくしゃみを1つすんのね。
ふふふ、そうです。風邪引いたんですね。お約束ですねぇ、この展開。
さ、Gちゃん株を上げるチャンスですわよ。ここは「もぉ助けてくれ」ってぇくらい、
献身的に付き添ってやって下さいましな。
ナイチンゲールGちゃん♪ 投稿者:ひーちゃん 投稿日:04月28日(金)00時28分20秒
美紀さん、無駄な残業と理不尽な怒りですたれた私の心に、あなたのイカした妄想が
じーんと染みわたるわ(泣)。うふふ、いかにも少女漫画な展開いいですねぇ。じゃあ
ここはとことん乙女チック路線で行ってみまょうか?
風邪引いた時ってさ、目はうるうる、頬はほんのり赤くなって、いつも以上に可愛さ
アップするじゃん?<まあ人によるけど(笑)。
A君なんか普段から童顔なのに、寝顔なんか、もー純真無垢な少年そのもの!に違いない。
GちゃんはそんなA君に「母性本能(爆)」を激しくかきたてられ、まるで母のように
べっとり濃厚な看病をするに違いない。
「あら、汗びっしょり!ほらパジャマ脱いで、体ふいたげるわ」と嫌がるA君から無理矢理
パジャマをひきはがすのもお約束。
で、そこで顏に似合わずたくましいA君の体をばっちり見てしまい、思わず赤面‥‥はし
ないな、Gちゃんは(笑)。
「意外にたくましいけど、少佐に比べたらまだまだね」と冷静に品定めするGちゃんで
あった。‥‥あかん、ちっとも“乙女チック路線”にならへんわ(泣)
看病.. 投稿者:bridum 投稿日:04月28日(金)01時14分19秒
...
しかたがないので、いそいで薬局に風邪薬を買いにいった
G君は、レーパーバーンに遊びに行こうとしている、
ロレンスさんとばったり会った。
『ぬぬぬ、そこいいるのは、わが盟友の部下Gでは!』
『なんで、ロレンスさんが、こんなところにいるのよ!』
『.....』
『わたしは、今、任務中なんですから邪魔しないで!』
『(わが盟友の任務と聞いたからには)その任務お手伝いしましょう、フッ』
『いいですってば!』
『わたしも(世界に冠たるSISのロレンス)さあ、同行しましょう、フッ』
『本当にいいですってば!』
ホテルでは、A君が風邪で寝こんでいた。
『A、ごめんなさい。へんなのが付いてきちゃった!』
A君が目をあけると、
ロレンスが『フッ』と言いかけるところであった。
すぐに目をとじると、A君は、
『夢なら、早く終わって欲しい』と思うのであった。
そこへ、電話がなり、ロレンスが出てしまった。
『おーい!、A君少佐からお電話!』
ひぇ〜〜〜と、A君が電話にると、少佐は
『そこで、君たちはSISと宴会でもしていたのかね!ほー、そーかね』ガチャン!
A君の悪夢はまだまだ続く...
とうとう、ロレンスさんまで、出してしまいました。
わたしが書くと、なんか、ロマンティックじゃないな〜。
「たまには」の頻度って? 投稿者:あ・や 投稿日:04月28日(金)14時47分00秒
リレー小説(?)、ちょっとだけ参加させてくださいな。
電話口に出たA君に怒りの声を上げて早々に電話を切ってしまった少佐だが、
A君が喋った「いえ、あの・・・」という声を聞いて、(それだけで!)A君が
体調を崩してしまった事を察した。
しかし、電話をすればまたあの「おちゃらけロレンス」がでるかもしれないと思うと、
電話もできず悶々としていた。
そこへ、昨晩、Gちゃんにさんざんな目にあわされたZが帰ってきた。
一方、ホテルの一室では高熱を発してしまい(理由はロレンス!)動けなくなってしまったA君に、
「今日はもう任務は無理ね」と、かいがいしく看病するGちゃんであった。
ロレンス、早く帰ってやれよ!
おあとがよろしいようで。
決して、暇な訳じゃないんですが…。 投稿者:ひーちゃん 投稿日:04月28日(金)16時30分38秒
なぜ、ロレンスがА君たちの所に居座るのか?
それはもちろん「どんちゃん騒ぎ♪」がしたいからに他ならない。かのパラダイス・パーテ
ィーの時みたいに、「君たちには息抜きが必要だ」とかなんとか言って、なんとかА君たち
を言いくるめてどんちゃん騒ぎをしようと目くろむロレンス。彼はА君を甲斐甲斐しく看病
するGちゃんのただならぬ雰囲気に気づき、これ幸いと
「G君はА君に懸想しているのだな。燃えさかる愛にためらいは無用、ここはやはり、
ぱーっと派手に結婚式をあげてしまおう!」と、強引に結婚式のプランを立てるのだった。
もちろんА君は病床から「ぼ、僕は既婚者です!」と抗議するんだけど、高熱にうなされる
身ではろくに抵抗もできず。頼みのGちゃんはと言えば、突然の結婚話にとまどいつつも、
まんざらでもない様子。「やっぱり女に生まれたからには、一度はウエディングドレスを着て
みたかったのよねぇ。それにどうせこれも『任務』のための偽装結婚だし…」と都合よく解釈して、
ルンルン気分でウエディングドレスの試着に出かけるのだった…。
哀れА君の運命は如何に?!そして祖国で彼を待つ愛妻はどうなる?!急展開の「偽りの恋人たち」の
次号を待て!
あ・やさん、お付き合いありがとう♪ 投稿者:美紀 投稿日:04月28日(金)22時45分24秒
誰が女に生まれてんねん!!!(←やっぱ男だと思ってんじゃん)
bridumさんとのマイクロオフin世田谷通りを楽しんで、らりらり帰ってみたらばこの展開。
来たわね、ひーちゃん。この脈絡のなさ。すっ飛び加減。ハラ抱えて笑ったわ。
こうなりゃヤケよ。関係者全員に緊急スクランブルよ。皆様、用意は宜しくて!?
ってことで宴会屋ロレンスは、まずはホテル前にて張り込み中のCIAのジョーに
「GとAが結婚式を挙げるんですよ」とこそっと耳打ち。
彼が呆気に取られる間にピッピッと時計のリューズを伸ばし、
ボンのNATO情報部へとコンタクトする。
その電話に出てしまったのは、昨夜のご乱行が祟って机でうつらうつらしていたZ坊だ。
「は、はいっ、情報部です」
「世界に冠たるSISのチャールズ・ロレンスだ。我が盟友はご在席かな」
「少佐なら部長と打ち合わせ中ですが」
「ぬぬう、それでは致し方ない。伝言を頼む。A君とG君の華燭の典は本日午後7時から。
万障お繰り合わせてのご出席を心よりお待ち申し上げる。では(プッ)」
「は?」
狐につままれたような表情で、じっと切れた電話を見つめるZ坊。
そこへ声を掛けたのが、こすっからさでは情報部一との誉れも高い頭脳派デーモン・E君でおま。
「Z、どうした?」
「わかりません。ロレンスさんからなんですが、A先輩とG先輩が挙式するとか…」
「何だって?」
そんな馬鹿な、とアルファベッツの面々が騒ぎ出すなか、1人黙って席を立つE君。
「どこ行くんだよ、E」
相棒Dの問い掛けも無視したまま、彼は愛車のプジョーが置いてある職員駐車場へと急行。
行き先は無論A君宅だ。妻帯者でありながら、かねてからA君妻に恋情を抱いていたE君は、
これを機にどーにかして美味しい展開に持ち込めないかと策略を巡らし始めたのだった。
本館は、メルヘンな話題で盛り上がってるというのに‥‥(爆) 投稿者:ひーちゃん 投稿日:04月29日(土)01時20分07秒
いやーリレー小説、盛り上がってますなー。って、他人事みたいに(爆)
美紀さん、ヤケになっての妄想の割には、かなり気合いの入った妄想話に読めるんです
が(^^;)。
オフ会帰りのラリった頭で、こういうのがスラスラ書けちゃうあなたはさすがプロ。いや、
ラリってるからこそ書けるのか?(笑)。もう美紀さんの頭の中では、ちゃーんとオチまで
シナリオが出来てるんとちゃう?私はそれを読んでみたいぞ(笑)。E君とA君妻との息詰ま
る対決、いったいどうなるんだろう。どきどき。
あ、その前にここに来てまだ日が浅い皆さまに解説しとこう。ここでは、E君は「常識人の
仮面をかぶった、実は腹黒い策略家」って事になってます(爆)。なんでそうなったのかは
私も知らん。「A君の奥さんとのツーショットが一番似合うのは、実はE君」と私が書いた
のが発端のような気もするが。でも原作のE君も、コミックス25巻152ページで、乱射男か
ら身を守るため旧KGBを盾にしようと「先に行っていいぞーっ」なんて言ってるし。あの
E君はかなりツボだ。「こっちも機関銃がほしい」と危ない発言をするD君も、もう目まい
がするほど素敵だ。ああ。
ネコさんのディックかわいい! 投稿者:bridum 投稿日:04月29日(土)02時00分49秒
今日は、美紀さんと超マイクロオフ会でした。
自転車でかけつけた、わたし。
かなり、お話できましたね。もちろん、このサロンのこと中心です。
・・・
現地では、ジョーがロレンスからの耳うちに仰天していた。
『これをディックにいってもな〜また殴られそうだし』
ということで、しばらく静観することにした。
しかし、あまりにも、ロレンスがところせましと動くのをみて
(やっぱり、結婚式とみせかけて、SISとNATOで例の情報を
手にいれるんだな!)と思い、
『もしもし、ディック、さっきSISのロレンスに
少佐の部下AとGの結婚式に招待されたんだけれども..
やっぱり、出席したら、A側の席に着いたほうがいいかな?』
『ジョー!アメリカンジョークはオレには通じないんだぜ!!!!!』ガチャン!
『ぬぬぬ。CIAともあろう君、ちょっと手伝ってくれたまえ!フッ。』
後ろから、ロレンスに声をかけられたジョーは、
しかたがなく、椅子を並べるのを手伝っていた。
そのころ、A君のただならぬ、声を一言聞いて、全てを察した少佐は
部長との会議もそこそこに、
SISのミスターLに電話をしてロレンスを帰還させてもらえないか、懇願した。
『おー、少佐、うちのロレンスは、今は、ミュンヘンにいるはずだが...
さっそく、呼びもどそう。ところで、今年のメリンダの誕生日には..』
『....』
そこには、ただ笑ってごまかす少佐の姿があった。
しかし、少佐は、Z君からわけの分から伝言を聞いても、
『この混乱にまぎれて、一気にKGBの先を越して情報をいただく!』
と言うと、A君とG君の式に出席するかのようにみせかけるため、
ロッカーにしまってある、タキシードに着替えて、
ホテルのA君のもとへ向かったのであった。
亀より遅いでんでん虫レスです 投稿者:シーナ 投稿日:04月29日(土)14時50分45秒
う〜む(汗)「偽りの恋人たち」一期一会編も佳境だぜ。「妄想の女王」
「妄想の達人」「リーサルウエポン・オブ・妄想」etcの方々のDeepな力作が続くぜ。
>この混乱にまぎれて、一気にKGBの先を越して情報をいただく!』と言うと、
>A君とG君の式に出席するかのようにみせかけるため、ロッカーにしまってある、
>タキシードに着替えて、ホテルのA君のもとへ向かったのであった。
少佐は任務第一主義者でしたなぁ。わたしの妄想(?)ではE君に続いて
A君宅へ急行し、花嫁G君説得のため奥さんを連れてホテル(A君のいるホテル
です。念のため)へ向かう。哀れE君のもくろみはついえた・・
少佐ちょっとおいしい役かな。ロッカーに仕舞ってあるんだタキシード。
男性リーマンは黒ネクタイとか新札(お祝い金用)を用意してあるけど。
あの まさか計画変更で「少佐とG君」にはならないですよね?
おもしろいえすえふ 投稿者:掌砲長くずもち 投稿日:04月29日(土)23時01分23秒
…を、公式のおすすめエンタティンメントにアップしてきたので,よんでくださいましね。
ううむ、大河小説、乱入するチャンスを逸したなあ。モウソウは大好きなのに。
花嫁強奪みたいだにゃん 投稿者:美紀 投稿日:04月30日(日)00時27分01秒
ふぅ〜む、シーナさん、策略家を気取ってる割にめっちゃ情けないんですね、E君て。
ひょっとしてE=クレバーだと思ってんのは本人だけ?
傷心の奥さんを誠実ムードで力付けるとか、そーゆー路線を狙ってたのに、
いきなり少佐にタキシード姿で飛び込まれちゃ、インパクト勝負でも完敗だわねえ。
でも場を取り繕うことにかけては天下一だから(←毎度決めつけ)、
「僕も彼女にご同行を願った方がいいだろうと思いまして」ってもっともらしい言い訳すんのね。
当然のように少佐にくっついて来たD君、ニヤリと口の端で笑いながら
「何やってんだよ、お前」と突っ込むの、忘れないでね♪
あらっ、掌砲長殿じゃないですか。乱入いつでも大歓迎でしてよ♪
彼らは一体どんな機密を追っているのでしょう?
どーしてわざわざ偽装結婚までする必要があるのでしょう?
ぷりーず・てぃーち・みーでございます。←他力本願
月までドライブ 投稿者:bridum 投稿日:04月30日(日)01時37分56秒
...
Z君は隣に少佐をのせると、いそいでアウトバーンにむかった。
終止無言のタキシード少佐は、いつのまにか眠っていた。
Z君がアウトバーンの入り口にさしかかったところで
Eの車を隣の車線にみつけた。
『あれ?E先輩なにしているんだろ?』
車を覗きこんでみると、なんとA君の奥さんが助手席にすわっていた。
『まずいよ〜〜。少佐が気付いたら!』
Z君はできるだけ離れた車線に行こうとするが、
とうとう隣になってしまった。
てかてかベンツがいきなり隣に来たのでE君はびっくり。
『なんだよ〜〜、Zのやつ。ホテルまでドライブしようとしたのに!』
(でも、奥さんには、少佐のことバレないようにすればいいか〜)
と、ドキドキしながらいや〜な汗をかいてしまった。
そんな、E君の異常にきづいた奥さんは
『汗が...』といってハンカチでE君の
顔をふいてあげた、その瞬間、E君は矢のような視線を体に受けた。
『きさま!』
窓はしまっていたが、しっかり少佐の声がE君には聞こえたのであった。
『本当になにもしていないのに..』
がっくりきたE君はしかたがないので、ちょっと先の給油所で車をとめた。
あとから来たベンツから、Z君が降りてくると、プジョーにいた
奥さんと席を交換した。
『まあ、エーベルバッハさん!』
そういってにっこりわらった奥さんをのせて、物凄い勢いで
ベンツは走り出したのだった..
『なあ、Z、おれ、なんにもしてないからな!』
『わかってますよ、とにかく、少佐のあとおいましょう!』
『でもさ、なんで、お前と奥さんが乗り換えなきゃいけないんだ?』
『E先輩、前向いて運転してください!』
『なんか、少佐っていいとこ取りな人だな〜〜』
『少佐とE先輩っていう組み合わせでもよかったんですか?』
『.....』
....
『夕焼けがきれい!』
『....』
ベンツでは、E君以上に緊張している強面が
ハンドルをぐっとにぎりしめていた....
あまりにも、少佐が最近かわいそうだったので
ちょっと、おいしー設定にしたんですが...
関係ないけどGちゃんとナイチンゲールって似てるわね 投稿者:美紀 投稿日:04月30日(日)19時31分54秒
あっはっはっは、Z坊にまで冷淡にあしらわれて、E君あんまり気の毒だよ〜〜〜〜(爆笑)。
Z君、キミもね、奥さんに憧れる気持ちは同じだから態度キツくなるのはわかるけど、
相手は陰険大魔王のE君でしょ。調子こいてて、後でねちねち仕返しされても知らないよぉ。
トウシューズに画鋲。衝撃と苦痛。端正な横顔が不条理な棘に歪むさま。ああ素適♪
しかしbridumさん、本当にいいの? 愛しの少佐を彼の心のマドンナと同乗させりなんかして。
少佐は何も見ていないような素振りでしっかり、奥さんのすんなりしたふくらはぎから
寄せて上げなくてもOKの存在感ある胸元まで、瞼にジジッと焼き付けちゃうのよ。
bridumさんの愛は深く豊かで、相手の幸せを第1に願うものなのね…。感動!
“月までドライブ”であるならば、ここは一発、BGMに甘く煙るような『FLY TO THE
MOON』の調べも欲しいところだわ。
「あ、この曲」と奥さんほんのり薔薇色に染まった頬に手を当てるのよ。
「新婚旅行の時、行く先々でよくかかってたんです。懐かしいわ…」
決して表には出さないものの、少佐はハンドルを握る手にますます力が籠もっちゃうだよ〜ん。
一方、件のホテルでは、A君が熱で潤んだ瞳をぼんやりと開けていた。
(あれ、僕はどうしたんだっけ。部屋で何してるのかな)
ぼおっと霞む頭をハッキリさせようと、ふとベッドサイドを見てびっくり。
Gちゃんが自分の枕元に突っ伏して、すやすや寝息を立てているではないか。
一気に悪夢の経緯を甦らせたA君は、慌ててGちゃんを起こしにかかる。
「お、おい、G、起きろよ」
「ん…? ああ、気が付いたのね、A」
Gちゃん、にっこりしてA君の額につと手を当て、
「少しはましになったみたいね、よかったわ。でももうちょっと寝てた方がいいわよ」
と新しい冷えピタシートのパッケージを破り出す。
「3軒目のブライダル・サロンに、そりゃあ綺麗なサン・ローランのマリエがあったのよ。
だからね、取り敢えずドレスはそれに決めて、Aの看病しようと思って帰って来たの。
でも自分が眠っちゃうなんて、あたし付き添い失格だわね」
そういってちろっと舌を出すGちゃんに、お人好しのA君は思わずほろりとしてしまう。
だがこのまま、“さん・ろーらんのまりえ”を打っちゃっておく訳には断じていかない。
「お、お前…っ。一体どーいうつもりなんだよ、ロレンスなんかの口車に乗っちゃって!」
「あら、元々設定は恋人同士だったじゃないの。旅先で盛り上がって挙式したって、
別におかしくないわよ」
「そういう問題じゃないだろ!?」
枕をはねのけて詰め寄って来るA君を、Gちゃん急に黙りこくってまじまじ見返す。
「……Aはそんなにあたしが嫌いなの…?」
「きっ…」
思ってもみなかったリアクションに、二の句が継げなくなってしまうA君。
Gちゃんのいつものキンキンまくしたてってぱなしの波状攻撃なら、免疫だって充分にある。
でもこんな、置き去りにされた子猫のよーな頼りない風情を見せられると、
メモリ不足の悲しさでどう対処していいかわからなくなる。
伝家の宝刀・真珠の涙(♪)の威力、おそるべし。
完全に言葉を失ったA君は、するりと胸の内に入って来た柔らかな温もりを
我知らず支えてしまっていた……って、A!! こぉんのアンポンタン!
情にほだされやすいその性格、何とかしろ――――!!!
奥さんが到着したら… 投稿者:猪川三十郎 投稿日:04月30日(日)21時26分52秒
修羅場でしょうね、きっと。しかも少佐も加わるからなぁ。
友だち感覚でいたはずのGが自分の夫に懸想していたら、奥さんは泣くのかなぁ?
案外A君の「これは任務のための偽装結婚なんだ」という説明と少佐のフォロー(せ
ざるをおえないよなぁ、彼女を苦しめたくないだろうから。でもきっと心境は複雑な
んだよ^^;)で納得してしまうかも。
なぜ奥さんの涙にこだわるのか。それはふと頭にあるメロディが浮かんでしまった
から。奥さんを泣かしてしまった場合のA君に捧げます。
♪ゲエのためなぁら女房もなかすぅ〜・・・・・失礼しましたっ!(自爆!!)
↑↑また訂正↑↑ 投稿者:美紀 投稿日:04月30日(日)22時15分00秒
『FLY TO THE MOON』(誤)→『FLY ME TO THE MOON』(正)
こんなんばっかし…。ごめんなさい。
今日はもう寝ちゃえ。
では乱入 投稿者:掌砲長くずもち 投稿日:04月30日(日)22時41分55秒
「いいか、女房ってもの威力はすごいんだぞ。少佐の部下であるこのおれがクルマかおうとしたとき、
家内の一言“ゴツゴツした国産車はいやよ”で、おれはマルクをフランスに落としてプジョーの
406V6を買うはめになったんだ。その女房を…」
「あ、あっさり渡したのはE先輩ですよ。でも常日頃少佐は“性能のいい国産車があるのに、外車
にのる必要はない”と確かに言ってましたね。さすが、細かいところまでみてらっしゃ…」
「あっさり少佐のベンツの助手席明け渡したのは、この北欧車にのってきたZ、てめえだぞっ!」
「む…(少佐ったら、口が意外とかるいんだからな)。で,どうしましょう?」
「お前、携帯持ってるな。半径50マイル全ての料金ゲートとポリツァイにNATO情報部の名前で
電話いれて…」
「止めるんですね」
「ちがうっ。そんなことしたとバレたらおれたちアラスカ行きだぞ。行き先をおってもらうの。そうすれば、
お前、リュック・ベッソンの“タクシー”観たか? こいつならベンツに追いつくぞ」
「そうか、そうすれば、少佐がA先輩とG先輩、そしてロレンスさんの居場所まで案内してくれる
訳ですね」
「そうそ…う…えっ、ロレンスだあっ?」
「ええ、いいませんでしたか? 今回の作戦はSISとCIAとの共同作戦なんですよ。なんでも
GRU(ロシア軍軍参謀本部情報部)がらみのネタだそうです。だからごりおしさんもきてるんですよ」
「…やけにくわしいな」
「ナイショですよ。実は部長がまた少佐のパソコンいじって、アブラまみれにしたんですが、その時
この情報・作戦のファイルがあいてたんです」
「ううむ、おそるべきはハッカー、部長。でも、SVR(元KGB)がでてこないなら、少なくともあの
はげダコミーシャだけはいないわけだ。不幸中の幸い、ってやつだな。とにかく、AについてるのがGだけ
なのは心細い」
「少佐もじきにつきますが」
「なら、たのもしい」
「ロレンスさんもいますよ」
「むむ、はなしがワヤになりそうで、別の意味でコワい」
「奥様も」
「…それじゃ気の毒だ!」
「どうしましょう。ぼく独身なんで」
「少佐もひとりみだよっ。とにかくとばすぞっ」
「伯爵がでてこなければいいですがねぇ…」
「言うなっ。本当に出てきたらどうするっ」
☆趣味に走りましたが,伏線ははりましたよ。お次の方、よろしく〜う
あれ? 投稿者:シーナ 投稿日:04月30日(日)23時28分06秒
>家内の一言“ゴツゴツした国産車はいやよ”で、(中略)買うはめになったんだ。
>その女房を…」
>「あ、あっさり渡したのはE先輩ですよ。でも(後略)
び、びっくりした〜!ヘルEがあっさり渡したのはおフランスの「車」で、
渡した相手は「少佐」なのに、あたしゃてっきり焼けぼっくいに火がついた
状態で、彼はバツイチなのかと早とちりしちまいました。そしたら番外編も
できちゃうなと。「Aは君を裏切った。もう一度ぼくと幸せになろう。
今の妻とは別れるが子供はぼくが引き取る。」とかぷじょーで言ってるかも知れんて。
A君、少佐、E君、Z坊と奥さんもてるな〜。(部長も懸想してますよね。)
>♪ゲエのためなぁら女房もなかすぅ〜・・・・・
ぶらぼです。A君がきんきら着物で熱唱する姿が浮かびます。
あれっ? 投稿者:掌砲長くずもち 投稿日:05月01日(月)00時09分02秒
最初はZと少佐がベンツ。EとA君奥様がプジョー。ガススタンドで、Zと奥様が席を入れ替わり、
少佐&A君奥様、Z坊主&ヘルEとなったのではないでしょうか?
いーや、ちがっても、だれかフォローしてねっ(シュタッ←逃げる)。
分かりにくくてすみません。 投稿者:bridum 投稿日:05月01日(月)01時46分23秒
GWにしっかり働いています。
ひーちゃん、さんごさんは『極秘任務』ですか?
お疲れまさです。
さすが〜な、くずもちさん、E君は新しいもの好きな人なんですね。
・・・
彼は車のなかで、ずっと黙ったままだった。
(たった、一曲で新婚旅行を思い出したのか?)
ちらっと、彼女の横顔を見ると、
まだ、流れてくる曲をたのしみながら、
静かにほほえんでいた。
『ちょっと、コーヒーでも次ぎのドライブインで買ってきましょう』
少佐がそういうと、
『まあ、そうですわね。ちょっとのど乾きましたものね』
『・・・』
少佐はドライブインに着くといそいでコーヒーを買いに降りた。
少佐たちがドライブインにいるとも知らず、プジョー組みの2人は
懸命に少佐たちを追っていた。
『少佐もさ〜、けっこうあれで奥さん狙っているんじゃないのか?』
『E先輩、少佐に限って...』
『けっこう、オレ達を巻いてさ、2人でいなくなっていたりしてさ』
『僕は少佐を信じてますから』
『若いな、Z!』
そんな事をはなしながら、プジョー2人組みは、ベンツをあっさり
追い抜いてしまったのだった。
..
『それにしても、わが盟友は遅い!、少佐の部下は
ちゃんと伝言を少佐にわたしたのか?
いや、少佐もあれで、部下には苦労しているし..
こんなときこそ、わが盟友の不在をこのSISのロレンスが
きちんとつとめてみせます。フッ』
そんなことをいいながら、ティールームでひと休み。
『あっ君、お茶をたのむよ』
『お客さま、今日はとてもお忙しそうですね!』
『わが、盟友の部下と部下の結婚パーティーの準備で』
『パーティーは何時からなんですか?』
『今夜、7時から。ハードな仕事をするのも、男のロマンだよ、君。フッ』
顔をあげると、もうウエイターはいなくなっていた。
『不粋なウエイターだ。』
ティールームの端では、ある男が電話をかけていた
『同志、ミーシャ。少佐は7時にはこちらへ到着するはずです』
『うむ。少佐は、まだこちらの動きに気付いていないから、
そのまま、監視を続けろ』
『パーティーに出席していいですか?』
『ロレンス主催のパーティーは気をつけないといかん』
『?』
『以前、腹をこわしたやつがいるからな』
・・・
『そろそろ、行きますか?』
『ええ、エーベルバッハさん、もうすぐ主人にあえるのですね!』
『ええ...』
(もうすぐ、このドライブもゴールだな)
そう思うと、運転している車のスピードが今日ばかりは
残念に感じるのであった。
は、はずかし〜 投稿者:シーナ 投稿日:05月01日(月)01時48分26秒
>あとから来たベンツから、Z君が降りてくると、プジョーにいた
>奥さんと席を交換した。
あれま 奥さんがベンツに乗り込んだのですね。少佐がプジョーに乗り込んで
来て、奥さん口説いたE君を車外に出した訳じゃなかった。教えていただいて
ありがとうございます。小学校でも「よく問題読みなさい。」って先生に
いわれたもんな・・ ふっ
少し前はD君と見分けがつかなかった(失敬)のですが、E君が血の通った
キャラ(?)に思えてきました。
お話のアクセントにもなっている・・のかも・・(超弱気)
私もちまちま仕事でーす 投稿者:美紀 投稿日:05月01日(月)15時05分48秒
えっ、プジョーってE君の奥さんの趣味だったのね!
いや、でも言訳大明神の彼のこと、これは大義名分に過ぎないんでしょ?
かつて“宝石”と讃えられた洗練車・プジョー、本当は自分が欲しかったんでしょ?
で、わざと奥さんの目につくところに、フランス車特集が載った雑誌を置いといたりした、と。
立ち回りの巧い軍事系ジャーナリストの過去を持つならば(←個人的偏見)、
是非ともそーゆー路線でお願いしたいです。
ほんでもって万一ドロドロの不倫モードに入ったとしても、「女房とは別れる」云々は
口先ばっかってのを希望します。くすくす。
しかしE君は微妙なライバル関係にもある相棒・D君と、常に1セットでなければなりません。
万事にシニカルで荒っぽい野獣のDと、スマートなふりして実は腹黒い策士のE。
私、どーしてもこのゴールデンコンビの活躍が見たいっす。
冷静さを取り戻して来た先輩の指示通り、Z坊が料金所や警察に連絡を入れようとしたその瞬間、
E君本人の携帯(着メロ:『主よ、人の望みの喜びを』)が鳴り響いた。
「もしもし」
「俺だよ、E。今どこ?」
「D!」
「お前ら、少佐を追い越しちまったぞ。今連絡が入って、少佐と奥さんはドライブインで
お茶してたんだと。取り敢えずロレンスのパーティはAたちのホテルの孔雀の間ってことだから。
少佐のご指名で俺とBもそっちへ向かってるところだ。お前とZにも来いってさ」
「わかった。サンキュー、D」
多種多様な想いを乗せ、少佐のベンツ、E君のプジョー、D君のボルボ(????)、
それぞれの車は孔雀の間へとひた走るのであった。
うわー、ひょっとして佳境!? 何だかわくわくして来ちゃうな〜〜〜〜。
ちょっと突っ走りすぎかも 投稿者:ひーちゃん 投稿日:05月01日(月)16時16分01秒
おおっ、くずもち掌砲長どの、乱入待ってましたっ!GRU(ロシア軍軍参謀本部情報部)なんて
マニアック(?)な敵役まで提供してくれてどーも。そっか、今回はロシアがらみの任務なのね。
という訳で、収集つかなくなる前に(もうつかなくなってる気もするが)ちょっと整理してみま
しょう。
そもそも、今回の彼らの任務は何なのか?なぜ、АとGがわざわざ「恋人同士」に扮装しなければ
ならないのか?
説明しよう。まずNАTOやCIAが追っている今回の情報は、ロシアが新たに開発した「愛しの
エリツィン(略称・愛しのエリー)」という名の、かのグラス・ファイバーより堅いと言われる
軍事用ガラスである。
その「愛しのエリツィン」が、係員の手違いで宝石の中に混入されてしまった!で、その宝石が近々、
イタリアはベニスで開催される「恋人達のための世界大宝石展」に出品されるという情報が。だが
この展覧会、その名の通り、近々結婚予定のカップルしか入場する事ができないという決まりがあった。
そこで、АとGがカップルに扮してベニスに潜入したいう訳…これでつじつま合ったかな?
さあこれで舞台設定は整った。では3日分のたまりたまった妄想開始〜〜!
Gちゃんの看病実ってようやく熱も下がったА君。Gちゃんは今夜の結婚式場、ピサーニ宮殿へと
下見に出かけてお留守。そこへ少佐から電話が入り、今、ドイツからベニスへ向かっている事を知
らされる。
そして、そこへ着くのが今晩7時で、ちょうど結婚式の真っ最中だということも。
「という事は、式の前に少佐がこっちに来て、Gやロレンスを説得する事はできないんですね」
「そういうことだ」
「じゃ、じゃあ、僕はいったいどうすればいいんですか?」
「情けない声を出すな!ロレンスは宇宙人だからともかくとして、おまえがGにきっぱり『僕は既婚者
だから結婚できない』と言えば済む事だろうが!」
「そ、そうですけど…でもGを見てると、あんまりきつい事は言えなくて…。あいつ、本当に嬉しそう
だから…」
「…А、きさま、まさか本当にGの事を…」
「ち、ちがいます!僕は妻だけを愛してます!」
焦って、思わず大声を出してしまうА君。その声は受話器ごしに、助手席の奥さんにもしっかり聞こ
えた。
「私もよ、あなた」
と、すかさず少佐が持つ受話器に口を近づけて、愛の言葉を返す奥さん。勿論А君はびっくり仰天。
「な、なんで妻がそこにいるんですかっ?少佐!!」
「うろたうるな!Eの阿呆が奥さんを車に乗せてどこぞにしけこもうとしとったから、俺が助けてやっ
たんだ」
「じゃあ、妻も少佐と一緒にここへ…?」
「なりゆきでそうなっちまった。それに奥さんの顔を見れば、Gも目が覚めるだろうからな」
「…で、でも、少佐がここに着く頃には、もう結婚式は始まってるし…」
「うーむ…」
としばし考え込む少佐。少しして再び口を開く。
「…しょうがない。俺としては一番避けたい方法だが、任務のためなら仕方がない。А、しばらく
おまえの奥さんを借りるが、いいか」
「えっ!いったい何をしようというんですか?少佐!」
「だからいちいちうろたえるな!実はな…」
と、А君と電話で打ちあわせる少佐。その隣で、少佐に代わって車を走らせている奥さん。(これが
意外とスピードマニアで、国道をビュンビュン飛ばしたりするのだ)
さあ、結婚式はいったいどうなる?少佐の計画とは何か?以下、緊迫したまま次号へ続く!
突っ走りすぎかも・2 投稿者:ひーちゃん 投稿日:05月01日(月)16時19分00秒
というわけで、すぐ次号です。(実を言うと、全部まとめて送信するとエラーが出たので三つに
分けただけなのだ(笑)
さて、そんなこんなで始まった結婚式。招待席は、もちろんCIАやKGBでいっぱい(というか、
彼らしかいない)
しかし幸せな(?)新郎新婦にはそんな事関係なし。サン・ローランのウェディングドレスに身を
包んだGちゃんは感激に目をウルウルさせながら、А君と共に神父さまの前にひざまずき、ありが
たいお説教を聞いている。
かたやА君は、(今こうしてる時にも、妻と少佐は車の中で二人っきりで…)と思うと気が気でない。
そんな時、式場の二階席からこっそり式を監視しているミーシャの元に、本部から連絡が入る。
「同志『子熊のミーシャ』、大変だ。例の『愛しのエリツィン』が使われている宝石だが、実は
『恋人達のための世界大宝石展』に出品されるというのはガセネタらしい」
「なにっ?ではいったいどこにあるというのだ!」
「それなのだが、先ほど入った情報によると、その宝石はなんと結婚指輪に加工されて、今夜、
どこかで行われる結婚式で、新婦の指先にはめられるらしい…」
「そ、その結婚式というのは、もしや…」
と、眼下のА君とGちゃんに目を光らせるミーシャ。ニヤリと笑い、
「なるほど、そういう事だったのか。これであの二人が突然、結婚式などあげる理由が分かった。
偽装結婚式で我々の目を欺いて、まんまと『愛しのエリツィン』を入手するつもりなのだな」
もちろん当の本人のА君やGちゃんは、まさか自分たちが追っている『愛しのエリツィン』が、
結婚指輪に加工されているとは夢にも思わず。それどころか、任務の事はすっかり忘れ、Gちゃん
はウルウル、А君はヒヤヒヤしている始末。そうしている内にも式は進む。「夫婦の宣誓」が終わ
り、いよいよ「指輪の交換」である。な〜んにも知らずに、(こんなシーン、もし妻に見られたら
どうしよう?)とヒヤヒヤしながら指輪@『愛しのエリツィン』を、G君の指にはめるА君。二階席
からはミーシャたちが、「なんとかして、あの指輪を奪い返すのだ!」と目ぎんぎらに光らせている。
と、そこへ!ようやく少佐が奥さんつれて式場にご到着。
(やはりやって来たな、少佐)と、好敵手登場に不敵な笑みを浮かべるミーシャ。
かたやА君は招待席に座った少佐の姿を確認して、(やっと来てくれた…)とほっとしつつ、その
隣にいる奥さんを見てぐさりと胸を突き刺される。
が、任務は任務。少佐に命令された通りにやらなければならない。「指輪の交換」の後は、「新郎の
挨拶」である。А君は檀上に進み出て、マイクを手に型通りの挨拶を述べた後、大きく息を吸い込
んで、
「…ところで、この場を借りてもう一つ、幸せな発表があります。それは、この結婚式にも来ていた
だいている、僕の上司のエーベルバッハ少佐が、長い独身時代をえて、遂に…」
とここまで言って、後が続かなくなるА君。が、招待席の少佐ににらまれ、必死で声をしぼり出し、
「遂に、結婚する事になったんです!!そのお相手というのが、彼の隣に座っている…」と言いながら
奥さんの顔を見たА君は、またもや言葉につまってしまう。顔を真っ赤にして辛そうに口ごもるА君
を見かねた少佐は席を立ち、奥さんの手を引いてつかつかと檀上に進み出て、А君からマイクを奪い
取った!そして奥さんの肩をぐっと抱き寄せ、ヤケになったかのように大声で、
「俺は彼女と結婚する!以上!」
と宣言すると、くるりと背を向けて式場から出ていこうとする。
ええーっ!!と、たちまち悲鳴と歓声が巻き起こり、場内は大混乱。ミーシャもロレンスもディックも
ジョーもE君もZ君も、呆然となる。
が、一番ショックを受けたのは花嫁のGちゃんだった。Gちゃんは自分がたった今結婚したのも忘れ、
「いやぁぁぁ!少佐〜〜!」の絶叫とともに、ベールを脱ぎ捨て、ヒールも脱いで傍らのА君に投げ付け
ると(ヒドイ)、少佐の元へ走っていく! ―――続く
突っ走りすぎかも・3 投稿者:ひーちゃん 投稿日:05月01日(月)16時20分12秒
「ああ少佐!ごめんなさい〜!私、もう浮気なんかしませんから〜!だから結婚なんかやめて、お願い
ぃぃぃ!」
キーキー声でわめきながら少佐に抱きつき、泣きつくGちゃん。少佐の計画大成功!
「そうか。じゃあ今後も俺の部下として、Аとともに任務に励め。分かったな!」とひきつった笑顔
で答える少佐。「はいっ!」と涙を流してうなずくGちゃん。(А君の立場は、いったい…)
「そういう訳で結婚式は中止だ。帰るぞ!」と、А君やE君たちに声をかけ、式場を後にしようと
する少佐。
が、それをミーシャがみすみす見逃す訳がない!!
「少佐め、まんまと『愛しのエリツィン』を手に入れおったな!そうはさせるか!」
と、一斉にミーシャと部下たちが二階席から駆け降りて、少佐の前に立ちふさがる!
「なんだ、きさま!」
「しらばっくれるな!その白塗りの部下が手にはめている、『愛しのエリツィン』を渡してもらおう」
そう言って拳銃をつきつけるミーシャと、部下たち。Gちゃんはハッと左手の薬指の指輪を見つめ、
「…指輪?こんな指輪、もういらないわ。あたしは少佐一筋だもの。ほーら返すわよ、А!!」
と指輪を指から抜き取ると、ポイッとА君へほうり投げた!
「わーっ、何するんだ、G!」
「その指輪を受け止めろ、А!そいつがあの『愛しのエリツィン』だ!!」
少佐に怒鳴られたА君は、慌てて指輪を受け止める。当然、ミーシャ達もА君を捕まえようと追いか
ける!
「あなた、いったいどうなってるの?」
グラサンの男達が一斉にこちらに向かってくるのを見て、状況がつかめてない奥さんはのんきに
のたまう。
このままでは妻に危害が及ぶと察したА君、とっさの判断でその指輪を口から飲みこんだ!
そして側にいたE君D君Z君に「妻を頼む」と言い残すと、А君は傍らのウェディングケーキに
ライターでシュバッと火を付け、燃え上がるケーキに旧KGBたちがたじろぐ隙に、式場の
ピサーニ宮殿から脱出する!(ちょっと手並みが鮮やかすぎ?でもなんかを燃やして逃走するのは、
А君の常套手段さっ)
宮殿のすぐ前には、ベニス名物のゴンドラが待機していた。そう、А君とGちゃんは式の後、
ゴンドラに乗ってホテルへと凱旋するはずだったのだ。とにかく早くどこかへ逃げようと、
そのゴンドラに飛び乗るА君。
しかしゴンドリエ(ゴンドラの運転手)は「どこでもいいから早く船を出してくれ」という
А君の願いに、
「これは結婚式用のゴンドラじゃ。新婦が一緒でないと出発できん」とガンコに拒否。そこへ、
А君追って駆けつけてきた少佐が一喝!
「ばかもの!何をぐすぐずしてる!俺が新婦だ!早く船を出せー!」とゴンドリエから無理矢理オイル
を奪い取ると、ゴンドラに飛び乗り、А君を乗せて猛スピードで運河を下っていく!もちろん
その後、ミーシャやディックもゴンドラに飛び乗り、少佐を追いかける!かくしていつもは優雅な
ベニスの運河が、スパイたちの追いかけっこで大混乱に……。
…なんか調子に乗って書いてるうちに、ずいぶん話が進んじゃった。「結婚式はああなって、
こうなって」と妄想してた方々、すみません。私のクソ長い書き込みは気にせず、ぜひその妄想も
書き込んでね(^^)。
では、後はまかせたっ!←ほとんど書き逃げ
失礼しましたっ 投稿者:ひーちゃん 投稿日:05月01日(月)16時33分03秒
あ、送信してから再読み込みしたら、美紀さんが、А君たちの結婚式は「孔雀の間」って妄想して
らっしゃる…(汗)
うわーせっかくの妄想なのに、うまくリレーできなくてすみません〜!とりあえず今は仕事中って
事で、勘弁!帰ってから、皆様にももっと丁寧にレスします〜!(ネコさんの小説かわいい〜)
モスクワにある… 投稿者:掌砲長くずもち 投稿日:05月01日(月)20時47分34秒
ロシア国防総省の地下4階から6階の広大な面積を占める、GRU本部で、対外総局局長の
ザーリン陸軍中将は、副官の報告に耳を傾けていた。この狂いつつある祖国で、この国防総省が
正しき軍人の砦であることが、ザーリンには常に理想だった、が、今の副官の報告を聞いている
ザーリンほど、理想は現実とはことはなれていることを痛感している人物もそうはいなかっただろう。。
「…それで?」
「はい、同志中将。例の“特殊レンズ”、SVRが“愛しのエリー”と呼称しているレーザー収束用
焦点調節レンズは、目下ヴェネチアにあることが確認されました」
「とんだ茶番劇の中に、だな」
「…はい。そして、イタリア当局は、アドリア海での我々の行動を24時間黙認する旨、今朝ほど
外務省に通告してきたそうです」
「ふん、あたりまえだ。ユーゴスラヴィア展開のPKFイタリア軍に死傷者が出て以来、やつらは
代わってくれる誰かを必死に探していたんだからな」
「同志中将、現在アルバニアに、第242海軍歩兵師団の先遣隊と揚陸艦2隻が、イタリア軍と
交代するために進出しています。これらはセットです。作戦行動が可能です」
「今日きいた初めてのよい知らせだ」
「小熊のミーシャに率いられたSVR…」
「KGB、だよ。あのクソ野郎どもはいまでも。ともあれ、連中に“レンズ”を渡すわけにはいかん。
絶対に我々の手で取り戻すのだ」
「はい、閣下は“行動”も辞さないと?」
「もちろんだ。242は北洋艦隊の指揮下だったな。あそこには“レッド・オクトーバー”の件で今でも
貸し、がある。待機の“依頼”をだせ。何か言ってきたら私の直通に回してかまわん」
「ひとつ、」
「なんだ?」
「“レンズ”を現在掌握しているのがNATO情報部、あの“鉄のクラウス”のセクションです。
本人も出てきているそうです。これはお耳に入れといた方がよいかと」
「ドイツ人…ドイツ人か…が、戦車で来ているわけではあるまい。かまわん、すべての手を尽くせ。
書類にサインをしょう。敵は二つある事をわすれるな、NATOどもと、あのKGBどもだ。両者
とも、GRUには“害”だ。いいな」
「オフィス2号と6号、衛星7番と9番が使用できます。回線はご指示があれば最優先で確保します」
☆さあ、GRUは直接の軍事行動に出ようとしています。どーなっちゃうんでしょ?
海軍歩兵とは
アメリカの海兵隊みたいなもので、精強です。そして何よりも恐ろしいのは、イタリア当局がこの行動を
黙認することと、ザーリン中将が“やる気”でいることです。
おあとよろしくっ!
少佐の結婚宣言! 投稿者:bridum 投稿日:05月02日(火)00時53分36秒
おお〜〜!なんか本当に佳境にはいってきましたね。
ひーちゃんの1〜3で、すっかりロレンスモードになって
いたのを、ちゃんとスパイモードにしていただき...
とうとう少佐が結婚宣言してしまう!
自分で少佐と奥さんをペアにしたくせに、やっぱり
『いやいや少佐〜!』という気持ち(なんだかわたしっておかしい)。
...
少佐とAくんをのせたゴンドラは、ゴンドラとは思え無い程の
スピードでヴェニス運河を下っていき、
まさに内海にでようとしていた。
『まて〜〜〜少佐!前回のカヌーのお礼だ!』
『少佐!まずいですよ、ゴリ押しがすぐ後ろにきています!』
『少佐!待ちたまえ。もともとはそのレンズはわれわれのものだ!』
『ひぇ〜〜〜、ミーシャたちも追い掛けてます!』
っと、向こうのほうから、
『お、あそこで、ゴンドラ仕切っているのは、NATOのダンナじゃねえか?』
『ボス、なんか、うしろのゴンドラに追われているみたいですが』
『てめえら、伯爵の親友のNATOのダンナを援護しろ!』
『ヘイ!』
ヴェニスにオペラをみにクルーザーででかけていた彼等は
ゴリ押しと、ミーシャめがけて派手に打ちまくった。
『少佐、なんか、わけはしらねえが、こっちのクルーザーのほうが
早いぜ!』
『少佐、どうします?』
『クルーザーにのっても、油断するなよ!』
『はっ!』
2人はクルーザーに乗り込んだ。
『少佐、どこまでいくんだい?』
『ああ、ムラーノ島の東の船着き場でおろしてくれ!』
『ムラーノ島まで戻るのか?』
『ああ、腕のいいガラス職人がいるんだ...』
一方、ホテルでは。
『おれたちも追い掛けたほうがいいのかな?』
『でも、D、ミーシャにゴリ押しだぜ』
『先輩、G先輩は?』
『さあ..』
『Gさん、そのマリエとっても素敵!』
『そお?最初で、最後だわ、こんなドレスをきたの..』
『そんな〜。Gさんなら、きっとこれからいくらだって..』
『あなた、いい人ね。そうそう、Aと指輪の交換なんてしちゃって
ごめんなさいね!』
『いいのよ、お仕事ですもの。わたしこそ、
エーベルバッハさんと腕なんて組んでしまって』
『あなた、本当にいい人ね(キー!!)』
『G先輩、こんなところに..他の先輩がさがしてます』
『そう、じゃあ、わたしちょっと失礼するわ!Aの部屋は372号室だから
そこにいらしてね』
『ええ、いってらっしゃい!』
『いっ、いってきます!』
『なに、赤くなってんのよう、Z!、いくわよ!』
少佐の部下は別の部屋で、少佐とAからの連絡をまつことになった。
そのころ、ミーシャ達の追跡の失敗がザーリン中将の耳にもはいった。
『あの、ドイツ人を陸で好き勝手させるな!ただちに”行動”を開始せよ!』
・・・
ロレンスさんを出すのわすれた...
仕事入っちゃったのでちょっとだけ… 投稿者:美紀 投稿日:05月02日(火)19時45分21秒
ひゃ〜〜〜〜〜、何という進捗状況なの!
すごいじゃん、それなりに辻褄合って来たじゃん。
“愛しのエリー”って、システムエラーで幻となった本館2月後半の学校ネタを思い出すわ…。
でも私、せっかくボンからすっ飛んで来たD&Eが、ホテルでNATOトランプしながら
待ってるだけなんていやんいやん。
上官からの応援要請を受け、てめーらもムラーノ島へと急行せよ。
その際、奥さんは「これを主人にお渡し下さいな」とピンクのハート型のお守りを託してね。
中にはA君の絶体絶命のピンチを救う、とっておきのヒ・ミ・ツが隠されているに
違いないのだ〜〜♪
てな訳で、A君&Gちゃんのほのぼのラブコメ路線(どこがじゃ)から、いきなりスパイ路線へと転換
しちまった所でひとまずおしまい。第3部へと続きます。お楽しみに♪