第3部

さて、雪だるま式に多彩な作家を巻き込んでお届けする「偽りの恋人たち」第3部です。すっかりリレー小説形式も定着して、ノリにノッてきましたね。ではどーぞ。



シロクマさんて、何歳なんでしょう? 投稿者:bridum  投稿日:05月03日(水)01時20分04秒

思いかえすと、わたしは支離滅裂な文章かいてますね。
このまま続けていいのでしょうか?
(ちょっと反省)
しながら、またかいてます(オイオイ)

....
『先輩、こんなところでトランプや、編み物していていいんですか?』
『おまえな〜、Aみたいなこというなよ、
 とりあえず待機でいいじゃないか...』
しかたがないので Z君は、部屋をでてトイレにむかった。
ホテルのロビーにはまだ宵の口をたのしむ
観光客が大勢いた。
そのなかで、以前顔写真でみたザーリン中将の部下の何名かが
入り交じっていた。
(やつらも動きだしたんだ!少佐に知らせなきゃ!)
あわてて、Z君が部屋に帰った。
『先輩、ザーリン中将も動きだしました』
『おい、Eやっぱり少佐に知らせたほうがいいんじゃないか?』
『う〜ん。でも、無線はもう、使えないな』
『ああ、もうとっくに、網かけているだろうし..』
『こうなったら、直接いくか!』
『そうだな。2手に分かれていくなら時間稼げるかも・・・』

そうきめると、4人は2手にわかれた。
『ちょっと。Aの奥さんに伝えてくるわ!』
G君は、奥さんにちょっと出かけてくることをつたえた。
『そう、あ、ちょっとまって、主人にあったら、
 これ渡してくださいな』
『?』
『いってらっしゃい』
いつものように微笑んで、見送る奥さん。

まず、E&Dが先にゴンドラに乗り込み
『サンマルコ広場まで!』
と大きな声で言って、出発した。
あとから、Z&G組は
水上バスにのりこんでムラーノ島を目指した。
『なんか、バスなんて情緒がないわね!』
すっかり不満げなG君であった。

ムラーノ島は古くからガラス職人の島である。
その島は、有名な工房も多い。
ほとんどが一家一家で独立した製法を持ち、
門外不出の製法を守るために、工房は他人が容易く侵入できないように
なっていた。

島の中央にある古い工房・・・
『少佐、お待ちしておりました。タイムリミットまで
あとわずかしかありません』
NATOの科学処理チームのメンバー待ち構えていた。
『少佐〜〜どうしましょう??』
『うろたえるな、とにかく、水でものんでいろ!』
『少佐、レンズはどこに?』
『ここだ!』
と、少佐が指したのはA君のお腹であった。
『少佐、でませんようう』
『きさまの腹はそんなにデリケートなのか?』
『....』

『ザーリン中将、やつらはムラーノ行きの水上バスにのりこみました』
『うむ。NATO本部にレンズが流れるまえに、必ず処理しろ』
『はっ!』
そう言って、ムラーノ島を目指したのは
顔写真ではみたことのない
スナイパーであった。
・・・・
またロレンスさん入れるの忘れてしまいました。



解説だけね 投稿者:掌砲長くずもち  投稿日:05月03日(水)01時21分25秒

私が書いたオハナシの中にでてきた「揚陸艦」とは、兵隊を運んで陸地に上陸させる種類の
軍艦のことです。で、ソ連はホバークラフトが大好きで、こいつらにも当然積んであるでしょう。
もちろん武装してます。これに100人位の兵士をのせて一気に海から陸に上陸するのです。
アニメが好きな方なら、ガイナックスの「王立宇宙軍」の最後の方の戦闘シーンで、共和国の
軍隊が川をホバークラフトで渡ってきて大挙強襲してくるシーンをご存知かもしれません。

さあ、みんながんばってくだい!



ごめん、また脱線しちゃった 投稿者:美紀  投稿日:05月03日(水)15時52分49秒

あらら、bridumさん、アルファベッツの出撃シーン、わざわざ書いて下さったのね。ありがとう。
ロレンス氏は……そうね、ぶち壊しになった結婚式の代わりにどっかの披露宴に紛れ込み、
ビール片手に大声でカンツォーネでも歌ってそうだわ…。

すいません、私、ミリタリー系にはとんと疎いので、アドリア海の決戦はパス1です。
んでもザーリン中将の“本気”とは、個人的怨恨も含んでいることを熱烈希望。
実は彼はミーシャの妻に横恋慕の経験あり…ってねちこい設定にしてもようござんすか?
権力を笠に着るタイプのザーリン氏は、日頃「陸軍中将たるわしに靡かん女はおらん」と
豪語していたのでございます。その自信をあっさり打ち砕かれ、オヤジっぽくも大激怒。
さらにどっかのパーティで偶然顔を合わせた白クマに、これまた自分で勝手に名人だと
思い込んでいたチェス(もちろん副官はいつも手加減していた)で木っ端微塵にされてしまった。
つーことで彼の旧KGB派への反発は、誠に低レベルな感情からも
「もお勘弁ならん」状態に膨れ上がっている、と。
そんな奴が中将閣下かよ。ロシア当局の人材不足も深刻だなー。

あ、ついでにザーリン氏はキャビア・アレルギーでいて欲しいです。
ロシアの特権階級の象徴ともいえるキャビアなのに、たったの一口でも湿疹だらけ。
高級好みの彼はそんな自分の体質を苦々しく思ってる……って何か無茶苦茶…。



ヒュー♪ 投稿者:掌砲長くずもち  投稿日:05月03日(水)22時07分37秒

おおう、いつのまにか我が“同志ザーリン陸軍中将”にキャラがついてるぞ。
で、私がチェス好きでチェス協会会員な事を知ってのことかな、この設定は?
ザーリンは先手の白(一般的に有利)のロシアン・オープニングで始めているのに
白クマ氏に惨敗したんですよ。でね、その棋譜(記録)をシロクマさんはシッカリ
とっていて、あとでKGBの中にコピーしてばらまいたのだ。“マヌケのザーリン”
と部内では大評判になったとか。
ちなみに、ロシアは世界一のチェス大国です。いま世界で最強はロシアの人です。
単行本で少佐と伯爵が屋外チェスをしているのを、ごり押しと白クマ氏が見ているのが
ありましたが、少佐の棋譜ならとっておいて損にならなかったでしょう。それから
彼の精神分析ができるでしょうから(笑)。

注意:ザーリンはモスクワのGRU本部から指揮を執っています。前線には行かない
ところが彼のかれたる所でしょう。

私も“アドリア海の決戦”はパスね(笑)。みなさんがどう書かれるか見たいから。
ご質問があったらお受けしますので、まってますー。



ロレンスさんごめん! 投稿者:bridum  投稿日:05月04日(木)02時18分23秒

そんな〜!美紀さんも、くずもちさんもパスなんて...
もしかして、今日とかは、関西A君チームのみなさんは旅行でしょうか?
そんな、お留守中にわたしが続きかいてもいいのかしら?
(実は小心者です)

やっぱりな〜ここはひとつ、掌砲長くずもちさんに『ハードな』
少佐対GRUを書いていただきたいですよう。
・・・
『A、まだか?』
『少佐、やっぱりそんなに何度もきかれても
ダメなものはダメです!』
『ふん、時間がないぞ!』
『最悪の場合はAごと運んで、医学的処置をおこなう!』
『ひぇ〜〜、あの、陸軍病院ですか?』
『そうだ!』
『あの、『歩く威厳』部長は苦手ですよう』
『だったら、ひたすら水のんで、どうにかしろ!』
『.....』

少佐とA君の隠れ工房のすぐそばまで、ザーリン中将のスナイパーが
やって来ていた。
彼が中将から請け負った任務とは、少佐から、レンズを
奪い返すことと、同時にこれがKGBの仕業だったという
ことに見せかけて、GRUの足跡をのこさない..というものであった。

そのころ、まだゴンドラでミーシャとともに
溺れていたディックは、やっと応援の部下のボートにうつった。
『なんだったんだ〜いまの銃撃戦は!』
『ディック、これって、やっぱりイタリアマフィアだよな?』
『アルって感じじゃなかったがな!』
『アル?』
『パチーノだよ、ゴットファーザーだ!』
『奥さんとデートでいったんだろ?ディック?』
『今は任務中だ!』ボコッ!

一方、ミーシャ達は..
『まったく、なんだったんだ、今の銃撃は?』
『イタリアはまさに、ゴットファーザーな国ですね!』
『そんなもの、しらん!』

『同志ミーシャ!、同志シロクマからです!』
『おお。同志ミーシャ、大変だったな!ただここへ来て
どうもヤツの動きがあやしくなってきなんだ』
『どこのヤツだ?』
『アア、前にわたしがチェスのことでちょっとからっかったあいつだよ』
『ああ、あの!けしからん男だぞ、ヤツは!』
『最初はわれわれの動きに追随していたはずが、どうも
最初から、少佐の動きに合わせて動いていたようなんだ』
『うむ...では、なぜさっさとレンズを奪還しなかったのか?』
『同志ミーシャ、われわれにたいする恨みじゃないか?』
『うむ...ではわれわれの失敗にみせかけて・・』
『ああ、そんなところだな。”チェス”と”女”で負けた者の恨みは深いのだよ』
『では、今度はレンズ奪還の敗者にもなってもらおう!』
『そうだな。少佐の部下はムラーノ島に向かったようだが...
 あいかわらず、分かりやすい部下たちだな』
『・・・では、ただちに向かう!』

水上バスは、ムラーノ島に到着した。
『ありがとう、Z..』
そう言って、G君は、バスのなかが寒かったため、借りていた
Z君のジャケットを返した。
2人は、少佐のもとへ向かうが、
『G先輩、やっぱりこういう時は恋人のふりした方がいいでしょうか?』
そういって、G君のかたをつつんであるいた。

...
Z君、
こういうことすると、美紀さんに『Z坊のくせに!』
と言われてしまうよ?(笑)



だいこん いや 貧困 投稿者:シーナ  投稿日:05月04日(木)02時20分12秒

 少佐の指し方からどんな分析結果が出たのだろう。はっ それでクリスタ嬢か!?
チェス占いとかありそうですね。(まだお薦めHPみてないの。) 
ぢゃあ アドリア海決戦は「人間チェス」で決めよう!人が駒となって指示に
従って動くチェスで、指示者は白くまさま。
 ヒール・ザーリンは「やつらの最後をみとどけちゃる」と、衛星回線があるのに
のこのこモスクワからお出ましになった。
正義のヒーローことロレさまの「この戦いに流血と涙は要らない。灰色の脳細胞と
浪漫のかけらが欲しいのさ。ふっ」といった訳判らん説得が功を奏し「機密A君」
をかけたチェスによる戦いの火蓋が切って落とされる。
 (チェスは限りなく100パーセント知らないので、キング、クイーン、ナイト
等の配役は掌砲長にお任せします。)そんなこんなで東の空も白み始めた頃
白くまさまのまさかの敗北。が、余裕のダンディ白くま。(少佐・ミーシャ
たちは手を組んでます。)
その時、明けの明星が奥さんから渡されたピンクのハート型のお守りに
あたると、強い光を放って・・・
 一方、CIAをまいたE&Dコンビをスナイパーがサンマルコ寺院のドーム
から狙っていた。銃口はまずE君に向けられ(ぎゃ〜)

 A君はおそらく窓のない部屋の中ですよねぇ。真夜中ごろには助かってないとヤバイし。
チェスの特設リンクはムラーノ島付近に停泊中の揚陸艦の甲板です。
仕組まれた試合なのに、勝利に酔って舞いあがっている中将には譲り受けたレンズが贋
なんてわからないのさ。天網恢恢。 
 本物のレンズは科学処理チームのおかげで、NATO情報部がドイツに持ち帰り、
帰路は敵の目を欺くためアルプス越えを敢行。(カーチェイスもしてください。)
ヒール・ザーリンにはミーシャ妻似のおロシア美女を侍らせ、ボスの旦那には
仲間とともに海上封鎖をお願いします。



話の進み方が・・・ 投稿者:あ・や  投稿日:05月04日(木)12時58分26秒

お久しぶりです(?)。
ちょっとここに来れない間に、結婚式なんかとっくに終わっていたのですね(笑)。
いつのまにか、はーどぼいるど になっている。
ところで、B君はどこへ行ってしまったのでしょうか?D君と一緒にホテルまで来てたはず・・・。
あっ、少佐に命じられて奥さんの警護?
少佐ってば、あの忙しいさなか、一番人畜無害なB君にしっかりと命じていったのかしら?
やるわね、少佐。
きっと今頃、A君や、少佐、部下たちが活躍中なのに、二人は(実は旧知の間柄・・・)昔話や
いろんなことを笑いながら話しているんでしょう。う〜ん、ほほえましい・・・。

ところで私、D君は結構好きなのでリレー小説に出てきてくれて嬉しいです。
E君を抑えて活躍してほしいものだ。
というわけで、リレー小説はお次の方に・・・・。



チェスの知識は皆無ですが、ロシアが強豪なことは存じ上げてます 投稿者:美紀  投稿日:05月04日(木)21時58分00秒

あ、この状況下でのパスは許されないのかー。
とはいえホバークラフトでのドンパチはやっぱよーわからんので、外堀を埋めることに致します。
うふ、その前にもちろん一言叫ばせて頂いてからねっ。
ちょっとZ坊! 何でムラーノ島でGちゃんの肩抱いて、恋人のふりする必要性があんのよぉ!
あんたまさかGちゃんのしっちゃかめっちゃかな乙女心に、“手ぇかかるけど放っとけない”
的な甘い感情を抱き始めてんじゃないでしょーねぇ???
確かに女(?)にキーキー振り回されるのは、あんたの本分なんだけどさ。
それもつつくと楽しそうではあるものの、また脱線して元に戻んなくなっちゃうからまあいいや。
取り敢えずA君の受難が先だわ。後でこっそり考えよーっと。

ピシッ…。
ふいにA君の耳元で風が裂けた。(おおお〜〜〜、かっちょええ〜〜〜〜)
「伏せろ!」
少佐の怒号が響き渡ったのと、彼の猛タックルでA君が地面に叩き付けられたのがほぼ同時。
一瞬前まで2人が立っていた場所に、続け様に火花が散った。
銃弾にえぐられた石壁のかけらが、縺れ合って倒れ込んだ2人の上に降り掛かる。
「くそ、ミーシャか!?」
腕立て伏せの体勢のまま素早く頭を上げた少佐が、ぎらぎらした瞳で吠え立てた。
「感づかれたらしいですね」
少佐の髪に絡まった枯葉を甲斐甲斐しく取ってやりながら、A君も深刻な面持ちで言葉を返す。
「まずいな。A、お前はひとまず科学チームと一緒に退避しろ。いいか、今はお前自身が機密
なんだぞ。とっつかまったら、ロシアの茹でダコにはらわた切り裂かれるんだからな!」
「は、はいっ」
だがそうこうする間にも、謎のスナイパーによるライフル攻撃は激しさを増すばかり。
少佐もA君もSIGのP230(でしたっけ、三十郎さん?)を構えて必死で防戦するものの、
なかなか窮地を脱することができない。
とそこへ「少佐、ご無事ですかぁぁぁぁぁ」「A先輩、援護します!」の絶叫が。
GちゃんとZ坊がタイミングよく乱入して来たのだ。
「よし、A、左だ、走れっ」
少佐の声に背中を押され、A君、石造りの納屋に滑り込みセーフ。
そこにはグレース・ケリーばりのサファリスーツ姿のGちゃんも身を隠していた。
「無事だったのね、A! よかった、これ奥さんから預ったの。さ、早く受け取って」
「え…」
こんな時に何だよ、と言い掛けたA君の視界の隅をコトンと小さな影がよぎる。
「手榴…!」
咄嗟にGちゃんを突き飛ばしたA君を、凶々しい白い閃光が襲った。
「きゃあああああ、A!」
大音響と共に崩れ落ちる古びた納屋。(そうか、いっちゃん最初のA&Gストーリーの
“瓦礫の下敷き”ってのは、このシーンのことだったのか〜〜〜〜〜)
だがもうもうたる黒煙が収まっても、彼の姿を発見することはできなかった。
哀れA君、爆発のどさくさに紛れ、ザーリン側の虜囚となってしまったのであ〜る。



しまった、B君を!(笑) 投稿者:bridum  投稿日:05月05日(金)01時58分34秒

今日はいきなりかきます。
...
『なんてこった!』
自らも肩に負傷をおいながら、少佐は目の前にひろがる
光景に立ち尽くしていた。
『A先輩!G先輩!』
Z君は少佐後から来て、瓦礫のやまをみてショックをかくせないでいた。
『この下に先輩達が埋まってしまっているなんて!』
『泣くより先にすることがあるだろう!』
そういうと、少佐は瓦礫の破片をどけにかかった。

『少佐、これは...KGBが?』Z君も破片をどかしながらまだ涙がとまらない。
『....』
『少佐!どうしてこんなことに!』
『....』
『少佐?』
少佐の横顔に、汗が光ってみえたが、Z君はそれが
涙のようにみえた。
(少佐....)
次々と運ばれていく瓦礫は、古い大理石もまじり
作業がはかどらない。っとその時、
『しょうさ〜〜〜!』
『G!お前なのか?』
『少佐、わたしです、Gですう。ここです!』
と瓦礫のちょうど隙間から、G君が手を差し出すと、
『ちょっと、痛いががまんしろ!』
といって、少佐が腕を引っ張りあげた。
『少佐〜〜〜。Aだけ、連れていかれてまったのです!』
『なにっ?』
『少佐が駆け付ける前に...』
(いったい誰がAを?)

そこへ、爆発音をきいて、かけつけた、ミーシャがやってきた。
『少佐、レンズはどこだ?』
『オレの部下ごと爆発させたんだろーが!』
ミーシャの顔から、さっと血の気がひいいた。
『その通りだ、われわれはNATOにレンズが渡るのを阻止したのだ!』
と、自信ありげにいいながらも、
ミーシャの眉間は震えていた。
(ミーシャめ、バレバレなんだよ。
 NATO,CIA,KGBこの3組織からまんまとレンズを盗みだせるやつは誰なんだ?)
...
気を失ってしまった、A君をひきずりながら、地下の駐車場まで来た
スナイパーは、 A君がしっかりと手に握りしめている
赤いベルベットの小袋をみつけた。
『これが、ザーリンのいっていたレンズか?』
そう思い、A君の手もとから、小袋を奪いとった。
(”永遠の愛”・・・この刺繍は結婚指輪ようだな、
 やはり、まちがいなく式の最中にもちだされたレンズだ!)
 スナイパーは、レンズのはいった小袋を持ってたちあがると、
『これさえいただければ、もう、用はない!』
と言って、A君に向けて銃を放った....

次ぎの瞬間、A君の横には、肩を撃ちぬかれたスナイパーが
倒れて、呻き声をあげていた。
気絶のふりをしていたA君はスナイパーにむけて
一瞬はやくに銃を撃っていたのであった。
『これが、僕を救ってくれたんだ...』
そういうとA君は、スナイパーが奪った小袋を拾い上げた。
『車と銃はかりるよ!』
スナイパーはすでにほとんど気を失っていたが、
A君は、少佐に連絡をつけるために、町に車をとばした。
車を運転しながらも、たった今、自分が
スナイパーに向けて銃を撃ったことを思い出し、
(こんな、危険な仕事だなんて、彼女にはいえないな...)
と、お守りとなった、奥さんが刺繍をほどこした
小袋を、また握りしめたのであった。

...
なんか、A君に銃うたせたりして、よくなかったかしら?
わたしは、めちゃめちゃかっこいい、A君を
想像しながら書いていたんですけれども...



♪マニアの出番だバラッバラッバラ 投稿者:猪川三十郎  投稿日:05月05日(金)20時39分04秒

 >美紀さん
 少佐はトロイの木馬のときは、多分ワルサーらしき大型拳銃を使ってます。彼は
ガンマニアというかこだわる人というか(普通そ〜ゆ〜のをガンマニアって言わな
いか?^^;)、銃は自分の好みで選んでいるようです。昔はアメリカ製のコルト
ガヴァメントというゴツい銃を使ってましたが、最近はドイツ製の銃を使用してい
ます。愛国者ですね(^o^;)。
 さて、我らがA君は・・・、大型拳銃を振り回す感じじゃないですね(^^;)。
だから、美紀さんの通り、SIGのP230(第七の封印のときから愛用)あたり
がマッチするんじゃないかな。メロディでZ君はそれより大きいサイズのSIGを
使っていたから、現在はそれに更新されたかもしれないと辞典には載せたけど、A
君の体格を考えると小型拳銃のP230が向いていると思います。
 上着の下に拳銃を隠すってのは意外と難しく、特に日本人のような胸板の薄い体
型では目立ちやすいです。前述のガヴァメントや、ベレッタの92F(闘牛場でカ
ルロスが乱射したアレ)なんかショルダーホルスターに付けようもんならもうバレ
バレです(被験者;三十郎^^;)。ああゆう大型の拳銃は次元大介みたいに腰に
携帯するほうが目立ちません。これなら田中さんも鈴木さんもオッケーあるね(意
味不明)。小型拳銃用のホルスターを持っていないので確証はありませんが、隠蔽
しやすいことは確かです。ただ、これからの季節、上着を脱ぐことが多くなるので
外出の祭にはポーチやウェストバッグに携帯することをお奨めします。アレ?



うっぎゃ〜〜〜〜〜〜っ!! 投稿者:美紀  投稿日:05月06日(土)01時35分35秒

ひえぇぇぇぇぇっ、A君、一体どーしたんだっ!
気絶した振りしてスナイパーの肩を撃ち抜くなんて、めちゃめちゃかっちょええやないかい!
こ、このイメージはトップページのシリアスA君ざんすね!?
イモ・ボンドどころか、まるでストレートに有能な花形スパイみたいじゃないの。
彼も伊達に“情報部NO.2”を任じていなかったのねぇ。
ああ私、こんな立派なA君を目の当たりにして、嬉しいような淋しいような…。
ちょい心境複雑だわー。
でもシーナさんの“窓のない塔に監禁”てな展開が面白そうなので、
取り敢えず一難去ってまた一難を希望しときます。
ごめん、私、仕事がたまってきちゃってるのだ。
また後で来るねー。

>三十郎さん
実体験に基づく(笑)丁寧なレクチャー、誠にありがとうございます。
そーいや前に友人が「エージェントの背広はホルスターを吊っても目立たんよーに、
特別仕様になってるんだぞ」とのたまっておりましたわ…。
でも女性の場合は、やっぱ不二子ちゃんばりに太股にくくり付けるってのが美しいですわよね。
う〜ん、私、A君の奥さんに撃ってもらってみたいわ。
本家のアルセーヌ・ルパンに出て来るよーな、真珠貝の握りのついた華奢な銃で。
三十郎さん、そーゆーシーンお願いできませんか?
D&Eがサンマルコ寺院で狙撃される場面とか…。きゅん。



揚陸艦コムソモーレッツ・オクタビア… 投稿者:掌砲長くずもち  投稿日:05月06日(土)21時26分31秒

…の戦闘指揮所
「リュドフ大尉、電文は錯綜して、中将からの指示もあいまいだ。現状ではこれ以上のことは
出来そうにない。ただ分かっているのは、ザーリンが用意したスナイパーは失敗したらしい」
「ですね。でも、ラフト一隻と完全武装の海兵1個分隊を5時間使わせていただけるんだから、
悪魔だろうと鉄のクラウスだろうと、拉致ってきて見せますよ。艦長」
「火器の使用許可はでている。ザーリンが唯一さえていたとこだな」
「責任の所在は?」
「もちろん奴だよ」
二人は甲板に出た。そこには縞模様のアンダーシャツを着て顔を黒く塗った屈強な海兵が整列
していた。大尉が余計な訓示をたれる必要なぞなかった。皆自分が何をするか知っていたし、
手にした火器には実包が込められているのだ。やがて、彼らを乗せたエンジンラフトは、艦を離れると
みるみる速度を上げて、ムラーノ島めざし闇の中に溶けていった。

☆いいのかなあ、実戦部隊投入しちゃった。ロケット弾も手榴弾も機関銃もテンコモリですよ。
しかも夜だから赤外線スコープつけてます。嗚呼われらがA君の運命やいかに!
(とかいいつつ、この部隊、A君なんか相手にしてないのがわらえるよな)



今月の姫はツボをぐりぐり(ネタバレ) 投稿者:ひーちゃん  投稿日:05月07日(日)01時02分06秒

それからリレー小説、留守の間にますますハードな展開になっててわたしゃ嬉しい!
で、お話そのものももちろん楽しいけど、リレー小説もこれだけ長くなると、書き手
の個性の違いというか、人格がはっきり出てきて楽しいですねぇ(^^)。
特に例を上げると、bridumさんはキャラをあまり悲惨な目に合わせたくない優しい人
(死んだはずのA君を蘇らせたりしてるし)。逆に美紀さんはどんどんキャラ、
特にA君を悲惨で困難な目に合わせたいサドな人(笑)。かくいう私は‥‥美紀さんに
同じく(笑)。いやーんbridumさん呆れないでね、A君ファンって隠れサドが多いのよ(爆)

で、bridumさん。私がしつこく「一度でいいから拳銃ぶっぱなすA君が見たい」と言って
るのを覚えてて、それであんなシーンを書いてくれたのかしら?いやーサービスしてくれ
てありがとう(^^)
でも我々A君ファンって矛盾してて、もっとA君の活躍が見たいくせに、あんまりA君が
かっこよく活躍しちゃうと「なんか違う‥‥」と寂しくなってしまうのよね(^^;)
たまにはかっこよい活躍も見たいけど、ほのぼのとした無能さも忘れないでいてほしい
のじゃー。
なのでA君、車を奪って逃走したものの、しょーもないドジですぐ敵につかまっちまい、
少佐に迷惑をかける‥‥という展開を希望。じゃあおまえが書けって?ごめん、今日は
マジで疲れてるの(泣)



ショック! 投稿者:bridum  投稿日:05月07日(日)02時17分28秒

...
少佐のところにいそいでいた、A君ではあったが、
爆破の時に受けた痛みが急に体を襲ってきたのであった。
『へんだな〜さっきまでなんでもなかったのに..
さっさと、レンズをださなきゃ!』
体の痛みをがまんしながら、車をはしらせていたのであった。
...
『あっつ、少佐!』
やっと、少佐が待機していた、無人の船着き場にA君が到着した。
『A!どこにいたんだ?』
『心配したわ〜A〜〜〜!』
『A先輩、お怪我は?』
少佐をはじめみんなの顔をみたとたんにA君は、今度は本当に
気を失ってしまったのだった。
『A、お前が気をうしなったら、レンズはでてこんぞ!』
『少佐、そんなにAをゆらしたら、だめですよう』
あわてて、G君は少佐の腕をとめた。
『しかたがない。このまま、科学班に渡すしかないな。』
『少佐!なんか、海の方で光りましたよね、今!』
『?』
少佐達が顔をあげると、岩場のかげから、ラフトの先端が見えかくれしたいた。
『なんなんだ、奴ら!』
『ミーシャたちではないのでしょうか?』
『われわれは、ここにいる!』
おどろいて、3人が振り返ると、ミーシャ達がそこにたっていた。
『海たこが、陸にまだいたとはな..』
『うるさい、少佐、レンズはもともと、我が国のものだ!』
『レンズ自体が、NATOの機密を盗んで、作らせたものだろうが!』
『少佐、科学班が到着しました。』
『よし!』
『少佐、そうはいかんのだよ。部下A君が握って
いるものがレンズなんだろう...』
『....』
そう言った時に、突然”ドカーン”と岸辺の科学班のヘリコプターのそばで
爆発が起きた。
『少佐!さっきのラフトからです!』
『よし、タコと言い合っている場合ではない!』
そういうと少佐は気絶したままのA君を抱き上げ、走りだした。
『A!本当に気絶しているの?』
『こんな時に、なにいってんですか。G先輩!』
『あんたに、おんな心なんてわかんないわよ!』
そういって2人も少佐とともに、科学班のヘリまで一気にはしった。
(なんてこった、あれは、ロシアの実践部隊じゃないか!)
走りながら、少佐は、さらに何発も爆発音を耳にした。
やっと、ヘリにたどり着くと少佐たちはいそいで乗り込んだ。

ヘリが離陸しようとすると、実践部隊の数名がもう、陸にあがってきていた。
ヘリにめがけて、何発か発射した。
『少佐、後部がやられたようです。』
『なんだと〜〜。一番近い所に着陸しろ!』
『しかし、ヴェニスは運河と橋ばかりで、とても、着陸できる場所が
ありません』
『サンマルコ寺院の広場があるだろうが!』
『はっ!』

少佐たちをのせたヘリを追跡しはじめた実践部隊は
すでに、そのヘリがサンマルコ寺院方面に向かっていることを
大尉にしらせていたのであった。
一方、ザ−リン中将はスナイパーから任務失敗の報告を受け
激怒していた。
『少佐の部下にも、スナイパー並の部下がおったのか!
ミーシャは、少佐の部下はみな無能だと、いっていたが...
くっそう、またミーシャに騙されたのだ!』
怒りに燃えた、ザーリンは、今度は自ら、少佐を追うことにした。

サンマルコ広場では、ムラーノ島での一件を全く知らない
D君とE君が談笑していた。
『なあ。なんか、遅くないか、少佐もAも連絡ないぜ!』
『いまごろ、科学班と合流しているはずだけれど...』
『けっこう、銃撃戦なんかあったりして..』
『よせよ、E!縁起でもない。こんなの使いたくないさ!』
『おおっ!お前、新しいのにしたのか?』
『よせよ!E。じろじろみるな!』
『おお。あっちでは、花火があがっているみたいだぜ!』
『ほんとだ!こんな半端な時間に地味な花火だな』
『あれ???花火か?』
『ムラーノ島の方じゃないか?』
『....』
『なんか、やな予感がしてきたぜ!E!』

それから、すぐ少佐たちのヘリが広場めがけて突進してきたのであった...



え? 別に隠してないよ、私、まんまサドだよ(笑) 投稿者:美紀  投稿日:05月07日(日)15時26分12秒

三十郎さん! D君は何やら新しい銃を手に入れているようですわっ!
これもP230のシリーズ(何かケータイみたいだわね…)で宜しいんですの!?
違いますよね、何たっておニューなんだもん!
ヤツも野獣派、きっと上官並みに銃には凝っている口でしてよ。
ブラックホーク(『ドーベルマン刑事』)でしょうか、
スミス&ウェッソン44マグナム(『ダーティハリー』)でしょうか、
ワルサーP38(『ルパン3世』)でしょうか????←ベタなモデルしか知らない
果たしてアニキな彼に相応しい一品とは? 設定宜しくお願い致しますっ。

ってことでひとまず撤退。
くそぉ時間がないぜ、歯痒いぜ。
ファルコちゃんばりに“愛しのエリー”を飲み込んじまったA君、メスをギラギラ振りかざす
マッドサイエンティストの手に落ちて欲しいのよ〜〜〜〜〜〜。
(その役目は、虫をちぎったり時計をバラしたり、子供の頃から“分解”好きで、スポーツ医学
にも造詣が深いリュドフ大尉が担っても可。すいません、また勝手にキャラ付けしてます)



えっ!新しい銃!? 投稿者:猪川三十郎  投稿日:05月07日(日)18時41分19秒

 最近鉄砲雑誌買っていないからなぁ。最新情報には疎いんです(^^;)。
 でも、乱入しちゃおう!
 
 「D、何か様子が変だぞ!」
 「被弾しているぞ!緊急着陸するようだ!」
 にわかに慌ただしさを増すサンマルコ寺院周辺。周囲の観光客も騒ぎ始める中、
DとEは着陸しようとするヘリの方に走り出す。その足下を銃弾が掠めていく。
 「向かいの建物からだ!」
 「あれはカラシニコフの音だ!!」
 「詳しいなD!」
 「アクション映画でお馴染みの音さっ!訓練所でも聞いたはずだぞ!」
 Dは素早く銃を抜きながら叫ぶ。
 「援護する!Eはヘリを頼む!」
 アイスクリーム売りの屋台の影から銃声の方向に2連射。たちまち彼の周囲に銃弾が
降り注ぐ。
 「全くこんな形でこいつを使う羽目になるなんて思ってもなかったぜ!」
 彼の手には新しくしたばかりのSIG PRO SP2340が握られていた。その
銃がいきなりジャムをする(注 作動不良を起こすこと)。
 「ちっ!慣らしを終わらしておくんだった!」
 アイスクリームの屋台はもはやボロボロである。すばやく詰まった薬莢を排除しなが
ら次の遮蔽物を捜す。側にホットドックの屋台を見つけたDは素早く駆け込みつつも発
砲する。10発入りのマガジンは瞬く間に空になり、予備マガジンをたたき込む。
 「あと10発か!機関銃を用意するべきだったぜ!」
 そこに少佐の声が届く。
 「D!援護する!この場を退避するぞ!」
 地獄に仏を見たような気がしたDであった。発砲しながら少佐達と合流する。
 「時間をかければ新手が押し寄せて来る。ヘリの後ろの通りまで退くぞ。俺とDが援護
するから、Aを守って走れ!全く場所を考えないロシア人どもだぜ!」

 銃弾の雨の中、彼らは無事脱出できるのだろうか!?そして機密を飲み込んだままのA
君の運命は!!!

 書いてはみたものの、文才無いです(^^;)。D君の銃は、.40S&Wという弾を
使っているので、他の部下達と銃弾の互換性がないんですね、実は。弾切れになったら
ピンチです。さあ、どうなるんでしょう。
 と、無責任に書き込みましたが(^^;)続きをよろしく〜!



インターミッション 投稿者:掌砲長くずもち  投稿日:05月07日(日)21時26分45秒

ヴェネチアに車は入れません。よって、もし少佐が広場からにげおおせた場合、迷路のような
路地に迷い込むことになります。が、ヴェネチアの路地には行き止まりがないので用心して
くださいね。どんな路地でも必ず小さな広場に出るように街が設計されています。

ううむ、昼だったのか。ま、いいや。ロシアの海軍歩兵は12人位 のはずです。ちなみに、
イタリアには警察のほかに、軍の管理下にある憲兵隊、カラビエレがあります。これは強力に
武装していて有能です。イタ公というなかれ。事がここまでになったら、地元の要請で介入
してくる可能性が大きいのでは。



チボリ公園たのしそう! 投稿者:bridum  投稿日:05月08日(月)03時12分11秒

三十郎さん、気軽にD君に新しい銃を持たせてすみません。
勢いで、サンマルコ広場につっこんでしまったために
どうしよう〜〜。この後。
ネコさんの『臨時教師』の続きを書いてしまおうかしら〜〜(無責任)

美紀さんもいそがしそうだし..
くずもちさんも仕事だし...(わたしもGWは仕事でした!)
・・・
少佐とD君に援護されて、時計台の地下から続いている回廊を
科学班3人とZ君とG君、E君たちはA君を囲んで走った。
『A. やっと気がついてよかったわ!』
『目がさめたら、弾が飛び交っていてびっくりしたよ!』
ひたすら、走っているA君は
『なんだか、おなかが...』と、鎮痛な表情になってきてしまった。

少佐は、D君とロシアの実践部隊と銃撃を続けていたが、
イタリア軍の憲兵隊が沈静化に向かってきた。
『わけのわからんロシア兵は彼等にまかせて、時間をかせぐ』
『D、このまま、Aのあとを追うぞ!』
『はっ、(ほっとした表情のD君)』
『D、もう、弾がないんだろう!』
『....』
『新しい銃だな!』
『....』
サンマルコ広場の実践部隊は、あっという間にイタリア軍に
包囲されてしまった。
『世界遺産の広場でなんたること!首相厳重に調査!』
翌日の朝刊には、たんなるテロとして、実践部隊のことが記事となっていた。

『A,しっかりして!もう少しよ!』
『われわれのメンバーが待機している病院は、この回廊からだと行き過ぎてしまう!』
『一度、地上にあがろう』
『先輩、こっちに、出口があります!』
『よし!』
全員が出口をかけあがったところは、ある美術館の裏庭であった。
『病院までは、あと少しだ!』
『もうだめだ、走れない!』
『出す前にレントゲンかけないと...』
『オレが運ぶ!』
そういうと、E君がA君をおぶって走りだした。
。。。
『少佐、なぜ、ミーシャは追ってこないのでしょうか?』
『オレたちから、確実にレンズを奪還する奴を、マークし始めたことさ』
『それは、いったい?』
『D、うしろにいるぞ...』
『....』
『Aとは、合流しないで、ホテルに直行するぞ』
『ロビーにロレンスがいます』
『部屋に直行する』
『Aの奥さんが待ってます』
『....』
『では、おまえが援護しろ』
『弾がありません!』
『くそっ!』

少佐たちのあとをつけていたザーリン中将が手をださなかったのは、
相手が少佐だったからと、自分が送った最強のスナイパーを
撃ったのが、D君だと勘違いしていたからであった。

『あの美術館の裏門から一気に走って病院で合流する』
『はっ!』
『Aもそろそろ限界だろう...』
そういうと、少佐は一気に走り出したのであった。

A君たちが、裏庭を走っている時、暗闇から少佐が飛び込んできた。
『ひぇ〜〜!』
驚いた瞬間にA君の口から、レンズがこぼれおちた。
『そいつを早くかくせ!』

..
ああ、もう、こんな時間!



妄想が止まらない・その1 投稿者:ひーちゃん  投稿日:05月08日(月)21時14分18秒

bridumさん、まったくあなたって人はなんて律義なの(泣)。夜中の3時までかかって
リレー小説を書くあなたの熱意に、私もいつまでもぐーたらしてはいられませんわ。
でもね、私っていったん書き出すとめっちゃ長くなるんよね(^^;)。なのでほとんど「リ
レー小説」じゃなくなるような気もするけど、まーいいわ。ほとばしる妄想は止まら
ないもの。

>ファルコちゃんばりに“愛しのエリー”を飲み込んじまったA君、メスをギラギラ振りかざす
>マッドサイエンティストの手に落ちて欲しいのよ〜〜〜〜〜〜。

わっはっはっ。も〜美紀さんって本当にА君苛めるのが好きねぇ。昔のB級SF映画みた
いに、手術台に仰向けに縛りつけられるА君が見たいのね。
よし、分かった分かった。そういう展開にしてあげよう。でもさ、冷静に考えるとやっぱ
こういう場合、“浣腸”するのが一番手っ取り早いと思うんだけど。そういう下ネタはお嫌い?

では、思いっきり趣味に走ったリレー小説の始まり〜!(いつにも増して長編なので、
いくつかに分けて送信します)

****************************************

「そいつを早くかくせ!」
少佐に怒鳴られたАは、咄嗟にレンズ、もとい指輪を自分の指にはめた。
「ばか者!指にはめてどうする!隠せと言っとるんだ!」薄暗い路地をひた走りながらどやしつける少佐。
「で、でも…こうした方が動いたときに落としたりしなくて、安全だし」と、Eの背中に
おぶられながら、青ざめた顔で弁解するА。しかし次の瞬間顔色が変わる。
「しょ、少佐…!レンズが…わ、割れてます!」
「なにぃっ!」
少佐はキキーッと急ブレーキで走るのをやめると、Аの指に光る指輪を凝視した。確かにレ
ンズは真っ二つに割れていて、片方だけがリングにくっついて残っている。
「なんてこった!あのグラスファイバーより堅いはずのレンズが、割れちまうなんて!」
「いったいどこで割れたんだろう…さっき、А先輩の口から吐き出された時?」
「…いや、僕は吐き出した後、すぐに手に受け止めて指にはめた。どこかにぶつけたり
してないよ」
「じゃあ、Аの胃の中で割れたのか?」
「…そうとし考えられない。だって、今もまだ腹が痛いし」
と、腹を押えたまま顔をゆがめるА。少佐も沈痛な表情で、
「…という事は、割れたもう片方のレンズは、まだАの腹ん中にあるって事か…。
くそっ!一つだけでも面倒なのに、それが二つに分割されちまうとは!」
「でもよ、なんでАの腹ん中で割れるんだ?」と、既に弾切れになったSIG PRO 
SP2340をさすりながらDがつぶやく。「普通割れたりしないぜ?そのまんまの形で、
クソと一緒に出てくるはずだけどなぁ」
「D、あんた表現が汚いわよ!」とG。とその時、Аが「いたたたっ!」と、さっきより更に
顔を歪ませた。
「А、大丈夫か?」
心配げにその顔をのぞきこむ少佐たち。EはАの顔がますます青ざめていくのを見て、
「А、痛いってどんな風に痛むんだ?もしかして胃が、ぎゅうぎゅうねじまげられるような
感じか?」
痛みにひきつった顔でうなずくА。Eも「そうか」とうなずき返し、
「…どうやらレンズはАの胆に入り込んじまったらしい。つまり、Аは胆石になっちまっ
たって事だ」
「ええーっ!」と一斉に驚く少佐たち。Gが甲高い声で、
「た、大変!胆石って死ぬほど痛いのよ!早くАを病院に連れてかなくっちゃ!」
もちろん皆に異論はなかった。一行はホテルへ行くのを急きょ取りやめ、最寄りの病院へ
と直行したのだった。
(胆石ってそんなに簡単になる病気じゃねーぞ!とか、つい最近それで入院した人がいるの
に、ネタにするなんて不謹慎だ!という突っ込みは覚悟の上。すみませんm(_ _)m )

――この後まだまだ続きますが、いっぺんに送るとまたエラーになるのでひとまずここまで。



妄想が止まらない・その2 投稿者:ひーちゃん  投稿日:05月08日(月)21時23分43秒

所変わって、ここはベネチアのとある病院。やっと痛みもおさまり、病室のベッドで静かに
眠るА。
その傍らでは、奥さんがやさしくその寝顔を見つめながら、時折そっと髪をなでてやってい
た。(う〜ん、夫婦愛)
「夫婦水入らずって感じだな」
と、わずかに開いた病室のドアから中の様子をうかがう、廊下のDたち。Zは傍らのGがど
ことなく寂しげな顔で病室の二人を眺めているのに気づき、(もしかして、まだG先輩は、
А先輩の事が…)と思うが口には出せない。
E「それにしても、“愛しのエリー”が原因で、胆石になっちまうとは思わなかったな」
D「ああ。 これじゃあ、今までみたいにクソと一緒にケツから出て来るのを待つって訳に
はいかねぇもんな」
G「もう、汚い話しないでって言ってるでしょ!(怒)」
ワイワイ話す部下達とはやや離れて、少佐は壁にもたれて煙草をふかしていた。が、誰も
「病院内は禁煙です」とは注意できない。
そこへカツカツと靴音を響かせて、さっきАの治療をした医師がやってきた。何げない顔
で、傍らのZが差し出した灰皿で煙草をもみ消す少佐。Zは慌ててその灰皿をスーツの懐に
しまいこむ。
「先生…どうでした?患者の胃から、完全に“石”は取り除かれましたか?」
少佐が口を開くより先に、Eが口を開いた。
「それが…」と、深刻な顔で口を開く医師。「胃の中で粉々に砕けていて、この病院では取
りだす事は不可能です。一応、痛みを消す応急処置はしましたが‥‥石を完全に取り出すに
は、もっと大きな病院に移ってもらう必要があります」
(粉々だって‥‥?まさか!あのレンズは、グラスファイバーよりも硬いはず‥‥!)
少佐や部下達は医師の言葉に一様に怪訝な顏をしたが、もちろん誰も口には出さなかった。
医師が廊下から立ち去った後、
「‥‥変ですね。“グラスファイバーよりも硬い”という情報は、ガセネタだったんでしょ
うか」
と、スーツの懐からさっきの灰皿を取りだしながらZが訪ねた。
「そうとしか考えられんな。しかし、それならあのレンズには、もっと別の、何かもの凄い
情報が隠されているはずだ。でないと、あのレンズを巡ってこんな大騒ぎになりやせん」
と、再びタバコを吸いながらつぶやく少佐。
「まあそれは、もうすぐ分かるだろう。こいつをドイツに持ち帰って、徹底的に調べれば
な」
と、少佐はAの指から抜き取った、割れたもう片方のレンズを手のひらに乗せた。
「こいつを極秘に、ドイツへ運ばなければならん。幸い、ミーシャたちはまだレンズが、A
の腹ん中にだけあると思っている。まさか、二つに割れたなんて思いもよらんだろうよ」
「じゃあミーシャたちも、このレンズが持つ、本当の情報には気付いてないんですね」
「だろうな。俺たちをしつこく付け狙う連中‥‥GRUか。奴らでさえ、このレンズの本当
の秘密には、気付いてないだろう」
少佐は手のひらの、今は割れて半分になってしまった“レンズ”をぐっと握り締めた。
「とにかく、俺はこれを一刻も早くドイツへ持ち帰る。その間、悪いがAには、GRUたち
を引きつける“オトリ”になってもらう。だからE、D、おまえたちは‥‥」
「分かってます。ここに残って、全力でAを守ってみせます」
EとDは胸を張ってきっぱりと答えた。勿論、その時Eが(Aの側にいりゃあ、奥さんにも
接近できるしな)と思った事は言う間でもない(爆)

―――すいません。まだ続きます。とりあえずここまで送信。



妄想が止まらない・その3 投稿者:ひーちゃん  投稿日:05月08日(月)21時35分42秒

こうして、少佐、Z、Gの三人は病院を後にして、ひとまずイタリアのドイツ大使館
に身を潜めた。今までの激しい戦いが嘘のように、ヴェネチアに平安な夜が訪れた‥
‥かと思ったその時!突然病院に轟音がとどろいた。Eと病室の番を交代して、病院
近くのバーでビリヤードに興じていたDが血相変えて病室に駆けつける。するとそこでは、
Eと奥さんの濃厚なラブシーンの真っ最中だった‥‥ようにDには見えた。
「E!てめぇ何やってんだよ!
気絶している奥さんを胸に抱きかかえたまま、硬直しているEに怒鳴りつけるD。Eは
ようやく我に返って、
「た、大変だ!ガスマスクで武装した連中‥‥あれはきっとGRUの突撃兵だな。奴等が
突然壁をぶち壊して入ってきて、Aをさらっていきやがった!」
「アホー!なんで死にもの狂いで助けなかった!」
「すまん。でも気が付いたら奥さんを胸にひしと抱きしめてたんだ。‥‥やっぱりこう
いう時は、咄嗟に女性を守るのが男の本能ってもんだろ」
「そりゃそうだが‥‥でも俺たちの任務はAを守る事だろ!どうすんだ!Aの胃‥‥じゃ
なかった胆には、まだ“レンズ”が残ってんだぞ!」
Dは頭を抱えながら、もぬけの空になったベッドと、爆破されてぽっかりと穴の空いた
病室の壁を見つめた。
「どうしよう、D。こんな事、大使館の少佐に知れたら‥‥」
それでもまだしっかり奥さんを胸に抱きながら、Eが言った。Dは短い金髪の頭をくしゃ
くしゃと掻きむしりながら、
「しょうがねぇ、俺たちだけで助け出すしかねぇな」
「ええっ?」
「ふっふっふっ」と、急に強気な笑いを浮かべるD。「いいじゃねえか。たまには少佐に
頼らずに、俺たちだけでやってみようぜ。なーに心配するこたねぇ。こんな時のために、
俺はとっておきの銃を手に入れたんだ」
(やべー、こいつすっかりガンマニアの本性が出ちまってるよ)と青ざめるE。しかし
このままだとAを拉致されたのは自分の責任になってしまうので、それならイチかバチか
Dと二人だけでGRUに乗り込む事にしようと決意した。

その頃、とうとうGRUに拉致されてしまったAはどうなっていたか?彼はGRUの
揚陸艦コムソモーレッツ・オクタビアの、医務室の中にいた。そーです皆さんお待ちか
ね、生体解剖ショーの始まりです!<いいの?ほんとにやっちゃうよ〜、美紀さん(笑)

「‥‥おい、もうよせよ‥‥今夜はほんとに疲れてるんだから‥‥それにどうせ子供な
んて、できない時には何度やってもできないし‥‥」
さっきまで病室で奥さんの手厚い看護を受けていたAは、いったい何の夢を見ているのか、
手術台の上でむにゃむにゃと寝言をほざいていた。が、徐々に意識がはっきりしてゆき、
今、自分がどういう状況に陥っているかを理解し始める。
「な、なんだこれは‥‥!!」
Aはびっくりして飛び起きようとしたが、身動きできない。見ると、手術台の上に仰向け
に四肢を固定されている。それだけならまだしも、なんとさっきまで着ていたはずのパジ
ャマではなく、セーラー服を着せられているではないか!!しかも白地に大きな赤いリボン
のついた、いかにもマニアが好きそうな夏服のセーラーである!!
「おや、お目覚めかな。金魚ちゃん」
その声にハッと首を動かすと(というか、首しか動かせない)、どことなく宅八郎に似た、
いかにもオタクっぽい白衣の中年男が、自分を見下ろしていた。手にはギラリと光るメス
が握られている。とたんにゾーッと背筋が寒くなるA。手術台、白衣のマッドサイエンテ
ィスト、そして手術台には、生贄の金髪の美少年(爆)‥‥とくれば、もう答えは一つし
かない。「生体解剖」である。

―――ああ、哀れ生贄のA君の運命は如何に?という訳ですぐ次号へと続く!



妄想が止まらない・その4 投稿者:ひーちゃん  投稿日:05月08日(月)21時45分12秒

Aが恐怖に凍りつくのを尻目に、その男‥‥リュドフ大尉は、歓喜に満ちた目で自らの
長年の夢の成就を語り始めた。
「ああ、俺はこの時を待っていたのだ‥‥!ようやっと、生きた人間を、この手で解剖
する事が出来るのだ!ああ、なんという喜び!しかも昔見たSF映画でいつも生贄にな
っていた、金髪の美少女そっくりの‥‥!まあ女でなく男なのがちと残念だが、この際
贅沢は言ってられん。たとえ性差はあろうとも、ひとたびメスでその白い肌を切り裂けば、
流れ出る熱い血潮に変わりはない!!」
(ひ、ひえーっ)と、声にならない悲鳴をあげるA。なんとか逃れようと体をもがかせる
が、両手両足を固定している皮ベルトはびくともしない。リュドフ大尉は恐怖にひきつるA
の表情を楽しみながら、
「ふふふ、いくらもがいても無駄だよ、金魚ちゃん。今から君のお腹を切り裂いて、
レンズを取りだしてあげるからね」
「ま、麻酔して下さい!」
こんな時でもつい敬語を使ってしまう自分を情けなく思いながら、Aはやっとの事でそ
う言った。あまりの恐怖に、声が裏返っている。リュドフ大尉はその声にいっそう目を
輝かせ、
「おお、君はまるで女のような高い声を出すんだね。素晴らしい!きっと飛び切り素敵
な悲鳴を聞かせてくれる事だろう」
「ふ、ふざけんな‥‥!それになんだ、この服‥‥!」
「ああ、セーラー服かい?金魚ちゃんにお似合いだよ。俺はね、昔からセーラー服を着た
金髪の美少女を、解剖するのが夢だったのさ‥‥!」
(へ、変態だこいつ!少佐助けてぇ〜!)
ほとんど涙目になりながら、心の中で叫ぶA。なんでセーラー服を着たまま死んでいかなく
ちゃならないのだ。こんな恥ずかしい死に方ってあるか。セーラー服を着た死体を少佐たち
に発見されるなんて、もう恥辱の極みである。可哀想に、未亡人になった妻は一生その事で
からかわれるに違いない。畜生、死ぬ時ぐらい、もっとカッコよく死にたかったよぅ‥‥!
泣きそうになってるAにはおかまいなく、リュドフ大尉はいそいそと手術用具を乗せたトレ
イの上から、手ごろなメスを手に握った。そのメスを見たとたん、Aの頭から理性が吹っ飛
んだ。
「や、やだーっ!やめろーっ!痛いのはやだーっ!」
恥も外聞もなくギャーギャーわめく様は、ほとんどジャスティンである。事実、Aは恐怖に
錯乱する頭の中で、かつて読んだ漫画の1シーンを思い出していた。(そういや漫画にこん
なシーンあったな、ジャスティンが敵に捕らわれて、手術台に縛られて‥‥でもすぐ、ヒー
スとバージルが助けに来てくれるんだ。そうか、これは夢で、俺はジャスティン役になって
るんだ。だからすぐに、ヒースとバージルが助けに来てくれるはず‥‥)
とかなんとか訳の分からぬ妄想に浸るA。そうしているうちにも、リュドフ大尉はセーラー
服の上からAの腹をさすりながら、「さて、どこからメスを入れよう‥‥」とうっとりと吟
味していた。
と、その時!ガガガガガッと機関銃の銃音が鳴り響いたかと思うと、バーンと医務室のドア
が開かれた。中から現れたのは、水もしたたるイイ男二人組!ご存知NATОのキンキキッ
ズこと、DとEである!(ほんとかよ)

――ああ、うっとおしい!なんでこの掲示板、これぐらいの長文いっぺんに送信できな
いの〜!こんなとこでぶったぎるのやだよ〜と泣きつつも、しょうがないのでひとまず
送信。えいっ。



妄想が止まらない・その5<いい加減にしろ! 投稿者:ひーちゃん  投稿日:05月08日(月)22時04分15秒

「どうやら間に合ったようだな!」
「A!大丈夫か!」
口々に叫びながら、医務室へと駆け込む二人。お互い、心の中では(くーっ、今の
俺って、最高にカッコいいぜ!)と浸っていた。
が、Aは二人の姿を見たとたん、涙に光る目で叫んだ。
「ヒース!バージル!やっぱり来てくれたんだね!」
「‥‥はぁ?」とたんにガクッと気抜けするDとE。「‥‥誰がヒースとバージルだよ!
ったくもう、せっかく助けに来てやったのに、気ぃぬけんなぁ‥‥」
ぼやきながら、DはAが縛られている手術台に歩み寄って、四肢を縛っているベルトをほど
こうとした‥‥が、Aの姿を見た途端、吹き出してしまった。
「なんだなんだ、おまえ〜!セーラー服なんか着せられてやんの〜!」
「こんな時に笑うなよD!失礼だろ!」
と常識派らしく注意するEだが、心の中では(くすくす。これをネタにAを脅せば、一晩
ぐらい奥さんを借りられるかもしれない)とほくそ笑んでいたのは言う間でもない。
「な、なんだおまえたち!俺の金魚ちゃんを奪う気か!」
Eに背後から羽交い締めにされたリュドフ大尉が、血走った目で抗議する。Dはバカにした
ように、「なーにが金魚ちゃんだよ、どいつもこいつも訳の分かんねぇ事言いやがって」と
言い捨てるなり、手にした機関銃で大尉の後頭部をガツーン!あっさり大尉を眠らせてしま
った。
「さ、早いとこずらかろうぜ!」
ようやく四肢を解放されたAの手を引いて、二人は医務室から脱出しようとする。
「ちょっと待てよ!その前に着替えさせてくれ!」
ようやく正気に戻ったAが必死な目で訴える。が、DとEは聞く耳もたず。
「そんな暇あるか!ここがどこだか分かってんのか?GRUの揚陸艦内だぜ!とにかく
生きて脱出する事だけ考えろ!ほらよ!」
とDは背中から機関銃を取りだすと、Aに放り投げた。Aがそれを受け取るのを合図に、
三人は一斉に医務室から駆け出した!

――――す、すいません。まだまだ続くんだなこれが(爆)。もうこのままジ・エンドまで
行きそうな勢いなんだけど、それはやっぱりマズイのでひとまずここでおしまい。では。



では引続き… 投稿者:くずもち  投稿日:05月08日(月)22時42分18秒

軍医というのは妙な職業で、その職務を果たす時は大概が悲惨な状況で、かといってそうでない時は
完璧に閑職なのである。しかし、おれは幸福だ、と軍医は思った。この大型艦に備え付けられた
完璧な施設と、旧東ドイツ製の精密医療機器を平時に使うチャンスなぞ、そうくるものではない。
「よ、よせよ、ボクなんか開いても…」

「艦長…」
「どうした、リュドフ大尉?」
「おれはこの一件には、かんでませんよ。セーラー服は軍医の趣味です」
「わかってるよ。それより、拉致ってきたのは鉄のクラウスではなく、その下の筆頭子分とは
どうゆうことだか、説明してもらおうか」
カラビエレ(憲兵隊)の追撃をかわすことを説明するのは簡単だったが、目下の状況を
ツジツマがあうように説明するのは、なかなか大変なことだった。
そして、リュドフがようやく艦長を言葉の迷路の外に導き出した時、壁のスピーカーが叫んだ。
『艦長は、一番近くの通話機へ!』
軍医はまだ薬品をいじっている。艦長は医務室の通話機をとった。
「こちら艦長」
『艦橋です、艦長、ザーリン陸軍中将がランチで舷側にきてます。、乗艦許可を求めていますが…』
最低だ。だが、陸助の“まぬけのザーリン(艦長はカスパノフの棋譜をいくつか暗記していたし
“64”の熱心な読者だった)”を、自分の艦で好き勝手させるつもりは、彼には毛頭なかった。
「許可しろ。ただし、すぐに艦長私室に通してしまえ。医務室にご用があるに違いないからな」
『アイアイ・サー』
「艦長、どうし…」
艦長は笑って言った。
「ドクター、今からここは汚染区域となった。対ガス・放射線措置をとって封鎖せよ」
「これはどうすれば? 金魚ちゃ…いや、被験体はどうします?」
「あとは君の領分だ。結果がよければ、過程は問題ではない」
宅八郎軍医はマンゾクした。過程は問題ではないのだ…

「カラビエレのグッチャルディーニ中尉であります。鉄のクラウスのお役に立てるとは光栄です。
お望みのものはなんでもおっしゃってください」
イタ公でも、こいつは北部出身の古強者だ、と少佐は思った。山賊の子孫かもしれない。イタリア人
にできる最大の事業はF1だが、それ以下の人数を使うことに関しては、この中尉はたぶん自分の部下
より有能にちがいないだろう。事実、Aのいた病院が襲撃された5分後には、その報告をここに持って
きたのだから。
「中尉…目には目をだ」
「当然です。首相は臨時閣議で、ロシアと取り引きした国防大臣と外相を追求したそうです。そして、
今度はこちらがわに許可が降りました。イタリア領内の不審船を臨検せよとのことです。ミサイル・ボートが用意されています」
少佐がジワリ、と笑った。ZとGはゾッとした。この男がこんなわらいかたをするときは、必ず一騒動
おきるのだから。

「艦長!」
「ですから閣下、目標は今危険な状況で隔離してあります。艦の安全の責務は私に帰属しますから」
ザーリンをなだめるのには、紅茶にかなりのブランデーを注ぎ込む必要があった。こいつとチェスが
してみたい、と艦長は痛烈に思った。ここのところリュドフに2連敗なのだ。
壁の電話がなった。艦長はブランデーのボトルに手をやるザーリンを見てから、歩いて受話器を取った。
「艦長私室、艦長」
『艦橋です。あと4時間で時間切れです。イタリア領海からでるのに2時間必要です。予定の針路をとらせますか?』
「…そうしてくれ、この電話を医務室に回せ」
呼び出し音がなった。一度ならず数度。が、誰も出ない。艦長は素早く電話を切ると、海兵の待機指揮所を
ダイヤルして怒鳴った。
「リュドフ! 医務室で何かおこった! 私も行く! たのむぞ!」

☆いいのかなあ、こんなシーンばっかり。なんかエスカレートさせてる元凶は私みたいですね。
ロシア側も知らないレンズの秘密、楽しみです。

ちなみに、カスパロフとは今の世界チェスチャンピョンでロシア人。64とは、チェス盤が8×8
の64マスで出来ていることをタイトルにした、ソヴィエト時代から続くロシアのチェス雑誌です。


げげっ 投稿者:掌砲長くずもち  投稿日:05月08日(月)23時09分36秒

ハナシが分岐したっ!

どーしましょう?



ほえ? 投稿者:ひーちゃん  投稿日:05月09日(火)00時26分17秒

ああくずもち様はやっぱりプロね、お上手だわ、とうっとり読んでたんですが‥‥
「ハナシが分岐した」ってどういう事でしょ?と思ってもっかいじっくり読み返して
みたら、なるほど、私のお話では宅八郎似の白衣の男(爆)はリュドフ大尉となって
るのに、くずもちさんのお話では「軍医」と設定されてる訳ですね。
その他にも、注意深く読めば些細な食い違いがあるようですが、気にしない(爆)
やっぱり解剖大好きの白衣のマッドサイエンティストは、軍医で決まりでしょう。
なのでA君を「金魚ちゃん」と呼ぶ、白衣の危ない男はリュドフ大尉から軍医へと
設定し直しますので、この後続ける方はお間違えないように。
ああでもワクワクするわ。ついにザーリン中将も乗り込んじゃった軍艦上を、A君
たちが逃げ惑うのね。

“ロシア側も知らないレンズの秘密”は、あまり期待しないで下さい(^^;)。タネを
明かせば、「な〜んだ」って感じですから(^^;)。



‥‥と私が説明したにもかかわらず、その後の展開で「セーラー服好きの変態」=「リュドフ」と
いう設定が変わらないのはどういうことっ!?(怒泣)みんな〜もっとちゃんと書き込み読んで
くれよぅ〜と泣きつつも、最初にリュドフを白衣のマッドサイエンティストと設定したのは私なので、
あまり強い事は言えない。くくく(泣)。まあいったん頭にすり込まれたキャラクターの設定を途中で
変えるというのは無理があるので、やっぱり「セーラー服好きの変態」=「リュドフ」のままにして
おきます。うう、掌砲長どのごめんなさいよう(泣)。



臨 兵 闘・・・

 投稿者:シーナ  投稿日:05月09日(火)01時00分33秒

 お話が分岐した時は「九字の呪法」を唱え異層を開けばよいのです。
それぞれの層で戦っているA君がいるから、何度も甦るのですね。ドクたこ八に
かっさばかれるA君もハッピーエンドで奥さんと抱き合うA君もありです。
 だから(?)白魔術やSFとかもだめですかね。変身A君。(人造人間)
 
 ひーちゃんさますごいですね。
なんかおいしいとこ取りのE&Dですが、かっこよくて人気急上昇だぞ。
あぶない刑事みたい。D君マーシャルアーツもOKにしてください。
悪役は超美形や「じょーおーさまとオヨビ!」風お姉さまも好きです。
(お願いしてます。)



ひーちゃん、愛してるっ!!! 投稿者:美紀  投稿日:05月09日(火)01時17分46秒

きゃあああああっ、暢気に仕事なんかしてる場合じゃな――――い!!!
ひーちゃんったらひーちゃんったら、この展開、まさに完璧(フォルコハインメント)ですわっ!
D君がハスラーで機関銃を乱射とか、E君が取り敢えず奥さんを抱っことか、
Z坊が灰皿係に任命されるとか、あああああなたは私の心象風景を覗かれたの!?
歓喜の極みとはこのことだわっ。嬉しい嬉しい嬉しいよぉ!!
A君、やっぱりいいよ、キミ!
「ま、麻酔して下さい!」だの「痛いのはやだーっ!」だの、
もおおおお何って可愛いおマヌケちゃんなの。
そんなキュートなリアクション、火に油以外の何物でもないじゃんよ。
変態リュドフじゃなくたって、キヒヒと舌なめずり状態だろー!(←私だけじゃないでしょっ!?)
しかも寝言で「…おい、もうよせよ…」だなんて、「てめー金魚のくせに何考えてんだっ!!」
てなツッコミの余地まで残してくれてるのね。サービス精神旺盛すぎるわ!
セーラー服A君、髪に金魚のヘアピン止めていることを希望。
ほらほら、ヒースのDとバージルのEと薄暗い廊下を駆け抜けるうち、
雑魚が「いたぞ!」「捕まえろ!」って寄って来たじゃない。
こーなりゃヤケのジャスティンA君、いきなりガガガッと機銃掃射でなぎ払ってね。
ほんでもってそのまま銃を振り上げて、「カ・イ・カ・ン」とつぶやくのじゃあああああ!
(何たって彼は設定に飲まれやすい質ですから…)
行け行け〜〜〜〜、ひーちゃん、このままラストまで突っ走っちゃえ!


おっしゃあ!突っ走るでぇ!!と気合いを入れてはみたものの、本当に終わるんでしょうか?
この小説‥‥。なんか不安になってきました(汗)。
と、とりあえず、この続きは
第4部でお楽しみ下さいませ。

HOMEDWM/妄想