今日で長かったスプリンターズカップも終わる。私は初日早々に自分に課したノルマを達成したので気持ちは楽だったのだが、その後2回の内容が決して誉められたものでなかったので、最後に一矢報いたい心境だった。とはいえ日曜日の釣行では、魚を持ち帰っても捌く程の気力がないので、1本がどうしても欲しい、というとウソになる。今回はTAFFメンバーが一同に会し、且つ松鶴丸常連さん達も含めて1号船をチャーターした。1つの船が外房ジギング猛者達だけで出船するなんて、かつてあったのだろうか?滅多にない機会の末席に乗り合わせて、幸運という他はない。そして周りは一体どのようなシャクリを見せるのか、興味は尽きない。夜明け前の1号船はひっそりと静まり返り、船べりにはロッド1つ刺さっていない。釣り座は抽選で決めるからである。それもまた、異様な光景だ。
抽選の結果、私の釣り座は右トモから2番目になった。これまた定番か(爆)。右トモは小倉さん、左はタッチーさん、そして舞鵜さん。よく知っている方達なので、シャクリの傾向は全部分かってしまう(笑)。観察する意義は薄れたが、よく知っているだけにやり易い。船室の中でぐっすり眠り、いざポイントに着くと、雨が大粒になっていた。雨の中でひたすらシャクる。フード越しでは視界が狭められて、状況が良く観察出来ない。攻略の手がかりが掴めぬまま、時間だけが過ぎていく。
時折上がるのは、サバだったり、メダイだったり、本命がなかなか出てこない。もう午前中は終わりかと思われた頃、反対側がざわめいた。萩原さんにヒット!どうやら本命らしい。丁寧にやりとりして上がったのは、やはり本命のヒラマサだった。ヒットジグはキラージグのブルーイエローだった。萩原さん曰く、周りのシャクリとリズムを変えて、超スローなシャクリに喰ってきたらしい。技有りである。
午前中の状況から、今日はまたヒットチャンスが出る可能性があるような気がしたので、午後も乗ることにした。ポイントに着いてしばらくすると、反対側でヒット!そして右トモ(私の右隣)でもヒット!本命が1本上がる。しかし隣の方のほうはイナダだった。チャンスが訪れていると思い。集中してシャクる。多分底よりも中層を回遊しているに違いないと考え、ジグをフルキャストし、途中までシャクリ上げると神経を研ぎ澄ませて細かくジグを躍らせる。ククンと来た!すかさずアワセを入れる。が重さがフッと抜けてしまった。すぐさまジグを落とす。細かく躍らせるが、二度と同じチャンスは来なかった。その場にしなだれる。次のチャンスはタッチーさんに訪れた。が、こちらも同じようにアワセでスッポ抜けてしまった。
後半になって、黙々とジャークを繰り返していた君塚さんにヒット!本命だ。水深が浅いから思い切り暴れる。それでもラインを出さずに、強引に向きを変えさせてタモに誘導する。あっという間に、タモに入った。ヒットジグはヒラジグスリムロングのピンクだった。またロングジグか…。TJ140の動きには文句ないのだが、キラージグ・ヒラジグロングに比べれば、長さから来るアピールの強さは負けてしまう。今シーズンの初期はは未だ小さいジグの方を好む傾向があったのだが、後期になるにつれ、長い方をより好むようになっている。魚の好みはどうにもならない。せめて、今モデファイしているTJ170が手元にあれば、と思うが、これも無い物ねだりである。結局その後チャンスは訪れることなく。終了となった。
こうして私のスプリンターズカップは終わった。カップ前に春マサが好調だったからか、気が緩んでいた部分があったと思う。それが、ジグロストの増加で弾切れしたり、ベールアームの傷に気付かなくてラインを高切れさせたり、とてもカップ参戦3回目には思えない失態をしでかしている。ただし、ジグ作りの上からみれば、マコジグTJ140という納得のいくジグが出来たし、更にTJ170にはモデファイする余地を見出せた。今度のジグは私の感じたロングジグの狙い所を付加していくつもりだ。
まだまだジギングの世界は奥深く、道は険しい。けれど先の見えない道を進む事ほど、新鮮な驚きに満ちているのである。