2003年4月7日はアトムの誕生日
時の科学省長官である天馬博士はひとり息子の飛雄を交通
事故で亡くし、悲嘆にくれる毎日であった。そんな或る日、
博士は突如、公私混同甚だしくも科学省をあげて世界最高水
準のロボット技術を結集し不死身のロボット飛雄の開発を始
める。そして西暦2003年4月7日、7つの力と10万馬力を
持ったスーパーロボットの飛雄が誕生する。暫時、天馬博士
の元で我が子の代わりとして育てられる平穏な日々が続く
が、やがて肉体的に成長しない我が子に業を煮やした博士は
二足三文の値でサーカスに売り渡してしまう。まだ泣くこと
を知らなかった飛雄は黙ったまま連れて行かれてしまう。
人間として生きることを許されなかった「飛雄」は「アト
ム」と名を改め、人間のエゴのためにロボット相手の残酷な
ショーを強いられ心を傷めるのであった。後に人間と平等に
扱うと云うロボット法の制定により、アトムは自由の身とな
る。そして天馬博士に代わり科学省の長官に就任したお茶の
水博士や学校教諭のヒゲオヤジ等の愛を受けながら、7つの
力と10万馬力を活かし世界で大活躍する…これが昭和26年
に登場した手塚先生による『鉄腕アトム』の設定でした。
私が産声をあげる前の年からTVシリーズが始まっていましたので、当時のスナップにはアトムグッズに囲まれ、ほくそ笑む姿が多く
有ります(笑)。TVでは40年、原作の方は52年も前に描かれた未来の世界でした。『科学文明』を『ロボット』に置き換えながら
『平和』『平等』『愛』をテーマにアトムは苦悩し、喜び、泣き…様々なメッセージを贈ってくれました。そして今、描かれていた時
代に追いつきました。皮肉にも『科学』による武器によって『平和』『平等』『愛』が脅かされている今日です。平和の大使として
アトムが本当に誕生してくれたら…いや世界中の人々の中のアトムが目を醒ましてくれれば…。そんな思いを込めてアトムの誕生日に
『アトム誕生』を描いてみました。手塚先生ご自身もこの『アトム誕生』を幾度も描かれておられますが、その度に微妙に描写が変わ
られているようです。また真正面から描かれたアトムと云うのも意外に少ないため、上のイラストはMJ-12のイメージするところで
描かせて頂きました。皆さんのイメージ崩してましたらご免なさいです…f(^^;)ポリポリ
この2003年のアトムの誕生日に合わせ「アストロボーイ・鉄腕アトム」として新アニメシリーズがTVに登場するそうです。
ただ…デザイン的に私が一緒にいたアトムとは何だか違うようですね。(2003.4.7)
アトムの生みの親
イメージ的に「お茶の水博士やろ」と云われる方がよくおられますが、上記にありますように天馬博士がアトムの産みの親です。
原作の方に手塚先生による「天馬博士」のプロフィールがありますのでご紹介します。
天馬博士…ひのえうま年生まれ・群馬の人・本名午太郎・家は代々馬鈴薯栽培を営む・練馬大学を卒業後、馬力に馬力をかけ上手く
高田馬場にある科学省任官試験にダーク・ホースとしてパスした・海馬の研究では博士の右に出る駒はない・ついに科学省長官に出馬
今に馬脚を現わすなどのヤジ馬に馬鹿げた下馬評をされている…とのコトです。好物は馬刺し、特技は竹馬…かな?
非道にもサーカスにアトムを売り飛ばしてしまった天馬博士ですが、科学省から姿を消した後陰ながらアトムを応援していました。
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