第6話「ダークゾーン(宇宙空間都市)」
 
勤務を終え、基地内の自室に戻ったアンヌは、部屋に潜む怪しい影(ダーク・ゾーン)を発見する。影の正体は怪我を負った宇宙人で、回復するまで休ませて欲しいと云う。友好的な宇宙人に次第に打ち解けるアンヌとダン。その頃、動力系に異常が生じた宇宙空間都市ペガッサ市が地球への衝突コースを辿っていて、地球の軌道修正を要請する通信が入っていた。無論地球には軌道修正など出来る訳がないし、そうである以上ペガッサ市の破壊しか選択肢のない地球サイド。ペガッサ市民に地球への移住をもちかけるウルトラ警備隊、ダンの懸命な呼び掛けにもペガッサからの応答はない。やむなく防衛軍は宇宙爆撃艇を派遣、ペガッサ市は宇宙のもくずとなる。アンヌの部屋の影は最悪の場合には、故郷を守るため地球を爆破するべく派遣されたペガッサの工作員であった。ペガッサ星人は人類が地球の軌道をどうこう出来ないと知るや、アンヌに己の役割を打ち明け、ダンと共に地球脱出を勧める。そして爆弾を地球の中心まで送り込み任務を完了しようとする。駆けつけたダンより星人は故郷が地球防衛軍によって破壊されたのを告げられると逆上するが、アイスラッガーで銃を弾き飛ばされ暗闇の中に姿を消すのであった。

■勝手に動いているモノの上に人間は乗っかってるだけなのか?
 基地内の隊員の自室が初めて紹介される本話…24時間体勢の防衛軍は全隊員住込み制?女性の部屋らしくドレッサーや人形、花などがあるがベッドがないゾ。部屋に潜む怪しい影に「きゃぁ〜っ!」と悲鳴をあげるウルトラ警備隊員。呼ばれたダンは部屋の様子を見、アンヌの額を指で突きながら「弱虫さんっ!」とダン…観ているこっちが恥ずかしいゾ。隠れていけばイイものをソファの陰から出て来る「影」。「事故を起こして重傷を負っている…手当ては済ませた。このまま暫くじっとしていれば傷は治る。」と云う影。傷を負っているならメディカルセンターに行けばよいものを…。落ち付いたのかベラベラ喋り始める人なつっこい影に「宇宙人なんだね」とダン。「ハッハッ、ヘリくだるなよ、地球人だって立派な宇宙人じゃないか。」と影。「こんな大きな宇宙の中に、地球と私たちの街が一緒に生きるコトの出来る場所がないなんて、何と云う悲しいコトだろう」と漏らす影に「何のコトだ?」とツッ込むダン、夢だとトボけ喉が渇いたと話を逸らす影…ミネラル・ウォーターを差し出すアンヌ。「恥ずかしいから少しの間、向こうを見ててくれ」と影は瓶に手を伸ばす…その恥ずかしい飲みっぷりは影の覆われて見えてないやん。ん?瓶ごと飲んじまった?!「アナタの街の話をして!工場はあるの?学校は?新聞社は?映画や音楽やテレビは?ネェ」とレポーターモードのアンヌ。「私の街は君達の街とは大分違うんだ…」と語り始める影。「我々の都市は自然の力をひとつも受けていないんだ。科学が進むと云うコトは不便なモノだ。君達も気をつけるがいい…石斧で獣を追いかけまわした大昔の生活に憧れる日が来る」と例えが余りに大昔過ぎ。思わずあのハンマーヘッドシャークのようなペガッサが石斧片手に獣を追う絵はを想像してしまった。そこにビデオシーバーのコール音、怒り口調のアマギ「ダン!ドコにいるんだ?スグに来いっ!」…女性隊員の部屋で寛ぎっ放しだったダンはようやくペガッサ市が地球との衝突コースを辿っているコトを知る。ペガッサ市からの要請の声と例の影の声が似ているコトに気づき、アンヌの部屋に再び駆け付けるダン…ダンの問い掛けに「ペガッサ星人」でないと云い張る影。地球が軌道修正が出来ないことを知るや様子が一変する影…「エッ?!…何だって?オイッ!地球は自分で動けないのか?!勝手に動いているモノの上に人間は乗っかってるだけなのか?!それだったら野蛮な宇宙の殆どの星と同じじゃないのか?!」…いやいや殆どの惑星は自分で動けしまへん。そりゃ妖星ゴラスのように南極に巨大基地を作って巨大核ロケットを大量に点火させれば地球の軌道を変えられるコトも…て、そんなん無理やっちゅうねん。黙り込む影にダンは作戦室へ連絡…警備隊とMP達がアンヌの部屋にやって来る…そして隊長は「ヨシッ撃て!」…未確認物体に取り合えず攻撃するのはあきませんて、キリヤマさん。「隊長!ヤメてください…とっても臆病な、小さな弱い生き物なんです」と根拠のない説明でアンヌが制し「ヨシッこのまゝにしておこう、解散!」…オイオイ何のために呼びつけたんや!一方作戦室では交信を繰返すも、応答しないペガッサ市…業を煮やしたマナベ参謀は「ペガッサ市を破壊する以外に地球を防衛する方法はない」と定刻爆破を決定。ペガッサ市爆破の命を受け宇宙へと向かうホーク1号…しかしホーク搭載の爆弾では地球の約8万倍の密度のペガッサ市は破壊不可とのこと。北極基地より新爆弾を搭載した宇宙爆撃艇が後を追い発信したとの入電…「ウルトラ警備隊はペガッサ市に危険を通告し、市民の脱出を援助、安全に地球まで誘導せよ」との司令が…「ぅわぁ〜〜〜〜ん」と子供のように歓喜するダン。しかしそのダンの懸命な呼び掛けに応答の無いペガッサ市、既に市民は死に絶えてしまったのか、日本語の逆変換は無理だったのか…。宇宙爆撃艇からの撤退勧告…宇宙空間都市ペガッサ市は宇宙空間の藻クズとなった。その頃アンヌの部屋では…「地球はもうお終いだ。オマエはスグ地球から逃げるんだ!ダンも連れていけ!」と突然紳士口調でなくなる影は世話になった恩義からか脱出を促す。やはり影は最悪な事態に地球爆破を目的に送り込まれたペガッサの工作員なのであった。影は本来の姿に戻ると部屋を出、上空に待機させておいた爆弾を地球の核に向けて発射した。アンヌの知らせを聞き、ダンは宇宙からトンボ帰りし駆け付ける…何分で帰って来たんやろ。
星人にペガッサ市の最期を告げるダン…「何と云うコトをするんだ!ペガッサは宇宙が生んだ最高の科学なんだ!私はとっくに地球を破壊する準備を終わっていた、アンヌの部屋からこの爆弾を地球の中心にぶち込むコトは出来たんだ!それをしなかったのは最後の最後まで、私達の科学の力がこの事態を何とかしようと…」それなのに…それなのに…やり場のないペガッサは「復讐してやる!」と云う。ダンは無言でウルトラ・アイをつけセブンに変身、ペガッサの銃での攻撃を除けながらアイスラッガーを放ち銃を弾き飛ばす。どの道地球ももう終わり云わんばかりにと暗闇の中へと消えていくペガッサ…。セブンは地中を掘り進む爆弾を宇宙へと運び出し事無きを得た。シリーズ中初めて地球侵略が目的ではない宇宙人の登場となり、またこのハンマーヘッド野郎が見かけと違い常識を持った紳士だっただけに今回の結末は何とも後味が悪い…暗闇に走り去って行くペガッサ星人を見逃してやるセブンにようやく救いを見いだせる今エピソード。作戦室のシーンで3人の通信オペレーターで右側の隊員はセブンを演じていた上西弘二さん。「ゴースト/ニューヨークの幻」の中で悪党の臨終の際、地獄への迎えに現れる黒い影を観た時この『ダーク・ゾーン』を思い出しませんでした?

 


第7話「宇宙囚人303」
 山奥で二人のハンターが金属製の奇妙な物体を発見。おりしもV3では謎の極超短波をキャッチしていた。怪電波解読の権威ミズノの手によって、それはコスモポリタス第8惑星キュラソ星の殺人鬼(303号)が宇宙へ逃亡したことを警告する通信と判明する。しかも303号は既に地球に潜伏していた。ガソリンを主食とする彼?は三つ矢峠のガソリンスタンド「ルート36」を襲った。ウルトラ警備隊と警察、そしてキュラソ連邦警察との合同大捕り物が開始される。逃亡防止のためスペースポニーを爆破、303号は捜査網の目をかいくぐり、民家に籠城。ウルトラ警備隊が急行するも今度はアンヌを人質にとり防衛軍基地に潜入、β号を奪って逃亡を図る。ホーク1号の強制合体によりウルトラ警備隊はアンヌ救出に成功。再び切り離したβ号は墜落、炎上。巨大化した303号のガソリンを含んだ体に引火して、セブンと相まみえることなく業火の中で燃え尽きちまったぜ、ヘヘッ。

■わざわざ地球まで降りてくるなんて、どうやら悪い知らせらしいな
 キュラソ星人のボディは「初代マン」33話のケムール人に使用したウェットスーツを流用、顔つきもケムール人似。ストーリー前半はその姿を映さず、眼だけニョロニョロさせQチックな作りである。この凶悪殺人犯303号はどうやって、あのちっこいスペースポニーに乗って来たんやろか…後に巨大化していたところを見ると伸縮自在…本来はちっこいヤツだったのかも(笑) さんざ怪物呼ばわりされる303号だが、キュラソ連邦警察官も惑星キュラソの住人達も同様の容姿をしているんでしょうな。余談ながら…三ツ矢峠付近のGSで襲われる店員はQの戸川一平クン。303号はその後、出光の赤アポロを一気呑み。瀕死状態のハンターの情報を頼りに山中で「宇宙船のようなモノ」を発見するフルハシ、アマギ、ダン。この際「1人乗りのスペース・ポニーです」とさらさら解説するダン。怪電波を解読したとわざわざV3から地球まで降りてくるミズノ隊員…通信を使えよ、通信を。「怪物」の正体が判明し、市民に向けたテレビニュースの「外出禁止令」を茶の間で見ていた水島ファミリー。お約束のようにガレージから物音が…。やめときゃエエのにボウズが見に行くんだ。ボウズにエスコートされ茶の間へとやってくるキュラソ星の殺人鬼。たまたま2階にいた次男坊、勇猛果敢に窓からロープで脱出(ここは物語上はハラハラドキドキシーンなんだろうが、妙に滑稽なのだ)。今回の唯一の見どころは何と云っても「クニチワ、ガソリンクラサイ」と言う外人ネエちゃん(キャシー・ホーラン嬢:短いシーンなのに変にインパクトがある)ではなく、ホーク1号のα・β・γ号の空中合体シーン。火花を散らせ乍らのβ号との合体には手に汗握って見てた子供達も多かったことと思われる。そんなシーンとは裏腹に今回、墜落するβ号から脱出するためだけにセブンに変身…格闘シーンは一切無し!炎上するキュラソ星人を遠くから眺め「広い宇宙でも、もう君の逃げ場は無いのだキューラソ星人。だがそれは自業自得と云うべきだ。宇宙でも地球でも正義はひとつなんだ。」などと呟くダンに子供達は納得の出来ぬまま、次回予告編へと導かれるのであった。とか何とか云いながら好きなエピソードなのだ(笑)
 


第8話「狙われた街」
 暴走するタクシーが建材置場に滑り込んで来た。車から逃げ出す女性客を執拗に追い殴りつける運転手。駆けつけた警官に取り押さえられた瞬間男は気を失った。また民間航空きっての名パイロットと云われるアンヌの叔父が操縦する旅客機が130人の乗客と共に墜落する。葬儀に同行したダンは弔問客達の奇妙な話を耳にする。最近頻発する暴力事件や殺人事件の中心には常に北川町の住人がいると云うのである。そしてまた北川町の住人が街中でライフルを乱射、この犯人も取り押さえられるや気を失う。彼等に共通する一時的錯乱、事件発生時の記憶の欠落…捜査するダンを無人ダンプが襲う。それは「北川町には近づくナ」と云う宇宙人の警告であった。突如作戦室で狂乱するフルハシとソガ、その直前に喫煙していたタバコの中から人間を凶暴化させる赤い粒子を発見する。タバコの流出元とされる北川町駅前の自販機を張込むダンとアンヌ。やがて例の銘柄のタバコの補充に来た怪しい男を二人は尾行、男は下町の古アパートへと姿を消した。アパートへ踏み込むダンを待ち受けていたのはメトロン星人だった。星人は例の赤い粒子を使って人類相互の信頼感を失わせ、自滅へと追いやった後、征服に及ぶと云う策略を語った。作戦に邪魔なダンを宇宙船に閉じ込め地球外へ追い払おうとするが、セブンに変身、脱出されてしまう。巨大化してセブンと対峙するが、アイスラッガーで2枚に下ろされ、宇宙船もホーク1号に撃墜された。

■歓迎するゾ、何ならアンヌ隊員も呼んだらどうだ?
 自分達の遊び場での突然のバイオレンスシーンに息を飲むマスクの子供達…ところがポインターの到着に何事もなかったかのように歓喜している…ガキンチョと云うのは気まぐれな生き物である。「アンヌさ〜ん!」とポインターへ駆け寄っていく…アンヌの知名度は芸能人並なのね。ポインターから飛び出したアンヌは、1人のあごマスクの少年に「ヒロシちゃん、お父様が大変よっ!」とポインターに連れ込む。よっぽど大変な事らしくパトカーや事件の事は全く目に入っていないようである…暴力事件に駆け付けた訳ではなく、アンヌの従兄弟を迎えにポインターを私用で使っているのである、運転手ダン付で…。ヒロシの父(アンヌの叔父)の葬儀で焼香を済ませダンと擦れ違う弔問客同士が噂する昨今の事件の話…ナレーションで済まさずダンの背中越しからのアングルでの演出が面白い。ただ…「何か事故があったと云うと…必ずこの町の人間が主役なんですから…」のオバハン…「主役」っちゅうのはちとちゃうやろ〜。ウワサの北川町をパトロール中のフルハシとソガ、タバコを買いに駅前の自販機にフルハシのパシリをさせられるソガ、そこにライフルの銃声!またしても北川町ジモピーの犯行と知り、単なる偶然ではない察したダンは犯人が留置されている第4分署へと向かう。ナイナイの岡村似の男の取り調べをする刑事に「塚本クン塚本クン」の穂積隆信氏(若いなぁ)。ダンの乗るポインターを無理に追い越し荷台のジャリを大量にブチまけ始める無人ダンプ。停車した無人ダンプから「モロボシ・ダン、いやウルトラセブン!我々の邪魔をするナッ!コレは命令だ!今すぐに手を引け!我々にとってキミを倒すことは問題ではない。だが、同じ宇宙人同士で傷つけ合うのは愚かなコトだ。もう一度忠告しておく…北川町に近寄るナ、ウルトラセブン!」と響く声は仮面ライダーを「仮面ダイダー」とナレーションしていた中江真司氏…どうやら宇宙人らしい…どの視点で語ってるのか定かでないが、地球人もアンタからすれば宇宙人やろ…。アンヌがウルサイとメディカルセンターから逃げ出し、作戦室で一服しようとやってくるフルハシ…先程北川町駅前で購入したタバコ「EE」に火をつけ深々と吸い込むや、バルタンの登場SE…防衛軍きっての怪力の持ち主が暴れ始めたんだからタチが悪い。防衛隊員隊員5人を弾き飛ばし…このうち1人は「ソガ隊員!気でも狂ったんですか?」と走って来る…フルハシやっちゅうの。隊長にシバかれアマギに丸めた紙筒(音は角材風)で殴られたところで気を失う…「おかしなヤツだな」で片付ける隊長。続いてソガが例のタバコに火をつける。ウルトラガンをホルスターから抜く射撃の名手…「ギャアァァ」とフルハシ同様に暴れ始めたと思うと失神…「まるでキ◯ガイ病院だ」と呟くキリヤマ。二人が吸っていたタバコをダンは箱から1本出し、中身を出してみると葉の他に赤い粒子が…今はなき梅仁丹か?ヒロシの話でタバコの出元が駅前自販機と判り、売り切れ中の「EE」を補充しにくる人間を向いの喫茶店から監視するダンとアンヌ。この回からショートカットになったアンヌの横顔のアップ…あっニキビめっけ!(`ー´)にやり やがてコントのギャングのような男がワゴンで乗り付け、自販機にタバコを仕込んでいった。段取りの悪いダンとアンヌは男が車を出してから大慌ての体で喫茶店「スナック・キャンパス」から飛び出して近くのタクシーに飛び乗る。タクシーがいなかったらどうしたんだろう…尾行になってないな、アノ車間距離は…。ボロアパートに吸い込まれていった男を追い潜入するダン。MJ-12の学生時代の下宿を思い出させるような畳の部屋に連れ込まれるダン…「歓迎するゾ、何ならアンヌ隊員も呼んだらどうだ?」と座り込むメトロン星人、アンヌの知名度は宇宙レベルなのね。 勧められもしないのに一緒に座り込むダン。新聞と湯呑みが乗ったちゃぶ台を挟み、あぐらで会談する二人の宇宙人。 メトロンは計略に邪魔なセブンを宇宙船に閉じ込めて地球の外へ追いやるのが目的だったのだ…ボロアパートは二つに泣別れ中から宇宙船が!外のアンヌは無事なのか?変身したセブンは容易に宇宙船から脱出し、巨大化し夕陽をバックに対峙する二人の宇宙人。アイスラッガーで2枚に下ろされるのにそう時間は掛からなかった。浦野光氏のナレーション「メトロン星人の地球侵略計画はこうして終わったのです。人間同士の信頼感を利用するとは恐るべき宇宙人です。でもご安心ください、このお話は遠い遠い未来の物語なのです。エッ?何故ですって?我々人類は今宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼してはいませんから」なんて子供番組らしからぬブラックユーモアで締めくくっている。劇中科学班の台詞で「人類の約半分はタバコを吸っている…」なんて行があるが、遠い遠い未来には愛煙家人口がどれほどになってるのかな…少なくとも作戦室やホーク内では禁煙となっているんやろね。ウチのカミさんに言わすとメトロン星人は「ドイツ鯉」に似てるそうで…マニアックなセブンコレクターの方いかが?

 


第9話「アンドロイド0指令」
 夜間パトロール中のフルハシとソガの前に金髪女が飛出して来る。金髪女はダンがお目当てだったようで、ダンを装って握手したフルハシは負傷する。フルハシが握っていた女の物と思われるブローチの中には「アンドロイド0指令」と謎の文字で記されていた。謎の女を捜査していたダンとソガは、たまたま立ち寄った団地内の公園で遊ぶ子供達の胸に、例の女のブローチに描かれていたモノと同じデザインのワッペンを見つける。ワッペンは玩具を購入した際に「オモチャ爺さん」から貰った物だと云う。精巧な玩具を積んだ屋台を引いて子供達に売り歩くこの老人を尾行するダンとソガ。一軒の廃屋へと入っていく老人、もう棲みついて1年にもなると云う。アマギの調べで金髪女の着けていたブローチや子供達の持っていたワッペンが同種の宇宙金属である事が判明する。警備隊が動き出した事により「アンドロイド0指令」の決行を決断する老人は、金髪女型アンドロイドにダンの打倒を命じる。再びその姿を現わした金髪女、ダンとソガは女を追い閉店後のデパートの中へと入る。無人の店内で繰返される「お客様にお知らせします。午前0時の時報とともに、アンドロイド0指令が発令されます」のアナウンスの声に苛立ちながら館内を捜査する二人の前に現れる「オモチャ爺さん」と「金髪女」。老人は口を開いた…バラまいたワッペンを通じ、子供達には催眠信号、玩具には実戦用の兵器となるようセイフティ機能を解除する信号を送る仕掛けがしてあると云う。我が子に手を出せない大人達を後目にかけて、武装兵士と化した子供達に全世界を占領させる作戦を午前零時の時報とともに発令させる…コレが「アンドロイド0指令」だと云う。嘲笑するソガ、老人は売場の玩具に攻撃指示を出す。「オモチャになんかに殺られてタマるか!」と云いながらも負傷するソガ、0指令発令まで15分しかない…迫り来るゼロワンにダンはソガのミゾオチに一発、気絶させたところでセブンに変身。セブンの姿を見るや屋上へと逃げ出す老人とゼロワン…切り札のセロワンを倒されて、戦う術のない老人はその正体を現わすが、セブンのエメリウム光線で倒される。午前零時…街は平和に眠っていた。

■オモチャになんかに殺られてタマるか!
 モロボシ・ダンをつけ狙う金髪アンドロイド美少女(?)ゼロワン。怪獣図鑑等によると身長2m、体重90kg…2mの少女とはチト恐い。また少女と云うにはお色気ムンムンやね(笑)、その2mの少女を追うダンとソガは無人のデパート(銀座の松屋)へ誘い込まれる。店内放送で「午前0時の時報とともに、アンドロイド0指令が発令…」が響きわたる。「アンドロイド0指令」を阻止しようとするダンとソガは逆にオモチャの攻撃を受ける。子供の頃、あのシーンが本当に恐かったことを覚えている。ちょっと前にロビン・ウィリアムスの映画にもこんなシーンがあったような。ゼロ指令発令前にダン達に何もかも語ってしまうオモチャ爺さん。ダンは変身する為に後先考えず、傍にいたソガを殴って気絶させる。屋上に追い詰められたチブル星人はエメリウム光線で溶かされ、アンドロイド0指令は未然に防がれた。このオモチャ爺さん地球侵略など企まず、オモチャ会社でも設立すれば当たったと思うが…ゼロワンタイプのアンドロイドもエエ値が付く思いまんねけどなァ。ちなみに「チブル」とは沖縄の方言で「頭」の意。


第10話「怪しい隣人」
 
交通事故で左足を怪我し別荘で療養していたアキラ少年は、隣に住む男の様子を怪しむ。姉リツコに訴えるが逆にピーピング行為を注意される。アンヌが見舞いに来ても窓から凝視するばかり…ノイローゼか事故のショックだろうと、アキラを元気づけに向ったダンとアンヌ。その時、翼を広げたままの鳥が空中で留まっているとう云う怪現象が起きる。ダンは原因を調べるためにその空間へと飛び込むや、ダンの姿は消えてしまった。不思議な空間をさまようダンの前に怪しい男と未知の装置が現れた。男は第17惑星から来たイカルス星人で、侵略のために四次元の世界から地球を攻撃すると云う。この空間ではセブンに変身することも、カプセル怪獣を使うことも出来ない。東京上空に出現した円盤が怪光線による攻撃を始めた。ホーク1号を出動させるが円盤は消え、今度は東京湾での被害が報告される。神出鬼没な円盤に手の出せない警備隊…円盤は四次元空間を隠れ簑にしながら移動している。その出入りの振動によって四次元空間に亀裂が生じ、三次元であるアキラの部屋のアンヌ達の声を間近に聞けるようになった。三次元と四次元の空間をつなぐ星人のコントロール装置をウルトラガンで破壊するダン。次の瞬間無事三次元へと戻るダンの目前に現れる例の男…その本来の姿へと巨大化する。一瞬にして辺りを焼きつくす円盤からの怪光線に苦戦するセブン。落ち着いていた人間体とは打って変わり、細かな動きのイカルス星人も同様の怪光線を上半身から放つ。しかしセブンのアイスラッガーが腹に直撃し悶絶しながら敗れ去る。 隠れ場所を失った円盤は地球外へ逃げ出すがホーク1号、2号に撃墜された。


■何か大変なコトが起こっています。ハッキリしたコトは判りませんが…
 事故で動けずヒマとは云え、24時間隣人を覗き見る少年…コイツはコイツで怪しいゾ。アキラを見舞う私服のアンヌ…前髪をカットして菊池桃子のようだ(妙にカワイイ)。今回は基地から3kmとは言え、勤務中わざわざ見舞いに行くダンとアンヌ…。庭先の空間で停止するカラス?を確認し本部に連絡を入れるダン…「ココで何か大変なコトが起こっています。ハッキリしたコトは判りませんが…」全然報告になってないやん。二階の窓から忍者赤影よろしく「ダァー」と飛び下り消えてしまったダンを見てアンヌの報告…「キリヤマ隊長、キリヤマ隊長、ダンが大変ですっ!」作戦室では何が起きているのかさっぱり判らんかったやろうな。四次元空間へ迷い込んでしまったダン…ココではウルトラ・アイもカプセル怪獣も機能しない。そう、この時ダンは赤いカプセルを一つ投げている。でも回収していない…第3話で5個のカプセルを確認しているので未公開のカプセル怪獣が2体存在することになる。四次元空間で必要以上にアンヌを呼び続けるダン…絶叫する「アンニュ〜」は何故かドリフのカトちゃんの「ナヌィ〜」に似ていると思うのは私だけ? コントロールマシーンを破壊する際にも「やるよ、やるよ、ボク」と今回はアンヌに対し妙に子供口調のM78星雲人。マシーンを破壊し三次元へと戻ってきたダンに「私はオマエを見くびっていたようだ…、オマエは誰だ?」と云う星人。「ココでは何も起こらない」と豪語してたワリにウルトラガンであっさり壊されてしまったような…。しかも宇宙域によってはセブンを知らない侵略者もいると云う訳ですな。アキオ君だが…空家になった隣の家の監視を今回の事件後も続けているとのコト…そのまゝ大人にならなければ良いのだが…。このコウモリと魚がくっついたようなイカルス星人…怪しい人間体(山本廉氏演)の時はエラくシブかったのに、星人の姿に戻ると吉本新喜劇の島木譲二氏のように…もう「ちんちらぽっぽ〜」としか見えない…(笑 ウルトラファイトで真っ青な変わり果てた姿で再エントリーとなる。エンディングナレーションで「皆さん、あなたの隣の家には怪しい人はいませんか?地球は狙われています。もし怪しい人に気が付いたら地球防衛軍基地までお電話を下さい。ひょっとするとアナタの隣人は惑星から来た宇宙人かも知れないのです」てなことを云うから日本全国、窓から見えた大人達が皆、子供達から疑われるハメになったワケですわ(笑)



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