おかげさまで
2003年4月21日に
『1,000,000』アクセス達成!
記念カウントをGETされた
ファルコンさんより
頂いたリクエストは
第33話
『禁じられた言葉』より悪質宇宙人
メフィラス星人
■第33話「禁じられた言葉」―メフィラス星人(悪質宇宙人)
航空記念日にハヤタ、フジと航空ショーを観覧していたサトル少年(フジの弟)は「飛行機が空を飛ぶのは当たり前で、面白くも何〜ともない」と云う声を聞く。そして空中に突如として大型タンカーが飛来し、大爆発を起こす。ジェット戦闘機は上空に吸い込まれ、宇宙で塵と化す。それらは地球の侵略を企むメフィラス星人の仕業だった。メフィラス星人によって拉致されるハヤタ、フジ、サトル。星人は更に自力を誇示するため巨大化させたフジやバルタン星人やザラブ星人、ケムール人を二十八番街に出現させたりした。メフィラスは「暴力」で地球を奪う事は自分の「ルールに反する」と宣い、自ら「紳士」であることを強調し、人間の「心」に挑戦しに来たと云う。そしてサトルを地球の代表とみなし、メフィラス星での永遠の命と引替えに地球を売り渡すように迫るのであった。しかし、地球を愛する少年の前にはメフィラス星人の誘惑など通用しない。ウルトラマンとの格闘の際にも、同等の、もしくはそれ以上の能力を持っているにもかかわらず、いきなり宇宙人同士の無意味な闘いを諭し、宇宙の彼方へと去っていってしまった。
■「悪質宇宙人 メフィラス星人」にリクエスト頂いたファルコンさんのコメント
その名前の由来(メフィストフェレス)の通り、悪魔のような黒い風貌と尖った眼・耳をもち、サトル少年の「心」を誘惑しようと挑戦してきた紳士的な宇宙人。ケムール人・ザラブ星人・バルタン星人まで部下に従え、さらにウルトラマンとも互角に渡り合える実力を持ちながら、武力を使わない侵略にこだわるところは、他の多くの宇宙人と一線を画するものだと思います。(ウルトラマンタロウに登場した2代目は、別人のようなかっこ悪さでしたが・・・)ただ、自分の思い通りにいかないとすぐ怒る短気な一面もあるようで、「地球はみんなのものだいっっ!」と頑固なサトル君に「ほざくなっ!」と逆ギレし、反重力室に閉じ込めたりしています。声を演じられていたのは星一徹役の加藤精三さんでしたが、まさにちゃぶ台をひっくり返さんばかりの剣幕でした。最終的にはウルトラマンと戦うことになり、決着がつかず自ら負けを認めて去っていきますが、この辺りの潔さも、強者ならではの自信と風格を感じさせ、強く印象に残るキャラクターとなっています。でも、もしフクシン青年のところに来ていたら、地球は侵略されてたかも・・・?
■「よそう、ウルトラマン…宇宙人同士が争ってもしようがない…」
「禁じられた言葉」はツッ込みどころ…いや見どころが豊富な作品です。まずは航空ショーをご機嫌さんに見学しているお三方…サトル君が飛行機好きなのは結構だが、ハヤタ、フジ両隊員が隊員服姿で、おまけに科特隊専用車で乗り付けるとは実にけしからん話です。科特隊は国際科学警察機構の職員で構成とありますので、さほど規律が厳しくなかったのかな。本部でも航空ショーの中継をテレビで観ていたっちゅうぐらいですので、事件もなくヒマだったのでしょう。
さてメフィラス星人は何故地球を売り渡す承認をサトル少年に求めたのか?知力の高いメフィラスのこと、地球がサトル君の所有物ではないコトも知っていただろうし、どうせ「紳士的」に口説くなら一介のガキンチョなどではなく、国連本部長辺りにした方が良かったのではなかろうか?フジ サトル…科特隊フジ アキコ隊員の年の離れた弟と云う以外は…通称ムシバ君(ガヴァドンの産みの親?)、クラスメイトの怪獣殿下ことオサム君をからかったりするぐらいのもので(※あくまで演じていた川田氏のデータを繋げてみただけ(笑)) 所謂フツーの少年な訳です。視聴者である子供の代表と云ってしまえばそれまでですが、恐らくピュアな普通の子供こそが「地球の未来」と「紳士」メフィラスは照準を定めたのではないかと思われます。勝手な推測ですが…24話「海底科学基地」で負傷することがなければ、メフィラスが口説いていた相手はホシノ君だったのではないでしょうか?彼は準隊員になったものの、その後登場することはありませんでした(T▽T)
実力行使は自らのルールに反するとメフィラスは「紳士的」なエイリアン像をアピールをするものの(星一徹の声色まで用いてね)、その実、強奪、破壊、誘拐、監禁、脅迫、その他何でも来いのエセ紳士は『アンチ暴力主義』を唱えながら、初代マンとの闘いでは徐に相手の顔を蹴り上げる始末…「悪質宇宙人」とジャンル分けされるのも止むなしでしょう。闘いもいよいよフィニッシュと云うところで「よそう、ウルトラマン…宇宙人同士が争っても、しようがない…私が欲しいのは地球の心だったんだ。だが、私は負けた。子供にさえ負けてしまった…」とメフィラスは言い残し姿を消す。この場面だけを観ている分には自らの敗北を潔く認め、男?らしく退散する「紳士」に写らないでもないのだが、ハヤタ=ウルトラマン、ベータカプセルで変身する等初代マンをリサーチ済みだった彼にはウルトラマンの放つスペシウム光線の威力のデータもあったはず。ウルトラマンがスペシウム光線の構えを取った時点で「ヤバイ!」と思い、咄嗟に口を突いて出た台詞だったのかもしれません(深読みし過ぎ?) 兎にも角にも小学生に「ヤダ〜」と云われ、「ホザクナッ」などと逆ギレしてるようでは絶対に「紳士」にはなれませんわな(笑)
ところ変わって科特隊本部…隊員と一緒に要るスーツ紳士…どちらさん?岩本博士?何でも知ってる知恵袋の岩本博士?何で平田昭彦さんでなくて伊藤久哉さんが?やむを得ずの代役だったそうですが…ウルトラマンに於ける「岩本博士」は平田さんであり、平田さん欠席の際には、違う「博士」を作るべきだったのではないでしょうか?まだゼットン星人が化けていた岩本博士の方が似ていたゾ(って違うか(笑))
さてさて場面は二十八番街…通報で駆けつけた科特隊メンバーの目に飛び込んできたのは身長40mのフジ隊員!その昔彼女は8分の1に縮小され(番組が違うって?) サトル君の「ヤダ〜」に業を煮やしたメフィラスは巨大フジ隊員を暴れさせる。努めて無表情で演技する桜井浩子さん…どことなくビルを壊すのが痛そう(笑) あげくの果てに機動隊に銃弾を打ち込まれ…そしてメフィラスの次なる出し物はバルタン星人、ザラブ星人、そして台本ではダダだったそうですが、Qに登場したケムール人と云う豪華ラインナップ!カラーでケムール人が拝める貴重な資料となります(笑) ムラマツにとっては再会と云うコトに…(だから番組が違うって)
こちらメフィラスを前に婆さんがメシ喰ってるみたいな表情で怒りを表すサトル君はメフィラス円盤の中。頑として「貴方に地球をあげます」と言わないサトルに激怒しまくりのメフィラスを異様なまでに嘲笑するハヤタ。「ウルトラマン、何がおかしいのだっ?」のメフィラスに対し、「とんだ見当違いだったな。地球を売り渡すような人間はいない!サトル君のような子供でも地球を良くしていこうと思いこそすれ、地球を見捨てたりは絶対にしない」とハヤタ。「ウーム黙れウルトラマン!キサマは宇宙人なのか、人間なのか?」とメフィラスは問い掛ける。観ている方も忘れかけていた疑問が飛び出す。竜ヶ森湖で一心同体となったハヤタとウルトラマン、一つの体に於ける彼らの位置付はどうなっているんだろう?高まる期待の中、ハヤタはニヤつきながら「両方さっ、貴様のような宇宙の掟を破る奴と闘うために生まれてきたんだ!」と答える。その「両方さっ」の台詞が「カッコイイ」のか「ナンジャソレ」なのか迷ってる間もなく、ハヤタはベータカプセルを懐中から取り出し頭上に掲げる!が、そこでメフィラスの金縛りに掛けられてしまう。「両方さっ」と答えたハヤタであったが、この時点ではハヤタの記憶も存在していて、ゾフィによる分離の際に記憶が初期化されたのか、それとも「両方さっ」と答えたものの、実質ウルトラマンがそう騙ってただけなのか定かではありません。
怪電波を傍受した防衛隊はメフィラスの円盤の位置を突止め、爆撃を開始する(人質がぁ〜!)。そしてその姿を現わすメフィラスUFO…ん?セミ人間やバルタンと同じ型の円盤じゃん!異星人の間のベストセラーモデルだったのか、はたまたバルタンから「紳士的」に強奪したものか…これまた定かではありません。爆撃に辛抱たまらんと円盤から逃げ出すメフィラス…ドコ行くっちゅうねん!しかし敗北宣言した後テレポーテーションして帰るぐらいだったら円盤など要らないんじゃないのかな…捕らえられた3人を救出に爆破寸前の円盤内に来たムラマツとイデ…フジ隊員とサトル君は無事反重力部屋から出したものの、依然金縛りモードのハヤタは無惨にも「時間がない、諦めろ!」とムラマツに見捨てられてしまうのであった(オイオイ) ムラマツとイデ二人なら何とか担げたのではないだろうか? 爆発のショックで倒れるハヤタはベーターカプセルの閃光に包まれる!我らがウルトラマン登場!そして向き合う二人。「メフィラス星人、さっさと自分の星に帰れ」と云うウルトラマン。「スパイめっ」と言い返す紳士メフィラス。お気付きだろうか?ウルトラマンに変身後言葉を発したのは後にも先にもこの時だけなのです。ジラース戦ではお笑いあそばされておいででしたが(笑) ただ…この時のウルトラマンの声は「赤い球」の中で聞いた声でもなく、ハヤタの声でもなかったような…ご存知の方はお教えください。
互角の勝負(いやメフィラスの方が強かったのかな?)の結末は上記の通りです。ラストシーンで皆の元へ現れるハヤタ…そしてムラマツキャップの台詞「よかったよかった!皆無事でよかった!」のハッピーエンド…ってオイッ!ちょっと待てっ!アンタが見殺しにした筈のハヤタがココにいるのに何の疑問もないのかっちゅうねん?
と30分番組とは思えない充実したこの「禁じられた言葉」を長々とレポしてみました、おつき合いご苦労さまでした(笑)イラストの方は「よそう…」と腕を下ろす場面でございます。(2003.5.6)
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