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2003年7月9日に

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ウルトラ目さんの

リクエストは


第23話『故郷は地球』より

棲星怪獣ジャミラ

  

第23話「故郷は地球」―ジャミラ

 国際平和会議が東京で開催されることになっていた。 その会議に出席するメンバーの乗る飛行機や船が爆破されるという怪事件が相次いでいた。事態の対応に科特隊パリ本部はムッシュアランを日本へ派遣した。時同じくして、ひき逃げ犯の車が見えない壁のようなものに追突炎上と云う警官の話に科特隊は調査に向かう。見えない壁は噴射炎をあげ空へ舞い上がった。見えない壁はロケットだったのだ。ロケットの遮蔽システムは高速振動にあるとイデは光の屈折・色彩吸収力・反射角度を補正可能なスペクトルα、β、γ光線を開発する。この装置により、ロケットの遮蔽システムは解除され、ビートルの攻撃によりロケットは墜落炎上。墜落現場に現れる大きな怪物、ムッシュアランは怪物を見るらにジャミラと呼んだ。怪物は科特隊の攻撃に姿を隠してしまう。その夜、ムッシュアランは怪物の正体を科特隊のメンバーに明かすのであった…大国間で宇宙開発競争が行われていた頃、有人衛星実験に失敗した某国は世界からの非難を恐れ、その事実を隠蔽してしまった。その時の宇宙飛行士の名がジャミラ…不時着した惑星の環境の中で何とか生き延びた彼、しかしその姿は既に人間とは似ても似つかぬ醜悪な容姿となっていた。彼を見殺しにした全人類に対する復讐心だけが彼を支えていたのかも知れない。そんな彼が何十年もかけて地球に戻ってきたのだと云う。 それを聞いたイデは自分達の先輩とも言うべきジャミラとは戦えないと武器を投げ出す。アラン隊員はパリ本部からの指令を淡々と伝える…「ジャミラノ正体ヲ明カスコトナク、秘密裏ニ葬リ去レ。宇宙カラ来タ一匹ノ怪獣トシテ葬リ去レ。ソレガ国際平和会議ヲ成功サセルタダヒトツノ道ダ」 肩を落とすイデにムラマツは云う…「オマエの気持ちは判る、でもジャミラは今や人類の敵になってしまった…」と。翌日、再び姿を現したジャミラは会議場への道のりに位置する山村を襲う。逃げまどう村民…ハトを逃がしに戻った少年の救助に向ったハヤタの元へジャミラが迫り来る。堪り兼ねたイデが叫ぶ「ジャミラ、テメェ…人間らしい心はもうなくなっちまったのかよぉ〜」その言葉に、燃え上がる民家を前にジャミラ暫時立ち竦むのであった。会議場に歩を進めたジャミラは、会場前に並ぶ万国旗をなぎ倒していく。水も空気もない惑星でミュータントと化したジャミラに火炎放射器は通用しない。発想の転換により人工降雨弾が使用され、のたうちまわりながらもジャミラは目前の会議場を執念で進むのであった。ハヤタはウルトラマンに変身する。ウルトラマンの手から放射されたウルトラ水流を浴び、泥の中でもがき苦しみ絶命。その日、国際平和会議が盛大に開催される。その会場の片隅に小さな墓碑が科特隊によって設置されていた。その墓碑には『人類の夢と科学の発展のために死んだ天使の魂、ここに眠る』と刻まれていた。


■「棲星怪獣 ジャミラ」にリクエスト頂いたウルトラ目さんのコメント

 僕の中ではウルトラマンの怪獣で、一番インパクトの強い怪獣ですね。他の怪獣から見たらそんなに強くはないが、あの独特の形と、ストーリーでしょう。ジャミラって、自分の乗ってきた宇宙船を見えないようにするぐらいだから、怪獣化の時に一緒に知能も上がったんでしょうね。小さい頃から見ていて、一番覚えていたのが、泥だらけのジャミラが会議場に手を伸ばして息絶えたシーンですね。悲しそうな声を出して、自分の弱点の水を浴び、転げ回るというウルトラマンの怪獣で一番可哀想な死に方でした。イデ隊員のセリフの後のジャミラの声、あれは何を意味しているのでしょうか?せめて、ジャミラだけは、科特隊、人間の手で葬ってあげてほしかった人間怪獣でした。


■「アレハ…イヤ彼ハ…我々ト同ジ人間ナノデス」

 その特異な容姿でバルタン星人と共にメジャーであるジャミラ。またこの『故郷は地球』は空想特撮シリーズの中でも名エピソード。一国家の体裁のため、その存在までも抹消された人間、そして、もはや人間とは言えぬ姿形になってもその社会に復讐する一念だけで生き続け、地球に戻り国際平和会議を阻止しようとする人間ジャミラの物語。彼が何故そこまで国際平和会議に固執するのか…恐らく自分を見捨てた人類の「平和」「希望」を奪い取る事だけが、地獄のような惑星での彼の支えとなっていたのであろう。山村を焼き尽すジャミラに向ってイデが「人間らしい心はもうなくなっちまったのかよぉ〜」と訴えるシーン。皮肉にも人間なればこその「復讐心」…ジャミラは間違いなく人間なのである。ウルトラマンの水攻めにより泥の中でもがき苦しむジャミラはただただ哀れ…。哀しい断末魔とともに力尽きたその手の先には星条旗が…(不可読みし過ぎ?)。
このジャミラの最期のシーンには立場を考慮してかウルトラマンは一切登場しない。何とも報われぬシーンの中、ムラマツの「ジャミラ許してくれ…だけどイイだろ、こうして地球の土になれるのだから…オマエの故郷地球の土だよ。」の台詞で漸く救われる思いが…。しかしイデの脳裏にはジャミラの断末魔がいつまでも響いているのであった…。
とても30分番組とは思えぬ内容にただただ見入っておりました…スケッチもしないで…(^_^;ゞ こんな名作にもツッコミを入れてしまうMJ-12は悪いオッちゃんなのでした。「見えねェロケットなんか探せる訳ないじゃないか」とコボすイデの目前遮蔽装置で見えないロケットが飛行機雲を出しながら飛んで…意味ないじゃん!
ロケット(正確には円盤)が撃墜され、森林から現れる怪物を見るなりパリ本部派遣のムッシュアランの「ヤッパリジャミラ…ジャミラ、オマエハ…」ってあのナリを一見しただけで判るのか?よほど親しい間柄でも難しいと思うのだが…地球にいた頃の彼もアレに近いヤツだったのか…謎である。ジャミラ出現に逃げまどう山村の人々…よく見ると掛け時計を抱えながら逃げるオヤジが…よほど大事なモノなのか?ハトを逃がしに戻るアキオ少年。庭にいたニワトリは放ったらかしかい?
「ジャミラ、テメェ…人間らしい心はもうなくなっちまったのかよぉ〜」のイデの悲痛の叫びに硬直するジャミラ…言葉すら失ってしまったジャミラ…いつの間に日本語をマスターしたのだろうか。最後にフランス語で綴られたジャミラの墓碑だが、『A.JAMILA (1960―1993)…』と刻まれているのにお気づきか?ウルトラマンの時代設定は1993年頃…つまり怪獣ジャミラとして没した年としたいのでしょうが…コレはちと計算が合わないのでは。ガガーリンが「地球は青かった」と云ってたのが1961年、アポロ11号月面着陸時のアームストロングの「ひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な一歩である」が1969年。ジャミラが宇宙の孤児となって何十年も掛かって地球に帰還と云う設定となるとジャミラが小学生にして有人実験の対象となる…それも含めて隠蔽したかったのだろうか?いやいや宇宙飛行士A.ジャミラが有人衛星実験失敗時に没したと云う年号が1993年でそれから何十年かして…ま、いっかぁ(詳細ご存知の方はご一報ください)極秘事項を握っていた科特隊パリ本部、ジャミラを一見して「やっぱりジャミラ」と云うパリ本部のムッシュアラン、墓碑がフランス語…ジャミラの母国はフランスだったのかなぁと勘ぐるMJ-12なのでした。

さてさてイラストの方は何のシーンかお判りになりますかな?そうそう「ナンじゃこりゃー」と絶叫して殉職するジーパン刑事…ではありませんぜ(笑) ディフォルメしづらいモチーフですなぁ、ジャミラは。何度描いてもバスケットケースのお兄ちゃんとなってしまいます、今のところの最終形がコレです…何か違うんだけどなぁ…(2003.7.22)


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