
| 飼い主さんの中には肥満を肥満と認識していなかったり、「太めの方がかわいい」くらいにしか考えていないケースも多いようです。しかし肥満は様々な病気を誘発したり、症状を悪化させる要因になっています。大切な家族ですのでしっかり体重管理をしてあげましょう。 |
| ☆肥満が及ぼす悪影 | |
| ・心疾患などの循環器疾患 |
肥満で大きくなってしまった体全体に血液を送るために心臓にとても負担がかかります。 |
| ・皮膚疾患 | 皮膚の免疫力が低下し皮膚疾患にかかりやすくなります。 |
| ・関節障害 | 重い体重を支えるために関節に負担がかります。 |
| ・糖尿病 | 肥満は糖尿病の原因になり、さらに悪化させる原因にもなります。 |
| ・手術時のリスク | 麻酔薬が脂肪組織に一時的に吸収させるので麻酔薬の効きが悪くなり多量に必要となります。さらに麻酔からの覚めも悪くなり体に負担がかかります。脂肪組織があるため広く切開しなければならなかったり、術後の傷の治りが遅くなったりするリスクもあります。 |
| ☆増えた体重の考え方 | |
| 犬も猫もだいたい1歳くらいでほぼ大人になります。この時期の体重がその個体の標準体重に近いとされています。そして犬と猫では一般的に適正体重の15%以上を超えると「肥満」と言われています。例えば、10kgが適正体重の犬が11.5kgを超えると肥満、4kgが適正体重の猫が4.6kgを超えると肥満ということになります。 「たった1.5kg」、「たった600g」と感じてしまいがちですが体重の少ないペットにとっては大きな違いです。ですから「何kg増えた、または減った」ではなく「何%増えた、減った」と考えることが大切です。 |
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| ☆ダイエットは食事管理が重要 | |
| ・重たい体重のまま運動をするのは危険です |
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| よく「今日からダイエット!お散歩頑張らないとね!」と飼い主とわんちゃんの会話を耳にしますが運動でカロリーの消費量を増やすのはなかなか思うようにいきません。その上、重たい体重で無理な運動をすると腰、首、関節、心臓などに大きな負担がかかってしまいます。もちろん適度な運動は良いことですが、しっかり食事管理をして体重が落ちてきたころに無理なく運動させてあげましょう。きっと体重が軽くなってくると自然と自ら軽やかに動き周りはじめるでしょう。 | |
| ・ごはんの量をきちんと計ってあげているのに太り気味・または体重が減らない | |
ドライフードやウエットフードのパッケージにはほとんどの場合体重に合わせた給与量が示されていますが、多めに表記されている場合が多いように感じます。また減量をする場合は今の体重ではなく目標体重の給与量を与えてちゃんと体重が減るか様子を見てください。 |
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| ・一日に必要なカロリーはどのくらいかな? | |
では具体的に活動状態やライフステージ、環境状態に応じて一日に必要なカロリーはどの位なのか 計算してみましょう。 1.「安静時エネルギー必要量」・・・適温環境で正常な動物が楽な姿勢で座っているときに必要なエネルギー量 このカロリーが基本となり様々な成長段階や活動度に合わせたエネルギー要求量が計算できます。 ・30×体重+70=安静時エネルギー必要量(Kcal) (例)5kgの犬の場合・・・30×5(kg)×70=220(Kcal) 2.各成長段階、活動度(労役、妊娠、泌乳、成長)に応じた平均的な1日あたりのエネルギー要求量 犬・成長期 ・幼犬生後4ヶ月未満または母犬妊娠7〜9週 → 3.0×30×体重(kg)+70 ・幼犬生後4〜9ヶ月 または母犬妊娠5〜6週 → 2.5×30×体重(kg)+70 ・幼犬生後10〜12ヶ月または母犬妊娠1〜4週 → 2.0×30×体重(kg)+70 犬・維持期 ・成犬 → 1.6×30×体重(kg)+70 ・肥満傾向の成犬 → 1.4×30×*目標体重(kg)+70 (*現在の体重ではなく目標体重を入れてください) ・減量が必要な成犬→ 1.0×30×*目標体重(kg)+70 犬・高齢期 ・高齢犬 → 1.4×30×体重(kg)+70 猫・成長期 ・幼猫生後4ヶ月未満 → 3.0×30×体重(kg)+70 ・幼猫生後4〜6ヶ月未満 → 2.5×30×体重(kg)+70 ・幼猫生後7〜12ヶ月未満 → 3.0×30×体重(kg)+70 猫・維持期 ・成猫 → 1.2×30×体重(kg)+70 ・肥満傾向の成猫 → 1.0×30×*目標体重(kg)+70 ・減量が必要な成猫 → 0.8×30×*目標体重(kg)+70 猫・高齢期 ・高齢期 → 1.1×30×体重(kg)+70 |
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| ・食事を減らしてるのに体重が減らない | |
ついついおやつを与えてしまう飼い主さんは多いはずです。このおやつが肥満の原因になっていることが多く、 少ししか与えていないと思っていても、実は家族全員が少しずつ別々におやつを与えているとかなりの量を毎日食べている場合があります。家族全員で1日に与えているおやつをびんや袋に集めてみて総量を確認しましょう。実は体に対してかなり多量に与えてしまっているケースが多いです。どうしてもおやつを与えたい場合はきちんとごはんの量も調整しなければいけません。しかしおやつ中心の食生活にならないよう注意してください。 かなりざっくりとした考え方ですが・・・例えば5kgのわんちゃんがビスケットを1枚食べると60kgの人間だと体重が12倍なのでビスケットが12枚相当となると考えると・・・食べすぎですね。このように与えるときに自分の体重と置き換えて考えてみましょう! |
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