ヨコハマ・マウンテン・パッセンジャーズ
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スズキハスラーTS250

 これは見事なハスラーですね。岡山県の片岡さんの貴重なTS250-2型です。片岡さんはやっと見つけたこのバイクを1年がかりでレストアし、この写真の状態までもっていったそうです。今後はぼろぼろ状態の1型もゆっくりレストアしていこうと計画中だそうです。DT-1やF4に遅れはとりましたが、モトクロスのスズキの威信をかけて69年に登場させたのがハスラー1型で、これをわずかにマイナーチェンジしたものがこの2型です。それにしても本当に見事ですね。うなってしまいそうです。
 最高出力18.5ps/6000rpm 最大トルク2.36kgm/5000rpm 車重124kg

スズキハスラーTS250

 こちらは伊豆下田にお住まいの鈴木さんの素晴らしい71年発売のハスラー250の3型です。15年間ハスラーに乗り続けてきて、しばらく前に手放したけれでも、その素晴らしさが忘れられずに2年前に再び手にしたそうです。やはりその長年乗り続けてきたバイクに対する思いは、単に機械に対する気持ちとは別のものが生まれるでしょうね。しかし、こう見ると本当に3型はカッコいいですね。薄いヘッドランプ、ピンと跳ね上がったRフェンダー。最も鋭いイメージのハスラーですね。
最大出力22ps/6500rpm 最大トルク2.5kgm/5500rpm 車重115kg

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スズキハスラーTS250

 これまたとても美しいハスラー3型ですね。YMP仲間のF田社長のノンレストアのオリジナルな車体です。こうしたものが残っているんですから、思えばすごいことですよね。何しろ37年前の車体なんですから。
 ハスラーは重々しかった1・2型から、軽量化&パワーアップを図った3型がデザイン的に最も鋭い印象があり、人気が高いですね。走破性はフロントが21インチ化される前ですから、後のモデルに比べると弱いですがビシッと跳ね上がったRフェンダーと薄いヘッドライトが鋭さを高めていますね。

スズキハスラーTS250

 これまた美しいハスラー250の4型ですね。篠田さんから送って頂いた見事な画像ですが、このバイクは73年型のハスラーです。71年のハスラー3型路線のデザインを持ち、大型のヘッドライトとテールランプがそれまでのイメージをちょっと変えています。Fタイヤは19インチのままで、パワーも22ps/6500rpmであることに変わりありませんが、リアフェンダーの跳ね上がり具合は当時のスズキを象徴しているようで、とてもいい具合です。次のモデルから、スズキもようやく21インチ化するようになりましたが、Rフェンダーは下を向くことになります。

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スズキハスラーTS400

 こりゃまた見事なハスラー400の1型でしょ? 我がYMPのレストア達人、コムさん兄の新車と間違うほどの逸品です。コムさんは他にバイソンやRT-1なども完璧にレストアしていて、それぞれカワサキとヤマハのページにアップしています。
 ところで、この72年発表の1型はハスラー400の中では最もTM400に近い鋭さを持っていて、実際に後の重いモデルとは一線を画す126kgの軽量なボディです。パワーは34ps/6000rpm、最大トルクは4.2kgm/5500rpmですから、低中速の塊みたいなたくましいエンジンで、ハイギアードなミッションも相まって、正にグイグイ突き進む感じです。

スズキハスラーTS400

 これは73年発売の2型で、さたさんの愛車です。ヘッドライトやウィンカーが他車種より流用されているそうです。キャブも京浜PWKが付いているとのことですが、本来は2stには珍しい強制開閉式のものが付いていましたね。変更されたキャブにより、どれくらいパワーアップしたのか興味深いところですね。それにしてもF19インチであることも影響しているのか、随分重々しい感じですよね。迫力満点の重戦車といった印象です。と言っても車重は126kgなので、当時のトレールとしては極端に重い訳ではありません。この後、3型から139kgになります。

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スズキハスラーTS400

 これも73年発売の2型で、現在熊本にお住まいのイチローさんから頂いた画像です。それにしてもきれいなハスラー400ですが、イチローさんは本来250の5型を探していらしたそうで、なかなか見付からないため400にターゲットを変更したとのことでしたが、ここまできれいな400もかなり少ないものと思われます。このバイクですとダートをびしばし走るのはもったいないという、贅沢な悩みが生じちゃいそうですね。
 この頃のハスラーはまだFタイヤは19インチですので、今見るとダートトラッカー風のたくましさも感じられます。しかしカッコいいハスラーだなあ。カワサキファンの僕も欲しくなっちゃいますね。

スズキハスラーTS400

 こちらも大変美しい沖縄は新垣板金さんの所有されるハスラーI型ですね。上記コムさんの赤茶色のカラーとは異なる若草色の車体ですが、この色も大変鮮やかでハスラーにお似合いのカラーですね。それにしても、潮風の強そうな沖縄で、こうして古いトレール車が美しい状態で残っているのはとても嬉しいことですよね。海を望みながら、ハスラー400で林道ツーリング。たまらないでしょうね!

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スズキハスラーTS250

 こちらは茨城の下村さん所有のの画像のハスラー250の5型です。この車両は下村さんの兄が16歳の時に新車で購入し、その後乗らずに30年くらい倉庫で眠っていたものを、最近引っ張り出してエンジンをかけ、復活させたものだそうです。今では久々に保険に入り、色々乗り回っていらっしゃるそうですが、この画像は近くの土手まで行った時に撮ったものだそうです。このハスラーはフロントが19インチ時代の最後のモデルになりますが、400にも見えるほどの重厚さがあります。跳ね上がったようなRフェンダーがここまでのスズキトレールのデザイン的な特徴ですね。

スズキハスラーTS250

 これは仙台のrastamanさんのハスラーの7型です。rastamanさんは何と3台のハスラーを合体させてこのきれいな一台を仕上げたそうですが、実に良い出来栄えですね。テールランプが丸いところはハスラー3型を使ったのかな? このモデルは既にFタイヤが21インチ化されていて、Rフェンダーもピンと跳ね上がった旧タイプとは異なっていますね。ライトも大きくなっていますからこの点からも5型以降の外装を使ってメインの7型に合体させたものでしょうが、うまくまとまっていて、ちっとも復活させたものとは思えない出来です。力強いイメージでカッコいいですね!

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スズキハスラーTS250

 これはハスラーの7型です。1・2型を除き、最も人気があるのは8型とのことですが、その姿形は既にかなり近づいているようです。74年にデビューしましたが、この頃はオフロードバイクといえばスズキの独壇場でした。その牙城が崩れていくのは、70年代後半のホンダXL250Sの登場による、4st時代の到来からです。
 このバイクには70年代の2stらしい、低中速にパンチのあるエンジンを搭載しています。ハスラーが最もハスラーらしかった頃のバイクです。

スズキハスラーTS250

 こちらもハスラーの7型で、大阪のino爺さんの愛車です。HNに「爺さん」が付いていますが、実はまだまだ。inoさんが爺さんだと、私もとっくに爺さんになってしまいます(笑)。それはそうと、ino爺さんはご自分で努力してパーツを集めてレストアされたようですが、見た感じすっきりとまとまっていていい塩梅です。スズキのトレールは当時最も輝いていましたが、70年代半ばの他者のモデルと異なり非常にスリムで無駄がない印象です。実際、当時は120kgを超える車重が当り前になっていましたが、ハスラーだけは118kgでした。
最高出力22ps/6500rpm 最大トルク2.6kg/5500rpm 車重118kg

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スズキハスラーTS90

 大阪のJHさんの70年型ハスラー90。実はフレーム自体はもうちょっと後のものらしいですが、いくつかの年式のものを集めて70年型仕様に仕上げたんだそうです。確かにヘッドランプはこの頃のスズキが好んで使っていた下側が角張った薄っぺらいデザインのものではないですね。画像でははっきりしませんが、この時代のものはリアスイングアームに楕円断面のパイプを使っていたのが特徴です。JHさんはメインのXS650よりもこちらに首ったけだそうです。最大出力10ps/8000rpm 最大トルク0.8kgm/7000rpm 車重96kg

スズキハスラーTS90

 兵庫のムラカミさんのハスラー90です。タンクのデカールから見ると、75年頃のモデルでしょうか。70年代半ばまでのハスラーは250以外皆ダウンマフラーでしたが、この90と50だけはロータリーディスクバルブを昔のまま使っていましたね。小排気量車の場合高回転でパワーを生み出しますが、ロータリーディスクバルブの方が低回転でもトルクを上げられますので、理にかなっていると思いますね。また、エンジン自体も大きくなければ、キャブの出っ張りもあまり気にならないでしょう。
最高出力10ps/7500rpm 最大トルク0.97kg/6500rpm 車重87kg

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スズキハスラーTS250

 これはハスラーのシリーズで最も人気が高かった1975年発売の8型です。コムさん弟による見事なレストア車で、とてもスリムでカッコいいですね。やはり人気が裏付けている通り、とても軽快で乗りやすいバイクですが、中古車市場にはあまり姿を現しません。古いスズキのトレールは酷使されてしまって、今ではその現存数はかなり少なくなってしまったのでしょうか。ちなみに、なぜか250だけがアップマフラーだったんですよね。最高出力23ps/6500rpm 最大トルク2.6kg/5500rpm 車重114.6kg

スズキハスラーTS250

 こちらはpecohikoさんの8型で、非常にきれいな状態ですね。丁度pecohikoさんがバイクに目覚めた15歳の時に発売されたモデルで、憧れの存在だったものを最近入手されたそうです。状態は完全ワンオーナーモノで、軽いOH程度でここまできれいになったのはすごい! 奇跡的です。
 なんでも、取り扱い説明書や工具も付いており、当時のカタログもまで付いてきたそうで、もちろん肝腎のエンジンや足回りも完璧。これは改めてホレ直すでしょうね。

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スズキハスラーTS125

 こちらは茨城のnyagoさん所有の75年型ハスラー125です。仲間が同じモデルを乗っていたこともあって、僕もちょっと乗せてもらった経験がありますが、とても力強いエンジンを持っていましたね。ノーマルのエルシノアでは全く歯が立ちませんでした。ボブキャットの方がより中速に力がありましたが、このバイクのトータルバランスはピカ一だったのではないでしょうかね。ただし、74年はカワサキもKE125(当時は125TR名)を投入していたので、各メーカーともしのぎを削っていた良い時代でした。
最高出力14ps/7000rpm 最大トルク1.5kgm/6000rpm 車重90kg

スズキハスラーTS90

 こちらは長野のFOXBATさんのハスラー90の7型です。このバイクが売られていた時分に乗ってらした思い出から、最近同型のモデルを入手して乗られていらっしゃるそうです。何でもTS90はマイナーチェンジが少ないモデルだったとのことで、この7型は75年から製造されていたそうですが、この車両の初年度登録は78年になるそうです。非常にきれいに仕上げられていますが、さすがにRショックは社外品を使わざるを得なかったそうです。でも、見た目に非常に良く馴染んでいて、ちっとも違和感がないですね。

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スズキRL250

 スズキが作った唯一のトライアルバイクです。ヤマハTYにわずかに遅れて発売されましたが、74年の末には国内でも販売されていました。このバイクはゴードン・ファーレーという当時名うてのライダーによる設計で、各社とも有名なトライアルライダーと契約してバイクを仕上げていました。この救護班長さんのRLはきれいに保たれていて、とてもスッキリしていてカッコいいですね。シンプルな中にも何か独自のものを持つ当時のトライアル車はいいものです。パワーは17ps/6000rpm 2.1kgm/5000rpmで、ハスラー系のピストンバルブエンジンでした。車重は電装系付きで95kg、なしで90kgです。

スズキハスラーTS400

 これは76年発売の最終型で、我らがハスラーさんの愛車です。2ストロークシングルエンジンとしては当時最大の排気量を持ったバイクです。パワーは34psであり、今の感覚では250並ですが、これは6000rpmで出てしまうので、高回転まで回さないと力の出ない今のモデルとは感覚的に異なります。最大トルクは4.2kgm/5500rpmという低中速の塊のようなエンジンで、どこでもぐいぐいとバイクを押し出す力を持っているため、以前は750キラーというイメージが付いていたものです。なお、車重は乾燥で129kgありました。

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スズキSP370

 スズキのツインショックトレール車の中でも、最も珍車の呼び声高いバイクで、愛知県の深谷さんの愛車です。ホンダの他に、ヤマハがXT500を、カワサキがKL250を作って4stトレールに参入し始めた時代に、スズキは78年、このバイクを世に送り出しました(発表は77年)。車検を要するのに馬力は2st250をちょっと強くした程度という中途半端さや、その一風変わったデザインが当時のオフロードライダーに受け入れられなかったのでしょうが、作りはスズキらしく一級品でした。今見ると実に味があっていいですねえ。最高出力25ps/7500rpm 最大トルク2.9kgm/4000rpm 車重123kg

スズキハスラーTS250

 LOA隊長の珍しいハスラー10型です。75・6年の8型が大幅にモデルチェンジされて、77年の9型からこのスタイルになりました。パワーは23ps/6000rpmと変わりませんが、トルクは2.9kgm/5500rpmに向上しています。と言うのも、このモデルからパワーリードバルブと言う、クランクリードバルブの先祖のようなシステムを採用していました。ヤマハのピストンリードバルブと異なり、シリンダーでガスの通路が二つに別れ、一方がピストンバルブへ、もう一方がリードバルブを介してクランクに送り込まれるシステムです。車重は128kgと重くなったのが惜しいですが、前傾Rショックのおかげでホイールトラベルは126mmに向上しています。

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スズキハスラーTS250

 ヤフー掲示板の「カワサキOFF車のみなさん」と言う楽しいトピックを管理されている、千葉のccisさんのTS250ハスラー11型です。ccisさんはそのハンドルネームからもお分かりの通り、このハスラーに乗り続けていらっしゃいました。ご自分で塗装や整備をしっかりこなし、もちろん林道にも使われてますが、程よく使われてきたイメージで好感が持てます。当時ハスラーは8型から大幅にデザインをチェンジしてきて、全体の印象として精悍な感覚から、よりトレール然とした感じになりましたね。丁度XLが大きく重い250Kから250Sになった頃で、第二次オフロードブームが起こりましたが、スズキはちょっと乗り遅れた感がありました。おかげでこれは今では希少車ですもんね。

スズキハスラーTS250

 この9型ハスラー250はTS90を投稿して下さったFOXBATさんの所有する9型です。「77年の初年度登録と思われます。8型からモデルチェンジの9型なのですが、やっばり8型が格好いいですね。まだ、9型は以前の雰囲気を踏襲していますが…。この頃の2stトレールの“ダンダンダン♪”という排気音が好きです」(FOXBAT)。そうですよね、あのいかにも70年代風な線の太い2stの排気音はハスラー特有のものでしたね。思えば他社の2st250の排気音はもっと線が細かったり、カン高かったりしましたから、あの音にヤラれるのも無理はありませんね(笑)。

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スズキハスラーTS250

 ハスラーの最終型。80・81年に生産され、スズキが絶対の自信を持っていた2ストロークにこだわったバイクであったものの、当時の流れはXL250S、KL250、XT250と4ストロークに向かっていたことは間違いなく、かなり苦しい戦いを強いられていたようです。また、サスのストロークも当時としてはかなり短く、この点でも販売台数の伸び悩みにつながったものと思われます。よって今では逆に希少車と位置付けられています。ストロークは短いもののやはり足回りはしなやかで一枚上のものがあり、デザインもMX風でたくましいものがあります。

スズキハスラーTS250

 これまた未だに現役で走っている富田さんのハスラー12型です。こちらは完全オリジナルで、美しく輝くグリーンの色が特徴的です。当時もスズキのモトクロッサーは黄色でしたが、このタンクデカールと同じようなデザインのラインが使われていました。富田さんはこのバイクに乗ってもう17年だそうですが、こうなると愛着が湧いて手放せなくなるでしょうね。ハスラーは乾いたいい音がしますが、これもたまらない魅力の一つです。僕もKLを買うとき、真剣にこれとどちらにしようか迷ったモデルです。僕は足回りの差でKLにしちゃいましたけどね(^^)。

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スズキハスラーTS250

 新潟にお住まいの藤田さんのハスラーです。奇しくもここに集まった12型は皆緑色のものになりましたね。実は上の青いやつも元は緑だったんですね。当時この色が最も人気があったのでしょうか。僕は単純にワークスカラーの黄色のものに憧れましたが、このエメラルドグリーンのようなカラーも良いもんですね。かなりきれいに保管されていたのか、このバイクもとてもきれいです。良く見ると上記富田さんのハスラーと同様、リヤキャリアが付いていますね。こうしたオプションの純正アクセサリーは、今手に入れようとしてもなかなか手に入れられないのが現状です。

スズキハスラーTS250

 埼玉県のなかのさん所有の81年の最終型TS250ハスラー。「RMカラーのTS250に1981年から乗り続けてやっと8000qになりました。黄色と青のRMカラーが好きなのでヘルメットをお揃いにしました。次にキャラバンもお揃いにしました。」とのことですが、キャラバンまで色を揃えるとはこりゃまた徹底されてますね。心底お好きでないとそこまではできません。なかのさんのようなオーナーに巡り会えてこのハスラーもさぞ幸せなことでしょうが、やはり車体を見ても新車のようにきれいです。鮮やかなRMカラー、確かにホレボレしますね。

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スズキハスラーTS50

 北海道のこまさん所有の80年型TS50ハスラーの9型です。83年に21インチタイヤとフルフローターサス、水冷エンジンを装備しますが、このこまさんのモデルがスズキ最後のツインショックトレールとして82年まで発売されていました。「モトクロスのスズキ」の血を引くデザインは申し分なしで、当時の50ccの中ではピカ1の存在です。同時に発売された新型RG50Eは、初の7psであるホンダMB5に対抗して、7.2psのパワーが与えられましたが、ハスラーは6.7ps/8500rpmのままでした。なお、最大トルクは0.59kgm/7500rpmで、車重は81kgです。

スズキハスラーTS50

 上のハスラー250のオーナーの藤田さんがお持ちのTS50ハスラーの9型で、これは上記こまさんのものと同じ色違いモノですね。色々と手直しされていらっしゃいますが、Fフェンダーのマッドフラップは「S」マークが入っていていい感じですね。この頃のトレール車はFフェンダーが深く・長くなってきましたので、ノーマルでもかなり汚れを遮ってくれるようになりましたが、ここまでしたら完璧でしょう。ライトの上にバイザーのようなものを取り付けていらっしゃいますが、これは自作のパーツなのかな。チャームポイントのようになっています。それにしてもスズキのパワーリードバルブは力強かったですね。空冷時代の50ccトレールではダントツでした。

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スズキハスラーTS80

 カワサキトレールのページでご紹介しているKDX250Bのオーナーの工藤さんのもう一つの愛車です。この81年型TS80は角断面スイングアームを持った本格的なものですが、上級機種では各社ともモノショックや長足化が進んでいた中、スズキハスラーシリーズのサスストロークは短く、流行に乗り遅れた感がありました。ただ、80ccはまだ他のメーカーも足回りのしっかりしたものはほとんどなく、50ccのボアアップバージョンが関の山。その中で、ハスラー90に変わるモデルとして50とは別設計のフレームを持つこれは、隠れた名車でした。9.4ps/8000rpm 0.86kgm/7500rpm 89kg

スズキRA125

 RONさん仕様のRA125。RショックなどにRHのものが使われていて、とても足長な印象です。カラーリングも白黒で統一されており、とてもオリジナリティを感じさる、精悍な印象ですね。ライト回りはいろいろと試されたようですが、この“一つ目”仕様も実に良く似合っています。あとはリアホイールとフレームを黒く塗装してしまえば完了ですね。
 ところでこのRAは、RH250とともに86年頃登場したモデルで、ついにスズキが“TSハスラー”の名と決別し、ワークスモトクロッサーの名を付けた意欲作でした。当時はヤマハがDT125Rでフィーバーしていましたが、それをかつてのオフロードキングであるスズキがただのんびりと見つめるはずはありません。22psの水冷エンジンと最高の足回りを身に付けて、登場したのがこのバイクでした。

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スズキRA125

 80年代初め、最後の最後まで2stにこだわっていたスズキでしたが、世の中の流れには逆らえず、ついにハスラーを捨てて4stのDR125S/250Sを送り出したものの、あまり目新しさもなく売れ行きが低迷していました。そこで初心に戻り、ハードな2st車を復活させることになりましたが、これがこのRA125です。この写真は愛知の松井さんから頂きましたが、僕も当時RH250にモトクロスのスズキの“本気”を感じ、購入しました。今でも第一線の力を持つ優れたバイクでしたね。ワークスモデルの名をあえて使うという点にもスズキの意気込みがにじみ出ています。最高出力22ps/8000rpm 最大トルク2kgm/7500rpm 車重110kg

スズキRH250

 こちらは雪ぼうずさんのRH250で、84年頃突如現れたスズキの衝撃的なトレールバイクです。いや、最早エンデューロモデルの域に達してましたね。こちらは前期モデルですが、この翌年のモデルをカワサキ一辺倒なワタクシめが浮気して買っちゃったんですよ(笑。
 それはそうと、雪ぼうずさんはこのRHを20年以上所有していらっしゃるそうですが、発電関係がやられたのでもう乗っていないそうです。ヘッドライト近辺はTS200Rの物を移植しているそうですが、ここもオリジナルは正直言ってカッチョ悪かったので、私もライトカウルは社外品を付けていました。本当にしなやかで長い足と、パワフルなエンジンで良く走ってくれました。

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スズキDR250S

 このバイクは見かけは重そうですが、意外に軽快な面も持っているようです。サスは若干低速でぎこちないものの、全体としては良好の部類に入るでしょう。タンクのデザインは賛否が分かれそうでありますが、個人的には嫌いな方ではありません。ただし、見かけによらず容量は少ない点が惜しいところではあります。エンジン性能は文句なし。さすがスズキのバイクだけあって、低速から高速にかけてまんべんなく力を発揮してくれます。このバイクはメンバーのM口さんのバイクですが、小柄な彼には少々大きい印象を与えます。最高出力29ps/8500rpm 最大トルク2.5kgm/7000rpm 車重117kg

スズキTSR200

 RAに乗っていたいっさんが89年に購入した、スタイリッシュなオートバイです。初期ロットのものでシリンダーは砂型だそうです。「元々はイエローの車体が、河原の転倒で外装パーツ壊す度に色が変わって今じゃこんな感じに(笑)」とのことですが、はっきり言って見事です! これは“は”さんのTTRにも負けていませんね。ちなみにとてもピーキーなエンジンで、とろとろ走っているとすぐかぶってしまうし、燃費も悪いのに、タンク容量も9Lと少ないので、ツーリングにはあまり向かないそうですが、乗っていて楽しいことは間違いなさそうです。最高出力35ps/8000rpm 最大トルク2.9kgm/8000rpm 車重112kg

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スズキTSR125

 こちらは広島市の山岡さんの愛車です。89年にデビューした本格派モトクロッサーレプリカで、125ccクラスではカワサキKDXの良きライバルでもありました。この前のRA125も良くできたバイクでしたが、さらに精悍になったスタイルに参った人は多いでしょう。でも、なぜか林道ではあまり多く見られるバイクではありませんでした。
 初めのうちは正立ショックが取り付けられていましたが、91年にはこのように倒立ショックさえ取り付けられるようになりました。シート高は860mmもあり、ちょっと前のトレールとはいえほとんどエンデューロ車並みですね。最高出力22ps/9500rpm 最大トルク1.9kgm/8000rpm 車重110kg

スズキジェベル200

 元メンバーのS原君のバイクで、外装は125のものらしいですが、エンジンはれっきとした200です。タイヤのサイズは一回り細めで少々不安であり、実際乗った感じはコーナーで滑りやすくちょっと怖かった程です。この時タイヤがかなり磨り減っていたせいもありますが、それにしてもフロントの滑りやすさは並ではありません。やはり一回り太いトレールタイヤを着けた方が良いでしょう。エンジンは古い250トレール車程度のパワーで20psですが、トルク感がなく、低速での押しの強さに欠けます。その反面燃費は非常に良く、タンク容量も大きいことから、かなり足が伸ばせるバイクであることは確かです。

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