真珠をつかみ、君はドラゴンの翼に乗る / ASIA
ASIA -1982-

 - SONG TITLE -
 01.HEAT OF THE MOMENT
 02.ONLY TIME WILL TELL
 03.SOLE SURVIVOR

 04.ONE STEP CLOSER
 05.TIME AGAIN
 06.WILDEST DREAMS
 07.WITHOUT YOU
 08.CUTTING IT FINE
 09.HERE COMES THE FEELING

ピンクで書かれたタイトルはお勧め曲です

◇アルバム解説◇

 ロック・アルバムのベスト・セラーというと、ピンク・フロイドの「狂気」、フリードウッド・マックの「噂」などが有名だが、2曲の全米No.1シングルを生み出し、アルバム自体も10週間という長期に渡り、全米No.1をキープしていた驚異のアルバムがある。それが1982年にリリースされたエイジアの「時へのロマン」だ。プログレッシュブ・ロックに興味のない人には分からないかもしれないが、イエス、E.L.P、キング・クリムゾンというブログレッシュブ・ロックのシンボル的存在といえるグループから、スティーブ・ハウ、カール・パーマー、ジョン・ウェットンという名プレイヤーが参加しており、そこに大ヒット曲「ラジオスターの悲劇」を送り出したバグルスのジェフリー・ダウンズが加入。プログレというと、気難しいイメージがつきまとうが、そんな世界で活躍していた彼らがこんなにも分かりやすく、一般受けするアルバムを発表などということは、彼らをよく知る評論家達にとっては、予期せぬ出来事だった。彼らの音楽スタイルは、普通のポップス・アーティストとは又違った魅力があり、その素晴らしい演奏テクニックと、あらゆる分野の音楽を吸収してしまおうという、プログレッシュブ・ロックの精神を存分に楽しませてくれる。だが、たった一つの悲劇は、彼らがこのデビュー・アルバムにせまるクォリティを持った作品を、2度と世に送る事ができなかったことであろう。

◇名曲解説◇

Disc 01 < HEAT OF THE MOMENT >

 全米No.1を獲得した記念すべき大ヒット曲。出だしからいきなり変わった複合リズムが登場するが、何事もなく自然に演奏する彼らはやはり凄い。対照的にメロディは、これがプログレのアーティストが作ったのかというほどシンプルなもので、万人に受ける形となった。

Disc 02 < ONLY TIME WILL TELL >

 同じく全米No.1を獲得した名曲。スティーブの弾く透明感のあるギターが美しい。しかし、デビュー・アルバムの1曲目、2曲目が立て続けに大ヒットしたという例はあまり聞かないのだが。  

Disc 03 < SOLE SURVIVOR >

 このアルバムが全体的にポップス・チックになっているのは否定できないが、アルバム中、この曲ほどプログレッシュブ・ロックの神髄を語り継いでいる曲はないだろう。演奏力、構成、サウンド、どれもが完璧なもので、この曲を彼らの最高傑作に挙げるファンも多い。