誰でも もうひとつの顔をもっている / BILLY JOEL
THE STRANGER -1977-

 - SONG TITLE -
 01.MOVIN' OUT
 02.THE STRANGER
 03.JUST THE WAY YOU ARE

 04.SCENES FROM AN ITALIAN RESTAURANT
 05.VIENNA
 06.ONLY THE GOOD DIE YOUNG
 07.SHE'S ALWAYS A WOMAN
 08.GET IT RIGHT THE FIRST TIME
 09.EVERYBODY HAS A DREAM
 

ピンクで書かれたタイトルはお勧め曲です

◇アルバム解説◇

 ニューヨークの詩人ビリー・ジョエル。おそらく、ニューヨークという町を歌で表現させたら、彼の右にでるアーティストはまず存在しないだろう。そんな彼は、4歳のころにモーツァルトの音楽に興味を持ち、クラシック・ピアノを15歳まで習い続ける。それ以降は、プレスリー、レイ・チャールズなどのロック音楽にめざめ、ついに60年代後半にプロ・デビューを果たすことになるが、世間の風は厳しく、1973年に発表した「ピアノ・マン」までどん底の状態が続く、何度も引退を考えたビリーだが、ロック・スターになる夢はどうしても捨てられなかった。紹介の「ストレンジャー」は、そんな暗い過去を完全に吹き飛ばすことになった記念すべきアルバムであり、しかも、このアルバムからシングル・カットされた「素顔のままで」は、グラミー賞のベスト・シングル賞に輝いている。まさしく、男のロマンが花開いた70年代に残る名作といえるだろう。

◇名曲解説◇

Disc 01 < MOVIN' OUT >

 ロック・ビートに乗ってニューヨーカー達の私生活が生々しく描かれる。ビリーの男性的で、ダイナミックな歌い方とは裏腹に、繊細で哀愁に満ちたメロディ・ラインは彼の個性を強烈にアピールする。

Disc 02 < THE STRANGER >

 ビリー・ジョエルといえば、この曲というほど日本で大ヒットした作品だが、不思議なことにアメリカではシングル・カットされなかった。「人間はだれでも2つの顔を持って生きなければならない」という人間の宿命を情緒豊かに歌い上げている。  

Disc 03 < JUST THE WAY YOU ARE >

 この曲は当時、彼の妻であるエリザベスに捧げたもので、グラミー賞のベスト・シングル賞を獲得している。彼のヒット曲の中でも特に人気の高い名曲だが、驚くことに彼自身は、それ程熱を入れて書いた曲ではなく、グラミー賞はおろか、ヒットすら考えていなかったという。