振り返りはしないさ、新しい日が明けるんだ / BOSTON
DON'T LOOK BACK -1977-

 - SONG TITLE -
 01.DON'T LOOK BACK
 02.THE JOURNEY
 03.IT'S EASY
 04.A MAN I'LL NEVER BE
 05.FEELIN'SATISFIED
 06.PARTY
 07.USED TO BAD NEWS
 08.DON'T BE AFRAID

ピンクで書かれたタイトルはお勧め曲です

◇アルバム解説◇

 オリジナリティーを感じさせるアーティストというのは、そう滅多にお目にかかれるものではない。ましてやロックというストレートな音楽で他人との違いをだすというのは、非常に困難なことだ。しかし、このボストンというロック・バンド、サウンド面でいえば極めて傑出したものを持っている。いっさいのシンセサイザーを拒否し、ギター・サウンドのみを徹底的に追及。その心地よく響くギター・サウンドは、なにやら未来的、SF的な世界を感じさせる。驚くべきことは、デビュー・アルバムである「幻想飛行」も、このセカンド・アルバム「ドント・ルック・バック」も、リーダーであるトム・ショルツが全て作曲、編曲を手がけたということだ。マサチューセッツ工科大学出身の彼は、早くから最新鋭のデジタル・ディレイ、エコーマシンなどを駆使し、ロック・サウンドに新しい風を吹き込んだ。もちろん、彼のメロディセンスは抜群で、ボストンが出したアルバムは全て全米ベスト3位以内にランクされている。そんな中でも「ドント・ルック・バック」は、ストレートなポップス・センスで、ロック・ファン以外の人々も魅了した代表アルバムといえるだろう。

◇名曲解説◇

Disc 01 < DON'T LOOK BACK >

 リズムティックなギター・カッティングから始まるこの曲は、ボストンの魅力を出しきった彼ら最高の名曲といっていいだろう。この全米で大ヒットした曲は、6分近くの大作だが、その構成力と、スリリングな演奏に我を忘れて聞き入らせてしまう。

Disc 04 < A MAN I'LL NEVER BE >

 このアルバムのハイライトともいうべきロック・バラード。これほどスケールの大きく、ドラマティックな展開をみせるトム・ショルツの作曲センスにただただ脱帽する。彼はシンセサイザーを断固として拒否しているが、ギター・オンリーでこのような分厚く、個性的なサウンドを作ってしまうのは、やはり天才エンジニアの証だろう。ハモンド・オルガンの入るエンディングは、ロック史上に残る程ドラマチックなもの。