◎第2回 THE VISITORSは駄作か?(01/12/07)

 「ザ・ビジターズ」はアバのラスト・オリジナル・アルバムであるけど、どうもファンの中ではインパクトにかけるという声が多い。ましてや、アバを知らない人達にこのアルバムを勧めるファンはそんなに多くはいないだろう。果たして本当に「ザ・ビジターズ」はアバのラスト・アルバムにふさわしいアルバムだったのか?

 ファンは絶えず前作アルバムを上回るアルバムをアバに期待していた。ましてやラスト・アルバムとなると、さぞかし輝かしいアルバムになると思っていたことだろう。しかし、この時ばかりはこの願いが叶わなかった。では、なぜこのアルバムが前作「スーパー・トゥルーパー」を上回れなかったのか?最大の違いはアルバムの顔というべき大ヒット曲が存在しなかった点だ。それまでのアルバムには必ずコンサートにはかかせない名曲が2、3曲は収録されている。もし、このアルバムに「アイム・スティル・アライブ」や「ジャスト・ライク・ザット」が収録されていれば、このアルバムが彼らの最高傑作アルバムにまつられている可能性が高い。100点満点の名曲が2、3曲収められ、その周りを80点の秀作がとり囲んでいる。ファンの頭にはいつもこんなアバのアルバム像があったはずだ、しかし、この地味といわれている「ザ・ビジターズ」の顔をビヨルンとベニーが作れなかったとはとても思えない。むしろ故意に収録しなかったというべきだろう。そういえば、このアルバムの3曲目に収録されている「ホエン・オール・イズ・セッド・アンド・ダン」に次のような歌詞が出てくる。”この人生の岐路に静かにたたずもうよ 走る必要はないさ もう急ぐこともないんだ すべては終わったのだから”私には、ビヨルンとベニーがもう大ヒット曲は作らなくてももいい、アバの物語は終わったんだよというサインに思えてしかたがないのだが。結論からいうと、やはり「ザ・ビジターズ」は、ラスト・アルバムを飾るにふさわしいアルバムだったと思っている。


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