第24回 振り付け(03/05/07)

 いきなりなんだが、アバというとその素晴らしい音楽性にスポットが当たりがちだが、忘れてはならないのがあの独特のファッション、そして現在ではなかなか見ることのできないステージ上での振り付けである。今回はその振り付けに焦点を当ててみた。

 はずれているかもしれないが、おそらくアバは、曲ごとに振り付けを作るというアイディアを考案したかなり先発のアーティストではないかと思う。最近、休みがかなりとれたので、彼等がテレビ出演したビデオをじっくりと観察していた。その中でもドイツでのテレビショー(1976年頃)の「ダンシング・クイーン」を歌うシーンで、あのプロモーション・ビデオの振り付けとまったく同じアクションをとっていたのには正直驚かされた。それまであのプロモの振り付けは、フィーリング1発で作られた即席的なものとばかりと思っていたが、実はかなり計算されて作られたステージ・アクションだったのである。決してプロフェッショナルなダンスとは言えないが、そのアマチュア的な雰囲気がなんともかわいらしく、当時、ヨーロッパやオーストラリアの女の子達が競って、アバの振り付けをまねしていたのが分るような気がした。その他のビデオを観察していくと、アバの振り付け(ダンシング・クイーン以外)の中には、ドリフターズの「ヒゲ・ダンス」や、ピンク・レディーの「UFO」、「渚のシンドバット」を思わせるようなポーズも見受けられ、一瞬ニヤリとさせられてしまう。推測かもしれないが、日本の振り付け師達もなんらかの形でアバに影響を受け、アイドル歌手のステージ・アクションの参考にしていたのではないだろうか。しかし、残念な事にこの愛すべきアバのテレビ映像群は、ほとんど公式ビデオ化されず、封印されたままになっているのが現状なのだ。


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