第7回 ABBAとアメリカ(02/01/18)

 アバはもちろんビートルズと並ぶ偉大なアーティストだが、「でもアメリカじゃそれほどでもなかったよね」などとつっこまれると、どうも分が悪い。歴史にイフはつき物だが、もしアバがアメリカでヨーロッパほどの人気を獲得していたらどうなっていただろう?おそらく、その規模はビートルズを飛び越えるようなものになっていたに違いない。ではなぜアメリカ人はヨーロッパ人ほどアバに関心を示さなかったのか?こればかりはアメリカ人の気持ちになってみないと分からないが、ぼくの推理として当時のアメリカ人は、ポピュラー音楽文化の中心はヨーロッパではなく、まぎれもなくアメリカであると自負していたところがあり、ヨーロッパ先導でブレークした北欧の小さな国のアーティストに対して、ある種の拒絶反応を示したのではないかと考える。ビートルズがアメリカで受け入れられたのは、やはり兄弟国であるイギリスのグループであったことと、ビートルズの音楽ルーツが明らかにアメリカにあったことだろう。そんな彼らにとってアバは、あまりにもヨーロッパ的で行儀のよいグループに写ったのかもしれない。もちろん、普通に考えるならアバは、十分にアメリカで成功を納めたアーティストなのだが。

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