■ ボーカルレッスン - 歌を学ぶ為に

ボーカルレッスンサイトをご覧のみなさんはじめまして。
Acousphereのギタリスト奥沢です。
このサイトでは僕が長年プロギタリストとして活動する中、一緒に仕事をしてきた素晴らしいボーカリストの方々から学んだ事、そしてTuck&Pattiのおふたりから教えていただいた音楽の真実をみなさんにお伝えし、プロのボーカリストを目指す方々の夢実現のために役立ててもらうという想いのもと制作されています。

ボーカリストとして音楽家として人生を歩んでゆくことは、インターネット時代の現代社会においては決して不可能なことではありません。
ただそのためには正しい知識、たゆまぬ努力、そして行動力が必要です。
このサイトを通じてまずは「歌を歌うとは何か」という本質的な問題と取り組んで、そして素晴らしい歌声をみつけてほしいと思います。

Acousphereは常に素敵な才能をもったボーカリストとの出会いを求めています。
このサイトの内容に共感し、Tuck&Pattiのような音楽をライフワークとして行ってゆく、Pattiさんのように歌いたいという気持ちのある人はぜひメールでご連絡くださいね。
一緒に素晴らしい音楽を作ってゆきましょう。



さて歌を学ぶために知っておいてほしい大事なことが4つあります。

・歌は誰でも上手に歌える
・テクニック主義になる必要はない
・伝わる歌は会話の延長線上にある
・オンリーワンでなくていい

[歌は誰でも上手に歌える]
正しく学び、あきらめずにゆっくりとやってゆけば誰でも必ず上手に歌えます。
音痴の人の場合でもたいていは声のコントロールを知らないのと、正しい音程が聞き取れていないということに尽きます。
そこを良い先生に教わって治してゆくことができれば、楽しい音楽の世界は誰にでも開かれてゆきますよ。
あきらめずに頑張ってほしいと思います!

[テクニック主義になる必要はない]
世の中にあふれている商業音楽ばかり聞いて価値観を作っていると、知らず知らずのうちに固定観念がついてしまいます。
音域が広くないといけない、声質が良くないといけないなどと勝手に解釈していませんか?
たくさんの個性があるようにたくさんの歌い方があり、それぞれに長所があるものです。
画一化した価値観にとらわれずに自分の声、自分のスタイルを模索することが大事なんです。

[伝わる歌は会話の延長線上にある]
大げさにフェイクしたり、必要もないのに声を張り上げて歌ったりする必要はありません。
歌とは「言霊」です。
聞く人にメッセージを届ける、心を届けるものだと僕は考えています。
だから会話の延長線上に歌はあるべきです。
Tuck&PattiのPattiさんも、Dionne WarwickもCarpentersもそうして歌っています。
世紀を超える名作を歌う人々は皆この会話の延長線上で歌を歌っていることを知っておいてほしいと思うと同時に、若い頃の音楽がテクニック至上主義に偏っていることを認識しておいてほしいと思います。

[オンリーワンでなくていい]
オンリーワンの才能を目指す事は大事なことですが、自分のオリジナリティだけを求め、過去の偉大なアーティストの足跡から逃れた場所にクリエイティブなものはありません。
かの天才画家サルバトーレ・ダリでさえ、先人の作品を尊敬し学ぶ事がない画家は愚かであると明言(名言!)しています。
新しい才能や音楽は過去の作品を敬愛し引き継いだ弟子達によって、奇跡的な科学反応によって生まれるものです。
だからボーカリストを目指す皆さんも好きなアーティストに近づく努力をし、たくさんのコピーをしてほしいのです。
その努力の結果いつか周りの人から「あなたの才能はオンリーワンだね」といわれるようになるものです。



若いボーカリストのみなさんと関わっていると、とかくテレビメディアに蔓延する商業音楽に影響を受け、本物の良い音楽を知らない状態で頑張っているように思います。
1990年を境に音楽文化は急速に商業化をとげ、一部プロデューサーによる画一化された音楽が日本を覆いつくし、1950年から1980年後期までに成長してきた「リアル・ミュージック」という文化は失速します。
そうした「音楽文化が失われた20年間」を経た現在においてリアルミュージックを見つけ出すのは困難です。
本当の素晴らしい音楽を求めるボーカリストのみなさんは、ぜひ過去にタイムスリップして1950年から1980年の黄金期の音楽を聞いて、体験してほしいと思います。
2010年からの新しい10年間で、もう一度輝きある本当の音楽、「リアル・ミュージック」をみんなで取り返したいですね。