ぬいぐるみアニメーション

 どーもくんは、当然のことながらぬいぐるみアニメーションです。
 ビデオであれば基本的に1秒間に30コマ(フレーム)、フィルムであれば24コマを連続して再生することで、動いているように見せています。日常生活の記録といった、実際に動いているものの撮影は、何気なくボタンを押しさえすれば何秒間、いや何時間でも撮影することができます。つまり、我々は意識していませんが、録画している間、例えば家庭用ビデオカメラで30秒なら30×30=900コマを撮影しているといえます。
 ですが、アニメーションの場合は本来動かないものをあたかも動いているかのように見せるわけですから、もの(もしくは絵など)を少しずつ動かしながらひとコマずつ撮影し、後でそれを連続して再生して動いているように見せています。つまりどーもくんの場合は、どーもくんやうさじいのぬいぐるみを少しずつ動かしながら撮影しているわけです。日常の撮影なら30秒録るのに30秒あればいいですが、アニメーションの場合だと、1秒分録るのでさえも、膨大な時間がかかってしまう訳です。
 ここで考えていただきたいのは、売られているぬいぐるみは少しずつ動きを変える、ということは出来ないということです。自分の手で生で動かすことぐらいです。手を1ミリ動かして止める、なんて芸当は出来ません。撮影用のどーもくんは、外側こそもこもこの、ふんわりやわらかなどーもくんですが、中身はなかなかしっかりした金属などの骨格が入っていると言うことです。
 さらに作品を見ていただくと、どーもくんの印象が何となく変わったりしてないでしょうか?登場篇の最初のアップと最近のアップは少し印象が違って見えます。かくれんぼ篇で画面奥、木の向こうで手を振っているどーもくんも明らかに普段のどーもくんとは違いますし、どーも対ガレラ篇で手を振って驚いているどーもくんも違って見えます。これは撮影時にカットによってぬいぐるみを使い分けていたり、撮影によって古くなってきたりよりよくするために外側や全体を作り直したりしているためです。後者でいい例は子どもに人気の「ウルトラマン」で、初代のウルトラマンがシリーズ途中で顔が変わっていく、という有名な話でしょうし、前者のいい例は同じ「ウルトラマン」から例を出すと、「しゅわっち!」と空を飛ぶと次のカットで明らかに人間が入っていない、プラモデルのような人形にすり替わりますが、それと同じと考えていただければいいと思います。
 余談ですが、ぬいぐるみについて見てみると、どーもくん、かなり目が表情豊かです。たーちゃん登場篇で見ると、たーちゃんにお花をいらないと言われたときに目が点になったり、コーヒーをはじめて飲んでその苦さにうえー、と変な目になったり、料理だいぱにっく篇では目がいってしまってます。これは多分、目を付け替えられるようになっていると思うんですが、どうなんでしょうね。
 とにかく、中身や作りがどうであれ、どーもくんがかわいらしく画面の中を動き回っていてくれればもうそれでいいんですが、本物の撮影用のどーもくん、欲しいですよね。それではまた次回までさようなら。