どこで名前を知りました?

 茶色いテレビのおばけみたいな生き物が「どーもくん」という名前である、というのはもうご存じだと思います。まあ、だからこそこのページを読まれているんだと思うのですが、どーもくんという名前、一体どこではじめて知りましたか?
 どーもくんのビデオを見返していて、ふと思い出したのが、初めて見た頃のことです。たまごが洞穴に転がり込むのを見てから、気にはなったし、好きになったのだけど、名前が分からない。人に言うときも「あのNHKの茶色い、口が四角い、古いテレビみたいな生き物」なんて言ってた気がします。
 お話の中では多分、どーもくんがテレビを初めて見て「どーも、こんにちは」という山川静夫アナウンサーの声に反応、テレビに向かって「どーも」とはじめて言葉を発してから以降、どーもくんの言葉が「どーも」に固定され、「どーも!」「どーも?」と言うことから「どーも」という名前になったのだと安易に推測されます。多分こんな感じ。

(「登場篇」のあと)
うさじい それはテレビ。お茶でも飲みなよ。

  どーもくん、うさじいの声を聞かずにテレビに夢中。
  画面が切り替わったりすると驚いたり、喜んだり。
  うさじい、とりあえず番組が終わるのを待ってテレビを切る。
  どーもくん、驚く。
  しばらくまだ何かうつらないか観察した後、うさじいの方に向く。
  うさじい、お茶を出す。

うさじい お茶でも飲みな。
どーも どーも?
うさじい お茶。飲むの。
どーも どーも???
もりお こいつ、言葉が分からないんだよ。
しのぶ うさじい、やってみせたら?

  うさじい、自分のお茶を飲んでみる。
  どーも、真似をして飲む。

うさじい そうそう。

  うさじい、どーもが飲み終わるのを待つ。

うさじい わしはうさじい。
     かれこれ70になるが、
     お前みたいなやつは初めて見たぞ。
     名前はなんていうんだい?
どーも どーも?
うさじい どーも?
どーも どーも!
もりお どーもだって。変なの。どこから来たの?
どーも どーも?
しのぶ 親とか帰るうちはあるのかしら。
どーも どーも?
うさじい 何を聞いてもどーも、どーも、どーも、かい。
      お前の名前は・・・
どーも どーも!
うさじい どーも、だな。
もりお あはは、おい、どーも!
どーも どーも!
もりお どーも!
どーも どーも!

 まあ、これはあくまでも個人的な推測ですからみなさんでご想像していただければいいのですが、うさじいがどーもくんのことを「どーも」と作品内で呼ぶのは3本目の「ロックはお好き?篇」の冒頭からです。その次に名前が作品内で呼ばれるのは「初雪篇」までありません。しかも「初雪篇」途中では「あいつ」です。この「初雪篇」放映の頃には一年たって人気が出、知名度が上がっていたはずです。
 30秒のスポットですから、くどくどドラマは出来ません。命名の由来なんてやってられないでしょうから、「ロックはお好き?篇」冒頭で、ああ、「どーも」という名前なんだ、と分からせて当然と言えば当然かもしれません。
 ですが、実は自分は「ロックはお好き?篇」をリアルタイムで見ていないのです。「続々ゾクゾク」の頃には確実に知っていましたから、一体どこから知ったのか、と考えてみると、多分、NHKのミニ宣伝番組「テレマップ」からだと思うのです。他の方はNHKの雑誌や広告で、写真の隅っこにどーもくん、なんて書かれていて、という知り方かもしれませんね。
 こうやって考えてみると、映像自体はそんなに多くないのに「どーもくん」という名前自体を上手く普及させたなあ、と感心する限りです。ではまた次回。