地下鉄の踏切 西馬込編

都営浅草線の終点である西馬込には、車輌整備工場があり、 そこへの引込み線の途中には、珍しい「地下鉄の踏切」が 3ヶ所もあります。ただしこの引込み線には電車が月に数本しか 通らないため、踏切は普段は開きっぱなしです。

このページでは、その踏切が閉じて電車が通っているときの画像を 紹介します。

補足:西馬込の車輌工場は 2004年に移転したため、 それにともなって引込み線と踏切も廃止されました。)

(注)
1番目の踏切
トンネルの出口に最も近いところの踏切。

2番目の踏切
中間の踏切。

3番目の踏切
車輌工場に最も近いところの踏切。
馬込車輌工場付近の概略図
詳細な地図は こちらを参照 (マピオンへのリンク)。


目次:


● 普段の様子
● 踏切が閉まるとき

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普段の様子

撮影日: 1999年12月3日

トンネル出口の扉 1番目の踏切からトンネルの出口を見たところ。 扉があって入れないようになっています。

1番目の踏切から車輌工場側 1番目の踏切から車輌工場側を見たところ。 立ち入り禁止のロープが張られていて、まるで廃線跡のようです。

3番目の踏み切りからトンネル側 3番目の踏み切りからトンネル側を見たところ。 工場への引込み線の左側に、留置線もあります。

3番目の踏切から車輌工場側 3番目の踏切から車輌工場側を見たところ。 門が閉まっていて中に入れないようになっています。


踏切が閉まるとき

撮影日: 2000年3月30日

トンネル出口の上から トンネル出口の上から見下ろしたところ。 普段は閉じている扉が、ここでは開いています。 また、オレンジ色の作業着を着た作業員が、3ヶ所ある踏切のそれぞれに 立っているのが見えます。 さらにその奥には、電車が停まっています(この写真では見づらいのですが)。

工場入口の5300系 3番目の踏み切りの手前から工場側を見たところ。見える電車は 5300系の 3両編成で、 まだ工場敷地内で停まっています。

2002.1.1 補足
『鉄道ピクトリアル704号』(都営地下鉄の増刊号)によると、 3両ではなくて 4両編成のようです。すなわち、工場に入れるときは 8両編成を 2分割して 4両×2 にしているとのことです。

遮断機が下りる 3番目の踏切にて(右手が工場)。警報機が鳴り、遮断機が下りかけています。 いよいよ発車するようです。写真左側の「踏切注意」の標識は、こういうときのために 存在しているわけですね。

1両目 まずは先頭車。

2両目 2両目。

3両目 3両目。一番後ろです。
2002.1.1 補足
3両目ではなくて4両目だったようです。 (『鉄道ピクトリアル704号』より)

最後尾 最後尾。ただの中間車で、貫通路のところに赤い警戒標(?)のようなものが 設置してあります。
ここで疑問が湧きます。「では、工場へはどうやって入れたのだろうか? この中間車を先頭にバックしたのだろうか?」

答え:
『全国鉄道事情大研究・東京都心部篇』(川島令三著・草思社)より

……工場への連絡線には、地下鉄では珍しい踏切が3か所もあるが、通常は 線路が扉で閉鎖されていたりロープが張られていたりする。 現在は車両の搬入はトラックで行なう。 将来は馬込総合車両基地ができて、現工場は廃止される予定である。 (p44)
つまりこの線路は、工場から出るときにしか使われない一方通行のようです。

2002.1.1 追加
『鉄道ピクトリアル704号』 (2001年7月臨時増刊号「特集・東京都営地下鉄」)を見ると、 やや異なった記述があります。

……検車場と工場は離れた場所に位置しており、全般・重要部検査時には、 専用の連絡線で車両を検車場から工場へ転線している。 この連絡線は、一般公道を横切っており、検車場〜工場間を移動する際は、 3ヶ所の踏切を通過する。……通常は、開いている踏切であるが、月に数回、 警報と共に踏切の遮断機が下り、 4両編成に分割された浅草線車両が通過する。 (p62)
こちらの記述によると「検車場から工場へ」ということだから、 工場への連絡線は入るときにも使われているようです。 (どちらが正しいのか??)

いずれにしても、8両編成を 4両編成 2本に分割するということは、 半数は〈進行方向に運転台が無い〉編成になるわけです。 ということは、運転台が無い側を先頭にして踏切を通過する 編成というのも、やはり存在する??


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