水槽引越し顛末記

Last Update: 2000/06/26
ちょっとだけ赤字修正

はじめに…

今年(2000年)の4月に10kmほどの距離を引越ししました。当然水槽も引越しすることになったんですが、業者に頼まず自力で運ぶことにしました。

運んだのは90x30x35の小型カラシンメインの混泳水槽。短時間で済ますために底床とほとんどの水草、さらに何匹かの生体を入れたままの引越しとなりました。

参考までに当時の水槽の状況は…
・パールグーラミィx2
・ドワーフグーラミィx2
・トーマシーx1
・マーブルハチェットx4
・コリドラスx4
・ネオンテトラx14
・ブラックネオンx5
・ラスボラエスペイx6
・オトシンクルスx2
・ヤマトヌマエピx7匹くらい
・ビーシュリンプx50匹超(稚エビ含む)
・水草xいろいろいっぱい
…といった感じでした。

これから水槽の引越しが控えてる人の参考になるでしょうか? といいつつ、年末にもう一度水槽の引越しが控えている自分のためにノウハウを書き残すのが本当の目的だったりします(^^;

当初は写真を撮る予定だったんですが、段取りが悪くて撮れませんでした。もしかしたら年末の引越しの際に画像が追加されるかもしれません。
※年末には写真を撮影しましたが、たいした内容ではなかったので掲載していません(^^;

 

まずは下準備♪

引越しに備えて、次のものを準備しました。

・バケツx2 (水&魚運搬用)
・18リットルポリ容器x2 (水&魚運搬用)
・90x45の厚板 (水槽を運ぶときに載せる台)
・漏斗 (小型カラシンをポリタンクに入れる際に使う)
・O2ストーン (気安めに)
・水槽を運べる大きさの車を持つ友人(^^;

一番肝心なのは、水槽が無理なく運べる大きさの車を準備することでしょう。我が家の水槽はワイドとはいえ90cmサイズなので、愛車シビックではちょっと運搬に無理がありました(水平に水槽を置けない)。そこで、パジェロを所有する友人Y氏の出番です。彼にはこれまでも、引越しの際に何度も世話になっていて、今回も大活躍してくれました。もつべきものは頼れる後輩ですね♪ 年末の引越しのときも頼んだよ! > Y氏

あとは、水槽を運搬する際になるべく水槽自体に負担をかけないように、水槽が十分載るサイズの厚板を準備したことでしょうか。引っ越す距離が短いこともあって、短時間で作業を済ますために底床を入れたまま運ぶ予定だったので、この厚板は絶対に用意しておこうと思った物でした。飼育水も全部抜けるわけではありませんから、結果的に中に15kgほどのものを入れたまま水槽を運ぶわけですからね。ホームセンターで2500円程度でしたが、将来的に90x45の水槽を増設したときの底面補強にしようかとも考えてこのサイズにしました(^^;。

季節がよかったので、水温はあまり気にしませんでした。冬の引越しの場合、保温対策を何か考えないといけないと思います。

結局、上に挙げたもので新規に購入したのは厚板とポリ容器1つ、それに漏斗だけでした。しめて4000円くらいだったかな。なにはともあれ、これだけの準備をして引越し当日を迎えたのでありました。そうそう、魚の糞による運搬中の水質悪化を避けるため、前日から餌を与えないようにするのを忘れないようにしましょう。

 

さぁ引越し開始!

引越し当日、仕事を終えた夕方6時頃から準備開始しました。車を出してくれる友人は8時頃到着する予定になっているので2時間で運べる状態にしなくてはいけません。

まずは魚を掬い出せる状態にまで水を減らします。吸い出した水はしっかりとポリタンクに溜めて、掬い出した魚を放せるようにします。ポリタンク1つとバケツ2つ分の水を吸い出したところで水槽の水が半分以下になったので、ここから魚掬いの開始です。

やったことがある方は分かると思いますが、水草の生えている水槽から魚を掬うのは意外と難しいです。ネオンテトラなどの小型カラシンやラスボラエスペイは要領が掴めるとなんとか掬えるようになりました。両手を使って、片方の網に追い込むようにもう片方の手(or網)で追い込むと結構簡単に掬えます。が、大型だから掬いやすいと思っていたパールグーラミィやトーマシーが思いのほか素早く、また小型の網しかなかったため掬うのに非常に時間がかかりました。

結局、水槽にいれたまま運ぶ予定だったモス付き流木x2を取り出して隠れ家を無くし、ようやくパールグーラミィ、ドワーフグーラミィ、トーマシーを捕獲。それでも水草が数多く残っているため、コリドラスは4匹中2匹しか掬えず、エビに至ってははなから掬うのを諦めていたので(^^;、エビいっぱいと石巻貝2個にコリ2匹、あと時間切れで掬えなかったブラックネオン2匹が入ったまま、飼育水を限界まで(水深1cmくらい?)抜きました。最後のポリタンクに入りきらなかった水だけを捨てたので、結果的に3分の2ほどの水を運べた計算になるのでしょうか。

魚の振り分けは、バケツ1にパールグーラミィのペア、ドワーフグーラミィのオス、トーマシーとモス付き流木。バケツ2にちょっと元気のなかったドワーフグーラミィのメスとコリドラス2匹、それにネットからはがれてしまったリシアを大量に投入(稚ビーがうじゃうじゃいると思われたのでトーマシーとは別バケツに)。そしてポリタンクの1つに漏斗を使って残りのカラシン等をすべて入れる。といった感じにしました。気休めにそれぞれO2ストーンを適量放り込んでおきました。

モス付き流木を取り出したときに隠れていたビーシュリンプが数匹飛び出して水槽外に逃げたのもしっかりと水槽に戻して運びました。水槽の底を「ワシャワシャ」と這っていたビーシュリンプが印象的でしたね。普段はどこに隠れてるんだろうと思うくらいいっぱいいました。

そうそう、水を抜くときには忘れずにヒータの電源を抜いておくようにしましょうね。あとは水をこぼさないようにフィルターのホースなどをまとめて準備完了です。この時点で8時半、結局時間通りに来てくれた友人にはちょっと待ってもらう形になりました(^^;

 

運べや運べ〜

いよいよ水槽の運び出しです。限界まで水を吸い出したとはいえ水を含んだ砂と吸い出せなかった水を合わせて15kg以上は水槽の中に入っている計算になります。なるべく水槽フレームの下側を支える形に持って、用意していた厚板の上へキャビネットから水槽を移動させました。僅か50cmの距離、大の大人二人がかりでの作業でしたが、今回一番気を使ったところでした。無事、板の上に載せた後はあまり水槽への負担を気にすることなく運べました。水槽に変な方向の力を加えないためにもこの方法、有効だと思います。

同時に運ぶキャビネットをトランクルームに入れるために水槽はパジェロの後部座席へ。ブレーキをかけたときに水槽が前に倒れないように、後部座席に1人座って支えるようにしました。あとは、バケツの水がこぼれないようにラップで簡単に蓋をし、魚入りのポリタンクはO2ストーンを入れてたので口はきっちし閉めて運びます。さすがはパジェロ、水槽道具一式がすべて収まってしまいました(^^)。

一路車は10km離れた引越し先へ。夜間ということでそれほどの混雑もなく、30分ほどで到着しました。いちおう念のためにゆっくりと運転していきましたが、ラップを貼っただけのバケツの水もほとんどこぼれずに済んだようです。

今度は一斉に道具の運び出しです。引っ越し先は6階(^^;なんですがエレベータがあるので重い水槽も運ぶの楽チンです。前のところは2階だったけど階段しかなくて水槽降ろすのに苦労しました。

あらかじめ決めてあった場所にキャビネットを設置して水槽をセット。厚板の上からキャビネットへ再び水槽を慎重に移動させました。この時点で9時半くらいだったかな。友人Y氏にお礼をするためにここで一旦、近所のファミレスで遅い夕食タイム。翌日仕事のあるY氏は食後に帰っていきました。ありがとう!

 

いざ、再セット

家に帰ると午後11時半、早速水槽の再セットにとりかかりました。空気中にさらされて3時間くらい経ってしまったせいで、一部の水草の葉がひからび始めていました。やばい!

まずは、とりだしていた流木をビーシュリンプをつぶさないように慎重にセット。そして水だけ入れていたポリ容器から、水受け用の皿をめがけて一気に18リットルを流し込みました。…と、水槽の中にネオンテトラが泳いでるのを発見。!!!!。水だけ入ったポリ容器だと勘違いして魚入りのポリ容器の水を入れてしまったようです(^^; 幸い魚たちは無事なようでほっと一安心。もうひとつのポリ容器の水を入れて、バケツの魚たちも水槽に投入。残りの水をすべて水槽に入れて、これで持ってきたものはすべて処理完了!

リシアの固まりはすべて水槽に入れるわけにもいかず、必要な分をネットに入れてあとは捨てようとしましたが稚エビが潜んでそうだったのでとりあえずストック。あとは適当に長く伸びていた水草をトリミングして、足りない水を足したところでようやく引っ越し終了〜。

タイマーを再セットしてようやく落ち着きました。この時が2時くらい。準備開始から8時間ほどの引っ越しでした。

 

終わりに…

短い距離の引っ越しでしたが、生体に関してはほぼ無事に運ぶことができました。結局掬い出せなかった何匹かの魚も、何事もなかったかのように悠然と泳いでいます。数日後にドワーフグーラミィのメスが★になってしまいましたが、引っ越し前から調子を落としていたので、引っ越しが直接の原因ではないと思います。

ただ水草に関しては、調子を落とすものが続出しました。なかでもラッフルソードは葉のほとんどが融けてしまい、植え替える羽目になってしまいました。この辺は、葉が乾かないように霧吹きなどでこまめに水をかけてやると大丈夫だと思います。長距離を運ぶなら水草も抜いてビニル袋などに個別につつんでやるのが良いでしょうね。

引越し先の水質も問題無かったらしく、その後のビーシュリンプ爆殖につながっています。元々の飼育水をたくさん運んだのが良かったのだと思います。結果的には上出来の引っ越しでした。まとめると…

底床を入れたままの水槽の引っ越しは可能である
 (でも、水槽の運搬には気を付けよう)
元の飼育水はなるべく多く持って行こう
・水草は乾燥に弱い! 葉っぱが乾かないような工夫が必要

といったところかな。さて…、年末の引っ越しまでに余分な水槽を増やさないように気を付けようっと(^^;

※年末(2000年)の引越しはこのときの反省を踏まえて水草も枯れることなく無事終了しました(^^)

(注)このページは底床を入れたままの引っ越しを推奨しているわけではありません。水槽にかなりの負担をかけることになりますので、最悪の場合は水槽が割れてしまう場合もあるかと思います。真似される場合はそのリスクを覚悟の上でお願いします。私としては、可能ならば底床まで出して水槽を運搬することをお薦めします。

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