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海岸動物拾い歩き記 104




伊良湖岬のイワガキから穿孔貝

2013・6・23
田中利雄

 和地町の海岸で打上物を探していて、イワガキ(ナツガキとも言う)の合殻を少し拾ってきました。家に帰ってから、殻をよく調べると、写真-1のように殻の表面に穴が幾つか開いていました。


写真-1

 これは、岩や貝殻に穿孔する二枚貝のチビツクエガイなどの穿孔した跡でしょう。
 殻を開けると、古い肉が入っていましたので、水で良く洗いました。


写真-2

 そうしたら、写真-2の、中央から少し左に殻の盛り上がりが見られました。
 これは、穿孔貝によって外から穴を開けられそうになると、殻の内側のその部分をぶ厚くさせる二次成長を行ったために、その部分が盛り上がった物でしょう。

 人間も、むし歯になって歯に穴が開いてくると、その部分の内部の歯質が二次成長してぶ厚くなる、ということが知られていますが、それと同じ事をイワガキもしているということでしょう。

 なお、イワガキは外洋性で、養殖もされていて、ナツガキの異名の通り、夏期にも美味しく食べられます。僕が伊良湖岬へ行く楽しみの一つでもあるわけです。


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