県産材 100%の木組みの家
この家の特徴は、地産地消の考えに基づき、 西川材と呼ばれる県産材を100%使って建てた事と 木造の技を敬称していくために、伝統工法(折り置き梁組、渡り顎梁組、長柄込み栓、通し貫等) による粘り強い構造とした事です。 これらは限界耐力構造計算によって安全が確かめられています。


国産木材利用の低下が続く中、CO2吸収の役割を果たすためには森林の手入れが不可欠です。 手入れの際に出てくる間伐材の利用もまた課題となっています。 この家の中心である居間・食堂の吹き抜け天井部分で、現しとなるタルキに間伐材を使ってみました。 自然のままの間伐丸太は、力強い木組みの構造体に柔らかさを与え、空間デザイン的にも美しい形に 仕上がっています。


床と天井は、主に杉及び檜の無垢材、内外壁材は、珪藻土塗りとし、土に還る自然素材を使っています。 こうした素材は、有害物質を発散することがなく、また、調湿作用を持っているため、住む人にとって 健康に暮らせる家ともいえます。


軸組模型



日本瓦葺き屋根(一部鋼板葺)と外壁の珪藻土塗りで落ち着きを見せる伝統的な外観(南側)




杉の間伐材を丸太のままタルキに使用し見せている


杉板に黒い柿渋を塗った塀を抜けて玄関に至るアプローチ


1階平面図


2階平面図


南側立体面


東側立体面