N邸

無垢の地元産木材(西川材)を使い、伝統技術を駆使した木組みの家なのですが、 外観は黒のガリバリウム鋼板を張ったモダンな造りになっています。

軒下に見える木組みと木製にこだわった開口部(建具)が暖かみの表情を醸し出しています。 室内では、西川材の柱、梁が現しとなって空間の表情を創ると共に、鍛鉄作家であるお施主さん ご自身の制作による照明器具が、味わいを深めています。
内壁には珪藻土が塗られ、床や天井は杉厚板(36mm)が張られています。
この家は、木や土といった自然素材のみの材料で仕上げられていますので、健康的に暮らすことが出来ます。

東側道路より見た外観。L型の敷地に対し、手前に車庫・個室棟、奥正面に居間・水廻り棟、奥左側に既存和室棟を配置した。 道路に面して、道往く人にお花見が楽しめるヤマボウシが植栽されている。
中庭には、居間と台所から出入り出来る木製デッキを設けた。シンボルツリーは四季を彩るモミジを植栽。







居間・食堂よりアルコープ越しに坪庭を見る。
小さなくぼみスペースだが大きなゆとりが生まれる。













居間・食堂は家族の集まる中心スペースとなるので、より以上に居心地の良さが求められる。

吹き抜けを設けることで、その高さから実際平面以上の広がりを感じさせることができ、 対面にある天井の低いアルコープとの対比で変化のある室内空間を創出している。

ちなみに、テーブル上の照明器具は、お施主さんのオリジナル製作品。






別棟を繋ぐ廊下は、収納スペースとして活用。



木造伝統工法による建て方の様子。


大黒柱と2階梁は四方差しの仕口で納める。

壁に通し貫を入れた様子。