H邸



緑に包まれた南側外観。外壁は薄いクリーム色の漆喰仕上。

お施主さんが家づくりで一番こだわりたかったのが、無垢の地元産木材(西川材)を使い、伝統技術を駆使した構造体を造っておくことでした。

予算調整には、生活に最低限必要なところから仕上げておくというやり方で、未完成の部分も残したまま住むことにしました。 現在も1階の全室内装壁は下地ボードのままです。
また、お施主さんご自身が玄関建具や洗面台、流し台の制作を手がけています。

暖かみのある木材と触れ合うことは、子どもの感性を豊かに育てることと思います。

この家の子どもたちは、木組みの家を大きな遊具のごとくに扱い、大胆に遊んでいます。

東側外観。
板張り部分下屋は玄関となっている。

2階に生活の中心となる居間・食堂を配置したことにより、小屋組みを現しとして天井を高くする吹き抜けにすることが出来た。 大断面の地域産木材(西川材)を使った木造伝統工法による木組みがダイナミックな空間をつくっている。


 
大胆に木組みの家を遊び道具にして遊ぶ子ども達。
階段も「うんてい」となって遊び道具に。そして階段手すり壁は、子ども達の芸術的な落書き記念碑に。


2階居間・食堂の天井を見上げると、屋根裏スペースにトップライトからの光が注がれている。


お施主さん自身の制作による素朴な流し台が空間にマッチする。

居間から階段室を見る。