作成:2003/07/15 加筆:2005/04/29

●はじめに結論

「大型自動車 第二種」免許は、誰にでも取得可能な資格です。
私は平成15年7月、千葉県幕張にある運転免許センターにて通算2回目の受験で合格しました。

練習は千葉県自動車練習所にて10時間おこないました。4時間の所内練習、4時間の路上練習をおこなったあと第1回目の受験をし、路側帯の駐車方法のミスで不合格となりました。その後2時間の路上練習をおこないミスした内容を十分確認してから第2回目の受験を学科試験からおこない、合格に至りました。

所内の課題や路上試験を恐れる必要はまったくありませんので、落ち着いて受験されて下さい。

この試験の重要ポイントは、

お客様を乗車させて走行する旅客車両であることを常に意識しているか。
歩行者など交通弱者に対して保護する気持ちを十分持ち合わせているか。
道路交通法を遵守しようという気持ち常に持って、道路の流れを気遣う運転ができるか。
になると思います。
これらをまとめて一言でいうと「メリハリのある安全運転ができるか」 になる訳です。
メリハリの意味が、「テキパキと」や「サッサと」とは違うところに十分注意して下さい。


●千葉県自動車練習所

私が住んでいる千葉県では、大型二種の技能練習を実施している自動車学校は2校だけでした。
加曽利自動車学校と、千葉県自動車練習所です。
後日、平成15年6月に柏市のほうに大型二種教習が受けられる教習所ができたとの噂を聞きました。

千葉県自動車練習所に通った理由は、
 ・幕張の千葉県運転免許センターができる前はここが試験場だったという歴史があったから。
 ・指導に於いても面目を掛けてしっかりと行ってくれるだろうとの期待があったから。
のふたつ。たわいのない理由からです。

練習料金、時間的には加曽利自動車学校のほうが割安になっていましたので、距離的にも近い両校ですから、入校する際にはどちらもしっかりと下見をされてからのほうが良いと思います。
個人的には千葉県自動車練習所の技能指導、所内の事務処理に不満はまったくありませんでした。
各受付の対応は過不足の無い親切さですし、教官の皆さんは的確、且つ論理的に指導してくれました。

大型二種の教習車は2台。どちらもいすゞ車両です。
1台は所内練習専用の旧型車両で、ブレーキが空圧式(エアブレーキ)でなくペダルも大きく踏み降ろすタイプです。バスの車両感覚を身につけるまでは、この手の旧型車両での練習でも十分だと思います。
もう1台はオルガン・ペダルのエアブレーキ車です。乗降口が前方だけですが、後方乗降口に該当する部分の窓に遮光フィルムが張られています。この黒い窓の部分を乗降口と仮定して、停止目標へ合わせる練習を行います。

図1にバスの寸法概略を示します。

 
図1 車両の寸法概略 大凡の目安
車両寸法 全長:約9m
全幅:約2.5m
軸距:約4.5m
前部バンパーから乗降口まで:約5m
前部バンパーから運転席の背もたれまで:約1m
ボディ右端から運転席中央まで:約0.5m

運転免許センターの車両は最新式車両(サイドブレーキが空圧式)ですが、寸法はほぼ同じです。
車両感覚をシッカリと身につけることが早期合格への近道ですので、頑張って覚えて下さい。


●事前調査

[練習所に関して]

千葉県自動車練習所のホームページがありますので、第2種免許の特別講習に関する内容・料金はそちらを参照して下さい。

所在地はこちら

[千葉県運転免許センターに関して]

下見に2回出かけました。所内コース図の入手と、路上試験コースの確認が目的です。
所内コース図は、食堂で一枚50円にて購入できます。
路上試験コースは走行距離が約6キロに設定されています。自分が試験出題するとしたらどんなコースを設定するだろうか、各課題が豊富に出てきそうなルートはどこになるのだろうかと、運転免許センターの周辺をぐるぐると回って見当を付けてみました。結果、試験当日に課された路上試験コースは、下見で見当を付けていた住宅街を回るコースと一致し、大変幸運を得ました。


●学科試験合格のためのポイント

運転免許証の更新時に受け取る「交通の教則 [運転者用] 」の最新版を入手し、隅々まで目を通しましょう。旧版での勉強だけでは改正された項目に対応できないので不十分です。

市販参考書や、第二種免許関連のホームページ、運転免許種関連のホームページをおおいに利用しましょう。なお、私が購入した参考書をご参考までに明記しておきます。
    「第二種免許 合格完全マニュアル」 著者:長 信一 発行所:日本文芸社
    「一発合格 大型二種免許」 著者:長 信一 発行所:日本文芸社

学科試験は50分間でおこなわれ、1問当たり30秒以内で解く必要があります。

解答用紙はマークシート方式で、正・誤の枠を鉛筆で塗りつぶす方法でおこなわれます。
 個人で練習問題をおこなう時も、類似した解答用紙を作成してマークシートに慣れておきましょう。


●技能試験合格のためのポイント

停止線を越えて停車してはいけません。

 一時停止場所での停止の仕方が不完全、または停止線をオーバーすると即試験中止となります。
 基本的には、停止線の手前 0.5〜1mの範囲内にフロントバンパーが来るように停止します。

 しかし、路上では交通の流れに合った停止位置への停車が必要です。小さな交差点にて赤信号などで一時停止する時に停止線の直前へ停車させてしまうと、左折で大回りしてくる大型車両との接触事故の危険が発生します。このような場合は、横断歩道などに残っているタイヤ軌跡を注視して、接触事故防止のために停止線より十分手前に停車するよう心掛けましょう。

進路変更や交差点での安全確認を、「5点確認」および「3点確認」で確実におこないます。

    【5点確認】
  1. ルームミラーにて、お客様の安全確認および後方安全確認をおこなう。
  2. 左サイドミラーにて、左後方安全確認、尻振り安全および巻き込み防止確認をおこなう。
  3. 左後方目視にて、巻き込み防止確認およびお客様の安全確認をおこなう。
  4. 右サイドミラーにて、右後方安全確認および尻振り安全確認をおこなう。
  5. 右後方目視にて、右直近の安全確認および右後方安全確認をおこなう。
    【3点確認】
  1. ルームミラーにて、お客様の安全確認および後方安全確認をおこなう。
  2. 左サイドミラーにて、左後方安全確認、尻振り安全および巻き込み防止確認をおこなう。
  3. 右サイドミラーにて、右後方安全確認および尻振り安全確認をおこなう。
右左折は徐行で行わなければならないその意味を理解しましょう。

 左折時の巻き込み防止、十分な幅寄せ、尻振り防止確認および小回りを「徐行」にて確実におこないます。

 
図2 尻振り防止確認 その内容
お尻りが接触します 発進直後や徐行の時にハンドルを一気にきると、後輪から後ろのオーバーハング部分が、後輪を軸として大きな軌跡を描くことになります。この時、直近に歩行者や他車、障害物などがあると接触事故を起こすことになり大変危険です。

発進時や右左折の徐行時は、必ず尻振り防止確認をして接触事故を防ぎましょう。

メリハリのあるスムーズな運転を心掛けましょう。
 加速やシフトチェンジをスピーディにおこなうのではなく、常にお客様が乗車していることを意識し、歩行者の保護を確実におこなう運転であって、その場その時点において安全を確保できるスムーズな運転を心掛けましょう。

方向変換縦列駐車そして鋭角通過の課題は、何を意味して課せられているのかを理解しましょう。
 運転技能の技術レベルを試されている以上に、車体感覚を心得ているかどうかと、お客様や歩行者の安全と保護を十分に確認・実施できているかどうかの試験です。

車間距離を必要十分に確保しましょう。
 30km/h以上での大凡の目安は、[現在の車速] − 15 = [車間距離] で計算すると良いでしょう。

道路における速度は標識による規制速度以下の速度であって、その場における最適速度にします。
 最高速度規制標識が 50km/h ですので 50km/h で走らなくてはならないのではなく、カーブや見通しの悪い場所、横断歩道がたくさんある道路、違法駐車がある場所など、その場における最適速度で走行します。 カーブの手前では適切に減速し、右左折は徐行でおこなうことを特に注意しましょう。

ハンドル操作はせわしなくおこなわず、滑らかにゆっくりと確実に操作しましょう。
 運転手はハンドルを握っているので車体の振れが解りにくいですが、車内にはお年寄りや子供、立っているお客様達がいらっしゃることを意識してハンドル操作をおこないましょう。

送りハンドルや内掛け操作は減点され、両手を離すと危険行為となるので注意しましょう。

進路変更は交差点の手前、または、左折(右折)しようとしている道路の左端(中央センターライン)に寄る動作を、前方にいる車両、または、停止している車両から約30m手前までに終了していなければなりません。

参考書に書かれている細かな数字(例えば路端から0.7mに寄せるなど)に拘らず「できるだけ狭く寄せる」「安全な間隔を確保する」の意識を持つことが大切です。

シフトダウンなどでのギヤ操作でミスを起こすことが多々ありますが、慌てずに操作をし直せば減点にはなりません。また、ミスをリカバリーできるだけの時間的余裕を持った運転を心掛けるほうが大切です。


●乗車時の注意

乗降口は、乗るときも降りるときも必ず左右を確認します。
 特に後方から来る車両への注意が必要です。

運転席に座る前に、客室と運転席を仕切る「バー」を必ず付けましょう。

運転席に着席したら、シートの前後位置、背もたれ、ルームミラー、左右サイドミラー、アンダーミラーの確認をおこない、必ずシートベルトを着用しましょう。シートベルトを着用した後にシートの前後位置や背もたれを再調整したならば、必ずルームミラーを再調整しましょう。

シフトチェンジの感覚をつかむために、エンジン始動の際、バックに入っていたシフトレバーをニュートラルに戻したらセカンドやサード、フォースなどにシフトチェンジしてみて予め確認しておきましょう。

エンジンを始動させる場合は、必ずブレーキとクラッチを踏みましょう。

着座位置が決まったら、左サイドミラーで停止目標と乗降口の位置を確認しておきましょう。
 また、後部窓を目視して車両感覚の再確認をしておきましょう。


●左折の方法

  1. ルームミラーで後方の安全確認をし、進路変更のための左合図を出します。
  2. 左合図を出した3秒後に、左後方の巻き込み確認を目視および左サイドミラーでおこないます。安全を確認したあとに滑らかに進路変更をおこない、二輪車などが側方に入ってこないように幅寄せします。
  3. 進路変更は、交差点から30m手前までに、または、交差点で一時停止している車両の最後部から30m手前までに完了させます。左合図は継続させます。
  4. ポンピングブレーキで徐行の速度まで減速しつつ、ルームミラーでお客様の安全確認をします。
  5. 右サイドミラーで右後方の安全確認をします。(尻振り防止確認)
  6. 目視および左サイドミラーにより巻き込み防止のための安全確認をおこないます。
  7. 右折してくる対向車に注意します。
  8. 横断歩道に歩行者や自転車がいないか、また、横断の意志がある歩行者や自転車が交差点および交差点の後方にいないかどうかを確認し、安全を確認したあとに左ハンドルを滑らかに切りながら発進します。
  9. 左後輪が交差点の曲がり角を沿うように徐行します。この時、交差点の手前で一時停止している車両と接触事故を起こさないように注意します。
  10. ハンドルを戻して左折を完了させます。左合図が続いているようであれば停止させます。

●右折の方法

  1. ルームミラーで後方の安全確認をし、進路変更のための右合図を出します。
  2. 右合図を出した3秒後に、右後方の安全確認を目視および右サイドミラーでおこないます。安全を確認したあとに滑らかに進路変更をおこない、中央線から30cm以内にバスがくるように寄せます。
  3. 進路変更は、交差点から30m手前までに、または、交差点で一時停止している車両の最後部から30m手前までに完了させます。右合図は継続させます。
  4. ポンピングブレーキで徐行の速度まで減速しつつ、ルームミラーでお客様の安全確認をします。
  5. 左サイドミラーで左後方の安全確認をします。(尻振り防止確認)
  6. 目視および右サイドミラーにより右後方の安全確認をおこないます。
  7. 直進や左折する対向車に注意します。
  8. 横断歩道に歩行者や自転車がいないか、また、横断の意志がある歩行者や自転車が交差点および交差点の後方にいないかどうかを確認し、安全を確認したあとに右ハンドルを滑らかに切りながら発進します。
  9. 交差点の中心の内側を徐行しながら通過します。この時、交差点の手前で一時停止している車両と接触事故を起こさないように注意します。
  10. ハンドルを戻して右折を完了させます。右合図が続いているようであれば停止させます。

●横断歩道の通過

信号機のない横断歩道は歩行者優先です。歩行者の通行を妨げてはいけません。

横断者の有無がはっきりしない時は、停止できるように速度を落とします。

左側の歩道上に横断歩道の正面で待っている歩行者や自転車を確認した場合は、必ず横断歩道手前で一時停止しましょう。

右側の歩道上に横断歩道の正面でまっている歩行者や自転車を確認した場合は、対向車が途切れるようであれば、横断歩道手前で一時停止しましょう。

違法駐車が続いている道路では、十分安全な余裕がとれる場合であっても横断歩道手前では徐行しましょう。

横断歩道の手前に駐車車両があり、右側に十分な余裕がない時は対向車の動きに注意します。対向車があるときは駐車車両の十分手前で一時停止し、対向車がなければ中央線をはみ出して進み、横断歩道の手前で一時停止します。

横断歩道とその手前から30m以内の場所は追い越しや追い抜きはできません。

子供や高齢者の中には予想外の行動をとる人もいるので、いつでも対応できる速度に減速して運転しましょう。

横断歩道のない場所でも、横断している歩行者や自転車がいる場合があります。安全な速度で運転しましょう。


●合図

合図(ウィンカー)を出すタイミングには「3秒前」と「30m手前」のふたつがあります。

   3秒前  : 進路変更をする時。

   30m手前: 右折、左折、転回をする時。

停車灯(ブレーキランプ)は、後続車に自車が一時停止するかもしれない旨を予め知らせるために、ブレーキペダルを軽く踏んで停車灯を点滅させるのも有効な方法です。

障害物を避ける目的で進路変更する場合、右左折と間違われるような中途半端な合図は出さないようにしましょう。


●鋭角通過
 
図3 鋭角通過(左進入) 手引き
鋭角進入
  1. 縁石から70cm〜1mにバスを導き左折します。
  2. バスを道路左端に寄せてゆっくり進行します。
  3. 内側の縁石の延長に肩がきたらハンドルを右一杯に切ります。
  4. アンダーミラーにてバンパーと縁石が平行になったらハンドルを真っ直ぐに戻します。そのまま直進し縁石が自分の大腿部にきたら停車。
  5.    
  6. 5点確認。ギヤをバックにして再度3点確認。ブレーキを離しても慌てずゆっくり後退させ、動きだしたと同時にハンドルを戻す。縁石から1m離れたら(道幅の中央に運転席がきたら)停止します。
  7.    
  8. 3点確認。ギヤをセカンドにし左前輪と右後輪に注意して前進する。
  9. 6項を行うと同時に左合図を出し、前方道路の安全確認を十分行って左折し抜け出ます。
  10. [注意]
    • 3項では、内側の縁石の先端が肩の後ろの窓に見えた時がちょうど良いタイミング。
    • 5項で後退する場合、アンダーミラーばかり凝視しないこと。サイドミラーにも視線を移さないと脇見運転で減点される。


●方向変換
 
図4 方向変換(右進路変更) 手引き
方向変換
  1. 縁石から1m左を保つように進入します。
  2. 徐行でゆっくり進み凹部の安全確認を行います。
  3. 1m左に注意しつつ前方の本線にでない程度の位置まで進んで停止します。
  4. 5点確認。右合図、ギヤをバック、再び3点確認してから後退開始。凹部の曲がり角に右後輪を誘導します。ハンドルは一気に回さずに1回転半ほど回してから後輪の動きを見てあわせます。前方の路端とバスが直角になったらハンドルを戻しバスを真っ直ぐにします。
  5. 凹部の縁石の延長と肩が合うまで下げます。そして凹部の曲がり角の終わり(赤の点線)に肩がくるまで後退するとポールと後部バンパーの間隔が約30cmになるので、車内からリアウィンドを透して行うポールの目視と合わせて確認し、ポールとの距離を50cm以内にして停止します。停止したらギヤをニュートラル、サイドブレーキを掛けて合図を停止し「止まりました」とハッキリ言います。
  6. 試験管の後方距離測定が終了後発進します。5点確認、左合図、ギヤをセカンド、サイドブレーキ解除、再び3点確認を行い凹部曲がり角を左後輪で踏まないよう速やかに発進します。


●縦列駐車
 
図5 縦列駐車 手引き
縦列駐車
      
  1. 停車のための左合図を出し、駐車をする凹部の安全確認を徐行で行います。道路の左端とバスの間隔は約1mを保ちます。
  2.   
  3. バス後部がポールAを過ぎたら停車します。左合図は消しません。5点確認。ギヤをバックにし3点確認したあと真っ直ぐ後退します。
  4.   
  5. 後輪がポールAにきたら(ポールAは乗降口中央を少し過ぎた辺りに見える)ハンドルを左一杯に切ります。このタイミングが早くならないように注意します。
  6.    
  7. 右サイドミラーにポールBが見えたらハンドルを真っ直ぐに戻します。そしてポールAが助手席の窓中央に来たらハンドルを右一杯にきります。ミラーがポールに接触しないよう注意します。
  8. ポールBとポールCの間にバスが入るように導きながらバスを縁石と平行にします。
  9. リアウィンドを透してポールを目視し、ポールとの距離が50cm以内になるように停止しする。停止したらギヤをニュートラル、サイドブレーキを掛け合図を停止し「止まりました」とハッキリ言います。
  10. 試験管の後方距離測定が終了後発進します。5点確認、右合図、ギヤをセカンド、サイドブレーキ解除、再び3点確認を行いポールAにミラーを接触させないよう速やかに発進します。
  11.   


●停止目標へ合わせる方法
 
図6 停止目標への停車方法 手引き
左サイドミラー 左図はあくまでも参考です。ミラーの見え方は人
それぞれに違いますのでご注意を!

バスは全長約9mあります。そして乗降口は前部
バンパーから約5mの位置にあります。乗降口は
バスのほぼ中央にあると覚えて良いでしょう。

図6は停止目標に合わせて停車した時のバスの左
サイドミラーを示します。
ミラーのほぼ中央にバスの左角が来ています。
停止目標はわずかですがその手前に見えます。

左サイドミラーで車輪や側路灯を見るのはとても
難しいので、ミラーに停止目標が映ってバス左角
までの半分のところに来たときに、チラッと停止
目標を目視します。

長々と目視すると脇見運転となりますから、1秒
少々くらいの目視確認にしましょう。

停車の時は、70mくらい手前から準備します。3点確認、左合図、3秒経ったら進路変更します。この時にブレーキを踏んでも構いませんが、進路変更中に強く踏むのは減点対象だと思います。進路変更は停止目標の30m手前までに終了します。
徐行までゆっくりと速度を落とします。ギコチナイ操作にならないよう注意しながら停止目標に合わせます。
停止したら、ハンドブレーキを掛けて、ギヤをニュートラルにし、「止まりました」とはっきり言います。

発進では、5点確認、右合図、ギヤをセカンドに入れてハンドブレーキを解除します。再び3点確認し、安全を確認できてから尻振りに注意しつつ「ゆっくりと発進」します。発進して合図を消したら速やかに加速していきます。「メリハリのある運転」の意味に注意するポイントのひとつです。


●駐停車の方法

まず、車両通行帯(車道)最外側線が示すその意味をしっかりと覚えましょう。

大切なポイントは「路側帯とは歩道である」と覚えることです。
「路肩」である場合も多々ありますが、歩行者を保護することを重視してすべての路側帯は歩道であると意識します。その後、路肩とはどんな場合を示すのかを覚えます。

そして、路側帯に入る場合はその直前で必ず一時停止します。

【訂正】 下記図8において「0.75m以下」とあるのは「0.75m以上を確保する」の間違いです。

 
図7 路側帯が0.75m以下 図8 路側帯が0.75m以上 図9 駐停車禁止路側帯 図10 歩行者用路側帯
0.75m以下 0.75m以上 駐停車禁止路側帯 歩行者専用路側帯
 
図11 路側帯も歩道もない 図12 路側帯なし歩道あり
道路の左端に止める 車道の左端に止める


●路側帯

[道路交通法 第1章 第2条 三の四   路側帯 ]

歩行者の通行の用に供し、又は車道の効用を保つため歩道の設けられていない道路又は道路の歩道の設けられていない側の路端寄りに設けられた帯状の部分で、道路標示によって区画されたものをいう。

上記「駐停車の方法」をご参照下さい。

一時停車の義務がない路側帯(車両通行帯(車道)最外側線):

 
図13 図13のように車道最外側線が実線以外で
引かれている場所や、車道最外側線が
引かれていなかったり途切れている場所
では一時停車の義務はありません。

安全を確認後、徐行することができます。

車道の左端に止める


●バスの後方感覚をつかむ練習方法  2005/04/29加筆

方向変換や縦列駐車では、バスの車両感覚、特に後方感覚をしっかり見についていることが大切なポイントになります。
後退させバスを停車させる位置は、壁(ポール)とバスの後端(バンパー)が50cm以内でなければなりません。
次に、私が後方感覚を養った方法をご紹介します。

千葉県自動車練習所では、バスの練習は2時限連続となっていました。
途中に10分間の休憩時間が設けられていましたが、この時間中、私は教官に許可をいただいてバスへ居残り、イメージトレーニングを重ねていました。

    運転席に座り、それぞれのミラーに移る後方視界を十分確認する。
    運転操作のイメージトレーニングを繰り返す。
    バスを降りて、バスの周辺を歩き回り、車両の大きさ(長さ、幅、高さ)を十分実感する。
    立っているお客さんが快適でいられる運転とは、どんな運転なのかを考える。

そして、後方感覚を養う練習は、

    (1)バスを降りて、車外から後部ガラスに傘を引っ掛ける。引っ掛ける位置はなるべく窓ガラスの中央にする。
      バックモニター(カメラ)の取り付けてある枠に引っ掛けるのが便利。
    (2)運転席にもどり、ルームミラーや目視により傘を見続け、バスの長さを身体に覚えこませる。

を行いました。

千葉県自動車練習所で使用されていた教習車両は、後バンパーから後部ガラスまでの幅が約20cmありましたので、傘の位置は、バスを停車させる限度(ポールと後ろバンパーの間隔がゼロ)20cmであることを意味しています。
すなわち、それ以上バスを後退させることができない事になります。
深視力が弱い人には辛い部分かと思いますが、2〜3回練習すれば身につけられる感覚だと思いますので、是非参考にされてください。