那覇〜台北の空の旅はわずか一時間半。福岡〜韓国路線に続いて距離の短い国際線区間である。時間が少ないからか、飲物サービスはなく軽食も上げ底で量のやたら少ない弁当だった。大韓航空の福岡〜釜山線の時はちゃんと飲物(しかもビールもあり)があったのとは偉い違いでがっくりであった。そのけちくさい弁当をさっさと平らげた頃には飛行機は既に台湾上空。眼下には一条の工事区画が南北に走っている。あれが今計画中の台北〜高雄間の新幹線なんだろうかと思う。その線の行く先を追うまでもなくして、ほどなく飛行機は台北中正国際空港に到着。因みに今回の入国審査時には日本語で詳しく聞かれることはなかった。前回(2000年3月)入国時はしつこく聞かれたものだったが。その時は切り替え前の旅券で、中国本土のスタンプがいくつもあって怪しまれたからに違いない。
到着後、まずは台北松山機場に向かう。松山機場(機場=空港の意味)は国内線専用の空港で、リムジンバスで結ばれている。入口に近い遠東航空の窓口で、小姐(大姐?)と金門島へのチケットを得るべく“格闘”すること15分。何とか30日の台北→金門、1日の金門→台北を指定できた。本当は帰路は高雄へ抜けたかったのであるが、女史によれば席はないという。諦めてこのチケット(3840元)を買うことにした。他の立榮航空などのカウンタは「候補機票」、即ちキャンセル待ちだったので、入手できただけでもよしとしなければならない。なにせ、金門行は人気路線らしいのである。
チケットはようやく入手できたものの、この日の宿探しは苦戦した。北国暮らしゆえの慣れない暑さ、寝不足、遠東小姐との闘いでの体力消耗(笑)、日本人旅行者の多さなどで3件回って満室ダメ出し。ようやく、台北車站の南西にある妖しい旅社のある一帯、更に妖しいことに雑居ビルの4階というところに2泊することとした(空調BT付1100元/泊)。旅券を出すまで香港人だと思われたらしく、この分だとここに日本人は投宿していないようだ。後になって気付いたのだが、ビルの別の階のナイトクラブのカラオケはうるさいし、2時間貸しの利用者が多く連れ込み宿化しているし、ゴキブリさんはこんにちわ、となかなか妖しい賑やかな台北の出迎えとなった。
この日の夜は食に対する執着は失せてしまったのでマクドナルド。台湾オリジナル(と思われる)メニューをチェック。本屋で入手した金門島のガイドブックと、台湾鉄道旅行のガイドブックをチェックし、明日以降に備えることとした。