台北を離陸した遠東航空EF053便は、西海岸中部の都市二水まで海岸沿いに飛行し、そこから西に曲がって眼下に澎湖諸島を見ながら一路大陸に向かって飛ぶ。近付きつつある大陸を眺めようと外に視線を集中させたが、霧が完全に晴れたわけではなく、かつ席が右側で西側から島へ進入したので残念ながら大陸を空から眺めることは叶わなかった。
金門島空港は周りがブッシュで被われており、よく見ると偽装した高射砲・トーチカがあちこちに潜んでいる。先に那覇に降り立った時、空港にある海上自衛隊の航空機や那覇新港の米軍基地には少なからず驚かされたが、やはりここのような前線基地とは格が違うということを感じる。空港で別の飛行機に乗り込んでいる列を見ると、何と全員軍人(つまり軍貸切機=軍包機)であった。空港から島の中心街のある金城へは3路のバスで移動する(24元)のだが、途中の交差点にはやはりトーチカがあり、乗り降りするのも老人と軍人が半々。軍人は日に焼けて壮漢には見えるががっしりはしておらず、目も思ったよりは座っていない。きっと、自分より2歳位下なのであろう。複雑な思いがする。
金城に到着後、バスターミナル近くの通りをぐるっと回って、元の場所に近い小道を入ったところにあった小麟閣天祥旅館という宿に投宿した。空調付・シャワー付・窓なしで800元とそこそこの値段。宿のおばちゃんはこんな日本人の客に見所を色々指導してくれ、しかも観光地図(使い古しだが)をもらってしまった。謝々。