オークション対策の部屋

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オークショントラブル回避法
オークションにまつわるトラブルの相談が増えています。しかし、参加者が詐欺犯である場合は別として、出品者側、落札者側双方に問題がある場合も多いようです。そこで、双方への注意点を書きたいと思います。
【出品者の皆さんへ】
1.落札者への連絡は敏速にしましょう。
落札者は不安に思っているものです。できる限り早く連絡を取るのが礼儀でしょう。

2.出品物の程度、購入時期、添付品の有無や内容など、出品物の情報をできるだけ詳細に書きましょう。特に、商品の欠点は率直に書くことが、トラブルを避けるために極めて重要です。

3.住所・氏名・電話番号・メールアドレスを伝えましょう。これも落札者に安心感を与えるために重要なことです。無論、落札者側の連絡先も確認しておきましょう

4.返品についても、落札者と打合わせしましょう。ネット上の取り引きですから、どうしても、思い違いや誤解が生じるときもあります。
 品物を発送する前に、返品についての取り決めを落札者と交わしておけば、トラブル防止に役立ちます。

5.梱包は丁寧に しましょう。 落札者から「送られてきた商品が壊れていた」などというクレームを受けないようきちんと梱包し、壊れやすいものは「取り扱い注意」で送りましょう。

6.万一のトラブルに備えて、下記で説明するような、証拠類は必ず保存しておきましょう

7.入金は落札者の先払いが安全ですが、逆に落札者がわからすると、先払いは不安なものです。多少費用はかかっても、下記の「エスクローサービス」を利用しましょう。

【落札者の皆さんへ】
1.出品者の評価に気をつけましょう。悪い評価が多い場合はもちろん、仮に良い評価が圧倒的でも、仲間同士でグルになって評価を高くしている場合もあります。悪い評価が1件でもあれば、気をつけてください。
 また、商品の詳しい内容、不良個所の有無や状態、返品の可否、減額請求の可否など、売買に際して知りたいことはすべて事前に確認しましょう。これらの質問に対して返事が遅かったり来なかったりした場合や、振込先だけ書いて入金を催促するメールだけを送ってくる人は要注意です。

2.相手の個人情報の確認

 ア.相手の個人情報の確認は、絶対に忘れてはいけません。相手の住所・氏名・メールアドレス・電話番号を聞き、メモしておきましょう。
*必ず自宅の電話番号を聞くようにしましょう(携帯電話や勤務先の電話番号だけでは不十分です) 「電話番号は教えられない」「連絡はメールだけだ」と相手が言い張った場合は、その取り引きはキャンセルした方が無難です。また、教えてもらった電話番号が、本当に相手につながるのか、 必ず実際に電話をかけて確認しましょう。 悪質な場合、虚偽の電話番号の場合があります。

 イ.高額商品の場、半額払いの方法もあります。半額だけ前払いして、商品到着後、残額を払う方法です。

*保険証や免許証等の身分証明書のコピーを請求する方法もあります。但し、この場合、相手から請求されたら、自分のも送る必要があるでしょう。ただ、最近では、住民票を偽造したケースもありますので、安易に信じるのは危険です。

3.入金処理はスムーズにしましょう。  
  前払いのケースが多いと思いますが、出品者を待たせないよう、迅速に入金しましょう。代引きや後払いの場合は、少なくとも電話番号・氏名・住所を出品者に伝えましょう。

4.もし何らかの理由で、品物を返品するときは、出品者と連絡を取って、礼儀正しく対応しましょう。
 基本的には、いったん落札した以上、商品の破損などやむを得ない場合を除いて、返品が出来ないのが原則ですから、返品については、事前に出品者と打ち合わせしておく方が無難です。

5.万一のトラブルに備えて、下記で説明するような、証拠類は必ず保存しておきましょう

トラブルが起きたら
それでも、トラブルが起きてしまった場合は、警察や弁護士等に早急に相談しましょう。また、代金振込先の銀行やオークションの管理人にも連絡してください。とにかく、どんなトラブルでも、時間が経過すると余計解決が難しくなりますので、迅速に行動することが極めて大切です。法的な問題については、地元弁護士会や大学法学部や市役所等で開催している無料法律相談を利用して、弁護士に相談するのが良いと思います。

 なお、この際、以下の2点に注意してください。

1.時系列表の作成

事件の概要を記述する場合は、必ず時系列表にまとめてください。

例)
*月*日
オークションで落札

*月*日
代金を振り込む

*月*日
商品が届かないので相手に連絡するが、返事無し。

上記のような時系列表を作成し、誰にでも分かりやすく事件の経過をまとめることが、最初になすべきことと考えます。あくまで「事実」を客観的に述べることに徹底し、主観的な表現は書かない方が良いでしょう。
 また、作成した時系列表は、知人や友人に見てもらって、第三者から見ても分かりやすいかどうかを評価してもらってください。

2.警察への届け

警察には以下の事項を伝えてください。
オークション掲示板のURL
・相手とやり取りしたメールの内容(メール自体を添付した方がいいです)
・相手のメールアドレス・住所・電話番号等
・事件の経過の概要(上記時系列表)
・銀行振り込みの控え
・他に被害者がいる場合は、その人たちの一覧表
・あなたの住所・氏名・年齢・職業・電話番号(携帯・PHS番号も)・メールアドレス

警察の相談窓口については「ネット被害対策室(本館)」内の「全国ハイテク警察リンク集」を参考にしてください。ハイテク対策窓口が無くても、相談窓口は必ずありますので、そこにお問い合わせください。
http://www002.upp.so-net.ne.jp/dalk/ksatulink.html

*銀行への連絡について
問い合わせても、個人情報は教えていただけないでしょうから、支店長宛に、事情を説明した上で、「もし警察からの捜査があったら、協力して欲しい」旨、手紙を出しておけばよいでしょう

*マスコミの活用について
マスコミを通じて警察に取材してもらうことで、捜査を早急に進めてもらえる可能性もあります。

法的手続き
(1)刑事手続きの面

警察に相談して、その判断に任せるのが妥当です。全ての証拠を揃えて、警察に申し出れば、あとは警察の判断で、立件できるかどうか調べてもらえるでしょう。

(2)民事手続きの面

弁護士に相談するのが1番確実です。少額訴訟を利用すれば素人でも民事解決は可能ですが、相手方の同意が条件だけに、利用できるどうかは微妙です。

どうして詐欺に遭うのか?どうすれば安全にオークションができるか?詐欺に遭わないのか?
★以下の記載は、下記リンク集の中にある、Impress PC WATCHの記事から引用しています。

実は多くのYahoo!オークション参加者は「インターネット上で詐欺が起きており、自分も被害者になる恐れがある」ということはわかっているのだ。

 では、「自分も被害者になる恐れがある」と思っているのにどうして詐欺にあってしまうのか?

ひとつには、ある程度オークションに参加している、ある程度安全であることがわかり、「自分がオークションで詐欺に遭うことはないのではないか?」と錯覚してしまう、“慣れ”が引き起こす事故があるのだ。例えば、免許を取って車をある程度運転したときに、“慣れ”により車が安全な乗り物だと錯覚して起こす事故がある。あれと同じだ。

 もうひとつ、Yahoo!オークション評価のような、出品者や落札者を評価するバロメーターを信じて良いのかを、よく考えて利用することだ。Yahoo!オークションは誰でも無料で参加できるサービスだと冒頭で説明したが、1人の人間が複数登録をすることも可能なので、自作自演で自分の評価をすることが可能なのだ。逆にマイナス評価になったときその登録を抹消し再び登録することも可能となる。

 大切なのはオークションプロバイダーを頼らずに、相手が安全な人なのかを自分自身で確認することだ。相手の名前、住所、電話番号を聞いてその電話番号が存在するかを調べたり、実際に電話をして話し合うなどだ。
 どこまで確認するべきかに関しては自分がどこで納得するかによるが、高額商品ともなれば直接会って取引をするとか、郵便によって契約書を交わすという方法まである。
 住所、名前、電話番号を聞くのは失礼だ、プライバシー問題になる、と思ってしまう人もいるかもしれないが、安全なオークションを実現するためには、出品者も落札者も互いに本人確認は欠かさないほうがいい。

 入金の際に、こちらに問題がないのに“入金を急げ”と言われたら要注意。そのようにせかす出品者は危険と判断してもよい。そこで焦らず自分のペースで相手の確認や入金をすることが大事だ。そして、繰り返すが、オークションには良い人が多いが、それに“慣れ”てしまわないようにし、常に被害に遭う可能性があることを考えていよう。

エスクローサービス
ヤフーは2000年9月26日、「Yahoo!オークション」に同日付けでエスクローサービスを導入したと発表した。「「エスクローサービス」とは、オークションに出品した人と落札した人の間に、第三者が入り取引の代行を行う寄託サービスである。ヤフーはオークション仲介としてデジタルチェックと提携して、取引代行を行うことにしているが、デジタルチェック以外にも別のエスクローサービスを委託する会社を選定中で複数のサービス会社を使ったエスクローサービスを行っていく予定である。
 Yahoo!オークションでは落札者が代金を振り込んだのに対して出品者が品物を送らないなどのトラブルが相次いだことから、警察庁からの安全対策要請を受けてエスクローサービスの導入に踏み切った。
 デジタルチェックがエスクローサービスを行うことで、商品の受け渡しや代金の支払いに関して安全度が増すことになる。ネットオークション会社では、ebayが先ごろエスクローサービスの開始をアナウンスしたばかりである。
 当方としては、この制度の導入を以前から要望してきたものであり、これにより、多少でもオークショントラブルが無くなるよう期待すると共に、今後の状況を注意深く見つめていきたいと思っている。

<参考>
宅急便でも同様のサービスを始めました。http://www.kuronekoyamato.co.jp/escrow/escrow.html

Yahoo!オークションで「新品同様」と記載された洋服を落札し、支払いも済ませました。しかし、届いた洋服には、あちこちにひどい汚れやシミがあり、新品同様とはとても思えないような代物でした。そこで出品者に返品返金を要求したところ、「ノークレーム・ノーリターンと記載している以上、返品返金には応じられない」と返事が来て、その後何度請求しても無視されています。このまま泣き寝入りしなければならないのでしょうか?
1.ノークレーム・ノーリターンとは、「文句はつけない・返品はしない」という意味であり、このような特約も、民法上は原則として有効です。但し、出品者が事業者であった場合は、消費者契約法によって、このような特約は禁止されています(同法8条)。なお、特定商取引法では、「返品ができない場合は、あらかじめその旨を記載しなければならない」と規定されていますので、商品自体に問題がなければ返品できないという意味で「ノークレーム・ノーリターン」と記載されている場合は有効です。

2.では、相手方が個人であった場合は、どんな商品が送られてきても文句を言えない、返品も出来ないのかと言えば、それは違います。特にオークションの場合、落札者は実物を見ないで、出品者の説明と写真判断しなければならないわけですから、「ノークレーム・ノーリターン」の特約にも限界があります。 Yahoo!オークションの場合、以下のページに解説があります。
http://auctions.yahoo.co.jp/phtml/auc/jp/notice/instances/example.html
【「ノークレーム・ノーリターン」の記載のある出品は少なくありませんが、これは、商品の不具合・キズ等につき充分な説明があり、それを落札者が納得した上で取引をした場合には返品は受け付けられない、という特約であって、出品時において充分な商品説明がなされていなければ、「ノークレーム・ノーリターン」の特約は無効です。しかし、どこまで説明しておけば充分なのかは人によって異なる場合が多いため、このような特約付きの出品には充分リスクを考えてから入札するようにしましょう。 】

3.したがって、ご相談のケースの場合は、商品の状態が出品者の説明内容と著しく異なる場合に該当し、「ノークレーム・ノーリターン」という約束があっても、契約が無効となる可能性があると考えられます。この場合、出品者は返品や返金の責任を負います(民法95条、民法570条)。また、出品者が商品の問題を知っていたや、あるいは知り得たにもかかわらず問題を説明欄に記載していなかった場合も、出品者は責任を負います(民法572条)。
通常の注意を払えば気づくような不具合であれば、「売り主が知っていた」と判断される場合が多いでしょう。
 
4.ただ、傷や汚れについては、実物を見た上で判断しなければならないことが多いと思います。出品者側としては、「傷や汚れはあるけれど、特に目立つ程度ではない」と判断して「新品同様」と記載した可能性もあります。 そこで、今後は実物を持参の上、弁護士にご相談下さい。ただし、相手が
業者の場合は、消費者センターに相談に行かれる方がよいでしょう。

トラブル徒然日記(2000/12/4)オークションサイトの無責任さは問題
当方にオークション関連のトラブルについての相談が持ち込まれることが多い。なぜかというと、オークションサイトがトラブルについて、ほとんど積極的な対応を取ってくれないのが原因である。オークションサイト側としては「無料で場を提供しているだけだ。個人間のトラブルはお互いで解決してくれ。違法行為は警察に相談してくれ」というかもしれない。
 しかしながら、無料で場を提供しているとは言っても、そこにバナー広告を掲載することで、スポンサーから利益を得ているわけであり、単純に「無料で場を提供している」とは言えないのは当然であろう。
 ただ、かといって、もし全てのトラブルを持ち込まれたら、対応できなくなることも、事実上ありうるだろう。
 そこで、提案であるが、「仲裁センター」というものを設置できないだろうか?
仲裁センターで両者の言い分を聞いた上、最終的な仲裁決定を下す。但し、仲裁に持ち込む場合は、500円とか1000円の手数料を取る。「仲裁センター」の担当者は、法律関係者なり、ネット被害対策関係者なりに依頼すればよいだろう。 また、もし犯罪行為に該当する場合は、仲裁センターから、警察に報告するようにすれば良いだろう。
 どうか、各オークションサイトの皆さんには、この点を検討して欲しいと切に願う。

リンク集
Auction110番

YAHOO!等ネットオークション110番

YAHOO!オークションで、「悪戯」「詐欺」「違法出品」等の被害に遭わない為の情報が満載されています。 掲示板も設置されていて、最新の多くの情報を得ることが出来ます。
YAHOO!オークションでトラブルに遭ったら

Yahoo!オークション法律相談室

Yahoo!オークションの公式サイト(必見)
「イーレディ」  ブランド品専門サイトですが、このサイトのすごいところは、Yahoo!などとは違って、管理者側が、商品チェックを行ってくれることです。また、万一偽ブランド品の場合は、代金の返金を保証してくれていることです。もし、どうしてもブランド品を安く、しかも、安心して購入されたいのなら、このようなサイトで購入されることをお勧めいたします。 
Impress PC WATCHの記事 【レポート / 事件】 Yahoo!オークションで詐欺を働いた男が、被害者達と警察に出頭するまで
トラブルを防ぐために 楽天フリマオークションご利用ルールガイド
ぽれぽれフリマ倶楽部 楽天フリマオークション利用の際の注意点や、その他のオークションについても様々な資料が揃っています。オークション初心者の方には、利用前に是非訪れて欲しいサイトです。
オークションサイト 様々なオークションサイトのリンク集
ユニオン・デ・ファブリカン 偽ブランド品関連の相談受付
ネット被害相談室 当サイトの過去ログ集です。ネット詐欺関連の過去ログが参考になると思います。
メールマガジン第2号
ネット詐欺に気を付けて!
第15号  オークショントラブル回避法


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