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Dragon's Jazz Corner

最近購入したアルバム

くつろぎ系 初心者の人や、疲れ気味の人におすすめです。
まじめ ジャズをしっかりと聴きたい人におすすめです。
中間 そのどちらでもない人とそのどちらかの人向きです

注:10枚限定です。




(10) PAT BIANCHI TRIO & QUARTET / BACK HOME


pat bianchi(org)
A
wayne escoffery(ts), terell stafford(tp), ralph peterson(ds)
B
gilad hekselman(g), carmen intorre(ds)

2010/Doodlin' Records/


 1  Fifth House (J.Coltrane) : B
 2  Midnight Mood (J.Zawinul/B.Raleigh) : B
 3  Litha (C.Corea) : A
 4  Back Home (P.Bianchi) : A
 5  Blues Connotation (O.Coleman) : A
 6  Portrait Of Jenny (G.Burdge/R.J.Robinson) : B
 7  Just In Time (B.Comden/A.Green/J.Styne) : B
 8  Hammer Head (W.Shorter) : A
 9  Fifth House (alt) : B


オルガン・ジャズを聴いていたら新しいタイプのオルガン奏者も聴いてみたくなりました。
パット・ビアンチ(org)を聴くのは2枚目になります。
ビアンチはニューヨーク出身の1975年生まれで現在41歳です。
バークリー出身ですが元々はピアニストなので多分オルガンとの両刀遣いだと思います。
聴いてみるとすぐに分かりますがピアノ・タッチのオルガン・サウンドが特徴です。
オルガンをオルガンとしてあまり意識していないところが新感覚なのかな。
ジャケットを見てもいかにもスマートでオルガン奏者という感じはないですね。
当然ながらオルガンにコテコテ感を求める人には向いていません。

全8曲ですが選曲が興味深いですね。
ジョンコルトレーン、ジョー・ザビヌル、チック・コリア、オーネット・コールマン、ウエイン・ショーターとあります。
全部乗り越えてきています・・・いかにも現代のジャズ・マンだと思いました。
テレル・スタッフォード(tp)とウェイン・エスコフェリー(ts)のフロント2管とラルフ・ピーターソン(ds)を迎えたカルテットと
オーソドックスなギター入りオルガン・トリオの2セットが聴ける徳用盤です。
Aでは(3)「Litha」が、Bでは(7)「Just In Time」が聴きどころになりました。
表題曲の(4)「Back Home」はビアンチのオリジナルで典型的なハード・バップ曲です。
オルガンをピアノのように弾く新鮮さはあるけれど、明らかにベース・ラインが弱いと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



(9) TED BROWN & BRAD LINDE SEXTET / TWO OF A KIND


ted brown(ts), brad linde(ts),
michael kramer(g), dan roberts(p), tom baldwin(b), tony martucci(ds)

2012/Bleebop Records/


 1  Smog Eyes (T.Brown)
 2  Slippin' And Slidin' (T.Brown)
 3  Opus #42, Third Movement (Tchaikovsky)
 4  Pound Cake (L.Young)
 5  My Melancholy Baby(E.Burnett)
 6  Background Music (W.Marsh)
 7  Preservasion (T.Brown)
 8  Body And Soul (J.Green)
 9  Lennie's (L.Konitz)


テッド・ブラウン(ts)の年齢を見て驚いてしまいました。
1927年12月生まれとあるので現在89歳、今作の録音時には85歳でした。
「え〜、嘘でしょう」
余りに元気なので信じられません。

テッド・ブラウンはレニー・トリスターノ門下生です。
リー・コニッツやワーン・マーシュの後ろに隠れていてまったく目立っていません。
1950年代に1枚のリーダー作を残しただけで表舞台から消えてしまいました。
それが2000年代になってヨーロッパのクリス・クロスやスティープル・チェース・レーベルから突然の復活です。
半世紀ぶりに70歳を過ぎてからの再登場ですね。
何年前だったか?・・・CDショップでテッド・ブラウンの名前を見た時に驚いたのを思い出します。
「まだ演ってたんだ・・・」ってね。

相手役のブラッド・リンデ(ts)は初見ですがテッドと互角に渡り合っています。
聴きどころは二人のテナー奏者の競演にあります。
トリスターノ派独特のかすれたような、くぐもったようなサックスの音色も楽しむことが出来ます。
今作の狙いはハッキリしています・・・名盤「コニッツ&マーシュ」のリメイク版です。
敬意を表してコニッツとマーシュの曲も取り上げていますね。

さて今作は掘り出し物の一枚です。
知的でクール・・・トリスターノ派そのものの音楽が詰まっていました。
ここにギター奏者が一枚加わったのが大きいです。
マイケル・クラマー=ビリー・バウアーです。
今になっても色褪せないサウンドはトリスターノの先進性と偉大さを物語っています。
以後の多くのジャズ・メンに与えた影響は図り知れません。
素晴らしい一枚だと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



(8) TETE MONTOLIU TRIO / BODY AND SOUL


tetemontoliu(p), george mraz(b), joe nay(ds)

1971Rec/Enja/


 1  Sweet Georgia Fame
 2  Old Folks
 3  Blues
 4  A Nightingale Sang In Berkeley Square
 5  Body And Soul
 6  Lament


テテ・モントリュー(p)の1971年のライブ作品です。
中古盤コーナーで見つけました。
テテは好きなピアニストの一人ですが意識して収集してはいません。
CDショップで見かければ買うと感じでずっと来ています。
若い頃はアメリカばかりに目が向いていてヨーロッパのジャズ・メンには見向きもしませんでした。
そんな中でもテテ・モントリューの名前だけは耳に入ってきていました。
スペインの盲目の天才ピアニスト。
テテはいわゆる平均点が高いピアニストでどれを聴いても素晴らしい演奏を聴かせてくれます。
ここでの興味は若きジョージ・ムラツ(b)の参加にありました。
演目も好きな曲が並んでいます。

↓のビリー・ハート・トリオでもそうでしたがこの頃のムラツは凄いです。
その強靭さはペデルセンも真っ青という感じでしょうか。
ブンブンと弦を引きずり回していますよ。
テテは相変わらずの強烈なスイング感と力強いタッチで迫力満点です。
テテのこの強力無比な演奏スタイルはミシェル・ペトルチアーニに引き継がれました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



(7) LEE SMITH SEXTET / SITTIN' ON A SECRET


lee smith(b), anthony wonsey(p), justin faulkner(ds),
tim warfield(ts,ss), terell stafford(tp), marc adler(fl),
duane eubanks(tp)(2), bill meeks(p)(3), denise king(vo)(7)

2012/Vector Diskc/


 1  Front & Center
 2  Morning Glory
 3  Aquarian Reprieve
 4  Bass Meditation
 5  Sittin' On A Secret
 6  The Promise
 7  Super Star (L.Russell)
 8  Count Down (J.Coltrane)


リー・スミス(b)は初見です。ジャケットの笑顔に惹かれました。
この人が何とあのクリスチャン・マクブライド(b)の父親とは驚いてしまいました。
マクブライドはこのお父さんの影響でベースを始めたわけですね。

全8曲は自身のオリジナル6曲とその他2曲の構成です。
これがリー・スミスの初リーダー・アルバムなので満を持した作品だと思います。
オーソドックスなハード・バップ・サウンドが詰まっていました。
テレル・スタッフォード(tp)とティム・ワーフィールド(ts)とマーク・アドラー(fl)の3管です。
アンソニー・ウォンジー(p)を聴くのも久し振りでした。

特にこういったサウンドでフルートを聴くのは新鮮だったです。
思うにフルーティストのリーダー・アルバムを買ったのはいつだったか覚えていません。
このマーク・アドラーは魅力あると思います。
フルート好きには見逃せないかもしれませんね。
ウォンジーの粘っこいピアノと共に聴きどころになりました。
レオン・ラッセルの大ヒット曲の(7)「Super Star」はヴォーカル入りです。
ただトータル42分はちょっと短いと思います。

(中間系)



(6) BILLY HART TRIO / THE TRIO


billy hart(ds), walter bishop jr(p), george mraz(b)

1978Rec/Progressive/


 1  This Thing
 2  There Will Never Be Another You
 3  Nancy
 4  Minority
 5  Night In Tunisia
 6  Waltz For Zweetie
 7  Every Time We Say Goodbye
 8  For All We Know
 9  Anthropology
 10  This Thing
 11  For All We Know
 12  Once I Love


ビリー・ハート(ds)の1978年作品の復刻盤です。
ここで目を惹かれたのはウォルター・ビショップ(p)の名前です。
これを見たらどうしても聴きたくなってしまいました。
演目には馴染みのスタンダードが並んでいるし、どうにも手が止まりませんでした。

ビリー・ハートのドラムスを中心にした切れ味の良いピアノ・トリオの作品です。
特筆すべきはジョージ・ムラツ(b)の強靭さでしょうか。
ヨーロッパのベーシストは60年代にニールス・ペデルセンの登場で一気に注目されることになりました。
最初は超絶技巧ばかりが目立ちましたが徐々にアメリカの伝統的なベース奏法も取り入れていくことになります。
ここでのムラツはまだその成長途上にあるようでブンブンと鳴らす強力なヨーロッパ系ベースを聴かせています。
この存在感が凄いです。
ハートもビショップもそれに扇られてか、いつもよりは激しいプレイを聴かせてくれました。

全体的にはちょっと粗いかもしれませんが寡作のビショップのトリオ盤が聴けることで貴重です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



(5) THE KIRK LIGHTSEY TRIO / IF YOU'RE NOT HAVING FUN BY NOW...


kirk lightsey(p), steve watts(b), dave wickins(ds,per)
guest:lee goodall(as,fl)

2006Rec/NBT Records/


 1  Escapade (K.Dorham)
 2  Estate (Martino/Brigetti)
 3  Punjab (J.Henderson)
 4  Tarde (M.Nascimento)
 5  Golden Legacy (S.Debriano)
 6  Vappalia (K.Jarrett)
 7  Fresh Air (K.Lightsey)


カーク・ライトシーは1937年デトロイト生まれ、現在79歳になりますが健在のようです。
ゴリゴリのようだけど実はオーソドックスなスタイルの持ち主です。
ライトシーは60年代半ばにチェット・ベイカーのグループ入りで知られるようになりました。
30歳近く、いわゆる遅咲きのピアニストです。
それだけに実力は十分で、もう少し早く活躍の場があればもっと有名になっていたと思います。

さて、今作は2006年作品でライトシー69歳時の録音です。
ケニー・ドーハム、マルティーノ、ジョー・ヘンダーソン、ミルトン・ナシメント、デブリアーノ、
キース・ジャレット、オリジナルなど・・・構成も凝った選曲で聴きどころが多いです。
ゲストの管楽器が入るのは(5)と(7)の2曲です。

今作は力強く、豪放磊落でライトシーの実力を余すところなく伝えています。
強烈で個性的で味わい深く、ライトシーのピアノはホントにいいです。
1曲目から引き込まれることは確実です。
重厚でキッチリとしたピアノ・トリオが聴けました。
私的ベストはヘンダーソン(ts)の(3)「Punjab」です。
スティーヴ・ワッツのよく伸びるベースに乗ってライトシーが疾走する。
唯一のオリジナル(7)は中近東系、オリエンタルなムードと相まって聴き味十分です

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)



(4) WOODY SHAW QUINTET / THE TOUR VOLUME ONE


woody shaw(tp), junior cook(ts),
ronnie mathews(p), stafford james(b), louis hayes(ds)

1976Rec/HighNote/


 1  The Moontrane (W.Shaw)
 2  Obsequious (L.Young)
 3  Book's Bossa (W.Booker/C.Walton)
 4  Ichi-Ban (R.Mathews)
 5  Sun Bath (P.Stern)
 6  Invitation (B.Kaper/P.Webster)


ウディ・ショウ(tp)の音源発掘盤です。
1976年3月のライブ盤でショウの息子さんが持っていた録音です。
最近こういう発掘された音源の初CD化も多いですね。
この何ヶ月かでウェス・モンゴメリー(g)とジェリー・マリガン(bs)も入手しています

内容は凄いのひと言です。
熱い!熱い!熱い!、まさに圧倒的な迫力で迫ってきます。
何もかも巻き込んで疾走する感じがしました。
ライブにおけるウディ・ショー・クインテットの真の姿がここにありました。
全員が一丸となって強力無比な演奏を繰り広げています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)



(3) EDDY LOUISS TRIO / RECIT PROCHE


eddy louiss(org,p), jean-marie ecay(g), paco sery(ds)
daniel huck(as), xavier cobo(ts,fl)

2001/Dreyfus/


 1  Pour Toi
 2  Incertitudes
 3  Marilyn & Bronsky
 4  Au Soleil Avec Toi
 5  Comment Dites-Vous ?
 6  Pour Toujours
 7  Summertime (G.Gershwin)
 8   Recit Proche
 9  Un Grand Feu


フランスのオルガニストのエディ・ルイスの作品です。
ミシェル・ペトルチアーニ(p)との共演が素晴らしかったのでリーダー作を聴いてみたかった。
優しげで印象的なジャケットなのでチェックしていたのに延び延びになってしまいました。

1曲を除いては全てルイスのオリジナルですが曲想も多彩で作曲者としての能力も高いです。
ペトの競演盤ではけっこうゴリゴリ弾いていたのでイメージが狂ってしまいました。
美しいメロディ・ラインとスマートなサウンドでフュージョン・テイストを持つ作品でした。
フランス風なオシャレな感覚もあるけど、これがルイス本来の姿なのかもしれませんね。
一口にいうと「穏やかな作風」です・・・心地良い風が吹き抜ける感じがします。
ベストは(4)かな、(6)も良かった、その美しいサウンドに参ってしまいました。
昼下がりのコーヒー・タイムに聴きたい。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



(2) GERRY MULLIGAN / NATIONAL JAZZ ENSEMBLE
Directed By Chuck Israels


conducter & music director: chuck israels
guest soloist: gerry mulligan(bs)
reeds: arnie lawrence, lawrence feldman, greg herbert, dennis anderson, kenny berger
trumpets: jimmy maxwell, wayman reed, mike lawrence, david berger
trombones: jimmy knepper, rod levitt, sam burtis
rhythm section: steve brown, bill dobbins, steve gilmore, bill goodwin
vocal: margot hanson

2016(1977Rec)/Dot Time Records/


 1  Back At The Barn (Mulligan)
 2  Walkin' Shoes (Mulligan)
 3  Israel (Carisi)
 4  Evidence (Monk)
 5  Bird Tapestry (Parker)
 6  Creole Love Call (Ellington)
 7  Thruway (Mulligan)
 8   Idol Gossip (Mulligan)
 9  Ballade (Mulligan)


1977年録音の発掘音源盤です。
チャック・イスラエル(b)が率いた「ナショナル・ジャズ・アンサンブル」にジェリー・マリガン(bs)が客演したもの。
イスラエルが録音していたので日の目を見ることが出来ました。
正直、いまさらという思いもしましたが結局マリガンという名前に引かれました。

私はジェリー・マリガンからモダン・ジャズの世界に入ったのでマリガンには特別の思い入れがあります。
16歳の高校2年生・・・マリガンからウエスト・コースト・ジャズにどっぷりとハマりました。
2年くらいは東方面のレコードは買わなかったほどです。
そんなこともあってマリガンのLPとCDを合わせると個別プレイヤーでは一番多いと思います。
マリガンは1927年生まれ、17歳ですでにクロード・ソーンヒル楽団に楽曲やアレンジを提供していて、
当時のジャズ・天才少年の一人です。
1940年代末にはマイル・デイビス・コンボで名盤「クールの誕生」に参加しています。
先進のジャズメンの一人だったわけですね。
1950年代には西海岸に移りチェット・ベイカー(tp)とのピアノレス・カルテットで大人気になりました。
映画「真夏の夜のジャズ」のマリガンは本当にカッコ良かったです。
それまでは裏方だったバリトン・サックスを表舞台に出した功績もあります。
マリガンは1996年、68歳で亡くなっています。

さて今作はマリガンが50歳の時の録音でまさに脂がのっている時の作品です。
マリガン自身が5曲を提供していて水を得た魚のように堂々と演奏しています。
マリガン自身がビック・バンドを結成したほどマリガンのビック・バンドに対するこだわりは凄い。
まぁ〜、お手のものというか、この時とばかりにという感じですかね。
(2)「Walkin' Shoes」はマリガン初期の傑作で手慣れたプレイを聴かせてくれました。
ソロはもちろんですが絶妙なバッキングにも注目しました。
マリガン抜きの(4)、(5)、(6)の3曲は斬新なアレンジが聴きどころになります。
ビル・エバンス(p)・トリオで名を上げたチャック・イスラエルの才能も大したものです。
ビック・バンド・ファンにもお勧めです。
録音はちょっとこもるというか遠い感じがしました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



(1) DOMINICK FARINACCI QUARTET & QUINTET / SOUNDS IN MY LIFE


dominick farinacci(tp)
,
片倉真由子(p), 中村恭士(b),
carmen intorre jr(ds)
stacy dillard(ts)(1,4,7,10)

2006/M&I/


 1  The Thing To Do (J.Heath)
 2  Flamenco Sketches (M.Davis)
 3  What Is This Thing Called Love (C.Poter)
 4  The Pursuit (D.Farinacci)
 5  I Can't Get Started (V.duke)
 6  Visions (D.Farinacci)
 7  Peyote (B.Maupin)
 8   My Funny Valentine (R.Rodgers)
 9  Memories (C.Intorre.Jr)
 10  Mona's Mood (J.Heath)


ドミニク・ファリナッチ(tp)も収集対象です。
ライアン・カイザー(tp)と対で聴くことが多いかな。
ちょうどテナー・サックスにおけるエリック・アレキサンダーとハリー・アレンのような関係。
片方を聴くとなぜかもう一方も聴きたくなります。
Hot&Cool、硬と柔、動と静、暴れん坊と優等生・・・みたいな感じで興味深いです。

ファリナッチは抜群のテクニックの持ち主で柔らかく高らかに鳴り響く音色が素晴らしいです。
ここでのファリナッチも相変わらず実に端正で真面目です。
キッチリと一音も外していない感じがしました。
良くも悪くもこれがファリナッチの持ち味で個性と言えます。
そんなリーダーの意向を汲んでメンバーも確実にプレイしています。

演目を見てみると最初と最後にジミー・ヒース(ts)の曲を配しているのが目に付きました。
なんかこれだけで「いいアルバムに違いない」と思ってしまいました。
ファリナッチにはバラードがよく似合う・・・(8)「My Funny Valentine」のミュート・プレイに痺れた。
(4)「What Is This Thing Called Love」も良かった。
随所で輝きを見せる片倉真由子さんのピアノにも注目です。

余談ですがジャケットの片倉さんの名前が「Miyako Katakura」になっています。
先日ライブ・ハウスで片倉さんに聞いてみたところ単なる間違いだそうです。
日本人なら「まゆこ」を「みやこ」に間違えないけど外人には同じように聞こえるのかもしれませんね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)


ちなみに先日のオフ会「CD聴きの会」にファリナッチを持っていきました。

*DOMINICK FARINACCI QUARTET & QUINTET / DAWN OF GOODBYE (2012)



柔らかなトランペットの音色が素晴らしくて癒されます。
ジャズ仲間の評判も上々でした。