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Dragon's Jazz Corner

最近購入したアルバム

くつろぎ系 初心者の人や、疲れ気味の人におすすめです。
まじめ ジャズをしっかりと聴きたい人におすすめです。
中間 そのどちらでもない人とそのどちらかの人向きです

注:10枚限定です。




(10) MICHEL LEGRAND TRIO / PARISIAN BLUE


michel legrand(p), mark michel le bevillon(b), andre ceccarelli(ds)
1991/Alfa/



 1  What Are You Doing The Rest Of Your Life
 2  The Summer Of '42
 3  You Must Believe In Spring
 4  Once Upon A Summertime
 5  Golden Sun
 6  A Yourself Why
 7  Brians Song
 8  His Eyes - Her Eyes
 9  I Was Born In Love With You
 10  I Will Wait For You
 11  After The Rain
 12  Parisian Blue
 13  I Will Say Goodbye


フランスのミシェル・ルグラン・トリオの作品はジャケットもお洒落です。
フリー系ピアニストとは対象的でオーソドックスなピアニストも面白いのではと選びました。
両極端を味わう・・・「こんな聴き方もあるか」としばらく続けようかと思っています。
ルグランは作曲家、アレンジャー、コンポーザーとして有名ですがジャズ・ピアニストとしての実力も持っています。
多くの映画音楽を作曲していてスタンダード化している名曲も多いです。

全13曲は全て自身のオリジナルで占められていてジャズ・メンが好む曲も多い。
(2)「邦題:思い出の夏」と(10)「邦題:シェルブールの雨傘」が有名ですね。
(3)「You Must Believe In Spring」と(4)「Once Upon A Summertime」もよく演奏されています。
作曲者自身がどんな解釈で弾くのか・・・そこが最大の興味で聴きどころだと思います。
ルグランはなんなくジャズをもこなしてしまう・・・物凄いテクニシャンでそのピアノは流麗、華麗です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



(9) SARAH MORROW QUINTET / THE AMERICAN ALL STARS IN PARIS


sarah morrow(tb), hal singer(ts), rhoda scott(org),
wayne dockery & peter giron(b), john betsch & jeff boudreaux(ds),
gary carney(arr),
2005/O+ Music/



 1  And The Angels Sing
 2  All Star Boogie
 3  Blue Monk
 4  Worksong
 5  You've Changed
 6  Sweet And Lovely
 7  Simone
 8  Love For Sale
 9  I Got It Bad And That Ain't Good
 10  Honeysuckle Rose


ちょっと前にトロンボーンが聴きたくて購入したアルバムです。
サラ・モロウは初見、女性トロンボーン奏者です。
「アメリカン・オール・スターズ」って銘打っているけど勉強不足でほとんど知らない人ばかりだった。
でも内容は中々のもので楽しめました。

全10曲は自身のオリジナル(2)を除いては全てジャズのスタンダード・ナンバーの構成です。
基本的にクインテット編成だけど重厚なサウンドになっています。
ソウルフルで重量級のオルガン&テナー&トロンボーンの絡みがそう感じさせるのかもしれません。
時々音程やコンビネーションがあやしくなるけどその不安定さがまた魅力になっているかな。
アレンジはいいと思います。
(4)「Worksonng」〜(5)「You've Changed」の流れが良かった。
特に(5)におけるサラのトロンボーンのバラード・プレイが秀逸でした。
フランク・フォスター(ts)の名曲(7)「Simone」の選曲がシブいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



(8) ARCHIE SHEPP QUINTET / SOMETHING TO LIVE FOR


archie shepp(vo,ts),
john hicks(p), george mraz(b), idris muhammad(ds),
steve mccraven(ds)
1996Rec/AMJ/



 1  A Flower Is A Lovesome Thing
 2  My Foolish Heart
 3  Strange Fruit
 4  You're Blase
 5  Something To Live For
 6  Georgia On My Mind
 7  Hello,Young Lovers
 8  California Blues


ジョン・コルトレーンの後継者といえばアーチー・シェップとファラオ・サンダースが双璧だと思っています。
シェップとファラオ、サム・リバースやアルバート・アイラーは実にユニークで孤高のジャズ・マンといえます。
そんな中で後のテナー奏者に多くの影響を与えたウエイン・ショーターもまた重要な位置を占めています。

自分を表現して相手に伝えるには人の声が一番いいですね。
シェップもそれが分かっていて時々は歌を歌っていました。
悪声で下手ですが何か訴えるものは感じるんです。

今作はアーチー・シェップのヴォーカルをフューチャーしたアルバムです。
発売時にはゲテモノ的、キワモノ的評価だったので手が伸びず、今になってようやく聴く気になりました。
最初はちょっと気持悪かったけど我慢して聴いていたら個性的で面白くなりました。
みなさんも聴いたら意外にクセになるかもしれませんよ。

(中間系)



(7) VON FREEMAN QUARTET / GOOD FOREVER


von freeman(ts),
richard wyands(p), john webber(b), jimmy cobb(ds)
2006/Premonition/



 1  Why Try To Change Me Now
 2  An Affair To Remember
 3  A Night In Paris
 4  Smile
 5  I'll Never Be Free
 6  Didn't We


ヴォン・フリーマン(ts)の2006年の作品です。
なんとこの時フリーマンは83歳、かくしゃくとしたプレイ振りからはとても信じられません。
共演者がリチャード・ワイアンズ(p)にジミー・コブ(ds)というんだから垂涎盤の一枚です。
フリーマンはシカゴ・ジャズの大物だけどローカル・ミュージシャンなので知名度はいまひとつかも。
特にバラード奏法が素晴らしくてその野太い音色と時折混じるフリー・トーンに引き付けられてしまいます。

全6曲は自身のオリジナル1曲(3)とその他5曲の構成です。
(1)「Why Try To Change Me Now」はシブい選曲・・・フランク・シナトラのヒット曲として知られています。
(2)「An Affair To Remember」がロマンティックで良かった。
この曲は映画「めぐり逢い」の主題歌、ケーリー・グラントとデボラ・カーの美男美女が主演でした。
チャップリンの(4)「Smile」も小品ですが心に沁みました。
全体を通して寄り添うようなワイアンズのピアノがまた心憎いばかりです。
バーのカウンターに座ってグラスを傾けながらBGMでそっと聴いたら最高だと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)」



(6) SLIDING HAMMERS / A PLACE TO BE
This CD is dedicated to the memory of JJ Johnson


mimmi pettersson hammar(tb.vo), karin hammer(tb,arr),
mathias algotsson(p), tommy johnson(b), ronnie gardiner(ds),
2001/Gazell/



 1  Chega De Saudade (No More Blues)
 2  If I Should Lose You
 3  All My Tomorrows
 4  Our Love Is Here To Stay
 5  Israel
 6  Theme Fom Picnic
 7  I Love Being Here With You
 8  Jenny Song
 9  Getxo Blues
 10  Softly As In A Morning Sunrise
 11  Blame It On My Youth


この猛暑に参ってしまって「何か癒し系の作品はないだろうか?」と思いました。
それで選んだのがこれです。
「スライディング・ハマーズ」はミミ・ぺターソン・ハマーとカリン・ハマーの姉妹トロンボーン奏者です。
2本のトロンボーンといえばJJ・ジョンソンとカイ・ウインディングの「J&K」がつとに有名です。
そう、この二人のお手本はここにありました。
今作の副題には「JJ・ジョンソンに捧げる」とあります。

ただここは女性が二人なのでソフトでしなやかさに溢れています。
姉妹のコンビネーションは抜群で特にミミのヴォーカルとカリンのトロンボーンの絡みが好きです。
ゆる〜くボワ〜ンとしている、ノンビリ感とルーズ感が最大の魅力だと思います。
ボサノバのリズムとやさしいヴォーカルが心を癒してくれます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



(5) DAVID MATTHEWS SEXTET / IMPRESSIONS


david matthews(p,arr,cod),
ryan kisor(tp), jim pugh(tb), aaron heick(ts),
chip jackson(b), jimmy madison(ds)
2002/Videoarts/



 1  Impressions
 2  Whisper Not
 3  Li'l Darling
 4  The Moldau
 5  These Foolish Things
 6  Rachmanioff Symphony #2
 7  Concorde
 8  Piano Concierto #1
 9  Blue Monk
 10  I Can't Get Started


いやぁ〜、これは良かったです。
デヴィッド・マシューズ(p)といえば「マンハッタン・ジャズ・クインテット」なんだけどこんな作品がポツンとあるなんてね。
M・J・Q(モダン・ジャズ・カルテット)と紛らわしいM・J・Q(マンハッタン・ジャズ・クインテット)は1984年の結成です。
M・J・Qじゃないこの作品がどんな経緯で出されたのか・・・ちょっと見逃がしてしまうアルバムです。
これはピアニストとしてのマシューズよりアレンジャーとしてのマシューズに焦点を当てたものだと思います。
アレンジャーとして、コンダクターとしてのマシューズの実力が十二分に発揮されています。
私は聴き始めてからグイグイと引き込まれていく自分に気付きました。

全10曲はジョン・コルトレーン(ts)の(1)、ベニー・ゴルソン(ts)の(2)、ジョン・ヘンドリックス(vo)の(3)、
ジョン・ルイス(p)の(7)、セロニアス・モンク(p)の(9)など、モダン・ジャズの名曲が並んでいて圧巻です。
特に(6)、(8)のクラシック曲がこれほど上手くジャズ化されているのは聴いたことがありません。
ラフマニノフやチャイコフスキーがこんなジャズになっちゃうなんて・・・マシューズは凄いです。
ちなみに私はクラシックのジャズ化が好きじゃないのでCDに入っていても普段は飛ばしてしまいます。
ライアン・カイザーの鋭いトランペットの響きとチップ・ジャクソンの強靭なベース・プレイも聴きどころです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



(4) NORTHBOUND TRIO / NORTHBOUND
Featuring Seamus Blake


tuomo uusitalo(p), myles sloniker(b), olavi louhivuori(ds),
aeamus blake(ts)
2017/Cam Jazz/



 1  Counterparts (M.Sloniker)
 2  Awakening (T.Uusitalo/M.Sloniker/O.Louhivuori)
 3  Forgotten (O.Louhivuori)
 4  Rumble (O.Louhivuori)
 5  Song For Mr. Moorhead (O.Louhivuori)
 6  Quietus (T.Uusitalo/M.Sloniker/O.Louhivuori)
 7  Gomez Palacio (M.Sloniker)
 8  Focus (T.Uusitalo/M.Sloniker/O.Louhivuori)
 9  Pablo's Insomnia (T.Uusitalo)
 10  Burst (T.Uusitalo/M.Sloniker/O.Louhivuori)
 11  The Aisle (T.Uusitalo)


たまには新感覚のコンテンポラリーなジャズを聴かなくてはと思って手が伸びました。
フィンランド出身のピアニストとドラマーにアメリカ出身のベーシストのトリオ作品です。
シーマス・ブレイク(ts)の参加が決め手になりました。

全11曲は全てメンバーのオリジナルで合作も4曲あるという構成です。
偶数曲は1分台でトリオ中心に演奏され、奇数曲にシーマスが参加する実験的な要素もあります。
ところが私は1、2曲目を聴いてガックリとしてしまいました。
(1)「Counterparts」はセロニアス・モンクの「ブリリアント・コーナーズ」のパクリ、
(2)「Awakening」はアーマッド・ジャマルの「ザ・アウェイクニング」のパクリだった。
これで聴く意欲が半減しました。
ぼんやりと聴いていると面白いサウンドも出てくるけれど特別目新しいものはなかったです。
フリー・インプロビゼーションでシーマスは好演していると思います。

(まじめ系)



(3) JAVON JACKSON QUARTET / EXPRESSION


javon jackson(ts),
orrin evans(p), corcoran holt(b), mcclenty hunter(ds)
2014/Smoke Sessions/



 1  One By One
 2  Don't You Worry 'bout a Thing
 3  T.J
 4  When I Fall In Love
 5  Think On Me
 6  Mr.Taylor
 7  Where Is The Love
 8  Lelia
 9  Richard's R.A.P.
 10  88 Strong


ジャヴォン・ジャクソン(ts)も50代になりました。
ジャヴォンはデビュー時から知っていて気になるテナー奏者の一人です。
ジャズ・メッセンジャーズの最後のテナー奏者としても知られています。

全10曲は自身のオリジナルが5曲とその他5曲の構成でバランスがいいです。
(1)「One By One」はウェイン・ショーター(ts)の作品でジャヴォンの思いが伝わってきました。
やはりメッセンジャーズ時代が彼のルーツになっているという訳ですね。
(2)「Don't You Worry 'bout a Thing」はスティービー・ワンダーの曲でソウル・ファンクの味わいがあります。
ジャヴォンは一時期その路線に乗ったこともありました。
ジャヴォンは爽やかで澄んだテナー・サックスの音色を持っています。
それは(4)「When I Fall In Love」や(8)「Lelia」のバラードでその魅力が満喫出来ました。
(7)「Where Is The Love」はラルフ・マクドナルド(per)の作品でラテン・リズムに乗っています。
(8)「Richard's R.A.P」のラップ・サウンドも入っている。
つまり今回のライブ作品はジャヴォンの集大成のアルバムになっていると思います。

共演のコーコラン・ホルト(b)は付き合いも長く盟友の間柄、マックレンティ・ハンター(ds)とのコンビネーションもいいです。
オーリン・エヴァンスのクリアでしっとりとしたピアノも聴きどころになりました。
ジャヴォンはソニー・ロリンズ(ts)とジョン・コルトレーン(ts)のミックス・タイプでテナーの王道を行く一人です。
でも残念ながら今まで作品には恵まれていなかった。
過小評価されているジャズ・メンの一人だと思っていました。
今作はそんな不満を一掃した一枚でジャヴォン・ジャクソンの代表作になるのは間違いないです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



(2) MANHATTAN JAZZ ORCHESTRA / BLACK MAGIC WOMAN


lew soloff(tp), ryan kisor(tp), scott wendholt(tp), joe shepley(tp),
jim ough(tb), john fedchock(tb), larry farrell(tb), david taylor(b,tb),
john clark(fr.h), fred griffen(fr,h), tony price(tuba), chris hunter(as),
george young(ts,ss,fl), rroger rosenberg(b.cl),
david matthews(p), chip jackson(b), terry silverlight(ds)
1997/Sweet Basil/



 1  Air Mail Special
 2  Ascenseur Pour L'Echafaud
 3  Black Magic Woman
 4  C.Jam Blues
 5  Calfornia Dreamin'
 6  Candy


ジャズ友のGさんに真空管アンプを作ってもらった。
私にとっては初の真空管アンプです。
色々聴いてみたかったので今作を購入しました。
ビック・バンドはほとんど聴かないけれど・・・マンハッタン・ジャズ・オーケストラです。
デヴィッド・マシューズ(p)が率いるM・J・Q(マンハッタン・ジャズ・クインテット)の拡大版です。

表題曲になったサンタナの(3)「Black Magic Woman」のジャズ化はどうか?
アレンジャーとしてのマシューズの力量が問われる1曲になりました。
ママス&パパスの(5)「California Dreamin」のビック・バンド編も聴きどころになりました。
この曲にはウェス・モンゴメリー(g)の名盤があるけれどここにはギターがないだけに面白かったです。
(1)「Air Mail Special」と(4)「C.Jam Blues」はビック・バンド・ジャズの定番ですね。

(中間系)



(1) KIM BARTH & MICHAEL P. MOSSMAN SEXTET / LATE NIGHT COFFEE


kim barth(as,fl), michael mossman(tp), paulo morello(g),
dudu penz(b), cliff almond(ds), heinrich klingmann(cong),
2014/Enja/



 1  Late Night Coffee
 2  Spanish Fire
 3  Song For My Little Daughter
 4  Temple Of Dendur
 5  Boda En Grinon
 6  A Song For Horace
 7  Eu Vou Voltar
 8  Down In Dumbo
 9  Quiero Ir Contigo
 10  Blues For Barretto
 11  Partido Blue


マイケル・フィリップ・モスマン(tp)の懐かしい名前を見たので手が伸びました。
モスマンは1980年代に大活躍したトランぺッターです。
ジャズ・メッセンジャーズやホレス・シルバー・クインテットに在団しました。
OTB(Out Of The Blue Note)も新生BNの大注目バンドで人気があったのをよく覚えています。
ここのメンバーはマイケル・モスマン(tp)、ケニー・ギャレット(as)、ラルフ・ボウエン(ts)、
ハリー・ピッケンス(p)、ロバート・ハースト(b)、ラルフ・ピーターソン(ds)が名前を連ねていました。
ギャレットやピーターソンのその後の活躍は知られていますね。

さてここはドイツのサックス奏者のキム・バースとモスマンのフロント2管。
熱い熱いブラジリアン・ラテン・サウンドが聴けました。
全11曲は全て二人のオリジナルで占められていて定番のボサノバ曲がないのも面白かったです。
今作は同時にホレス・シルバー(p)に捧げるアルバムにもなっているようです。
こういったサウンドに欠かせないのがギターでパウロ・モレロのプレイにも注目しました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)