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Dragon's Jazz Corner

最近購入したアルバム

くつろぎ系 初心者の人や、疲れ気味の人におすすめです。
まじめ ジャズをしっかりと聴きたい人におすすめです。
中間 そのどちらでもない人とそのどちらかの人向きです

注:10枚限定です。




(10) HARRY ALLEN & JOE TEMPERLEY QUINTET / COCKTSAILS FOR TWO


harry allen(ts), joe temperley(bs),
john bunch(p), greg cohen(b), jake hanna(ds)
2006/Sackville/



 1  Cocktails For Two
 2  Blues In The Closet
 3  My Romance
 4  I've Got The World On A String
 5  Tangerine
 6  Everything Happens To Me
 7  Polka Dots & Moonbeams
 8  In A Mellotone
 9  Sweet & Lovely
 10  Jumpin' At The Woodside


未紹介だったハリー・アレン(ts)の2006年作品です。
ベテラン・バリトン・サックス奏者のジョー・テンパーレイとの共演盤です。
アレンが40歳でテンパーレイが76歳時の録音、ちなみにテンパーレイは86歳で亡くなりました。

全10曲は全てスタンダード作品です。
ジャム・セッション的雰囲気もあるのでみんなが知っている曲になったと思う。
アットホームでリラックスした演奏を聴くことが出来ました。
マット・デニスの(6)「Everything Happens To Me」とエリントンの(8)「In A Mellotone」は大好きな曲です。
(2)「Blues In The Closet」や(4)「I've Got The World On A String」、(9)「Sweet & Lovely」も良かった。
こういうスイング系の演奏をやらせたらアレンの横に出る人はいませんね。
抜群の安定感を誇る・・・だからベテラン・ジャズメンとの相性も抜群です。

つくづくアレンは貴重なテナー・サックス奏者だと思います。
レスター・ヤング〜スタン・ゲッツ、ズート・シムズ、アル・コーンの系図を見事に受け継いでいます。
同時にベン・ウェブスター〜スコット・ハミルトンのラインも持っています。
ハリー・アレンにはこの系統を守っていってほしいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



(9) HARRY ALLEN QUARTET / RECADO BOSSA NOVA


harry allen(ts),
joe beck(g), hassan shaker(b), adriano santos(ds)
2006/Swing Bros/



 1  He Loves And She Loves
 2  I Wish I Were (In Love Again)
 3  Corcovado
 4  Manha De Carnaval
 5  Recado Bossa Nova
 6  Do I love You (Because You're Beautiful)
 7  Ela E Carioca
 8  Bim-Bom
 9  The Windmills Of Your Mind
 10  E Luxo So
 11  The Girl From Ipanema
 12  So Danco Samba


あまりに寒いのでせめてボサノバでも聴いて夏の雰囲気を出そうか。
ということでハリー・アレン(ts)のボサノバ盤を一枚選びました。
一応、ハリー・アレンは収集対象の一人ですが多作家なのでとても追いかけ切れません。
多分、現役のジャズ・メンの中では一番じゃないでしょうか・・・まぁ、それだけ人気のある証拠ですが。
ぼちぼちと集めていて紹介していない作品も何枚か持ってます。

アレンのボサノバはポスト・スタン・ゲッツ(ts)の大本命で定評があります。
まぁね、どれを聴いても金太郎飴的ではあるけれど有名曲やリズムが同じではしょうがないです。
でもこの心地良い調べからはどうしても離れることが出来ません。
今作もいいですよ・・・アレンのボサノバ盤の上位にあげてもいいと思う。
ここはジョー・ベック(g)が新味だけどベックのシブいギター・プレイが聴きどころです。
ベックはフュージョン・シーンで一時代を築いた名手ですが2008年に62歳で亡くなっています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)



(8) ALAIN JEAN-MARIE TRIO & QUARTET / FRIENDS MEETING


(1,3,5,7,9,11) : alain jean-marie(p), gus nemeth(b), al levitt(ds),
(2,4,6,8,10,12) : alain jean-marie(p), andre condouant(g), patrice caratini(b), oliver johnson(ds)
1982/Disque Debs/



 1  Short Play
 2  Groovin Up
 3  Bongo Bop
 4  Island Song
 5  Skylark
 6  Hubb's Bag
 7  Al's Groove
 8  Kako
 9  Cosmaunaute
 10  Bubble Gum
 11  Jeanine
 12  Tranes Mirror


最近のピアノ聴きのお気に入りは先日紹介したビル・メイズとこのアラン・ジェーン・マリーです。
今作はピアノ・トリオとギター入りカルテットの両方が楽しめる徳用盤です。

全12曲はメンバーのオリジナル7曲にその他5曲の構成です。
トリオはスタンダードが中心でカルテットはアンドレ・コンデュアント(g)のオリジナルが中心になっています。
つまり一粒で二度美味しい作品ということですね。
マリーはカリブ海出身のビギンの名手で切れ味鋭い華麗なピアノを聴かせてくれます。
当然ここに参加の友人達もカリブ海の香りがするけどみんながテクニシャンなので驚きました。
独特のリズム感と明るさを持った作品です。
特にアンドレ・コンデュアントに注目しました・・・流麗なギターさばき素晴らしいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



(7) SADAO WATANABE
LIVE AT THE JUNK / HOW'S EVERYTHING


         
         
 渡辺貞夫(as),増尾好秋(g), 鈴木良雄(b), 渡辺文男(ds)
1969/Sony/
        渡辺貞夫(as,ss,fl),
dave grusin(key,arr), richerd tee(key), eric gale(g),
jeff mironov(g), anthony jackson(elb), steve gadd(ds),
ralph mcdonald(per), jon faddis(tp),
the tokyo philharmonic orchestra
1980/Sony/
         
 1 Cheryl        1 Up Country
 2 If I Said The Sky Was Fallin'        2 Mzuri
 3 Georgia On My Mind        3 Tsumagoi
 4 This Guy's In Love With You        4 All About You
 5 No More Blues        5 Nice Shot
 6 Here's That Rainy Day        6 Seeing You
 7 Granny's Samba        7 No Problem
         8 Boa Noite
         9 Sun Dance
         10 M&M Studio
         11 My Dear Life


渡辺貞夫(as)さんのライブ復刻廉価盤を2枚購入しました。
ここは帯中の解説で十分だと思うので転載↓させてもらうことにしました。
特に前者は圧倒的な演奏で身震いするほどの素晴らしさです。
間違いなく貞夫さんが日本のジャズ界を背負っていたと実感しました。
後者は日本がバブル絶頂期を迎えようとしていた時代で何も恐れるものはなかった。
もう二度とは出来ない豪華絢爛盤です。

■渡辺貞夫/ライブ・アット・ザ・ジュンク

銀座にあった伝説のジャズ・クラブ「ジャンク」を熱狂の渦にまきこんだ渡辺貞夫・カルテットのライブ・レコーディング。
充実の一途をたどっていた渡辺のサックス、
後年の大成を予感させる若き増尾好秋や鈴木良雄の快演がビ・バップやボサノバ・ナンバーに映える。
渡辺の代表作ひとつであるばかりではなく、日本のジャズ史上に輝くマスト・アイテム。
(帯中よりの転載)

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」


■渡辺貞夫/ハウズ・エヴリシング

渡辺貞夫(as)さんジャズ・フュージョン界の快挙として今なお語られる
1980年の日本武道館公演のエッセンスを収めたライブ・アルバム。
音楽監督はデイヴ・グルーシンが担当し、スティーヴ・ガッド、エリック・ゲイル等を軸としたバンドに加え、
東京フィルハーモニーも参加。これまで以上に雄大なフュージョン・サウンドが展開される。
ここに収録されている「マイ・ディア・ライフ」を同曲のベストとする声も高い。
(帯中よりの転載)




(6) BILL MAYS TRIO / LIVE AT JAZZ STANDARD


bill mays(p), martin wind(b), matt wilson(ds)
2005/Palmetto/



 1  Have You Met Miss Jones ?
 2  Squeeze Me
 3  How Are Things In Glocca Morra ?
 4  Darn That Dream
 5  Music House
 6  Let's Call This
 7   Euterpe
 8   Willow Weep For Me
 9   When Will The Blues Leave ?
 10   Smile


究極の癒し系ピアニスト、ビル・メイズの2005年作品です。
ライブ盤ですがその優しさや美しさのタッチは相変わらずで完成度の高いアルバムになっています。
メンバーもマーティン・ウィンド(b)とマット・ウィルソン(ds)というシブい組み合わせです。

全10曲は自身のオリジナル2曲にその他8曲の構成です。
1曲目の「Have You Met Miss Jones ?」を聴けばこのトリオの良さが一目瞭然です。
アルバム全体を包むスイング感がなんともたまりませんよ・・・これこそがメイズの持ち味だと思います。
これだけのゆったり感とくつろぎ感は中々に味わうことが出来ません。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



(5) JOE HENDERSON SEPTET / PORGY & BESS


joe henderson(ts),
conrad herwig(tb), john scofield(g), stefon harris(vib),
tommy flanagan(p), dave holland(b), jack dejohnette(ds),
chaka khan(vo)(2), sting(vo)(7)
1997/Verve/



 act1
 1  Introduction : Jasbo Brown Blues
 2  Summertime
 3  Here Come De Honeyman / They Pass By Singin'
 4  My Man's Gone Now
   act2
 5  I Got Plenty D' Nuttin'
 6  Bess, You Is My Woman Now
 7  It Ain't Necessarily So
 8  I Love You Porgy
   act3
 9  There's A Boat Dat's Leavin' Soon For New York
 10  Oh Bess, Oh Where's My Bess ?
   bonus tracks
 11  A Red Headed Woman
 12  Summertime (Samba Version-Instrumental)


ジョー・ヘンダーソン(ts)の60歳時の作品です。
ジャケットの写真を見ると体調は今ひとつのような感じがしますね。
ヘンダーソンにとって今作が最後のリーダー・アルバムで64歳で亡くなっています。

「ボーギー&ベス」はガーシュインの黒人オペラの名作です。
ジャズ・マンが好んで演奏するので「Summertime]や「I Love You Porgy」などはスタンダードの定番になっています。
全12曲はメンバーも多彩で意外性もあって興味深いです。
ヴォーカル・ヴァージョンではチャカ・カーン(2)とスティング(7)も1曲づつ参加しています。

これだけのメンバーが揃うとやっぱり全員参加型のインストルメンタルの方が面白かったです。
サウンド的には特にステフォン・ハリスのヴァイブとジョン・スコフィールドのギターが決め手になりました。
ハリスについてはちょうどヴァイブ聴きをしているところなので余計にそう感じたのかも知れませんが。
アレンジがモダンな(3)、(4)、(11)、(12)などが聴きどころになりました。
やはりヘンダーソンはらしくないです・・・豪快なジョー・ヘン節も艶やかさも影を潜めています。

(中間系)



(4) ILLINOIS JACQUET QUARTET / LIVE AT SCHAFFHAUSEN SWITZERLAND


illinois jacquet(ts),
hank jones(p), george duvivier(b), j.c.heard(ds)
1978Rec/Storyville/



 1  What Is This Thing Called Love ?
 2  Body And Soul
 3  Wee Dot
 4  Doctor's Blues
 5  Exactly Like You
 6  A Night In Tunisia
 7   Cute
 8   The Very Thought Of You
 9   Oh, Look At Me Now
 10   Blue And Sentimemtal
 11   In A Sentimental Mood
 12   George's Blues
 13   Things Ain't What They Used To Be
 14   I Wanna Blow Now
 15   On The Sunny Side Of The Styreet


イリノイ・ジャケーの1978年のライブ盤。
ジャケー56才時の録音です。
ジャケーは典型的なテキサス・テナー奏者で、どでかい音でサックスを吹くホンカーの元祖といえるジャズ・マンです。
この系統にはアーネット・コブやバディ・テイトが知られているかな。
その他にもキング・カーティス、ウィリス・ジャクソン、スタンリー・タレンティン、エディ・ロックジョー・デイビス、
デヴィッド・ファトヘッド・ニューマン、デクスター・ゴードン、ジョニー・グリフィン等々、影響を受けたサックス奏者が数多くいます。
ジャケーの場合は一般のジャズ・ファンよりもプロのミュージシャンに人気があるような気がします。
多分あんな風に吹きたいと思うんだろうね。
でもそう簡単には吹けないから魅力があるんだと思います。
変な言い方ですが「ジャケーの美しいだみ声」はそう簡単にはマネできません。

全15曲はスタンダードが中心です。
共演者がハンク・ジョーンズ(p)にジョージ・デュヴィヴィエ(b)、J.C.ハード(ds)というトリオです
特にジョージ・デュヴィヴィエはこういったテナー奏者にはぴったりのベーシストです。
ジャケーが相手ではとてもじゃないが、がっちりとしたベーシストじゃないともちませんよ。
ところどころでフューチュアーされますが強靭で素晴らしいベース・プレイを聴かせます。
ハンク・ジョーンズのいつになくパワフルなピアノ・タッチにも注目しました。
なお司会はジャケー本人が務めているのでその声が聞けるのも貴重だと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



(3) WARNE MARSH QUARTET
THE UNLSSUED 1975 COPENHAGEN STUDIO RECORDING / I GOT A GOOD ONE FOR YOU


         
         
 warne marsh(ts),
dave cliff(g), N-H orsted pedersen(b), alan levitt(ds)
1975/Storyville/
        warne marsh(ts),
kenny drew(p), bo stief(b), aage tanggaard(ds)
1980/Storyville/
         
 1 Blues In G Flat        1 I Got A Good One For You
 2 After You've Gone        2 Sophisticated Lady
 3 The Song Is You        3 On Green Dolphin Street
 4 Lennie Bird        4 Siooin' At Bells
 5 It's You Or No One        5 Ev'rytime We Say Goodbye
 6 God Bless The Child        6 Little Willie Leaps
 7 The Way You Look Tonight        7 Easy To Love
 8 Without A Song        8 Body And Soul
 9 You Don't Know What Love Is        9 Ornithology
 10 Be My Love        10 Star Eyes
 11 Lennie Bird (Alternate Take)        11 Softly As In A Morning Sunrise


ワーン・マーシュ(ts)のストリーヴィル復刻廉価盤を2枚購入しました。
ここで買っておかないと入手困難になるのは確実と思ったからです。
マーシュは日本のジャズ・ファンに人気があるので売り切れるのは時間の問題。
「LP、CDは見つけた時に買え」はジャズ・ファンの鉄則です。
「肩越しからそれを狙っている人がいる」のは事実で私も何度か痛い目に合いました。
日本はジャズ天国なので長いスパンで見ればほとんどのジャズ・アルバムは入手可能です。
でもひとたび見逃してしまえば何年も何十年も待つことになります。
そういえば最近CDショップの中古LPコーナーで外国人を見かけることが多くなりました。
在庫の豊富さと日本人は丁寧なので中古LPの程度が良いというのがその理由だと思います。

ギター・トリオとピアノ・トリオをバックにマーシュのワン・ホーンが堪能できるレア盤です。
クールでかすれたような音色はたまりませんねぇ〜。
レニー・トリスターノ派の優等生のマーシュが奏でるスタンダード作品集に惹かれるファンも多いと思います。
トリスターノ派のサックス奏者の良さはクールな中に情熱を秘めているところ。
我慢して我慢してグッと熱情を抑え込んでいるところにある。
切ない気持が伝わってくるんです。
前者はオルステッド・ペデルセン(b)が後者はケニー・ドリュー(p)が聴きどころになりました。
後者の(5)「Ev'rytime We Say Goodbye」はマーシュとドリューのデュオですが息が詰まりそうになりました。
2枚共に素晴らしい演奏を聴くことが出来ます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)



(2) JOHNNY GRIFFIN & ART TAYLOR QUARTET / IN COPENHAGEN


johnny griffon(ts,vo),
kenny drew(p), niels-henning orsted pedersen(b), art taylor(ds)
1964Rec/Storyville/



 1  What Is This Thing Called Love ?
 2  Body And Soul
 3  Wee Dot
 4  Doctor's Blues
 5  Exactly Like You
 6  A Night In Tunisia


リトル・ジャイアンツことジョニー・グリフィン(ts)とバップ・ドラマーの雄アート・テイラーの双頭カルテットの作品です。
メンバーがケニー・ドリュー(p)とオルステッド・ペデルセン(b)というのも凄い。

グリフィンは苦手なタイプのテナー奏者です。
パワフルにグイグイと迫ってくる・・・情緒に欠け艶っぽくないというのがその理由。
濃いテナーなので聴いていて疲れてしまいます。
唯一の例外はウェス・モンゴメリー(g)の「フル・ハウス」だけです。

観客と一体になった熱く燃え上がるライブ・ハウスは興奮のるつぼと化す。
1964年、まだ熱かった時代のジャスの雰囲気が味わえました。
(1)と(4)は17分、19分超の長丁場、圧巻は(3)のテナーとドラムとのデュオです。
ベストには(5)「Exactly Like You」を上げておきます。
やはりテイラーのドラミングは面白いと思います。

(中間系)



(1) JEAN-MICHEL PILC QUINTET / CARDINAL POINTS


jean-michel pilc(p), sam newsome(ss),
james genus(b), ari hoenig(ds), abdou m'boup(per),
francois moutin(b)(Trio Sonata)
2003/Dreyfus/



 1  Fred's Walk
 2  South
 3  West
 4  North
 5  East
 6  Ari's Mode
 7  Mood Indigo
 8  Cardinal Points
 9  Trio Sonata-Part 1
 10  Trio Sonata-Part 2
 11  Trio Sonata-Part 3
 12  Trio Sonata-Part 4
 13  BBB


久々にジャン−ミシェル・ピルク(p)を聴いてみようかと手が伸びました。
前回聴いた時は才気がほとばしる先鋭的な演奏を聴かせてくれました。
まぁ〜、あまりに刺激的でちょっと疲れたけれど・・・

ジャン-ミシェル・ピルクは1960年フランス生まれ、今作の録音時は43歳でした。
ピアノは独学というんだから凄い・・・天才肌のジャズ・ピアニストです。
ルーツはセシル・テイラーやマッコイ・ターナーにあると思います。
特にセシルの影響が強くて強靭なタッチと幾何学模様のサウンドが特徴です。
ピルクは強力な左手を持っています。

全12曲は1曲を除いて全て自身のオリジナルです。
それも(2)〜(5)と(9)〜(12)が組曲風になっています。
どの曲も一筋縄ではいきません・・・縦横無尽な展開で予想外の音が飛び出てきます。
前衛的かつ即興性に富むジャズそのもののサウンドは貴重です。
軟弱なピアノ・トリオに不満があるならこのジャン−ミシェル・ピルクを聴いてみたらどうかな。
それほど斬新で鋭角的な音を持っています。
いつも聴きたいとは思わないけれど、たまに聴くと心が洗われるような気がします。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)