ホトケドジョウとは

ホトケドジョウ写真
ホトケドジョウ子供の写真
ホトケドジョウ
学名:Lefua echigonia
コイ目ドジョウ科フクドジョウ亜科
全長:5〜8cm

どんな見た目なの?

ホトケドジョウはコイ目ドジョウ科の淡水魚で、ドジョウの仲間ですが、 ドジョウよりも太く短いことや、中層を泳ぎ回ることがあることから、 ドジョウではない違った魚と間違えられることもあります。 ホトケドジョウの口にあるひげは8本で、体の色は、茶褐色ですが、 中には黄色っぽいものから赤茶色っぽいものまで色々です。 模様は背中に斑点がでますが、その大きさや数もまちまちです。

どんな生活している?

湧き水の流れ込む谷戸にある水田周辺の用水路や小川などに生息しています。 餌は、主に水生昆虫や藻類などですが、小型のエビや稚魚も食べる事がある肉食傾向の強い雑食性です。 寿命は一般的に自然下では2年といわれています。 産卵は春に行われますが、生田緑地のビオトープでは秋にも少数ながら産卵が確認されています。 毎年4〜5月くらいになるとどのビオトープでも産まれた稚魚が泳ぐ姿をみる事ができるはずです。 卵は水草や陸上植物の根、落ち葉などに産み付けられます。 稚魚は卵から2〜5日ほどで孵化し、水面から中層に浮遊しています。

どうして保護しているの?

ホトケドジョウは近年の丘陵地の土地開発に伴い、 生息地である谷戸環境が奪われ、急速に数が少なくなってきています。 谷戸の破壊だけでなく、水田などの用水路のコンクリート護岸化も ホトケドジョウの生息に大きなダメージを与えました。 今では、環境省のレッドデータブック(絶滅のおそれのある野生生物を取り上げた本)では「絶滅危惧IB類」、神奈川県レッドデータ生物報告書では「絶滅危惧種」とされています。 そのため、最近ではホトケドジョウを探してもなかなか見つからない事が多いというようなさびしい状況になってきています。 しかし、ホトケドジョウ自体は決して弱い魚ではないため、生息地である谷戸環境が、保護、復元されさえすれば、 ホトケドジョウの保護は難しいことではないといえます。(絶滅危惧IB類のIはローマ数字の1)

生田緑地ではどこにいるの?

保護池
奥の池の保護池
生田緑地では、4つの保護池(ビオトープ)にホトケドジョウはいます。 保護池は奥の池、県の樹見本園に1つずつ、日本民家園の中に2つあります。 しかし、奥の池は立ち入り禁止ですし、一般の人が無許可で網を使って採集するようなことは禁止されています。 池の中を外からじっとして、中をのぞいてみてください。 しかし、自然のホトケドジョウは警戒心も強く、保護色のように見えずらい色をしているので、 よく見えない事が多いと思います。そんなときは、「ホトケドジョウを守る会」のイベントや、 青少年科学館に展示してある水槽で実物を見てみてくださいね。
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