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各種のテイバー・パイプについて

   

 以下に当方で取り扱っている主なテイバー・パイプをご紹介します。ご購入の際の参考にしてください。既にどれかひとつを購入されていると、基準となってわかりやすいと思われます。

  

 ジェネレーション (Gen)

 ウィスルで世界的に有名なメーカーによるテイバー・パイプで、D管のみが製造されています。銀色のボディに青いプラスティックの歌口を取り付けたもので、同社のD管のウィスルのパーツをそのままテイバー・パイプに流用したような感じです。それでいてウィスルよりも価格が高いのが気になりますが、最低限のクオリティは保持しています。
 本来は必要としない基音がモロに出てしまうタイプで、その分、高音が出しにくくなっています。瞬間的に強い息を吹き込む技術が必要になります。音色は金属的で明るく、かなり音量もあります。極端に安価なのでテイバー・パイプがどんなものであるか知るのには最適の楽器でしょう。

※現在は入荷を休止しております。申し訳ございません。(2011年3月追記)

  

 スザート (Sst)

 プラスティック製ウィスルのメーカーによるテイバー・パイプです。現在のところDから low Fまで、2種類のボア、6種類のキーを製造しています。楽器の性質はサイズの大小によって段階的に異なります。
 いずれのモデルも音色自体は太く甘くストレートなものですが、基音がモロに強く鳴ってしまう機種もありますので、注意してください。


スザートD/2ピース

スザート low G/2ピース

*テイバー・パイプを選ぶ

 標準サイズは最も小さいD管です。テイバー・パイプ用の教本や楽譜もD管を基準にしています。教本を参考にする場合も、D管が必要になります。しかしながら、ソロで演奏される場合は特にキーに気を配る必要はないでしょう。音域が異なるだけで、運指は同じです。
 ソロではなく、合奏に用いる場合にはピッチ調節の可能な2ピースのものが必要になるでしょう。もちろん、使用するキーにも注意してください。
 いずれもそれほど高価な楽器ではありませんので、いくつかタイプの異なるものを購入して、必要に応じて持ち替えるというのが理想的です。

  


  

  テイバー・パイプ Q&A
  
 これまでに当方に寄せられたテイバー・パイプに関するお問い合わせのいくつかをご紹介します。参考にしてみてください。
   

【Q1】

 D管のテイバー・パイプで、下のレ・ミ・ファ♯・ソは出るが、その上のラ・シ・ド♯が出ない。

【A1】

 テイバー・パイプは倍音を使用して演奏する楽器で、一番下の基音は使用しません。この基音が出ないようになっている機種もありますが、その他の機種ではほぼ通常通りに鳴ってしまうので、勘違いされる方が多いようです。繰り返しになりますが、その音域は使いません。
 テイバー・パイプ用の楽譜に表記されている一番下のレは、最初の倍音のレ、つまり基音のレの1オクターブ上の音です。もう少し強く吹いて、1オクターブ高い音で演奏してください。

  

【Q2】

 笛が安定しない。指穴をすべてあけると、笛が落ちてしまう。

【A2】

 小指を笛の裏側にまわして、薬指とともに笛を挟むようにしてかまえてください。そうすれば、指穴を押さえる3本の指をすべて離しても、笛は落ちないはずです。
 中級以上の奏者の方でD管を使用されている場合は、別の方法も試してみてください。まず、各指穴を指先ではなく、もう少し下の間接付近で押さえるようにします。そして小指を管の末端の面に置きます。こうすると、口と小指で笛を挟む感じになります。薬指も管に巻きつけるようにして、安定させます。この状態では、小指でボア(内孔)の末端がある程度ふさげるようになります。これを息を弱く吹くことと併用して、半音低い(正確には半音近く低い)音が部分的に出せるようになります。
 いろいろとトライしてみてください。プロの演奏家の写真などを参考にしてみるのもよいでしょう。

   

【Q3】

 ダイアトニックな音だけでなく、半音階も使いたい。

【A3】

 テイバー・パイプは基本的にはダイアトニックな楽器です。しかし、様々な工夫をすることによって、部分的には不完全ながら半音を作ることができます。まず、クロス・フィンガーなど、指使いを工夫してみてください。それから各指穴のハーフ・クローズにも挑戦してみてください。また、息使いを調節することも必要です。但し、どの音も少々無理がありますので、やや弱く使いにくいものになってしまうかもしれません。

   

【Q4】

 高い音が苦しくて、長い間演奏ができない。

【A4】

 実際の演奏をお聴きになればわかるとおり、テイバー・パイプでは、高音はすべてタンギングで短く切って演奏します。これにより息が楽になり、必要以上にうるさくなるのも防げます。息使いのコツをつかんで慣れてくれば、極端にうるさくなることなく、スムーズに高音を演奏することができるようになります。
 それでも機種によっては、かなり強く吹かないと高音が出ないものもあります。「これ以上は無理」と思われた場合は、もう少し楽に高音の出る機種をご購入ください。意外に思われるかもしれませんが、low G管などの大きいものの方が楽な場合もあります。

  

【Q5】

 左手で演奏する楽器だとは知りませんでした。右手で練習してしまったのですが、マズイでしょうか?

【A5】

 特に問題はないと思います。但し、自動的にテイバーなどは左手で演奏することになります。要は「慣れ」の問題で、ご本人が不自然でなければよいわけです。

  

【Q6】

 テイバーはどんなものがよいでしょうか?

【A6】

 ストレートに考えれば、古楽系のメーカーによるものがホンモノということになりますが、やや高価です。当方では民族楽器メーカーの比較的安価なものを取り扱っています(注文輸入)。上等とは言えませんが、充分実用になるものです。
 低い音のする大きなものをご希望の方が多いのですが、大きなものはそれだけ高価ですし、重くなります。音量も大きくなるので、バランスをとるのが難しくなります。また、音質の問題もあります。テイバー・パイプの音はどちらかというと「しわがれた」「しょぼい」音です。これに対しテイバーの音が高級で堂々としたものだったりすると、釣り合いがとれなくなるかもしれません。

  

【Q7】

 テイバー以外の楽器でもよいのでしょうか?

【A7】

 歴史的にはトライアングルやタムボリン(木製の箱に複数の弦を張ったもの)なども使用されていました。トライアングルを使用される場合は、音程に注意してください。トライアングルにも特定の音程が感じられてしまうものがあります。タムボリンは自作してください。現在のところ一般的な市場にタムボリンを出荷している業者はいません。いたとしても、かなり高価なものと思われます。
 もちろん、これにこだわる必要もないでしょう。タンバリンでもよいと思います。デンデン太鼓などのオモチャの太鼓や、インドや中南米などの太鼓でもよいでしょう。民芸品屋さんでも覗いてみてください。いっそのこと、キーボードなんてどうでしょう?

  

【Q8】

 よい楽譜はないでしょうか?

【A8】

 テイバー・パイプ用の楽譜というのは殆どありません。探すのは難しいと思われます。確率は低くなりますが、古楽系の楽譜で、音域が狭く、シンプルな曲を紹介した楽譜を入手して、テイバー・パイプに合うものを探してください。民謡や童謡などの楽譜で演奏可能なものを見つけることもできるでしょう。初心者向けのオカリナの曲集なども狙いどころです。

  

【Q9】

 CDはありませんか?

【A9】

 これも見つけるのは困難でしょう。古楽系の楽団(ブロークン・コンソート)のCDで、テイバー・パイプを使用した曲が1〜2曲含まれているものもあります。奏者の名前をチェックして、その人が参加している別のアルバムを探してみてください。

  
 この他、テイバー・パイプについてご不明な点は、できれば古楽器や民族楽器に関する書籍を探して、ご自分で調べてみてください。教則本も必要です。それでもわからない場合は、当方までお問い合わせください。
  
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