02/08/2012

エル・スール
EL SUR(1983) スペイン フランス  
監督:ビクトル・エリセ
出演:オメロ・アントヌッティ、ソンソレス・アラングーレン、イシアル・ボリャン、オーロール・クレマン

ま、ゆーてみたら純文学映画やね。この監督の長編第1作の「ミツバチのささやき」の方は、ケッコー贔屓にしてたんやが、この映画は、話があまりにも見えんかったんで、何ともはやや。映画観た後で、DVDの付録の解説読んだら、どーもこの映画には原作があったようーで、原作を読んでから映画を観るか?映画を先に観てから原作を読むか?の永遠の疑問に一つの答えを与えてくれる。この映画の場合歯、原作を読んどいた方がええ。原作では、主人公の女の子の行動もお父ちゃんの行動も少しは説明されてるよーやから、読者はしぶしぶ納得させられるのかもしれんんが、映画だけ観たんではいっさい説明されんから、何のこっちゃ?と訝りながら観てるうちに、唐突にエンドロールが始まってしまう。エンドマークすら出んかった。
それでも、芸術系の映画好きのおっちゃんとしては、けっこー気に入ってるんやけど、なんでかゆーと、画面がキレかった。しっとりした名画、映画やのーて絵画の方、フェルメールの絵ぇのよーな奥深い趣があった。ちょっくら考察してみるに、絵は画家が描いたものやから,画家の目ぇを通した風景やけど、映画の映像は、CG使いまくりで鬼面人を驚かす類いの派手な映像はあっても、映像美ゆーほどの映像は滅多にお目にかかれん。なんでかな?とつらつら考えるに、映画監督はついつい役者の演技の方に目ぇがいって、背景にまで目配りできひんのとちゃうか?それとも,カメラマンの腕の問題か?何れにしても、この映画みたいに,監督が映像美にしか興味がないんちゃうかとゆーよーな映画は珍しい。それにしても、このお父ちゃん、水脈判定師ゆーんやろか、よーするに、ここ掘れワンワン、井戸掘る場所を見つける仕事をやってる(のか?)よーなんやけど、そんな仕事で食っていけるんやろか?実家はケッコーお金持ちみたいやったから、嫁さんが亭主に内緒で援助してもろてたんやろか?それにしても、あのお父ちゃんは何が気に入らんゆーて失踪してしもたんや?しかし、まぁ、なんですなぁ。こーゆー映画はDVDで観るに限る。この映画の予告編も特典映像に入ってたけど、これも何じゃらホイ?の代物やった。この予告編観て、映画館に足運んだら、おっちゃんのよーに寛大な人格者でも「金返せ」ゆーな。わざわざ映画館に行って、なけなしの金払ろて観た映画が、なんのこっちゃか訳分からんかったら、客怒るのはしょーがない。監督はんもーちょっと、客の立場ちゅーもんに配慮がいるのんちゃうか?
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