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緑と光と風の家
青葉台には自分の家をふくめ、10軒ほど私が設計した家が並んでいます。そのいずれの家も、道路に面した部分にふんだんに配した緑が、年月とともにその家々の顔を作りあげています。
都会で家を設計するときの敷地や予算といった厳しい制約のなかで、緑は住まいに伸びやかな解放感をもたらしてくれます。暮らしの中に光や風をとりいれることも、人とともに呼吸し続ける家を作るために欠かせない要素です。
学生時代に、冬の八甲田山の山小屋を管理、夏は葉山のヨットハーバーでの仕事を通して、厳しい自然と真正面から向かいあってきたことが、いま、家を造る上でのバランス感覚に役立っています。心地よさ、というものの本質をそこでみつけたような気がします。
家を建てるときは、その敷地に立ち、場所の特性を読みながら断面とプランを色鉛筆でスケッチにまとめていきますが、その時にどこにどんな木を植えたらいいのかもどんどん書き込んでいきます。
我が家ではあえて門や塀を設けず、緑の合間を進めば玄関にたどり着くようにしました。
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