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ブーピープバレイ鉄道

2輛の珍車とテーブルレイアウト(HOn)

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ブーピープ・バレイ鉄道の車輌たち
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文・イラスト・車輌製作 山田晴久



1980年5月号『鉄道模型趣味』 『ブーピープ・バレイ鉄道(BOPEEP VALLEY RAIL ROADS)の車輌たち』は、1980年5月号『鉄道模型趣味』に掲載されたものです。鉄道模型の製作から本文、イラストまで私が作成しました。車輌は、まったく私の創作で実在のものではありません。自然いっぱいの中をのんびり走る鉄道を想像しながらご覧ください。

 ゲージはいわゆるHOナロー(レール巾9mm)というサイズですが、車輌は正確なナローゲージサイズではありません。ナローというのは一般の鉄道のレール巾より狭く、木曾森林鉄道や地方の小規模鉄道、工場内の鉄道などに使用されていた軌道のことをいいますが現在では絶滅してしまいました。

 採算がとれない、役目は終ったからといって、どんどんスクラップにして絶滅させてしまったのは残念でなりません。動態保存するゆとりはなかったのでしょうか。最近の映画でCGで作られた古い路面電車が出てくるものがあります。動態保存していないからCGで再現するしかないのですが、CG特有の冷たい質感で興醒めしてしまいます。
最近話題の銚子電気鉄道が絶滅しないように、みんなで応援しませんか…。

ナロー余談:
 ナロー(狭軌)といえば‥‥JRなど日本のほとんどの鉄道は、国際的標準からいうとナローというのをご存じですか。新幹線のレール巾が国際的な標準軌になります。京浜急行も新幹線と同じレール巾で国際的な標準軌です。狭いレール巾より広いほうが安定した運転ができるのは物理的にもわかりますよね。同じ大きさの車体で狭いレールを走るか、広いレールを走るか‥‥スピードを出しても、広いレールの方が安心して乗っていられます。
 昔、鉄道技術をイギリスから導入しました。まぁイギリスの技術者は「日本なんて植民地みたいなもんだから、植民地スタイルの狭軌の鉄道でいいだろう」と考えたわけです。当時の鉄道建設マニュアルに[バラスト]という記述がありました。日本の鉄道建設担当者には[バラスト]が一体どんなものか理解できない。(バラストというのはレールの下に敷く石ころのことです。重い車輌が通過しても物理的にレールが沈み込まないための重要な役割をします)
バラストを日本で調達できないと考えた担当者は、バラストを輸入することになりました。船便で着いたバラストなるものを見て「石ころだっ!」と驚いたとか‥‥。
 しかし、そんな試行錯誤をかさねて明治後半にはすでに日本は鉄道大国の片鱗を見せ始めます。明治から夢の超特急構想(今の新幹線)はありました。一部の政治家は「日本の鉄道は植民地的狭軌ではなく国際的標準軌にすべきだ!」と唱えましたが、ほとんどの政治家はそのことを理解できませんでした。そんな無能な政治家のために、私たちは現在に至るまで狭軌の鉄道に乗っているわけです。

画像は[鉄道模型趣味]1980年5月号をスキャンしたものです。
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