趣味で古いカメラの修理を楽しんでいる。ほとんどの機能は特別な装置を必要とせずに修復できるが、 シャッターの速度を正確にあわせるのは難しかった。 TV画面の走査時間を利用する方法が知られており試してみたが上手くできなかった。 そこでシャッター速度計を作った。

一号機は半導体レーザーを用いた反射式を採用した。フィルムの代わりにプラスチックの薄い鏡を入れ、 前面からレーザー光線を照射してシャッターが開いた際に鏡で反射された光をフォトトランジスタで検出した。 反射光の持続時間をマイクロコントローラーで計測する。
実際に使ってみるとフォーカルプレーンシャッターの場合には機能不足だった。
シャッター速度だけではシャッター幕の速度が判らない為に巻き取り軸の張力を最適に合わせられなかった。
二号機は透過光式を採用した。光源にはボール電球を用いた。
受光素子はフォトトランジスタを三個用い斜めに配置した。
三個の受光素子を用いたのでフィルム面の両端と中央のシャッター速度を測定できる。
それ以外に若干精度は落ちるが先幕と後幕の速度も測れる。
これによってフォーカルプレーンシャッターの調整が容易になった。
前作が大きくて扱いにくかったので小さくする事を念頭に設計した。
表示部は搭載せずRS232Cを通じてでパソコンに表示させた。
また電源もシリアルポートから供給されるように設計した。
表面実装技術を用いて35mmフィルムとほぼ同サイズにまとめた。
マイクロコントローラ(PIC16F876)を搭載しファームウエアはアセンブラとCの併用でプログラムした。

