スイス鉄道の旅
2002.08公開

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港 の見える街から
(辻本のホームページ)



リギ鉄道

Rigi Bahn(その2)


(Rigi Staffel駅に進入するVitznau線の回送電車。後ろに通常の電車が続く)

★ Queen of the Mountains

 駅から山頂へは道が二つに分かれており、急坂のほうには若い男の絵、なだらかな坂にはおじいさんの絵が描かれてい ます。どっちを歩いてもすぐに山頂です。

 Rigi山は標高1,798m。山頂には巨大なアンテナが立ち、立派な三角点?がありました。1875というのは設 置の年でしょうか。

 アンテナが立っていることからわかるように、ここもPilatus山と同じく、独立峰のため、四方が見渡せます。
 これは西側のLuzern方面を見たところ。天気は良いのですが、もやっていて視界はくっきりというわけにはいきませんでした。

 Rigiという名前は、岩石のラインや縞を意味するラテン語やイタリア語の「Riga」にちなむと言われています。 これは頂上付近の北側と西側には岩石が何列もの縞のように露出しているためです。左の地図でもそれがわかります。
 ところでこれだと駅は1,752mと読めます。

 Luzernに近く、標高も手ごろなRigi山は、古くから「山の女王」と呼ばれ、アルプスの展望台として親しまれ てきました。1868年8月27日にはイギリスのヴィクトリア女王が登山しているそうです。
 これはLuzernのホテルから見た風景。左端が頂上です。

 駅の方を見下ろすと、Vitznauへ向かう赤い電車が停まっています。手前の広い場所は、Hotel Rigi-Kulmの前のテラスです。このホテルは1818年、山頂ホテルとしてはスイスで最初に開業したそうです。現在の建物は、最近改築されたよう で、近代的なお洒落な建物でした。
 下りの予定電車まで時間があったので、Rigi Staffelまで一駅、歩いて戻ることにしました。通常は右の写真に見える線路の左側に沿う道を歩くようですが、山頂からそのままずんずん歩きました。 途中、ハイキングコースが工事中の車道になってしまいましたが、幸い日曜日のためか工事はやっていなかったので、そのままRigi Staffelに到着しました。

★伝統感じるVitznau線

 Rigi Staffelにはレストランなどがあり、多くのハイキング客が休憩しています。やがて10:55発のVitznau行き電車がやってきました。このペー ジのトップにある写真です。よく見ると、2編成来ます。
 最初の電車はBhe2/4の4番機。このタイプは1937年と53年の製造です。ところが駅には止まりません。なぜだろうと思って運転席の窓を見ると 「EXTRAZUG(臨時列車)」と書いてありました。それからこの電車、パンタグラフを上げていないようなんだけど、惰性で下っているのでしょうか。

 こちらは後続の電車です。最初の電車より新しく、タイプはBDhe4/4の22番機。1982年と86年に製造され たタイプです。屋根の先端にあるシングルアームのパンタグラフが、カブトムシの角のようです。標準軌でゆったりした車体の大きさは、この写真からもうかが えます。

 Rigi Staffelを発車すると、しばらくハイキングコースが線路の右側に寄り添っており、多くの人が歩いています。自転車に乗っている人もいます。スイスで は鉄道に自転車を載せるのが当たり前なので、よくこういうシーンを目にしました。
 右の写真は電車の室内。車体が広いので、通路を挟んで、進行左側は2人がけ、右側はいちおう3人がけです。しかし大人3人は窮屈そうです。この日はごら んのとおり、よく空いていました。
 やがて、Weggisへのロープウェイの連絡駅であるRigi Kaltbad(リギ・カルトバート)に近づきました。ここは教会もあり、少し集落になっています。
 ところが駅を目の前にして、電車は動かなくなりました。放送があったのかもしれませんが、よくわかりません。10分くらい待ったでしょうか。やがて駅に 着くと、なにやら人が集まっています。三脚を立ててテレビカメラを構えている姿も見えました。

 これは保存SLによる運転が行われるためでした。先ほどの臨時列車は、このSLに連結するためかと思いましたが、こ の写真に写っている車両は、もっと古いタイプで、パンタグラフのない客車です。
 すれ違う寸前に気が付いてカメラを構えましたが、かなり行き過ぎてしまいました。

  Vitznau線にはナンバー16と17の2両の保存SLがあり、夏場を中心に旧タイプの客車をつないで運転しています。16号機は1923年、この 17号機は1925年製。急勾配でボイラーが水平になるように作られています。全長わずか7.05mで、時速は9km/hと、のんびりしています。

 そんなわけで電車は10分程度遅れています。Vitznauでの船への乗り換え時間は2分しかありません。しかし、これは公式時刻表にも接続列車(船で すが)として掲載されているわけで、この程度の遅れは当然待ってくれるはずと、のんびり構えていました。そうしたら後ろの方に乗っていた女性が突然近づい てきて、なにやら話しかけます。Luzernという言葉が聞き取れます。どうやら「船に乗り継いでLuzern方面に行くつもりなら、車掌にひとこと声を かけて置いた方がいい」という事を言っているようです。わかったとうなずいておくと、どうやらかわりに車掌に話してくれたようです。
 やがて湖とVitznauの町並みが見えてきました。右の地形図を見ると、Vitznauの文字の上の435という数字の上に、湖岸に突き出た桟橋が描 かれており、そのすぐそばまで線路が来ているのがわかります。事前にこの地形図を見ていたために、2分の接続時間が無理のない数字だと思えたわけです。ま たよく見ると、線路の先端に円が描かれています。これはきっと蒸気機関車の方向を転換するターンテーブルがあるのだと思っていました。
 電車が到着すると、前方に桟橋が見え、予想通り左手にターンテーブルがありました。しかし、船を待たせている手前、ゆっくり見学することができず、足早 に去らなければいけないのがちょっと残念でした。

 船が桟橋を離れて振り返ると、桟橋はクラシックな建築。開業時のままなんでしょうか。
 近くにはこんなお洒落なホテル(Park Hotel Vitznau、4-10月のみ営業)もあります。もう一度訪れて、ゆっくり滞在したいなぁと思ってしまいました。

 


Rigi Bahn

最初の開業年月日

1871-05-21
(Vitznau - Rig Staffehohe)

全長

15,526m(Staffel-Kulmは重複計算)

軌間

1,435mm

最急勾配

250パーミル(Vitznau線)

ラック型式

リッゲンバッハ式

ホームページ

www.rigi.ch/


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