第61話  紫のクマが ほのか
ほのかと申します。
私は全く霊感がないです。逆に欲しいとも思いませんが…
そして酷く怖がりです。
でも、曾祖父が神主、祖母が人並み以上の霊感持ち、
姉は心霊経験豊富という家系なんで、あってもおかしくはないです。
でも、私は絶対に霊感などないと思って生きてきました。
なのにたま〜に背後に何かの気配を感じることがあったり、
丑三つ時になるといつもより明らかに沢山部屋があちこち軋んだりします。
先ほど申し上げた通り、酷い恐がりの私はそれだけで冷や汗をいっぱいかき、しばらく寝付けません。
お陰でまだ10代なのに目の下に紫のクマができてしまいました。
このクマ何とかできませんでしょうか。
今日も友達に指摘され、本気で悩んでます…
で、霊感鑑定で50%近くの数値を出してしまい、今日もしばらく寝付けないと思います。
本気で助けて下さい!

第62話 音その1 アンギラス
私のお話を聞いて下さい。

私は幽霊などは見えないのですが音は「聞こえる」んです。
いくつかそういう体験をしましたが、そのなかで怖かった体験だけお話ししようと思います。

2年前の大晦日の夜です。
私は家で家族と一緒にTVを見ていました。
そのうち夜も深まり、居間には私一人になってしまいました。
深夜12時を過ぎ、そろそろ寝ようかなと思っていたら深夜番組で「エイリアン」をやるという
宣伝を見つけ見ることにしました。
2階の自分の部屋から毛布を持ってきてそれにくるまり見始めました。
前に1、2度見ていたためか1時間もしないうちに眠くなってきました。
2階で寝ようかと思ったのですが、明日も休みなのでふと居間で寝てみようと思いたちました。
枕と掛け布団も用意して、電気を消して最近買いそろえたソファに横になりました。
居間で寝るのは初めてだったので、ちょっとワクワクしたのを覚えています。

横になってどのくらいたったでしょう。
しばらくすると、遠い向こうで何か音がします。

うちには猫がいるので、猫か風が入ってきてそれでどこかのドアがしまったんだろうと
思い、あまり気にせずまたうとうとしていました。
すると2階の両親の部屋のふすまが開く音がしたのです。
「おや?」
私はなんだかちょっと胸騒ぎを覚えました。なにか、こう・・・違和感があるのです。
ですが、父親はよく夜中にトイレに行くので、まあ父さんだろうと思い直しまた目をつぶり
ました。

ギイ・・。

階段を下りる音がします。

ギイ・・・。

私はうとうとし始めました。


ギイ・・・ギイ・・・ギイ・・・。
第63話 音その2 アンギラス
次の瞬間です!

ぺた・・・。

私ははっと目を覚ましました。
その音は階段を下りきり、廊下に出た音です。
私は直感で思いました。
「お父さんじゃない・・」
今は真冬です。それに私の両親は冷え性で、寝るときはくつ下を履いていますし、
スリッパも常用いています。
ですが・・・その音は・・・

裸足のおと・・・

そこで一気に鼓動が早くなり、なんとか自分を押さえようと言い訳を考えます。
「きっと靴下を履きわすれたんだ。トイレの電気をつけてきっとトイレに行って
また2階に戻って行くに決まってる!」
心の中で必至につぶやきます。

ですが、私の予想とは反してその足音はトイレとは逆方向の・・・
居間へ向かってくるのです!

ぺた・・・ぺた・・・。

私はギュッと目をつぶって横向きに寝たふりをしました。
「きっと私が部屋にいないから見に来たんだ!だからこれは両親だ!!」
自分にそう言い聞かせ、何度も嫌な妄想を打ち消そうと同じ事ばかり考えてました。
「これは父さんだ!これは父さんだ!」

その足音は畳の上をゆっくり歩いて私のいるソファの方へ向かってきます。

ズッ・・・・ズッ・・・。

今でも覚えてますが、その足音は冬だというのに夏場に畳の上を歩くように畳が足の裏に
くっつくような音をだすのです。
その音が更に私の恐怖心をかき立てます。

ズッ・・・。

とうとう私の真横でその音は停まりました。
私は心臓が飛び出るくらい驚き、息も絶え絶えでした。

そしてそれはそうっ私の顔をのぞき込みました。
電気もついてないのにです!
顔の近くまでそれの気配を感じ、もう恐怖で私はただ固くなるしかできませんでした。
すると、私の顔に息を吹きかけるのです!!
生温かい息が私の顔をつたい「もうダメ!」と思いました。

するとそれは、姿勢を元に戻しまた2階に上がって行き両親の部屋に入ってふすまをしめて
しまいました。

私は緊張感が一気に溶け、そのまま眠ってしまいました。
次の日、お雑煮を食べながら両親に聞いたところもちろん「何もしてないし、起きてなんかいないぞ!」
と言われ、私が説明しても全く相手にしてもらえませんでした。
友達に言っても「泥棒じゃな〜い?」など言われ、私も気のせいかと思っていたのですがつい先日も、
チャリンコで夜の9時くらいにある廃屋になった病院の前を通り、家に戻ろうとした後ろから走って
私を追いかけてくる音がしたのです。
あまりに近かったのでビックリして振り向いても、もちろん誰もいません。

これはもう幻聴じゃないなと最近は確信する事にしました。

読みにくくてすみません。
第66話 怨念? もも
お久しぶりです。ももです。覚えてらっしゃるでしょうか?
つい先日ある人とチャットをしていて聞いた話しなので書き込ませていただきます。

その子の(Tくんとします。)の家系は、
どうやら落武者の家系?(○○○の戦いに関係があるとか。)だそうで、
なんか変な夢を見たりするそうです。
私はよくわからないのですが、Tくんは、夢の中で『◇◇を殺せ〜、殺せ〜』と誰かに言われるそうなのですが、、、
これはやっぱりTくんの御先祖様と関係があるのでしょうか???
よく話しを覚えてないのですが、こんな感じです。

番外 管理人 
落武者の家系、という言い方はお友だちのご先祖様からしたら、
ちょっと嫌に思うかもしれません。
元々は立派な武士で、しかし不本意ながら、
落ち武者として不遇をかこつ状況になったか、
落ち武者として不慮の死を遂げてしまったわけなのでしょう。
すみません、ややこしい言い方をしまして。
『◇◇を殺せ〜、殺せ〜』と言うのは、戦いの時に怨念を持って亡くなったのが当て嵌まるのかもしれません。
子孫に恨みを晴らしてもらいたいと思いながら亡くなった可能性がありますね。
時代の変遷も知らずに時空にとどまっているというのは、哀れなことです。
お友だちとそのご一族の方々が冥福を祈ってあげて、
できれば信頼できる霊能者の方にお願いして成仏させてあげるといいと思います。
結果的に守護を得て、家運も上昇するのではないでしょうか。

第64話 ピエロ 
初めまして。
私は、欄と言います。
仲良くして下さい。
それでは、怖い話を聴いてください。
これは、私が始めて家で見た
ピエロの話です。
私は、その日親に頼まれて、お皿洗いをしている
ところでした。
お皿を洗っていて、もう10分くらいたったぐらいに、
急に後ろから気配を感じたので、
勇気を振り絞って一回見てみたんですよ。
そしたら
そこに、弟がいたんですよ。
なーんだ、幽霊じゃないじゃんって思った瞬間でした。
天井から、血をたらしたピエロが、
笑いながら、私をみて床に落ちて消えてしまいました。
私は、とってもびっくりしたした。
よかったら、誰かお返事のレス書いといて
ください、お願いしときます。(笑

第65話 中2か中3の時の部活の帰りの火葬場の前での話しその1 オペの時間です【∩´д`∩】
図は私が通っていた通学路の一部です。



夏休み、テニスの部活を終えた午後(3時か4時くらい、天気は雲はありましたが晴れ)、に私と友達合わせて4人が自転車でで帰宅中のことです。
A地点からB地点へ自転車で帰宅するために走っていました、
夏休みなので、早く家に帰って明日までにやらなければならない宿題も無いため、のろのろと自転車をこぎ、喋りながらAの方向からBの方向へ走っていて、みんな急いで家に帰る必要もなく暇だったのは分かっていたので、私がC地点で、「ちょっと火葬場ってどんなのか見てみない?」と言ったのです。
火葬場(★地点)はC地点から、直線距離で20メートルほどの所あるのです(C地点からは林の木々で火葬場の姿を見る事は出来ませんが)。
C地点の分岐点の向こうに火葬場(★)があることは皆知っていました、以前同じメンバーで学校の帰りにC地点から5メートルほど進んだ距離のD地点(実際火葬場が見えるようになる位置)まで行って、どんな建物か遠くから見てみた事があって、白い建物でした、そして道は火葬場までで終っていた、という事は分かっていたのです、
以前(その時)見た火葬場は、白で綺麗な?印象で、入り口のガラスの自動ドアは大きく、建物の中が見えて、入り口から奥の白い壁の突き当りまで何もなく、その突き当りの壁に横に並ぶように、いくつもの棺桶ごと死体を入れるための銀色のふたが閉まった棺桶投入口?ハッチ(別に投げ入れるわけじゃないけどね)が並んでいたのが見えました、あとは非常口のしるしの緑の照明がポゥっと灯っていただけだったのを覚えています。
たまに登校途中にC地点から火葬場までの道に、送迎バスが停まっていたりしたこともあって、あー今日葬式の帰りで親戚が集まる中、死体焼いてるんだなあ、と思った事もありました。

その火葬場に今日、今から見に行こうと私が言ったわけですが、みんな「いいよ」「行こうよ」と乗り気で、夏休みだった事もあり、ちょっと肝試し気分もありました(3時か4時真っ昼間ですけどね)

そして私を含む4人は自転車で、C地点からゆっくりゆっくりと進み、以前火葬場を見ることのできたD地点を過ぎ、火葬場と私たちを遮る林がなくなり、見えるようになった火葬場を目指しE地点まで進みました、やはり「火葬場を見に行く、火葬場に近付く」というだけあって、なんとなくそわそわしながら・・・
そして、E地点まで来て初めて、私たちは今まで来たことのある、C地点やD地点からは決して見る事の出来ない池の存在に気付いたのです・・・(■が池です)
私たちはそんな所に池があったなんて思いもよらず、少々驚きました、
池は幅3〜4メートルほどの楕円形をしていました、水は湧いているようには見えず、水が溜まって出来た池なのか、と、4人で少し話しました「そもそもなぜこんな所に、こんな小さな池が?」と誰もが思いながら・・・
池を観察すると、池自体は茶色に見えて、水はが茶色いのか、それとも透き通っていて池の底の土が茶色でそれが見えているのか、私たちがいるE地点からでは、池まで4メートルほど離れていたので、そもそも底が見えるほど浅いのかどうかさえ分かりませんでした、
しかし池の中には周りが林と言う事もあり、枯葉がたくさん、かなりの量が落ちていて池の縁に溜まっていて、夏だったので暖かい水の中で枯葉は腐っていたのかもしれません、いかにも汚そうに見えました、
もしかしたら池の中いっぱいに枯葉が溜まっていて、池の底から半分ほどまでが枯葉で埋め尽くされた状態だから、池自体が茶色に見えたのかもしれません、正直『気味が悪い』という感覚が無言のうちに4人に広がっていました、もちろん視界に火葬場が見える位置で、しかも火葬場を見に来た途中の思いもよらない出来事に、ただ戸惑っていただけかもしれませんが、
そして、4人の中で私が一番初めに、池の中に、正確には湖面に、何かがあることに気が付いたのです・・・

それは池の中央とは言いませんが、決して端っこではない、表現するならやはり「池の真ん中」と表現するのが正しいであろう位置にあった、凄く小さな家、でした、いや、家に見えました、その時は・・・


第67話 中2か中3の時の部活の帰りの火葬場の前での話しその2  オペの時間です【∩´д`∩】
なにあれ、家?」私が友人に言いました、友人たちも気付きました、「なにあれ?」口々に皆そんなセリフを言いました、
先に書いたように私たちは池からは4メートルほど離れていたので、かといってこれ以上近付きたくないので、自然と私たちの姿勢は、その家を観察しようと、自転車に乗ったまま背中をかがめて頭を突き出し、片足を地面に付き、テニスの道具や水筒の入ったかばんを入れている自転車の籠や、ハンドルに肘や手を付き目を細めていました、なにしろ小さいのです、私たちも枯葉などに目が行って、私が発見するまで気が付いていなかったほどなのですから、
はじめは、こげ茶色の、木で出来た手のひらサイズの、10センチ程度の家に見えたのですが・・・

「おもちゃ?」どこかに転がっていた子供の遊び道具が、池に落ちて浮いている、そう思った私は言いました(※後述)、
「うーん」「さあ」友人が返事をします、
「模型?」それは良く出来た家の模型にも見えました、そう思った私が言ったのです(※後述)、
「どうだろう」友人が答えます・・・
どうやら皆、興味はあるものの、一番興味を示し熱心に観察してるのは私のようです(なんだよ、興味ないのかよ、と私は心の中で思いました、それに、真剣になっている自分が何だか一番ガキっぽくも思えて・・・※後述)。
そして私はあることに気付きました、10センチ四方ほどの木の板の上に、その家が建っている(建っていた)と言う事に、(と言ってもこのサイズなので、板の上に乗っかっているという感じ)
だんだんはっきりと家の細部までが観察できて来ました、そしてその家が何か分かった瞬間、
『神社じゃねえ?あれ』
と大声で言ってしまいました。
私が細部まで観察した家(に見えていた物)は、よく見ると観音開きになって閉まっている扉が付いていて、それに施された、小さいながらもしっかりと見えたディティール、屋根の形、どう見ても家じゃないものだったのです、
よく?古い道の端にあったりするような、中に小さなお地蔵さんや、お稲荷さんを祭った小さな社、すなわち祠そっくりだったのです、それをそのままミニチュア化したかのような・・・
実際は祠ですが、ものすごく小さい物体だった事もあり、そして今の今まで家だと勘違いしていた事もあり、感じた(見えた)第一印象は『神社』であり、だからこそ頭の中で『神社』と言う言葉が出た時点で、いや「正しくは祠だ」とか思う前に『神社じゃねえ?あれ』と大声で口に出してしまったのです、
実際、気味の悪い(しかも火葬場行く途中の)池の中心に、小さな家あって、よく見たら祠だった、と、気付いた瞬間の心境などはなかなか複雑すぎて「驚き、気味の悪さ、寒気、嘘だろ(疑い)、疑問、」という感じで、かなり思考は混乱しました。
私のその声を聞いた友人たちもすぐに、その瞬間に、「えっ!」「うわっ」「え?うそ」と驚き、不思議がる声を上げました、
第68話 中2か中3の時の部活の帰りの火葬場の前での話しその3 オペの時間です【∩´д`∩】
なんとも気味が悪い(異常に小さいから余計に)、そもそも祠なんて神聖な物を気味悪がっていいのかどうかも疑問で(というかその疑問自体が恐怖で)、皆祠の存在を認識してしまったとたん、祠だけでなく池自体がものすごく気味が悪い場所に感じていました、
そして、先に述べた、板に乗っている(建っている)祠(←家改め祠ね)、池の深さは分かりませんが、その時緩やかな風が吹いて水面がそよいでも、水面に細やかに広がる波紋にびくともせず建っているので、おそらくその板から池の底まで柱(支柱)が伸びている事を全員想像しました、
板の底の四隅から4本の支柱が伸びている、と大体の人が想像すると思いますが(多少太目の支柱1本や2本だけだと、池の底に刺さっている部分がグラ付いただけで倒れてしまいそうですから)、なにしろその上にある物体自体が10センチ程度の物なので、その下の支柱といっても、ものすごく貧弱で細い物しか想像できませんでした、実際、「下の柱、割り箸くらいの太さじゃないの、あんな小さいのだから」と私が言ったのを記憶しています、池の様子から、枯葉も腐っている様だった事もあり、「そんな太さの木じゃ絶対すぐ腐るよね?」、とも言いました(支柱の素材を木と想像したのは、あの気味の悪い祠の下に金属のがっちりした支柱があるとは、到底思えなかったからです)、友人も「うん」と納得する返事をしました、またもや私ばかりが熱心に観察しているようで(※後述)、友人たちは言葉数が少なかったです、いや皆気味悪くて黙り込んでいたのかもしれませんが、
今まで『祠の観察』という単純な思考だったのが、『そんな状態でいつからあの場所に存在しているのだろう』という疑問に、全員の思考が切り替わるのが分かりました。
あの小ささでは10年もすれば、池の湖面に存在している事もあり、朽ちてなくなってしまうだろう?・・・
しかし、ものすごく古い、まるで100年まえからあった、と想像してしまう、想像させられる感覚、雰囲気、様子、存在感・・・気味の悪さ。
仮に50年、100年まえから朽ちずにあの姿のまま「存在できている」、と考えてしまうだけで全員がゾッとして「もう帰ろう」と言い出す者もいました、
そうじゃない、最近の物だ、と考えても、近年、祠なんてつくるだろうか?、それも池に、そしてなによりあの「小ささ」、・・・あの小ささの意味、それがネックになって何を考えるにしても、行き着く考えは『気味が悪い』、
もはや当初あった「不思議さ」という感覚なんて、それが家じゃなくて祠だと分かった瞬間から、消えうせて「不気味さ」だけが心の中で増大していました、そして祠の観音開きの扉の中には、何が祭られているのか?そもそもあんな位置にあったら、お供え物すらできないではないか・・・
皆、無言のまま同じ考えに行き着いたみたいでした、お供え物すらできない・・・頭に浮かぶのは、『もしかして、この池ごと、この池そのものが、祠なのではないか』という考えに・・・
さっきまで普通に観察していた池が、祠の一部だったと(一部なのかもしれないと)気付き、さらにいやな雰囲気に池全体に漂って見えてきます。
もうそろそろ、皆その場に居たくなくなりました、そして本来の目的である火葬場に目を移したのです・・・
E地点から火葬場を見ました、もちろん池を発見した時点で火葬場は視界に入ってました(先に書いたように、火葬場はD地点を通り過ぎれば見えるようになってます)、その日も以前見た時と同じように、建物の大きな入り口のガラスの自動ドアの向こうの内部には、以前と同じく何も無く、奥の突き当たりの壁に死体を入れるハッチが並んでいます、館内には前見たときに印象的だった非常口のしるしの緑の照明も健在です、ただ以前は下校時刻だったのに対し、今は夏の昼間、外が明るい所為か以前見た時より館内が暗く見えました、
車も見当たらず、職員も居ないように見えました(普段は無人かもしれないし)、火葬場の裏手に駐車場があるようにも見えず、シーンとしていて館内はおろか、火葬場の近くに居るのは私たちだけといった様子で、そのまま私たちは近付こうとしたんですが、皆祠を見るために前かがみだった姿勢を直し、自転車をこぎはじめようとした時、片足を地面について背筋を伸ばしてふと火葬場を見上げた私は驚愕しました、
煙突から煙が出ている・・・

第69話 中2か中3の時の部活の帰りの火葬場の前での話しその4 オペの時間です【∩´д`∩】
「うわっ煙出てる!」私の第一声、
「わっ!」「うわっ!」「うわっ」3人の友人も一瞬送れてその事実に気付き声を上げました、
全員でE地点から、火葬場の白い外壁と同じ色の、そんなに高さの無い、少し屋根の一部が飛び出たくらいにしか見えない四角い短い煙突を見上げました、
薄い茶色っぽい煙が出ています、煙突の上空だけが、雲のある夏の青空をうっすら濁らせていました、
人は居ないはずなのに、と全員思いましたし、何より「人を焼いているのではないか」という考えが頭を埋め尽くします、そして風に乗ってうっすらと変な臭いが、
人が焼けた臭いかどうかは分かりませんが、焼却炉のような臭いだったと思います、
私たちが来る前にもしかしたら人を焼いていて、今はもう誰も居ないが、その残りの煙が出ているのか?というような会話を、全員見上げた姿勢のまま話したのを覚えています、
しかしその臭いに今気付いた(今におい始めた)という事は、煙が出始めて間もないのか?という疑問が浮かんだ、その時・・・
グッ グラッ 
皆、自転車に乗ったまま、片足なり両足なりを地面に付いて背筋を伸ばして煙突を見上げています、私も例外なく・・・
その姿勢の私の自転車に、ほんの一瞬ですが『グラッ』という感覚、まるで私の後ろの自転車の荷台に、誰かがまたがって乗ったような・・・
『うわあぁ、なんか自転車重くなった!』と声に出して言いました、相当マジでビクつきながら。
煙突を見上げた姿勢のまま首だけを、友人3人が私の方に向き直りました、私の声が煙突を集中して見上げている最中に聞こえたせいもあり、皆の顔もヒクついていました、
「なんだよきもちわりーなー」その反応からは、私の後ろには何も居ないようです
「もー」と、もう1人の友人
「うわー、なんか俺も自転車重たい気がするー」これは笑いながらふざけて言っています、そして「もう帰ろうぜー」と言いました、
皆余裕を装っていますが、実際私の発言で、全員、誰もが気味悪さを感じていて、そわそわと素早く、E地点で向きを変えながら、すぐ立ちこぎで自転車を走らせ始めました、「あー」「気持ちわりー」「もー」と、火葬場から1メートル離れるごとに緊張が解け、そんな声を出す友人も居ました、
それほど、少し火葬場から離れるだけで何かから開放される感覚を覚えた、という事は、池を発見し、祠を見つけ、火葬場でいやな気分を味わう間に、自分でも気付かないうちに肩に力が入りまくっていた事を知らされた気持ちでした、そしてE地点からD地点、D地点からC地点へと数秒でたどり着き、なぜか全員必死そうに自転車をこぎC地点を過ぎました、ここまで来るといつもの通学路ですし、道も直線です更にスピードを上げ、B地点の方向へ自転車を走らせました、皆、スピードを緩めませんでした、怖かったんでしょうね、なんとなく。
1人、冗談じゃない人間、そう私です、グラッと来てからすぐ皆と一緒に立ちこぎで自転車をこいだ所為で、荷台の重さはあまり、正確に感じられずにいましたが、家路につく間、『まだ、重いかどうか?』なんて考えたくなくて、なるべく自転車の重さを考えずに、「いや、前と同じ重さだ」と言い聞かせながら家に帰りました。
第70話 中2か中3の時の部活の帰りの火葬場の前での話しその5 オペの時間です【∩´д`∩】
話はここまでで、あの『グラッ』と言う感覚はなんだったのでしょう?
もしかしたら夏の部活の帰りという事もあり、自転車に乗ったまま立ち止まって背筋をかがめた状態から、煙突を見上げるために急に背筋を伸ばして上を向いた時に、暑さと疲れのせいで立ち眩みにでもなったのでしょうか?と書くつもりだったのですが、
もちろんここまでだと、池と祠を見つけて、火葬場の煙を見たらグラッきて・・・と、実際気味が悪い体験をした(しました)という報告のような感じで終わってしまいます、
だからこそ○で(管理人註・・・別の掲示板です)残りの話の中で一番怖くない話だよ。
とも書いたわけです、
しかし、なるべく細かな事まで詳しく伝えようと、当時を鮮明に思い出しながら書いていると、ある考えが、ある予想が浮かんできたのです、
書いている最中、池や祠を観察する時(上記の文中に、※後述、と書いた部分)の事を思い出していると、『なぜあんなに、あの時、私だけが池や祠を熱心に観察しようとしたのか、興味を持ったか、惹かれたのか?(惹かれていたのか)』と、自分でも異常にあの祠にひきつけられていた事に気付いたのです、
そして、もしかして『呼ばれた?』と言う考えが頭に浮かんだのです・・・
今回この文を書くに当たって、当時を振り返らなければ、あの時私がなぜあんなに1人だけ(文中の※後述、の部分ね)祠を見ようと、詳細を知ろうとしたのか、なんて考えもしませんでしたが、そもそも部活の帰りにC地点で「ちょっと火葬場ってどんなのか見てみない?」と何気なく言った時から、祠に呼ばれていたのかもしれない、そして池で祠を「見つけさせられた」のではないか?・・・と。
なんとなくあの祠は、自分を見つけて欲しかったのかもしれません、普段の私なら、祠に呼ばれるわけが無い(自分のそんなのを受信できる霊能力?も信じたくないし)と思うところですが、
当時を思い出すと、「異常に惹かれていた」事が、今回過去を鮮明に振り返る、という作業で半ば客観的に見る事が出来た中で、強く感じられて仕方ないのです、惹かれていた事実を認めざるをえない、というか。