Hitman Music Land

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トロンボーンが活躍しているポピュラー音楽(ジャズ、ラテン、フュージョン他)のアルバムを紹介しています。過去のアルバムの一覧はこちらをご覧下さい。コメント等がございましたらぜひ掲示板までお願いします。

 2004.11.27 トロンボーンなアルバム #100

Bone-Ified/Bill Watrous

ビル・ワトラスのアルバムの中でも最高傑作として評判の高い一枚。ジャズトロンボーンのアルバムというのは、トロンボーン吹きにはオススメ!とか熟練したジャズファンにオススメ!というのはあるんですがなかなか万人に対してオススメできるアルバムが少ないのですが、このアルバムは文句なくオススメできます。安定したリズム感、鼻歌を歌うような軽快なフレーズ、美しい音色…それにオーバーダビングした一人アンサンブルやカデンツでの重音プレイなどビル・ワトラスのすべてが聴けるような内容と言ってもいいでしょう。そうそうCDのライナーを彼自身が書いているんですがこれがまた彼の人柄があらわれていて面白いですよ。

Bill Watrous(tb) Shelly Berg(p) Lou Fischer(b) Randy Drake(ds) ▲Day In - Day Out, Unforgettable, Indian Summer, Change Partners, Answer Me, Just in Time, How Deep Is the Ocean?, Smooth Talk, Hot One For Jason ▲1992年録音

 2004.11.21 トロンボーンなアルバム #99

Spirit Of The Horn/Slide Hampton And The World Of Trombones With Special Guest Bill Watrous

テナートロンボーン8本、バストロンボーン4本+リズム隊による大編成ジャズトロンボーンアンサンブルのライブアルバム。若手からベテランまで名だたるプレイヤーが集結していて聴きごたえがあります。1曲目のチェロキーのビル・ワトラスとスライド・ハンプトンのバトルが圧巻。CDのクレジットに各曲のソリストが書かれているんですがそれを見なくても分かる両者の個性あふれるプレイは素晴らしいです。あとクレジットを見なくてもすぐに分かるのはデイブ・テイラーかな(謎笑)。このアルバムを聴く時なんですがカーオーディオや携帯プレーヤーで聴くと音の重なりが再現出来ずにとても聴いていられない状態に…下で紹介しているアルバムとは別の意味で家のオーディオでじっくり聴く1枚です。

Slide Hampton, Bill Watrous, Michael Boschen, Steve Davis, Hugh Fraser, David Gibson, Andre Hayward, Benny Powell, Isaac Smith(tb) Douglas Purviance, Tim Newman, Max Seigel, Dave Taylor(btb) Marty Ashby(g,bj) Larry Willis(p) John Lee(b) Victor Jones(ds) ▲Cherokee, AllIn Love Is Fair, A Flower Is A Lovesome Thing, Lament/Basin Street Blues, April In Paris, Lester Leap In, Moment's Notice, Dolphin Dance, Walkin' -N- Rhythm, Maya, Blues For Eric ▲2002年録音

 2004.11.13 トロンボーンなアルバム #98

Live At The Blue Note/Bill Watrous

ジャズトロンボーン界の巨人ビル・ワトラスのライブ盤でしかもカルテット編成!インターネットで見つけて即買いした1枚です。録音当時は年齢的にもキャリア的にも大ベテランであるわけですがプレイぶりは非常にアグレッシブで若々しく、また緊張感もありワトラスの幅広い音域を駆使するハイテクニックを堪能できます。私が普段音楽を聴くのはほとんど通勤時にiPodで聴くかドライブ中にカーオーディオで聴くかなんですがこのアルバムを聴く時は自宅でじっくりと聴く時が多いですね。ある程度耳が熟練したジャズトロンボーンファンにオススメです。(このレビューを書いた翌日にビル・ワトラスと共演しました!)

Bill Watrous(tb) Derek Smith(p) Russell George(b) Joe Ascione(ds) ▲Smiles, Just In Time, Say It Isn't So, Desafinado, Blue Monk. Always, I Want To Be Happy ▲1998年録音

 2004.11.06 トロンボーンなアルバム #97

Evolution/Grachan Moncur III

いわゆる新主流派・フリージャズというのでしょうか、グレイシャン・モンカー三世の初リーダーアルバムです。ちょっとジャズに詳しい方であればきっとリーダー以外のメンバーが全員超有名人であることが分かるでしょう。曲はすべてモンカーのオリジナルでダークで怪しいドロドロムード。ソロも同様で個人的には気持ち良くないですが、モーガンやマクリーンのソロもリーダーの影響を受けてかいつもの様子と違います。他のプレイヤーをモンカーカラーにどっぷりと染めてしまう不思議な力の持ち主。ジャズトロンボーン界でワン・アンド・オンリーの存在です。

Grachan Moncur III(tb) Lee Morgan(tp) Jackie McLean(as) Bobby Hutcherson(vib) Bob Cranshaw(b) Anthony Williams(ds) ▲Air Raid, Evolution, The Coaster, Monk In Wonderland ▲1963年録音

 2004.10.31 トロンボーンなアルバム #96

To The Sky/Ryan Haines

アメリカ空軍バンド出身のトロンボーン奏者であり作編曲家のライアン・ヘインズの初リーダーアルバム。あるビッグバンドのホームページでこのアルバムが紹介されていて面白そうだったので購入した一枚です。ほとんどの曲がライアンのオリジナル曲なんですがこれが都会的なセンスの格好良い曲ばかり、それでいてスタンダードのアレンジも最高で楽曲・演奏・録音のいずれも最高と言って良い内容です。全体にスピード感あるスリリングなグルーブがたまりません。ライアンのソロもたくさん聴けるんですが豊かな音色で吹きまくってバンドをリードしているのを感じます。

Ryan Haines(tb) Mark Israel, Kevin Burns(tp) LucasMunce, Ed Hureau, Bill Murray, Rich Inouye(sax) Eric Gunnison(p) Bill Applegate(g) Scott Webring(b) George Thompson(ds) Henrique De Almeida(per) John Teamer, Sharon Haines(vo) etc. ▲To The Sky, Good-Bye For Now, Do You Know What It Means To Miss New Orleans?, Like Lightning, Beach Assignment, I Will Wait For You, There's A Letter From Home, Like Thunder, The Reunion, Back To The "Blues" ▲2001年録音

 2004.10.23 トロンボーンなアルバム #95

Quiet Visions/佐野聡

トロンボーンをメインにいろいろな楽器を演奏する佐野聡さんの初リーダーアルバム。初めて佐野さんの演奏を生で聴いた時はハーモニカと指笛だけでトロンボーンは吹いてなかったなぁ(笑)。さてそんな佐野さんのアルバムですが私のイメージだと70〜80年代初頭あたりのフュージョン/クロスオーバーに近いサウンドです。録音も私の苦手な昨今のデジタル臭いものとは違いCDなのにアナログレコードの回転を感じさせるような暖かい感覚がします。佐野さんの高原の爽やかな風をイメージさせるトロンボーンとよく合っています。お気に入りは1曲目の「Bongore Soup」…クルセイダーズを意識して作ったらしい。懐かしムードがたまりません。

佐野聡(tb,fl,har,e-p,per) 鈴木政則, 佐々木史郎(tp) 春名正治(ss) 臼庭潤(ts) 松原正樹(g,b) 佐野篤(b,per) 南部昌江(key) 村上聖(b) 古田さや香(vo) 他 ▲Bongore Soup, Quiet Visions, Creek To River, Love Island, Let It Flow〜For "Dr. J", Get Wind, Stratosphere〜Final Movement from Suite "Y2K by Blimp" ▲2001年録音

 2004.10.16 トロンボーンなアルバム #94

Four Horns And A Lush Life/Russ Garcia With Frank Rosolino

ラス・ガルシアが編曲・指揮したトロンボーンアンサンブルの名盤。スライドトロンボーン3本、ヴァルブトロンボーン1本(しかもメイナード・ファーガソン)という珍しい編成でしかも低音部はバストロンボーンではなくバリトンサックス…かなり凝ったアレンジなので年代的にジャズのバストロンボーンというものが確立していなかったのでパートを任せることが出来なかったんでしょうね。5トロンボーンにならず残念。バンド全体としてはフランク・ロソリーノを大フィーチャーした形で彼の豪快なソロをたっぷり聴くことができます。他のメンバーもソロを吹いているんですがやはりロソリーノの存在感は格が違いますね。吹いた瞬間に「出た〜!」って感じ(笑)。アンサンブル部分は残念ながら好みではないのですがロソリーノのプレイを聴くだけで大満足。ロソリーノファンには必聴の1枚です!

▲Russ Garcia(cond) Frank Rosolino, Herbie Harper, Tommy Pederson(tb) Maynard Ferguson(vtb) Dick Houlgate(bs) Marty Paich(p) Red Michell(b) Stan Levey(ds) ▲I'll Never Forget What's Her Name, But Beautiful, Dancing On The Celling, The Boy Next Door, Just One Of Those Things, Zigeuner, Limehouse Blues, Lush Life, Lover Come Back To Me, Ramona, Someone To Watch Over Me, What Is This Thing Called Love ▲1955年録音

 2004.10.09 トロンボーンなアルバム #93

Things Are Getting Better All The Time/J.J.Johnson & Al Grey

見よ、この組み合わせ!同年代ながらバップ・トロンボーンの開祖J.J.ジョンソンとスウィング・ビッグバンドの重鎮アル・グレイの2フロントはとても刺激的だと思いませんか。ご想像通り安定したテクニックでどんどん先に進んで行くようなノリのクールなJ.J.と訥々としながらも音を割りながらブロウしまくるホットなアルのサウンドが絡み合ってその対比が面白いです。テーマのアレンジもそれぞれの音の個性が生かされていてグッド。さらにはクレジットを見れば分かる通り素晴らしいリズムセクションを加えゴキゲンな一枚です。”超”が付くほどの有名スタンダード曲が多いのもいいですね〜(^-^)/

J.J.Johnson, Al Grey(tb) Kenny Barron(key) Ray Brown(b) Mickey Roker(ds) Dave Carey(per) ▲Soft Winds, Let Me See, Softly, As In A Morning Sunrise, It's Only A Paper Moon, Boy Meets Horn, Things Ain't What They Used To Be, Things Are Getting Better All The Time, Doncha Hear Me Callin' To Ya ▲1983年録音

 2004.10.02 トロンボーンなアルバム #92

Dancing In The Dark/Sonny Rollins

ソニ−・ロリンズの80年代の快作。ロリンズと組んでいるトロンボーン奏者と言えば甥のクリフトン・アンダーソンです。このアルバムはロリンズのリーダーアルバムなので活躍する場は少なめですが良いところでバンドのサウンドを締めています。私は80年代のクリフトンのプレイ好きなんですよ。ロリンズのライブ録音の名作「G-Man」も同じ年代の作品だし、訥々とした黒人らしいメリハリの効いたトロンボーンはたいへん魅力的。特に独特のリズムのノリなんかはロリンズの薫陶よろしきといったところでしょうか。そうそうこのアルバムでは来日時によく演奏される曲がいくつか入っています。やっぱロリンズのオリジナル格好良いよなぁ。

▲Sonny Rollins(ts) Clifton Anderson(tb) Mark Soskin(p) Jerome Harris(b) Marvin "Smitty" Smith(ds) ▲Just Once, O.T.Y.O.G., Promise, Duke Of Iron, Dancing In The Dark, I'll String Along With You, Allison ▲1987年録音

 2004.09.25 トロンボーンなアルバム #91

Chameleon/Maynard Ferguson

ハイノートトランペッター、メイナード・ファーガソンの快作。「The Way We Were」ではバラードに定評のあるランディー・パーセルの美しいサウンドを、「La Fiesta」ではジェリー・ジョンソンのハードタッチのサウンドと特徴のある2人のトロンボーンソロが楽しめる。両者とも知名度は低いもののハイテクニックの持ち主でセクションワークも抜群でファーガソンバンドのトロンボーンにハズレなし!という格言はここでも発揮されています。ファーガソン自身もスーパーボーン(バルブとスライドが両方付いたトロンボーン)を使って素晴らしいプレイを披露しています。ファーガソンらしいフレーズがトロンボーンの音色で聴けるというのはかなり不思議な感覚ですがこれが格好良いんですよ〜!

Maynard Ferguson(tp,superbone) Stan Mark, Dennis Noday, Lynn Nicholson, Bob Summers(tp) Randy Purcell, Jerry Johnson(tb) Andy Mackintosh, Brian Smith, Bruce Johnstone(sax,fl) Alan Zavod(p) Rick Petrone(b) Dan D'lmperio(ds) ▲Chameleon, Gospel John, The Way We Were, Jet, La Fiesta, I Can't Get Started, Livin' For The City, Superbone Meets The Bad Man ▲1974年録音



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