Hitman Music Land

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トロンボーンが活躍しているポピュラー音楽(ジャズ、ラテン、フュージョン他)のアルバムを紹介しています。過去のアルバムの一覧はこちらをご覧下さい。コメント等がございましたらぜひ掲示板までお願いします。

 2009.12.26 トロンボーンなアルバム #360

Edenderry/Marshall Gilkes Quartet

アメリカはもとより世界中で演奏活動をしているジャズトロンボーン奏者、マーシャル・ギルケスのデビューアルバム。実は随分前にバンド仲間からこのアルバムの評判を聞いていて、気にはなっていたのですが、その時は海外のCD通販サイトでしか取り扱っていなかったんですよね。もちろん海外からの入手も出来たのですが、利用したことのないサイトだったので、とりあえずは流通待ち。最近になって某国内大手の通販サイトでも取り扱われるようになり、ようやく購入した一枚になります。バンド編成はトロンボーンのワンホーンカルテットで、楽曲はギルケスのオリジナル中心。ラテンからバップ、バラードまでどのスタイルであっても変化に富んだアレンジが素晴らしく、しっかりと考え抜かれたメリハリのある効果的な音楽作りをしているなという印象です。さて、ギルケスのトロンボーンですが、1曲目のラテンナンバー「Puddle Jumping」のトロンボーンだけで始まる冒頭部分を聴いただけで、尋常じゃないテクニックの持ち主であることが分かるでしょう。技術的には低音から高音への音の跳躍がハンパないし、もちろん音楽的にも踊りだしたくなるようなグルーヴ感にノックアウトされること間違いなし。アドリブソロでもパリッとした明るくトーンで、低音から高音まで幅広い音域を使って縦横無尽に吹きまくっています。強めのタンギングに特徴があり、どんなに速いフレーズでも音の粒立ちがとても明確。フレージングそのものはクールで理知的な感じですが、プレイは熱くエネルギッシュです。ギルケスの演奏にはとにかく華があって非常に魅力的だし、リズム隊の演奏も抜群で、今年最後のアルバム紹介にふさわしい大オススメの一枚です。

Marshall Gilkes(tb) Jon Cowherd(p) Matt Clohesy(b) Johnathan Blake(ds) ▲Puddle Jumping, Shady Skies, Waltz, Lost Path, This Nearly Was Mine, Gilkean, Dissonancia, Gummi De Milo, Edenderry ▲2004年録音

 2009.12.19 トロンボーンなアルバム #359

A Jazz Musician's Christmas/The Tom Kubis Big Band

アメリカ西海岸で活躍するサックス奏者であり、超人気アレンジャーである、トム・クービスのビッグバンド作品。'90年代にリリースされた2枚のクリスマス・アルバム「It's Not Just For Christmas Anymore」「You Just Can't Have Enough Christmas」からのコンピレーション・アルバムになります。楽曲はもちろんクリスマスにちなんだ曲のみ。日本でも知られるような有名曲はもちろん、知らない曲でもとても分かりやすいキャッチーな曲ばかりで、明るく軽快な演奏を聴かせてくれます。トロンボーン・セクションをフィーチャーしたミディアム・テンポの小粋でノリのよい、その名も「God Rest Ye Merry Trombones」では、明快・快活なテーマを演奏後、アンディ・マーチンのピックアップからソロ・バトルがスタート。アンディはいつもながら安定したリズム感と粒立ちの良い8分音符のニュアンスが非常に心地良く格好良い!続く、チャーリー・モリラスの滑らかなハイノート、アレックス・イレスのカッチリとしたプレイも見事で三者三様の魅力ある吹きっぷりです。そして、バストロンボーン・ファンはこれを聴かなければならないでしょう、リッチ・ブロックを大々的にフィーチャーした「Jingle Bells」…私も何度かチャレンジしていますが、その度に撃沈しているエグいチャートですが、このアルバムでのリッチの低音はまさに強烈無比。楽器を最大限に響かせつつ、それでいて変に広がらないコンパクトかつパワフルなトーンは素晴らしいの一言。このアルバムに限ったことではありませんが、クリスマス曲はやはり名曲のオンパレードで特定のシーズンでしか演奏されないのは残念な限り。良いものは一年中吹きたいし、聴きたいですよね。

▲Tom Kubis, Sal Lozano, Jay Mason, Mike Whitman, Jeff Driskell, Brian Williams, Rusty Higgins, Bill Liston, Pete Christlieb(sax) George Graham, Wayne Bergeron, Stan Martin, Jeff Bunnell, Darrel Gardner, Gary Halopoff, Christian Beck, Jack Sheldon(tp) Andy Martin, Alex Iles, Charlie Morillas, Rich Bullock, John Leys, Bob McChesney, Chuck Hughes(tb) Mike Higgins(g) Jack Reiding, Tom Kubis(p) Trey Henry, Steve Araujo(b) Ray Brinker, Dick Weller, Ray Brinker(ds) Kurt Rasmussen(per) Jack Sheldon, Carol Jolin(vo) ▲Joy To The World, Jazz Musician's Christmas, Away In A Manger, O Holy Night, Let It Snow, God Rest Ye Merry Trombones, Hark! The Herald Angels Sing, Oh Christmas Tree, It Came Upon A Midnight Clear, Deck The Halls, Twelve Days Of Christmas(My Agent Gave To Me), Jingle Bells, O Come All Ye Faithful/O Little Town Of Bethlehem, We Three Kings, Silent Night, Winter Wonderland, Auld Lang Syne ▲2002年リリース

 2009.12.12 トロンボーンなアルバム #358

A Vontade Mesmo/Raul De Souza

ブラジル出身のトロンボーン奏者、ラウル・ジ・スーザの記念すべきデビュー盤。彼が31歳の時の録音で、ジャケットには当時のアーティスト名であるラウルジーニョ(Raulzinho)と記載されています。バンド編成はトロンボーン+ピアノトリオのワンホーンカルテットで、サウンド的にはボサノバやサンバなどのブラジル音楽をベースにしたゴリゴリのラテンジャズになります。このアルバムでのラウルはヴァルブトロンボーンを使用。とても深くファットな音色と野性味あふれるパワフルなプレイで、使用する音域が普通のテナートロンボーン吹きが使用する音域よりも1オクターブくらい低く、またヴァルブ特有の音切れのよさもあって、他に類を見ないオリジナリティを感じさせます。1曲目のタイトル曲でラウルのオリジナル「A Vontade Mesmo」からその魅力が炸裂。次から次へと繰り出されるフレージングが圧倒的で、非常に荒々しいエネルギッシュなプレイにグイグイと引き込まれてゆきます。ジャズファンであれば、デューク・ジョーダンの名曲「Jor-Du」は必聴。クリフォード・ブラウンの名演で知られる有名曲ですが、このアルバムでのガンガンと前に突き進むグルーヴ感はタイプは違うもののそれと比肩する名演です。スタンダードの「Fly Me To The Moon」も斬新でありながら自然に聴けるアレンジが素晴らしく、ラウルのアグレッシブな高速フレージングはとにかくテンションが上がります。全体を通して、かなりワイルドな演奏なので好みは分かれるところだと思いますが、個人的には大愛聴盤でぜひ多くの方に聴いて欲しい一枚です。

Raul De Souza(tb) Cesar Camargo Mariano(p,celesta) Humberto Clayber(b) Airto Moreira(ds,per) ▲A Vontade Mesmo, Olhou Pra Mim, Pureza, Estamos Ai, Voce E Eu, Jor-Du, Inutil Paisagem, Fly Me To The Moon, Muito A Vontade, Samba Do Aviao, Primavera ▲1965年録音

 2009.12.5 トロンボーンなアルバム #357

Tribes, Vibes And Scribes/Incognite

アシッド・ジャズを代表するグループ「インコグニート」の3枚目のアルバムにして屈指の名盤。アシッド・ジャズというのはイギリスのクラブシーンから生まれた音楽ジャンルで、その成り立ちについては勉強不足であまり詳しくは理解出来ていないのですが、サウンド的にはファンキーかつお洒落で都会的なサウンドという印象があります。なお、ジャズという名前が入っていますが、決して4ビートのジャズではないので誤解のなきよう。ジャズに詳しい人には、ファンクを基軸にしたのクロスオーバーと言った方がサウンドがイメージしやすいかも知れませんね。このアルバムではさらにラテン音楽の要素も多く取り入れていて、とてもパーカッシブ。実は私が大学生の頃にFMヨコハマでよくこのアルバムの曲が流れていて、ドライブ中に頻繁に聴いていたので、個人的にはとても懐かしいんですが、いま聴いても古臭さを感じさせないのが素晴らしいですね。トロンボーンはイギリスの音楽シーンで活躍しているファイヤーズ・ヴァージ。力のある伸びやかなトーンで、キレと厚みのバランスが良い極上のホーンセクションの一翼を担い、また何曲かで短いながらも印象的なソロを取っています。特に1曲目の「Colibri」のソロはアルバムを購入する頃には既に覚えていたくらい印象深く、完成されたブルージーなフレージングと歌い方のニュアンスが絶妙…質実剛健な実力派です。全体を通じてアルバムとしての完成度が高く、全ての曲が格好良い。メイサ・リークのボーカルも最高だし、オススメの一枚です。

▲Maysa Leak(vo) Kevin Robinson(tp) Fayyaz Virji(tb) Patrick 'BeBop' Clahar(sax,wind syn) Graham Harvey, Peter Hinds(key) Randy Hope-Taylor(b) Andy Gangadeen(ds) Thomas Dyani-Akuru(per) Richard Bull(ds,per,ley,g,programming) Jean Paul 'Bluey' Maunick(g,key,vo) Rowland Sutherland(fl) Bernita Turner(vo) Yolisa Phale, Ellen Blair, Stephen Hussey, Ivan Hussey, Sara Loewenthal(strings) ▲Colibri, Change, River In My Dreams, Don't You Worry 'Bout A Thing, Magnetic Ocean, I Love What You Do For Me, Closer To The Feeling, L'Arc En Ciel De Miles, Need To Know, Pyramids, Tribal Vibes ▲1992年リリース

 2009.11.29 トロンボーンなアルバム #356

A Time For Love/Bill Watrous

ジャズトロンボーン奏者の中でも白人系テクニシャンの最高峰として知られるビル・ワトラスの1993年作。このアルバムを聴く前までは、普通のビッグバンド編成かなと思っていたんですが、いざ聴いてみると、半分はトロンボーン+ピアノトリオ+ストリングス+木管楽器という編成でした。まあ、いずれにしてもビルのトロンボーンを全面的にフィーチャーしたアレンジと構成になっているので、バックの編成が変わってもそれほど大きな違和感はないかも知れません。バンドメンバーはワトラスが'90年代に録音した他のコンボやビッグバンドのアルバムのメンバーと同じで、LAの実力者がきっちりとバックを支えています。ワトラスのトロンボーンと言えば、高速フレージングと超絶ハイノートが特徴ですが、このアルバムでは特にハイノートの素晴らしさが光ります。どんなに高音になっても繊細で柔らかな響きを失わないので、中音から高音にかけてフレーズが非常に滑らかなんですよね。お気に入りの曲は、アルバムタイトル曲の「A Time For Love」…'70年代のワトラスビッグバンドの香りが感じられるドラマティックなバラード曲で、しっとりとスムーズにメロディを歌い上げるトロンボーンサウンドと、カッチリとした力強いバンドサウンドとの対比は何度聴いてもゾクゾクします。全体を通じて、派手な曲は少ないのですが、どの曲もしっかりとしたアレンジでメリハリがあるので、最後まで飽きずに楽しめます。ワトラスのプレイをじっくりと楽しめる一枚。

Bill Watrous(tb) Shelly Berg(p) Lou Fischer, Dave Carpenter(b) Randy Drake(ds) Dennis Farias, Wayne Bergeron, Ron Stout(tp) Doug Inman, Bob McChesney, Rich Bullock(tb) Sal Lozano, Phil Feather, Bill Liston, Bob Carr(sax) ▲Low Life, The Shadow Of Your Smile, A Time For Love, Close Enough For Love, Emily, Where Do You Start, The Shining Sea, Zoot, Not Really The Blues ▲1993年リリース

 2009.11.21 トロンボーンなアルバム #355

3 Views/3 Views Producers

ドラマーの村上"ポンタ"秀一、ピアニストの佐山雅弘、そしてトロンボニストの村田陽一という人気と実力を兼ね備えた3人のミュージシャンが設立した新レーベル「3 Views」の記念すべき初アルバム。バンドの構成は、村田さん率いるソリッド・ブラスに、村上さん率いるポンタ・ボックスが加わった形で、さらに、忌野清志郎さん、布袋寅泰さん、吉田美和さんというビッグネームがそれぞれ1曲ずつゲスト参加しています。何とも豪華なメンバーですよね。曲目はジャズのスタンダードから始まり、エリック・サティの名曲やウェザー・リポートのヒット曲のカヴァー、そしてメンバーやゲストのオリジナル曲まで非常に様々。演奏も同様に曲毎にカラーが違い、元気のよいビッグバンドだったり、哀愁漂うバラードだったり、ゴリゴリのロックだったり、小気味のよいジャズボーカルだったりと、同じアルバムに収録されているとは思えないほど、変化に富んでいます。村田さんのトロンボーンは(いかにもBachの楽器らしい)豊かで深いトーンとキャッチーで安定感のある演奏が特徴です。どんなに熱いプレイをしていてもきちんとコントロールされているのは流石ですし、何と言うかバンド全体を見渡して、その時にトロンボーンが演奏すべきサウンドの理想型の一つを着実に演奏している気がします。トロンボーンフィーチャーで演奏されるサティの名曲「Gymnopedies No.1」はクールに抑えて演奏している様が、逆に表現豊かで素晴らしい。全体を通して、村田さんがアレンジを担当している曲がほとんどなので、彼の作るサウンド感が好きな方は間違いなく気に入る一枚だと思います。

村田陽一(tb,btb,eu,key,syn,programming) 西村浩二, 荒木敏男(tp) 小池修, 竹野昌邦, 山本拓夫(sax) 佐藤潔(tu) 佐山雅弘(p,hamond B3) バカボン鈴木(b) 村上"ポンタ"秀一(ds) 忌野清志郎(vo) 布袋寅泰(g,syn,cho) 吉田美和(vo) 他 ▲Rockin' In Rhythm, Shake Down, Gymnopedies No.1, Birdland, Hymn For Nobody, Hip On Beat, Three Views Of A Secret, Digidi Bop, Medley:The Lady Is A Tramp〜It's Been A Long Long Time〜It's Only A Paper Moon, Sand-Witch 3-2-3 ▲2000年リリース

 2009.11.15 トロンボーンなアルバム #354

I'm Old Fashioned/Rick Culver Trio

スウィングからモダンまで様々なビッグバンドで活躍のベテラントロンボーン奏者、リック・カルバーのリーダーアルバム。編成はドラムレスのワンホーントリオで、ライブではこういう編成もよく見かけますが、アルバムとしてはとても珍しい編成です。曲目はリックの手によるどこかで聴いたことのあるような親しみやすいオリジナル曲と選曲のセンスが光る6つのスタンダード曲。リックのトロンボーンは、輪郭はしっかりありつつも渋く落ち着き感のある深い音色で、まずストレートにじっくりと歌い上げているテーマ演奏が耳を惹きます。歌い方のニュアンスが非常にさりげなくて自然なんですよね。黒人系の濃厚でダイナミックな歌い方も好きですが、こういうジワジワと心に染みる歌い方も素敵です。アドリブソロも同様に自然体で、きっちりとリズムにノッたアドリブのお手本のように安定感のあるものですが、時折見せる滑らかな高速フレーズを聴くと一流のテクニックも持ち合わせていることが分かります。ちょこちょこミュートを使ったプレイもしてますが、こちらはちょっと音の輪郭がボケちゃってあんまり好みじゃないかな(^-^;; お気に入りの曲はクリスマスナンバーの「Santa Claus Is Coming To Town」で小粋な演奏がとっても良いムードです。全体を通して、ベテランプレイヤー3人の息の合った演奏が楽しめる、緊張感がありつつもリラックスムードが漂う好盤。

Rick Culver(tb) Jeff Kressler(p) Nick Calandro(b) ▲I'm Old Fashioned, How About That Kiss, Darn That Dream, Shuffle Board, Glide Path, Lullaby, Sailing, If I Had You, Samba Ta Me, That Moonlight, Emily, Late Life Rag, Santa Claus Is Coming To Town, Going Home ▲2005年録音

 2009.11.7 トロンボーンなアルバム #353

Girls Night Out/Candy Dulfer

日本でも人気のある女性サックス奏者、キャンディ・ダルファーの5枚目のリーダーアルバム。ゲストプレイヤーとして、JB'sからトロンボーンのフレッド・ウェズリー、テナーサックスのピー・ウィー・エリスが参加し、ファンク・テイストがぐっと増した感があります。もちろんキャンディが主役のアルバムだし、全曲参加しているわけではないのですが、その存在感は見事です。曲目はオリジナル中心ですが、アヴェレージ・ホワイト・バンドとソニー・ロリンズの楽曲がそれぞれ2曲ずつと、こだわりのありそうなカヴァー曲も。サウンドとしては70年代のR&Bやファンクにコンピュータによる打ち込みを全面的に加えた感じで、とてもお洒落でスタイリッシュに仕上がっています。リズムがエレクトリック系のチャキチャキした感じのせいか、個人的には単調に聴こえてしまい、そんなに長い曲はないはずなのに、変に長く感じてしまったりする部分も…(^-^;; さて、フレッドのトロンボーンですが、いつも通りのドファンキーなフレッド節は炸裂させているものの、キャンディの都会的でストレートなサウンドに合わせて、リズムを揺らし過ぎないようにカッチリとした演奏をしているように聴こえます。ここらへんの職人感覚が素晴らしいですね。3曲目の「Fred's Joint」では、フロントがキャンディとフレッドの二人のみで、息が本当にぴったりの絶妙なテーマ演奏から始まり、緊張感あるバース交換に移り、最後まで盛り上がって行きます。このクオリティの高さは並じゃありません。二人の双頭コンボでもリリースしてもらいたいくらいです(^-^)。全体を通してトロンボーンの出番は少なめですが、硬派なキャンディが楽しめる一枚だと思います。

▲Candy Dulfer(as,vo) Hans Dulfer(ts) Fred Wesley(tb) Alfred "Pee Wee" Ellis(ts,fl) Arturo Sandoval, Jan Van Duikeren(tp) Peter Lieberom(horns) Jonathan Butler(g,vo) Ulco Bed(g) Dave Stewart(g,b) Jerry Preston(b,vo) Reece Gilmore(ds,programming) Thomas Bank, Steve McLaughlin, Ned Douglas(programming) Emi Preston, Carin Verbrugen, Ferry Drenthem Soesman(vo) ▲Girls Night Out, 2025, Fred's Joint, Mr. Slim, Island Lady, Nikki's Dream, So Cool, Dance 'Till You Bop, No Problem, I'm The One, Soullala, What Does It Take (To Win Your Love), Cookie ▲1999年リリース

 2009.10.31 トロンボーンなアルバム #352

Pandarland/Gelding Gangster's Band

東京・横浜で活動するロックバンド、ゲルディング・ギャングスターズ・バンドの記念すべきデビューミニアルバム。まあ、何と言うか個人的にはお友達バンドでして、G.G.B.主催のライブイベントで対バンしたこともあったりします。ものすごい集客力のあるバンドで、その時のライブは過激に盛り上がりました。コーラスとトロンボーンの女性二人がパンダの衣装を着てパフォーマンスしているのが非常に特徴的なんですが、ファンの方々もパンダグッズを身にまとっている方が圧倒的に多く、ライブ会場はかなり白黒です(笑)。サウンド的にはファンキー要素の強いロックで、時にスカやレゲエのエッセンスも加えたもの。歌詞や曲作りがキャッチーで抜群に良いですね。ホーンセクションのリフはどこか懐かしさを感じさせるもので、変に力み過ぎない演奏が独特の雰囲気を醸し出しています。リラックスムードたっぷりの「Happy」では間奏部分のソロでトロンボーンがフィーチャーされ、ダイナミックなフレーズをたっぷりと歌い上げています。全体を通じて、とにかくキャッチーで親しみやすいアルバムなので是非聴いてみて下さい。そうそうインスト曲「Groover Groover」は、TBS系のお笑い番組「エンタの味方」のオープニングで使われているので、お笑いが好きな方は聴いた事があるかも知れませんね。

▲taichijungle(vo) miyukijungle(cho) EMINEMI(tb) Alex(tp,sax) Morly(g) wai(b) XXL(ds) ▲Groover Groover, 聖者達の行進, カリスマ☆ファンク, Happy, Go!, Funky Night Fever! ▲2009年リリース

 2009.10.25 トロンボーンなアルバム #351

First Flight/The Pete McGuinness Jazz Orchestra

アメリカ・ニューヨークのジャズシーンで活躍するトロンボーン奏者、ピート・マクギネスが率いるビッグバンドのデビューアルバム。作編曲に定評のあるピートが遂に自己のビッグバンドを結成したということで、もちろんこのアルバムでも全ての曲が彼のオリジナル、もしくはオリジナルアレンジ作品になります。スタイリッシュでセンスの良い、いかにもモダンビッグバンドらしい都会的なサウンドですが、録音的にリバーブをしっかりとかけ、ウォームなサウンド作りをしているのが近年では珍しい気がします。まあ、そんな録音のせいか、ドライブミュージックにはあまり向かず、ある程度しっかりしたオーディオ装置かヘッドホンでじっくり聴く方がオススメです。さて、ピートはトロンボーンだけでなくボーカリストとしても活躍していて、このアルバムでも2曲歌っているんですが、その歌とトロンボーンのプレイがそっくりなんですよね。美しく芯のあるしっかりしたトーンの中にわずかにアーシーさが感じられる渋い音色、そして声色であり、トロンボーンを吹く時はまるでスキャットを歌うようにとても自然に演奏しているのが、好感触。そしてトロンボーンセクションはピートの参加している「New York Trombone Conspiracy」のメンバーがこぞって参加していて、いつもながら鉄壁のアンサンブルを聴かせてくれます。お気に入りはそんなトロンボーンセクションをフィーチャーした「The Tricksters」で、大盛り上がりのバトルが堪能出来ます。個人的にジェフ・ネルソンの立ち上がりの良いダークな音色は痺れますね。ゲッツェンっぽい締まった音です。次回作が楽しみなバンドの一つです。

Pete McGuinness(tb,vo) Tony Kadleck, Jon Owen, Bill Mobley, Chris Rogers(tp) Bruce Eidem, Mike Christianson, Steve Armour, Jeff Nelson(tb) Dave Pietro, Charles Pillow, Tom Christensen, Jason Rigby, Dave Riekenberg(sax) Paul Meyers(g) Mike Holober(p) Andy Eulau(b) Scott Neumann(ds) ▲First Flight, Smile, Infant Eyes, Comecar De Novo, Lonely Dance, Chase Scene, Spring Song, The Tricksters, A Fond Farewell ▲2006年録音



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