Hitman Music Land

トップページ>トロンボーンなアルバム #441-450

トロンボーンが活躍しているポピュラー音楽(ジャズ、ラテン、フュージョン他)のアルバムを紹介しています。過去のアルバムの一覧はこちらをご覧下さい。コメント等がございましたらぜひ掲示板までお願いします。

 2014.3.29 トロンボーンなアルバム #443

Absolute Trombone II/Michael Davis

ニューヨークを拠点に世界中で活躍しているトロンボーン奏者、マイケル・デイビスによるトロンボーンアンサンブルアルバム第二弾。企画としては10年前にリリースされた前作「Absolute Trombone」と同じですが、ソロからデュオ、十重奏までより幅広くなっています。また出演メンバーも、それぞれの活動拠点ごとに、ニューヨーク/ロサンゼルス/ロンドンと分かれて録音されているようです。クールかつ過激なニューヨーク、豪快でハートフルなロサンゼルス、緻密で繊細なロンドン、とそれぞれサウンドの違いはあるのですが、それでもアルバム全体を聴いた時に統一感があるのは、全曲マイケルのオリジナルあるいはオリジナルアレンジだからでしょうね。実はマイケルの楽曲は譜面がたくさん出版されていて、私もこのアルバムの中から「Blues for Bones」「The Mood」「Starting Now」の3曲を演奏したことがあります。最高に格好良いんだけど・・・ものすごく難しかった(T_T)。聴く分にはすごく簡単そうに吹いているように聴こえるんですけど、実はすごい事をやっているんですよね。まあそんな事は抜きにして、リスナーとして、現代のトロンボーンのサウンドを存分に堪能できる一枚なので、是非聴いてみて下さい。基本的にはジャズですが、リズム隊の入らないアカペラアンサンブルの曲もいくつかあるので、クラシック系がお好きの方も聴きやすいと思います。

Michael Davis, Slide Hampton, Mark Nightingale, Conrad Herwig, Bob McChesney, Andy Wood, John Fedchock, Charlie Loper, Steve Davis, Andy Martin, Barnaby Dickinson, Birch Johnson, Bill Booth, Liam Kirkman, John Allred, Alex Iles, Ian Moffat, Steve Holtman, Randy Andos, Keith O'Quinn, Larry Farrell(tb) Jeff Nelson, George Flynn, Bill Reichenbach, Adrian Hallowell, Mike Boschen, Andy Waddicor, Douglas Purviance, Dan Gordon(btb) Mitch Schechter, Alan Pasqua, Jim Watson, Phil Markowitz(p) Zev Katz, David Carpenter, Mark Hodgson, David Finck(b) Lionel Cordew, Will Kennedy, Charlie Watts, Dennis Mackrel(ds) Aaron Serfaty(per) ▲Red Nun, Blues for Bones, The Mood, Longhorn, Bone Man Walking, Stomper, San Jose, Starting Now, You Must Believe In Spring, Mr. C, Bonezilla, CRB's Seventy Six Trombones ▲2007年録音

 2013.1.4 トロンボーンなアルバム #442

Under The Blue Sky/篠崎卓美・黒金寛行

読売日本交響楽団バストロンボーン奏者の篠崎卓美さんとNHK交響楽団バストロンボーン奏者の黒金寛行さんによる世にも珍しいバストロンボーンデュオのアルバム。本作のプロデュースを担当しているのが、日本のジャズトロンボーン奏者の中でもトッププレイヤーの一人である中川英二郎さんなので、ただのクラッシックデュオではないことは容易に想像できると思います。もちろんコテコテのクラッシック曲も入っていますが、中川さんのオリジナル4曲やマイケル・ジャクソンのカヴァーまで幅広く収録されています。まず一曲目の表題曲「Under The Blue Sky」を聴いただけで、私はノックアウトされました。ゴリゴリと響く重低音にファンキーなグルーヴ感がたまらない。抜群の吹奏能力を持っている二人であることは以前より知っていましたが、この期待を遥かに上回る音楽性の高さは素晴らしいとしか言いようがないです。超難易度の高い「Synkro Polka」はとても2人とは思えない音の厚みだし、マイケルの「Billie Jean」は、バストロ×2+ドラムの構成でパワフルに演奏。とても明るく、そして希望に満ちた「Thousand Happiness」は、打ち込みやギター、そして中川さんも演奏に加わって、賑やかに演奏され、短いながら、中川さんのソロもフィーチャーされています。バストロンボーン奏者にとっては必聴のアルバムであり、また、本作は震災チャリティCDになっています。是非購入して、聴いてみて下さい。

篠崎卓美, 黒金寛行(btb) 城綾乃(p) 木原良輔(g) 中川英二郎(tb) ▲Under The Blue Sky〜青空の下で, コンチェルティーノ Op.4 変ロ長調/フェルディナント・ダヴィッド, Bunzu〜陽だまりの中で, Synkro Polka, Billie Jean, 2本のバストロンボーンとピアノの為の組曲「春の呼ぶ声を聞く」/高嶋圭子, Thousand Happiness, A Song For Japan〜日本に捧ぐ歌 ▲2012年録音

 2011.7.16 トロンボーンなアルバム #441

The Project/Andy Martin & Vic Lewis

アメリカ西海岸を中心に活躍するジャズトロンボーンの名手、アンディ・マーチンのリーダーアルバム。同地の大物ジャズドラマーであり、著名なバンドリーダーでもあるビクター・ルイスがプロデュースした作品で、ウェイン・バージェロン、ボビー・シュー、ピーター・アースキンをはじめとする豪華ミュージシャンが参加しています。バンドの編成は、ビッグバンド×3曲、トロンボーンアンサンブル×1曲、コンボ×3曲、ウィズ・ストリングス×3曲、と様々ながら、いずれもアンディを大々的にフィーチャーした内容になっています。企画として面白いのはトロンボーンアンサンブルで演奏される「Love Dance」で、何とアンディがオーバーダブ(多重録音)で5パートを演奏!個人的にはニュアンスがきっちり合い過ぎて、逆に不自然に感じる部分もありますが、アンディのバストロ演奏(これが上手い!)が聴ける貴重な録音です。しかし、アンディが本領を発揮しているのは、やはりビッグバンド編成の3曲でしょう。ビル・ホルマン、トム・クービス、ゴードン・グッドウィンという強烈アレンジ陣が1曲ずつ編曲したもので、3曲とも素晴らしいのですが、ここで紹介したいのは「Everything You Is」です。アンディとビル・ライケンバック(バストロ)の2トロンボーンをフィーチャーした曲で、名人2人による息のあったテーマ演奏とソロのバース交換はとても味わい深く、暖かな”語り合い”を感じます。全体を通じて、曲毎のカラーがあまりにバラバラなので、アンディの演奏のサンプラーのような印象ですが、演奏内容はどれも素晴らしく、また、サイドメンも活躍も見逃せません。西海岸のジャズが広く楽しめる一枚です。

Andy Martin, Charlie Loper, Bruce Otto, Bob McChesney, Bill Reichenbach(tb) Wayne Bergeron, Gary Grant, Stan Martin, Larry Hall, Bobby Shew(tp) Dan Higgins, Gary Foster, Pete Christlieb, Scott Martin, Greg Huckins, Tom Kubis(sax) Tom Ranier, Christian Jacob(p) Trey Henry, Chuck Berghofer, Dave Stone(b) Ray Brinker, Peter Erskine, Pete Pfeiffer(ds) 他 ▲I'll Be Around, Love Dance, Wait Till You See Her, Paz Y Jazz, The Charm Of You, Everything You Is, It Never Entered My Mind, Kubis Shuffle, The Ballad Of The Sad Young Men, So Close And Yet So Far (A Tribute To The San Francisco Giants) ▲2002年録音



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