防犯ブザーを無効にする方法


最近は店の入口の両脇に金属製のパイプが置いてあるのも珍しく無くなりました。みなさんご存じでしょうが、あれは紛れもなく防犯ブザーです。今回はアレに引っかからない方法をお教えしましょう。でも実際にやってはダメですよ。

防犯ブザーにはその検知方式から数種類ありますが、最も一般的に普及しているのは電波式でしょう。商品の裏にバーコードが貼ってあり、その裏にコイル回路あるものがそれです。他にも主にCDショップで使われている電波式もありますが、それはCDの方が鳴る方式で、余り一般的ではありません。他にも磁力式とかありますがここでは扱いません。

では一番有名な「バーコードの裏に回路」方式の簡単な仕組みを説明しましょう。バーコードの裏を見たことがある人も多いと思いますが、なんかぐるぐると線が回っていたと思います。これはそのままコイルです。そして一緒にコンデンサーも付いています。くるくる回っている線の外側に少し広い金属の部分がありますが、これがコンデンサーの役目をします。そしてこのコイルとコンデンサーが直列に繋がっています。ラジオを作ったことのある人ならわかると思いますが、これはそのまんま共振回路となっており、特定の周波数の電波に反応します。

さて、一方店舗の方に目を向けると入口の左右にに金属のパイプが有るはずです。これが検知器となります。もしこれがパイプではなくてパネルの場合には磁気式という可能性もありますが、単にデザインを変えた電波式という可能性もあり、あまりあてにはできません。で、この金属パイプの片方が電波発信機、もう片方が電波受信機となっています。ではなぜこれで防犯ブザーとなるのでしょうか?
図の通り、金属パイプからは電波が出ています。そして、この間を先のコイルとコンデンサーの回路が横切ると回路が共振を起こし、受信側で受信する電波の強度が変化します。これを検知し、ブザーを鳴らすのが電波式防犯ブザーの仕組みというわけです。

ではこれをごまかすにはどうしたらいいでしょう? 簡単なことです。回路に共振を起こさせなければ電波の強度は変化しないのですからブザーは鳴りません。よって商品に付いているバーコードを何とかすればいいのです。
具体的に、一番簡単な方法はアルミホイルを使うことです。アルミホイルをバーコードに被せるようにして持ち出せばブザーは鳴りません。アルミホイルに限らず、導電体をバーコードに近づければ共振周波数が変化して引っかからなくなります。あとはバッグや紙の手提げ袋の内側にアルミホイルを貼るとか、海苔の缶の中に忍ばせるとか色々手はあるでしょう。

私自身はアルミホイルの手法でテストをしました。実験場所は秋葉原の某中古ファミコンショップ時空館です(笑)。以前ここで290円で買ったドラクエWのバーコードを持ってきてアルミホイルを隣接させてゲートを通ってみました。成功です。あまりにあっさり実験が終わったのでびっくりです。成功することは解ったのですが実際に店から商品を無断で借りることはしていません。そこまで人間落ちたくないので…。
ですがその後、うっかりアルミホイルを外した状態で同系列店に入ってしまい、ブザーがけたたましく鳴ってしまいました。
  (しまったぁ!バーコードそのままだ!)
すかさず店員が豪鬼の瞬獄殺の如く寄ってきます。
  お客様、何か○○○ッ○でお買いあげの商品はありますか?
  いえ、無いですが…(汗)
  ではなにかブザーに反応するようなものをお持ちでしょうか?
ここで私の言い訳回路が計算を始めます。どうする?どうやって切り抜ける?なにかいい言い訳は……(この間1秒未満)、☆ぴきーん
  あの…電子部品を買ったのが入っているんですけど…
  ああ、では(店を)出るときに一言かけて下さいね。
  (助かったぁ…)
おお、さすが俺。瞬時に言い訳が出るあたりテクは落ちてはいないぜ(そんなテクいらねえ)
結局その後そのまま店を出るのが気まずくて「アクトレイザー2」を買ってしまいました。ああ、なんて俺って小心者なんだろう…。 ともあれ電子部品の事となると専門ではなくよく分からないので通してくれたようです。この街が秋葉原と言うことも幸いしました。他の街では通用しないでしょう。もし引っかかったら専門用語を並べ立てるとか部品がどうとか言うといいでしょう。
なお、店によってはラジオでも反応します。前に石丸電気に行ったときに文化放送を聴いていたのですが、なぜかブザーが鳴ってしまいました。ですが堂々としていれば事情聴取されることは少ないようです。友人と行ったときはわざと「また鳴ったよ…」とか開き直って聞こえるような小声で言うのがミソでしょう。まあ、○○○ッ○では通用しませんが…

ここで述べている事を利用して実際に犯罪行為をしてはいけません。もちろん失敗してパクられたからといって私のせいにしてもいけません。あくまで実験なんですから、実験。間違っても実際にやらないように。

1997 Copyright JSRC<Y.Hayashi>