鉄道模型コントローラー(For-PC)
子供の頃、誰もが一度は抱いたことのある「電車の運転手になりたい」と言う夢を叶えてくれる鉄道模型。電車好きにはたまらない一品です。そして、鉄道模型とパソコンを持っているなら一度は「パソコンで鉄道模型を制御したい」と考えたことがあるのでは無いでしょうか?今回はその夢を叶えるべく、設計しました。
●回路図と部品表
| 記号 | 部品名 | 値 |
| R1 | 抵抗 | 220 |
| R2 | 10k |
| R3 | 20k |
| R4 | 130k |
| R5 | 82k |
| R6 | 47k |
| R7 | 330 |
| R8 | 10k |
| R9 | 10k |
| C1 | 電解コンデンサ | 470μF |
| C2 | セラミックコンデンサ | 0.1μF |
| TR1 | トランジスタ | 2SC1815 |
| TR2 | 2SC313 |
| TR3 | 2SC1815 |
| S1-S8 | リレー | 12V仕様
|
| D1 | ダイオード | 任意 |
☆注意点
・抵抗は大体の値です。厳密に同じでなくても構いません。マスコンやブレーキの効きが悪いと思ったら各自で抵抗値を変えてみて下さい。
・TR1,TR3は「IC=0.1A以上」が条件です。それさえ適合していれば何でも構いません。
・TR2は「IC=3.0A以上」が条件です。それさえ適合していれば何でも構いません。またかなり発熱するので、大きめの放熱版を付けてください。
・C1と並列に大きめの抵抗を付けると、惰行時に徐々に減速するようになります。
・プリンタポートとの接続部に使う回路の電源は別途用意して下さい。パソコンのプリンタポートから電源は取れません。また、リレーの動作電圧はその用意した電圧以下で動くものを選んでください。
・リレーは1回路2接点のものをご使用ください。また、FETやフォトカプラーでも代用出来るかも知れませんが、筆者の手元になく実験できなかったので試していません。
・理想的には、プリンタポートと自作回路の間にバッファーを入れるといいでしょう。余裕のある方は試して下さい。
●制作は…
回路自体はTOMIXのトランジスタコントローラーDU-1と殆ど同じです。これで製品は\7,200ですが、自作すれば\2,000もかからずに完成してしまいます。まぁ、ケース加工をどうするか、と言う問題は残りますが…。
プリンタポートのデータバス一本一本にリレードライブ回路を付けます。そのリレーで、コントローラーのスイッチを操作します。今回はマスコン3段階・惰行・ブレーキ3段階の制御が可能です。全てのリレーがオフの時に惰行になるようにリレーを配線すると電力消費が少なくていいでしょう。
回路の制作自体は驚くほどあっけなく完成することでしょう。が、問題はそれを駆動するソフトウェアの方かも知れません。私の場合はPC-98なのでN88-BASICを使用しますが…。プリンタポートを直接ドライブできるプログラミング言語なら腕次第でどれでも使用可能です。
また、パソコン用と銘打っていますが、リレー部を物理的なスイッチにすればそれだけで鉄道模型のコントローラーが完成してしまいます。こうまであっさり出来てしまうと、完成品を買うのがばからしくなります。敢えて自作のデメリットを言うとすれば、ケース加工が一番の問題点となるでしょう。
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