PlayStation(以下PS)のゲームデータ記録媒体はメモリーカードです。今回はこのメモリーカードを読み書きしている時に光るアクセスランプを付けてみました。
用意するもの
| メモリーカード | SCPH-1020等 |
| トランジスタ | 2SC1815等 |
| 抵抗 | 330Ω |
| 10KΩ | |
| 発光ダイオード | 小さいもの |
| スズメッキ線 | 配線用に適量 |
制作
回路自体はトランジスタを使った反転スイッチング回路(NOT)です。特別な部品はありませんがコンパクトに組み上げることが重要です。その為、ユニバーサル基板等は使わずにメモリーカード基板に直に空中配線します。
配線ポイントは下の写真を参照して下さい。基板にハンダ付けする箇所はA〜Dの4カ所で、完成すると下段図のようになります。
回路が完成したらケース上部にハンドドリル等でLEDの光を出す穴を開け、基板をケースに戻したときにLEDが丁度穴の所に来るようにLEDのリード線の長さを調整します。うまくいったら基板をケースに戻し、ケースを閉じてネジを締めて完成です。

A点…基板に丸くハンダが乗っている所。+3.6Vが来ています。
B点…チップ抵抗R3のマイコンIC側。メモリーカードの6番端子にチップ抵抗を介して繋がっています。
C点…C1のマイナス極側。GNDです。
D点…マイコンチップの28,29番ピン。LED配線の都合上、ここからGNDを取りました。

完成品外観
写真上段はスロット1の純正品をアクセスしている時。スロット2にはカラットの"4枚くん"を装着。
写真下段はスロット1に4枚くんを刺し、アクセスしているとき。スロット2には純正品を装着。
写真では確認し辛いが、アクセス中には待機時より明るく点滅する。
参考として、カラット社の4枚くんに同改造を施した場合の例。LEDは表から、その他の部品は裏面に実装している。電源は74HC164の1,14番ピンから、データはメモリーカードの6番端子からパターンを追って繋がっているマイコンチップの足から取っている。
注意
PSのコントローラー/メモリーカード回路部は内部的には4つのコネクタ(コントローラー2個、メモリーカード2個)が一部の信号を除いて並列に繋がっているだけです。各メモリーカードやコントローラーは搭載しているマイコンチップがID番号を使って本体側と通信することにより識別し合い、信号線を共有しています。よって、その原理上メモリーカードにアクセスしていなくても常にデータ転送があるために待機状態でもメモリーカードのLEDは薄く光ります。メモリーカードからデータを読み出したり書き込んだりとアクセスした場合には、強く光って点滅します。
コントローラー/メモリーカード回路にはメイン基板との接点でヒューズ(恐らく20mA)が付いていますので、くれぐれも誤配線によるショートには気を付けて下さい。前途したとおりコントローラーとメモリーカードは全て同じ回路を共用しておりますので、そこのヒューズが切れると何も操作出来なくなります。
メモリーカードは三洋製の8bitマイコンチップを使用しており、当然静電気等の電気的ショックには弱いと思われます。制作に関しては十分注意して下さい。また、メモリーカードの製造時期によっては掲載した写真と内部配線が違う可能性もありますがご了承下さい。