PlayStationメモリーカードリーダー

既にDirectPadProのほうを先に公開してしまっている関係上順序が逆な気がしないでもないですが、PlayStationのメモリーカードをパソコンにて読み込む際に使用するアダプタについて作り方を紹介します。これを使うと、メモリーカード上のセーブデータをパソコン上に吸い出し、バックアップや改変が可能となります。

使用部品
部品名数量備考
抵抗 10KΩ5個茶黒橙金
抵抗 1KΩ2個茶黒赤金/LEDの制限抵抗
抵抗 100Ω1個茶黒茶金/LM317の電圧調整用
電解コンデンサ 10μF1個ノイズ除去用
発光ダイオード2個アクセスランプ/電源ランプ用
IC 74HC2441個信号補強用
IC LM3171個電源レギュレーター
可変抵抗 200〜1KΩ1個LM317の電圧調整用
ユニバーサル基板1枚5cm四方くらい

メモリーカードコネクタ1個ISAスロットを切断加工して作成
アンフェノール36ピンメスコネクタ1個プリンタケーブルと接続
9V電池用スナップ1個006P電池を接続します

使用する部品に特別なものはありませんので、入手で特に困ることは無いでしょう。ICは必ずHCタイプのものを使うようにしてください。強いて入手が難しいとすれば、メモリーカードコネクタです。これは、普通のAT互換機で使われているISAスロット用コネクタ(2.5mmピッチ)を切断して作成します。


回路的にはDPPと似ていますが、オープンコレクタタイプの74HC07を使わずに74HC244を使用しています。この74244はバストランシーバーと言って、通常は同番でTTL型の74LS244がコンピューター内部でのプリンタポート等とCPU側との信号中継を行うのに使われます。7434や7407等の普通のバッファを用いてもいいのですが、今回はデータの流れが一方向ではなく相互であったのでこの74244を用いました。
電源部は特に変わったところのない普通の三端子レギュレータ回路です。この例では電源スイッチは付けていませんが、部品があるようでしたら付けても構いません。可変抵抗は計算上は188Ωの値が欲しいのですが、固定抵抗では実現できないので可変抵抗としています。その際、調整が容易なように1KΩ以下の可変抵抗を使うと良いでしょう。
LEDは電源ランプ用とアクセスランプ用に付けましたが、アクセスランプは通常点灯しており、アクセスがあったときに点滅するようになっています。このため、実は電源ランプ用LEDは不要かもしれません。作ってから気づきました(苦笑)
なお、回路的にはWinpsmと互換になっています。


この図は部品面を上部から眺めた部品配置に、裏面の配線を透過的に記したものです。
次の実物写真と比較してご覧下さい。


完成写真

左は部品面から、右は裏の配線面からです。




PC-9821の場合
今回公開したのはPC/AT互換機・PC-9821の両方で使える回路です。が、もしPC-9821でしか使わないというのでしたら電源部を省略してしまうことが出来ます。

左の写真はその完成品ですが、電源回路がありません。PC-98ではプリンタポートの1番ピンがDATA/STBというピンになっていて、負論理であるために常時5Vが出力されています。ここから電流をとってしまうと電圧が下がりますが、ちょうど3.6V近辺になりますのでそのまま使うことが出来ます。配線的には、先程の回路図の三端子レギュレーター部の代わりにプリンタポートの1番ピンに接続すればokです。


制御ソフト
ハードウェアが完成しても、メモリーカードの読み書きをする場合には専用のソフトが必要となります。DPPと同じく「メモリーカードキャプターさくら」が便利です。Nissie氏のWebページよりダウンロードすることが出来ます。
http://ww1.tiki.ne.jp/~nissie/
配線設定はWinpsmを選択してください。


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