98にE−IDE、二台目FDD増設
今回のお題は、PC-9821X,A,V-MATEにE−IDEの内蔵HDDの増設とFDDが一台
しか搭載されていない機種が対象の二台目FDD増設です。簡単にこれらは増設が可能
ですが、本文が理解できない方は決して改造を行わないで下さい。また、これらの改造を
施すとNECの正規サポートを受けられなくなります。もちろん改造の失敗による責任を
筆者は負わないものとします。
●E−IDE内蔵HDD増設
NECの内蔵HDDは以前(9801時代)はSASIと呼ばれるインターフェースを使って
いましたが、最近(9821A以降)ではIDEと呼ばれる方式を採用しています。このIDE
と言う方式、540MBまでしか認識しないためにいまでは上位互換のE−IDEという
方式に取って代わっています。
このE−IDE方式でHDDを増設するにはいくらか条件があります。E−IDEは2ポート
4台の機械を接続できますが(左図参照)、最近の機種ではそのうちの一つがCD−ROMで消費されます。
さらに、取り付けるスペースが無い機種もあるでしょう。Xvシリーズなどのミニタワー型
ならいざ知らず、デスクトップのXaシリーズでは物理的に格納スペースが無い場合があります。
しかもCD-ROMとHDDを同じポートにつなぐとHDDのレスポンスが低下します。従って
増設するといっても現在のHDDの後ろにスレーブとして増設が一般的でしょう。
ところが、98のE−IDEポートは厳密に言うとIDEの規格に準拠していない部分があります。
NEC自身もIDEと言う呼称はどこにも使っていません。ですから、IDEドライブを買ってきても
メーカーによっては相性の問題で接続できない場合があるのです。その点を考慮してドライブを選定
せねばなりません。
98Magazine9月号の特集によりますと、Western Digital社のドライブなら安全なようです。この会社の
ドライブは純正品やサードパーティーの製品にも使用されており、98との相性がいいものと思われます。
さて、HDDドライブを買ってきたらさっさと取り付けましょう。取り付けるに当たっての注意は、
機種によって増設を考慮していない機種があることです。これらの機種は増設HDD用の電源が確保
出来なかったり、IDEケーブルがマスターの分しか無かったりします。前者の場合は自分で電源用のゲタを
作り、後者の場合はフラットケーブルを購入して自分でIDEケーブルを作るかDOS/Vショップで
購入しましょう。まあ、この記事を読める方なら問題は無いでしょうが。
取り付けに際して、必ずHDDのジャンパースイッチをスレーブ側にします。これをしないと起動しません。
これで完了です。生ドライブを買ってきた場合は本体内の何処に収納しようか迷うとこだと思いますが、
適当にシャーシにネジ止めしてしまいましょう。あるいはファイルベイ用の金具が市販されていますので
これもDOS/Vショップにて探してみましょう。
●二台目FDD増設
最近の98にはフロッピードライブが1台しか付いていません。そりゃフロッピーの地位が低下したことは
否めませんが、フロッピーのコピーをしようと思ったときに1台ではちと辛いです。そこで、強引に
二台目のドライブを付けてしまうことにしました。
NECのガイドブックによると、FDDの増設は専用ケーブルを使用しなければならないとのことが書かれて
いますがとりあえず無視です。フラットケーブルを用意し、FDD用ケーブルを作り直します。
ケーブルを作り直すのでフラットケーブルとコネクターを買ってきましょう。現物を持っていけば購入時に
比べられます。必ずフラットケーブル用のコネクタが必要です。基板用を買ってきても用途がありません。材料がそろったらケーブルに端子を圧着します。昔のケーブルに付いているコネクタをはがしても構いませんが、
加工に失敗したとき目も当てられませんので自信のない方は三つともコネクターを買ってきましょう。そして、
正規のケーブルと全く同じに作ります。そこに端子を一個追加するだけです。
我が家の場合、2モードFDDを使用したため1.44MBが読み書きできませんがまあ問題無いでしょう。
改造してから現在まで5ヶ月位経ってますが全然問題ありません。しかし、FDDでも一応設定があるので
気を付けます。先程のHDDの時と同じようにFDDを1台目として使うか2台目として使うかの設定
ジャンパーがあるので本体内蔵のFDDとかち合わないように設定します。増設したなら普通は2の方に
ジャンパーピンを挿しておきましょう。表記はドライブによってまちまちだと思いますのでご注意下さい。
さらに、ドライブによっては相性があります。我が家の場合9801RAからはぎ取った5インチFDD
をXv13に付けたら、内蔵3.5インチが不審な動作を見せたのでやめて3.5インチを増設しました。
できるなら3.5インチの3モードを増設するのが一番問題無いのでは無いかと思います。また、事前に
内蔵FDDのメーカーを調べてそれと同じものを購入するのも手かと思います。
1996 Copyright JSRC<Y.Hayashi>