素直な気持ち。(2007.Jan,Feb,Mar)
〜平穏な日々にふと思う〜

 no.1233 - 1/26(Fri)
「momo-i UP DATE TOUR 2007」

桃井はるこ。誰が呼んだか「アキバの女王」。

というわけで、はるこ様に謁見しに行きました。「momo-i UP DATE TOUR 2007 - New Year ver」。

場所は心斎橋のBIGCAT。チケットを友人に頼んでおいたのですが、いい整理番号を取ってくれたらしく、遅れて来たにもかかわらず、人の列をかき分けて前に進みます。会場に入ると、友人はすでに仲間と楽しそうに話してました。僕もその輪に入ったんですが、ふと周りをみると、左はネコミミメイド。右は白衣。前はふぉるしぃたんTシャツ。そして、ロッカーの影に隠れるように僕が

早くもアウェイ感がひしひしと

ちゃんと言っておきますと、別に桃井はるこのファンがこういう方ばっかりと言うわけでは決してないんです。特製Tシャツ来てる方が大半ですが、平日のせいかワイシャツ姿の人もいましたし、女性だってそれなりにいます。ただ何でしょう。この周りの空気だけが何か歪んでるような気がするんですが。楽しそうに仲間と話す友人に「Komaさん、引いてるでしょ?」と言われて、

「いや・・ひ、引いてないっすよ!

と答えるのが僕には精一杯でした。特に白衣の意味がわからない。「愛のメディスン」のためだけに用意したんでしょうか。ただ白衣はポケットが深いので、サイリュームが実に入れやすいというのは新たな発見でしたが。

そんなこんなでライブ会場に入り、照明も薄暗くなると、いよいよ気持ちも自然と高まってきます。そのせいか早くも遠くからオレンジ色の光が見えましたが、まあそれはそれとして、スポットライトに照らされ、桃井はるこ登場。「もっと、夢、見よう!!」から始まり、立て続けに「Enter!」「djベイビー」。開始5分にして、床が揺れんばかりの熱気の中、さっきまでアウェイ感全開だった僕も、気がつけばサイリュームを掲げ、跳ねる跳ぶ叫ぶの連続。

本当染まりやすいな・・・自分

でもアウェイとは言え、もちろんちゃんと事前に曲も聞いてきましたし。それなりに予習はしてきたつもりです。だって、せっかくライブに行ったのに、知ってる曲が少ないと盛り上がれないじゃないですか。それに歌ってるアーティストにも失礼ですよ。ライブはアーティストとの真剣勝負と思って行ってますからね。ね? 聞いた? Koma今良いこと言ったよ。みんな今すぐメモれー。コピれー。

特に「Enter!」が大好きだったこともあり、開始10分にして、早くも桃井はるこの世界に引きずり込まれてしまいました。その後も「Far away」ではキーボードソロを披露したり、「GURA GURA」「WONDER momo-i」ではパワーグローブ着けながら歌ったりと多彩な面を見せてくれます。そんなパフォーマンスも面白いですが、特に注目すべきはMC。MCが他のアーティストに比べて圧倒的に多いし、それがまた面白いんですよ。DVDやエッセイの宣伝もしますが、基本的にはMCというか、友達と普通にトークしてる感じなんですね。それに、アンコール前の「もう一度はるこが見たーい!」というコールもちょっと新鮮でした。

こうして桃井はるこのライブを初体験したわけですが、ライブ全体を通じて、ファンとの親近感をすごく感じました。ファンも全員で桃井はるこを盛り上げようとしてるし、桃井はるこもその期待をしっかり捉え、裏切ることなく期待以上のものを返してる。決して上からファンを見下ろすのではなく、同じ視点でファンに語りかけ、歌い続ける。桃井はるこもファンも垣根なしに、全員で楽しさを共有しようとする。会場のそんな熱気が何より印象的でした。


桃井はるこ。誰が呼んだか「アキバの女王」。

音楽の才能にも恵まれ、オタクな話題に精通し、何よりファンと同じ視点を持ち続ける彼女。自らのエッセイのサブタイトルにも「秋葉原と一緒に大人になった」とつけるほどに秋葉原を愛し、また秋葉原を愛す人達も愛してやまない。一時だけのブームに流されず、オタクな世界にしっかりと根を下ろし、常に等身大で歌い続けるその姿勢は、ファンの気持ちを掴んで決して離さない。そこには「女王」という貫禄よりも、「代表」としての誇りと魅力がある。

ライブのタイトルも「UP DATE TOUR」。桃井はるこが今後、どのようにアップデートした姿を見せるのか。一介のオタクとしても、目が離せません。