小さな水面をのぞく前に
通行人は目を洗え
汝もまた街の間から滲み出た
水の成分て゜あったことを想え
輝く水も永劫には流れない
永劫の或一瞬にひからびる
時おり 水の外側から

レンズをかざした幻影の手が出る
『永遠の生命を求めるのは 幻影。
流れ去る生命のせせらぎに
思いを捨て、永劫の断崖より落ちて
消え失せようと望むのは現(うつつ)か』
つぶやくのは水の精の口
のぞくのも水の精の眼
街や都市へ、水分を伝って
遊びながら泳いでゆくだろう
 水中天使 二幕へ