98.12.31 深夜、泥酔状態で小さな神社に初詣

大歳は、電話帳の更新のように今年もやってきた。

今年の垢を落とすべく、宇宙さん達と近くの海辺の温泉場に温泉泥棒に行くが、目当ての温泉は年末休業中。

行き先を変更して、民謡で有名な海辺の温泉の「温泉道場」に向かった。

「道場だってぃや。やぶっとくかぁ?」

「でも、はやっとらんらしーで。」

「じゃ、再生手術でもする?」

まったく、のんきだ。道場というからには、という覚悟の微塵もない。

西の山嶺に今年最後の夕日は隠れ、空が黒く濁り、あられが勢いを増した、路面は白くなった、車はゆっくりに、山は吹雪に。何の因果でこの仕事についたのか、かわいそうにね、まったく気の毒に、黒く焼けて身は痩せて、というなんだかまるでブルースを思わせる民謡が伝わる海辺の、三面張りの河川でアヒルがガーガー泳ぐ川の畔にある温泉道場にやってきたのです。世の中の隅々に、世界中の押入の中にもブルースはあるんだなぁ。今年最後の洗髪とひげそりの後、ぬるい露天に浸かる。周りの植え込みには、まだ白くあられが残る。

仲間で、妙に真摯にそれぞれの来年の目標についてぼつぼつ語る頭上を、黒く低い雲が濁流のように流れていく。山陰の空は根性があるから好きだ。海は暗く、小さな町も暗く、山も暗い、不思議な美しさ? 湯船の中で過ぎて行くのは、僕の若さ。あのころの未来にぼくらは立っているのかな?っと、濡れたアタマをこすりながらスマップだよって、それぞれ勝手な思いに耽る友人に言ってみる。雑談は続き、サウナでもダべってたら、知らないオヤジに怒られた。

夜になり、宇宙さんちで、酒を飲む。

アワチ「今年を一言で表現すると?」

たにぞう「繁殖効率ゼロのゼロ」

アワチ「ってことは、試みはあったわけだね(爆)」

たにぞう「だったらよかったんだけどね(笑)」

酒もなくなった深夜、近所の神社に初詣に行く。参拝客もほとんどなく、ジゲの衆があつまって飲んでいるところで御神酒をもらう。小さな神社なのでおみくじはなし。ちなみに、去年の今日は、やっぱりチャンネルつながんなくって、うだうだいってる。ところで、木村拓也の10年リザーブのCMソングは、レザボア・ドッグスのサントラに入ってた、鞄がどーたら、とかいう曲なのだな、CMだとカンジ違うなぁ。うまそうだし、リザーブ。

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99.01.01 なまこ茶漬け!これはグー!

 

夜早い田舎で大歳や正月を過ごすと、自然と夜は一人でビールなんかたらたら飲むことになるのだ。

つまみが欲しくなると、冷蔵庫を勝手にあさって、豆腐竹輪とか、アゴ竹輪とか、イギスとかほしかとかを探すわけです。んで、最近のヒットは『なまこ茶漬け』。小学館の三平の食堂に出てたやつを、酔った勢いで作りましょう。

なまこは、普通に居酒屋なんかにでてくる歯ごたえのある薄く切られたヤツで、基本的にあんな『生を単純にぶつ切りした』タイプでたべます。普通酢の物にしたりする状態の切ったナマコを軽く炭火であぶり、熱いご飯にのせて上からだし汁や薬味をのせるというステキ?なレシピです。さっそく、(家族の中ではワタシしか食べない(笑))なまこの茶漬けにチャレンジ!

結論から言うと、この調理法はグー◎!です。なまこはその食感や風味を残したまま、本当に柔らかくなります。生のままだとけっこう、アゴが疲れるのですが、ほんとーに、柔らかくなり、温かい茶漬けにぴったりで、オッドロイタヨーっと外国人のように驚いてしまいました。いやがる祖母を騙してくわせても、へっちゃらー。なんか、マシュマロ焼いたときの驚きに近いですー。マジウマ。でも、ガスであぶってたら、とけちゃう?ってくらいクニャクニャになってヒヤヒヤ。

しかし、はっきりしない将来について、親兄弟からチクチクいわれるのは、なんかなぁ。

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99.01.02 猫の天敵 >気がつけば境界線上に

変わらずかわいいコマツッちさんと一年ぶりにあった。海辺の町で美術を教えるコマツッち先生。日夜、麻雀に生徒指導に忙しそうです。コマツッちさんの町には漁村が発達しており、隣町で育ったおいらなんかには見当もつかないくらいその食生活は海と密接してます。たとえば、コマツッち先生のお爺さんが海で採ってきた、『ウミシカ(さて、なんでしょう?うみうし系ですね)』の酢の物が食卓に並ぶなどなど。

で、アワチ君達とコタツ囲んで、犬が飼いたいワン、猫がいいニャーと雑談していると、急にギラギラとコマツッち先生発言!。

コマ「ねーねー!しってる?タコって猫捕まえて食べるんだよ!」

あっ、この後の沈黙の瞬間、その間、5人が囲むコタツの上を天使が通り過ぎています。このうち黒人の天使は何人でしょう?

タニ「・・しつもーん、それ、どこの国のハナシ?」

コマ「家の近所」

タニ「・・ってキミだけじゃなく?」

コマ「みんな知ってるよ!」

タニ「って、初めて聴いたし、ちょっとどうかと・・、見た?」

コマ「見たことないけど、陸に上がってきて食べるんだよー、猫を」

 

海辺の常識によると、タコはしばしば陸に上がってきて、狩りをするどう猛なイキモノであり、その対象としてしばしば猫が選ばれる。不注意にも海辺を散歩する猫がいると、タコは海底の砂の色に合わせて身を隠したまま接近し、やがて波打ち際に猫が近づくと積極的に陸に上がり、触手を伸ばして猫を海中に引き込みむさぼり食う、らしい。いやぁ。驚きました(爆)。

タニ「じゃ、二階の部屋とかで寝てても、夜、窓を開けたらタコとか来たりすっかな?

コマ「二階はむずかしいかもね、でも歩いてるらしいよ

タニ「・・・・・・」

やっぱり、旧国道とかタコが歩いて渡って来るのかなぁ。

パソコンの改造とかLinuxが難しいとか、不登校生徒の話とパラレルに、生徒のバーサンが散歩してたら道路をカニが歩いていて、捕まえて帰って家族で食った話とか、この話とか、そういうのが並列等価でくるところが、田舎町の凄いところというかコマッちの凄いトコロですね。なんでもいいが放し飼い。

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99.01.03 おみくじを引きに

おみくじを引きに修験者の霊場に。雪山だ。マーチンのシューズに雪が入るぜ。本当に静かだ。人も少ない。汚れていない雪が積もっている。水墨画のよう。鐘をつく。おいらのおみくじは小吉。まぁ、悪くはない。しかし、山の神様の『優しさと優柔不断をはき違えるな』というまさにストライクに的を得た宇宙さんのおみくじのコトバには一同爆笑し、また、それが心に残った。

屋根から雪が滝のように落ちてくる。

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99.01.12  フル・モンティのように、つかまった宇宙人のように

さいきん、トモダチに勧められて『屍鬼』小野不由美を読んでいる。うーん、展開につれ、ゾクゾクしてくる。いま、村人が20人くらい死んだトコロ。でも、敵の正体は未だ不明。うーっむ。

うちの風呂のガス湯沸かし?が調子悪くって、ふらふら銭湯に行っています。今日は、帰りが遅かったので駅前のクレハ湯に直行。ここは年寄り密度も高くかなり落ちついています。ハダカになってからロッカーの鍵?をかけたら、服を詰め込みすぎたため、ロッカーが開かなくなってしまい、素っ裸のまんま番台のおばあちゃんに救助してもらうハメになりました。ははは。おばあちゃんに貧弱な裸体をさらしてしまいました。

サービス満点!

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99.01.13 さよなら淀川先生

「ビック・リボウスキ」を見た。

久しぶりに大笑いしてしまった。ボーリングを愛好するフーテンのリボウスキが巻き込まれる騒動と活躍を描く肩を張らない映画です。どーにも社会のためになってない人物達がどーでもいい活躍をする壮快感がいい。ブシェミーもグッドマンも好きでやってるカンジがありありで、ゴーじゃなかった、グー。

劇場のカベに淀川先生追悼記事が張り出されており、先生の言葉にココロ熱くなった。ところで、先生の暮らしはまさに映画人生、映画と離れられないらしく、なんにつけても映画のようです。たとえば、「うみうし通信VOL.5」(1990feb.)という、水産無脊椎動物研究の広報誌(クラゲとかタコとか貝とかばかりの本)に寄せられた先生のエッセーは、『活動写真の中の波音』ー「海が好きなのは、"音"がしないからだった。大正10年ごろの須磨の海は、まるでガラスの海だった。・・音のしない静けさの好きな私は、それもあってか幼少の頃から活動写真に夢中であった。うんぬん、女優が云々、・・・」ーと活動写真と海の話が続く。「海はあらゆる楽しみを映画からあふらせたが、私は神戸の子、海の子、いまでも須磨の駅から須磨の海に駆けつけると、早くもプーンと海の香りを嗅いだ。

オイラも映画と海が好きだよ、あと美人もね。ビールがうまい。

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99.01.16 いろんなファミリーが

映画「のど自慢」をまたまた、みた。またまた、年甲斐もなく泣いてしまった。タイタニックほどではないが、場内を泣かす映画だった。歌に力があるんだねぇ、と本当に久しぶりに感じた。映画の人物のよーに今年はがんばるぜー。帰りの電車はボックス掛け。3人の親子にかこまれ、子供はコロコロコミックを取り出して読み始める。母親はファッション誌を、坊主のオヤジは1999モデルガンカレンダーをみている。

「いろんなファミリーがおるんやな」

一言つぶやいたオヤジの目は涙で赤くなっていた。あぁ、そういえばこのスキン頭ガンマニア・オヤジ、劇場でみかけたのだよ。このオヤジはどんな歌をうたうのか?短い歌だと良いな。寝たフリ寝たフリ。

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99.01.17  史上最後の遊園地

髪を切ってから、ヤノベケンジ展「ルナ・プロジェクトー史上最後の遊園地ー」を見に行きました。アトムスーツがチェルノブイリ事故の汚染地帯の廃遊園地を歩く、「未来の廃墟」大阪万博跡地を歩く写真があります。

中でも砂漠の中を歩くアトムスーツの写真にいたく見入ってしまいました。赤茶けた荒廃した土地を歩くアトムスーツ。その後ろに少しばかりの湧水だ。うん。うん。と思いながらパンフレットをあとで見ると、どうも、「ロケ地 鳥取砂丘」のようです。不覚(笑)。史上最後の劇場、なまず付きシェルターの横に、さぁ、お馴染みアトムカーの試乗場所があります。きゅー、かわいい。狭いコクピット、アクリルのキャノピー、右足はアクセル、右手のハンドルにはブレーキ、300円をいれると、アメリカの60年代とおぼしき核攻撃防御学習フィルムのウエスタンカントリー風のイカレタBGMがかかってさぁ、始動です。搭載のガイガーカウンターが10回放射線を感知するまで走ります。きゅろきゅろろとゆっくり進んでも、一向に放射線を感じる様子がありません。放射線がオレを避けるのか?っと思いつつ、方向転換のため一旦停止、とたんに放射線4回感知!そうか、停まると感知しやすいのか。するってーと核事故にあったら停まんないほうがいいのかな?映画スピードみたいだな。いや、トゥルーマン・ショーか?

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99.01.22  パワーブック修理

昨年、中古で買ったパワーブック2400、いいキカイだと思います、すごく気に入ってる。しかし、去年の夏頃からクリックボタンの接触が悪く、イライラ。しかし、どうする宛もなく、どっかで修理できんかな?と思ってると、相談にのってくれたコマツっちさんがクイックガレージを教えてくれました。あぁ、まったくありがたいのだ。助かったってかんじです。

 電話してみたら、「20分くらいで交換しますよ」ってコトだったので、お昼に時間を作って行って来ました。なんか事務所みたいなトコのカウンターみたいな長い机(ゴム板がのってる)で、いきなりそこで向かい合って3〜4人でガシガシ修理をやっていました。おいらも同じように席に着くと、係りの人がPowerbook起動後、症状を確認のうえ、あっという間にテキパキと分解してしまいました。起動時間より短いカンジ(笑)。んで、その間に、「相当、使ってますね」「あっ、シールがない。自分でメモリ殖やしたりしました?」「型番が消えてる・・」、など心当たりのないコトをつっこまれてしまい、「あっ、中古で購入したときにはそういう状況だったので・・。」などどお笑いのフォローになってしまいました。結局、正規のパームレスト交換ということで何の難もなく修理は終わってしまいました。パーツ代+工賃3000円で7000円ってトコ。まぁ、修理後は実に快適なわけだから、安いモノです。因みに、ついでに修理を受けていた客をのぞいてみると、おいらと同じくPowerbook2400のマザーボードチェックとG3化、パフォーマ588のHD換装。なんか自分の過去と将来を垣間見たようです。しかし、他の機種に比べ店内にやたらとPB2400のG3カードの貼り紙があったのだが、それは、PB2400の修理以来が多いってことなのかな? 

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