ごろんと横たわる

この地平、田植えが真っ盛り。少し離れた水路からしきりに妙な鳥の声がします、なんだなんだ?近づいてみるとマコモらしい植物の陰から2羽の鷭が泳ぎだします、おぉ、巣か?見ると確かに鷭の浮巣がありますが、ごろんと太い青大将の胴体が浮巣の上に見えます、ありゃりゃ、こりゃ、押し込み強盗+殺人、いわゆる強殺というやつに相当するケースか、がばっとヒナを丸飲みか?しかしよく見えないな、場所を変えるか、すると急に水中に潜る小さな別の鳥の姿。おっと近くに鳰の巣もありそうだ、どれどれ、などと場所を変えてからしばらくののちに改めて鷭の巣を見ると、青大将は消えて卵が浮巣の上に見えます、鷭がいそいそとオイラに気づき逃げ出しかけておりました。そうか、2羽で撃退したのか。山の方に筒鳥の声が聞こえました、夏ですねぇ。大葦切は鳴かねばならぬし、労働者は毎日がつらい。特に西日と虫さされがつらい。

2004/05/12



スモーキーマウンテン、とろけるチーズ

短時間予報および週間天気予報では「晴れ」が明後日まで連続ででていても、山を一つ越えると町も里もずーっと一日中小雨で煙っている、そんな空模様の一日でした。ここはスモーキーマウンテンか?そんな微地形で微気象ががらっと変わる場所はわりと各地にあるのですよ、よよよっと。雨の中でも連なる水田で粛々と進む田植えの作業。その横で餌をついばむ鷺類や小千鳥や鶺鴒、おっと海猫まで田んぼにいますよ、この二千年の稲作にあわせていろいろな生物が餌を採る、そんなライフサイクルあわせてきた日本の自然って多様ですなぁ。などと言ってみてもオイラの作業が減る訳ではないのですから、雨の中、作業作業と鉈を片手に河辺の草っ原をさすらっております。『若さー若さーって何だ?振り向かないことー!愛って何だ?ためらわないこーとーさー!』(宇宙刑事ギャバン)などと昭和歌謡を歌いつつ、雨の中鉈をふるいデジカメを露から守りイタチの糞をほぐし、そして作業服を突き破る河原のノイバラに苦しんでいます、またもノイバラはオイラの敵。しかも今回は手強いのです。今の時期のノイバラの葉はまだ柔らかいのですが、その葉を食べる毛虫が多数いるのです。オイラは毛虫がどちらかと言えば苦手な方です(ウミケムシは平気ですが)。毛虫はノイバラだけでなく、河原のヤナギを始めいろんな植物についています。数は力なり、ちょっとまいったなぁ、進路変更できないし。。。
塗り薬などを買いに宿舎近くのスーパーに行くと、精肉コーナーの上に展示用のビデオモニターが並んでおりますが、なぜか『風の谷のナウシカ』を店内で流しておりまして、よりによって巨神兵が溶け崩れるシーンが流れております、モニター6〜7個横に並んでみんなトロトロー、トロトローっと「とろけるチーズ」のように巨神兵がユニゾンで崩れていっています、その下の棚には精肉がずらーっと。なんだかへんてこ、なかなか見応えがあり思わず見入ってしまいました。馬刺とか鳥刺とか売ってないのが惜しいよね。

宿の夜窓に青葉木菟の声が聞こえるね、とN島君と。海辺の森でも来るのですね。

2004/05/11



土砂降りの雨にだまされて

風邪でぼよーん、とした一日でした。
朝の高速道路は各地で交通事故が発生していて渋滞が頻発です。雨なのに馬鹿みたいに飛ばす車ばかりです、車線にいれてくれよ。職場で風邪栄養ドリンクを飲んで作業をしますが、熱っぽくって頭もはっきりしません。

2004/05/10(Mon)



母の日の週末も仕事でいつもの日常

週末は、朝6時発で街のはずれで鳥を探す仕事です。たまに休日に仕事、とくに外での作業になると世の中の休日に働いている方々に気がつきます、そしてうちの職場でも休日に仕事をされているヒトビトにも改めておつかれさまデス。
暑くて頭痛になった昨日、雨が上がって蒸れて死にそうな今日、あぁ、待てど鳥は見つからず、がくり。運がないなぁ、いえいえすんません、実力です。。。。流した大量の汗、直らぬ風邪。

2004/05/09(Sun)



世界は強制嘔吐

えーと。
タイトルを書き出したものの、なんとしましょうか。なんだか、最近の国内外の混乱の比喩的表現にとられそうな表題ですが、きわめてささやかで私的な内容です、すみません。今日は近県へ日帰り調査です。山里の山道を歩いて蛇だの蛙だの井守だの探すのですが、こっれがいやしません。風邪っぽい体を動かし、山の獣道を上るのです、頼みの水田も導水前で水が無く、蛙の姿もほとんどありません。。。
さて、ようやく蛇を数匹捕獲できました。種類を記録するのですが、ついでにこの地域では蛇が何を食べているのか調べるために、蛇のお腹を押していって内容物を『もどさせて』確認してみました、強制嘔吐というやつです。まず、縞蛇の小。。。何も無し。続いて縞蛇の大。。。ポコン!青蛙がでてきました。やはり田んぼ近くで蛙を食べていますねと同行していたヒトも納得、おいらはようやく蛙の個体が確認できて、ほっとひと安心。最後に林道で捕まえた大きな青大将。見るからに腹部が膨らんでいます。ほいほい、と押すと、野鳥がでてきました、ひょーひょーひょという鳴き声がヌエともよばれる比較的大きめの野鳥です。青大将はどうやって捕まえるのだろう?などと謎は深まります。しかし、概ね森の動物の出現は低調で「なんだか盛り上がらないなぁ、さっぱりだよ」。。とぼやいていると、同行していたヒトが
「いやっ、ちょっとインパクトが強すぎてどうかと。。。」と少し疲れた表情です。
むむぅ、そうかなぁ。
それにしても、先日9000円ほどで買った中古の一眼カメラが故障ありと判明して、使用している途中で使い物にならず大ショック。あぁ、ってことは、やはり新品を新規購入か?おいらの財布も強制嘔吐です。

2004/05/07(Fri)