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| | 週末、ファミレスで朝食の夫婦。ワークマンで作業服を探し、ホームセンターで什器を探し帰宅するが、午後になると猛烈に暑い。 気温摂氏37度だそうである、暑い。 窓を全開にした風通しの良い部屋で畳に横になると、畳が暑い。木机が、柱が、座布団が、文庫本までも暑い。おまけに隣接する菓子工場が、盆前でフル稼働で熱気を放つ、暑い。 畳に寝転んだ家人が『岩盤浴みたいや』と呑気なことを言っている、おーい、こんな暑気の中、納期が近い家人の電気窯が獏の天ぷらが楽勝であがるような温度を保っており熱気を放っている。殺気立つ二人の関係。 納品が近い家人を放って置いて、脱出します。 自転車で八坂までいって2番館で『男たちのYAMATO』を観ました。 思ったよりも良い出来でした。 戦争に関わった人の心を劇中で過度にドラマチックに激白させたりする演出などがテレビドラマ等で散見するので、また、映画「ホタル」のように無理矢理植民地主義を放り込んだりしてどうにも身動きできない映画になったりとかあるので、そんなのはイヤだと思って観ていると、そのへんはかなり淡泊で正直ほっとしました、価値観の多様化の時代が背景なのでしょうか。 若者達のささやかな群像とそれに絡む人物がマンガのようにさらっと描かれます、何故か父性はでてこないんですけどね。帝国海軍連合艦隊が既に崩壊した状況で、"決戦ですら無い戦場”に向かっていく我々は無意味な犬死にではないかと兵士達は悩み、争い始めるものもいます。そんななかで、唐突に出てきた長島一茂が「日本が目覚める先駆けとなるために 我々は散ってゆく」という戯言にみんな心固まり、それぞれの思いを胸に戦いに臨むのです。 が、直後に米軍の攻撃がプライベート・ライアンばりに始まります。全く容赦なく皆に平等に無慈悲な怒濤の殺戮が訪れます。誉れも英雄的活躍も辞世の言葉の時間もロマンの余韻もないまま虫のように圧倒的に殺され、なんということか、あっという間に大和が沈みます。クイック・アンド・デッド。そして内地に残って涙で送った蒼井優や寺島しのぶ演じる恋人達、家族も片っ端から死んでいき、終戦となります。生身の人間に襲いかかる圧倒的暴力、そして軍隊、ひどい話です。 映画はそのひどい話を物語の意味ではなく、今風の映像の強度により示して見せます。軍隊や近代戦は人間性とは相容れない、ある意味で戦争というシステムの渦の中では理屈なんかちっとも役に立たない、という根本的なことを戦争から遠い我々にシンプルに示したということを評価したいですね。 機関砲兵などの若者達のドラマとしたことで、大和乗員7000人という人命の数、また、大和の巨大感が描ききれていないことは、残念ですが惜しいところです。現代パートの大仰さと長渕の主題歌は、よく分かりませんでした、仲代達也は良かったです、目を剥くトコとか涙ぐむトコが。

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| 2006/08/05(Sat)
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